安倍ボンは戦争をしたいだけ+山本への脅迫&天皇の御宸襟+秘密保護法
2013年 11月 15日
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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
13日に、山本太郎氏の事務所に、刃物がはいった封筒が届いた。封筒の裏面には「近日中に刺殺団を派遣します」という脅迫文が印刷されていたという。(-"-)
『山本氏の事務所関係者によると、13日午前10時ごろ、参院議員会館の郵便物のデリバリーセンターの担当者から事務所へ「山本氏あての封筒が、金属探知機に引っかかった」との連絡があった。山本氏の秘書がセンターにおもむき、警察とともにB4サイズの封筒の中を確認したところ、刃渡り9センチ、全長19センチの折りたたみ式ナイフが入っていたという。
さらに、封筒の裏面には「近日中に刺殺団を派遣します」との殺害予告文が印刷されていた。差出人は「日本民族独立解放戦線総裁 畑井昇」となっており、住所は兵庫県三田市役所の番地が書かれていた。山本氏は同日中に被害届を提出。警視庁は脅迫容疑で調べを進めている。(スポーツ報知13年11月13日)』
『山本氏は、10月31日の秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡したことが問題となり、8日に山崎正昭参院議長からの厳重注意と、任期中の皇室行事への参加を認めないとする処分を受けた。議員会館周辺では連日のように右翼団体が抗議活動を行っており、警視庁は警戒を強めていた。関係者によると、事務所のもとには現在でも抗議文が最低1日2通以上、送られてきているという。(同上)』
これはいつも書いていることだが。mewは、いかなる思想や理念の持ち主であれ、自分の考えを主張したり、他者を批判したりするに当たって、このような暴力的な方法を用いることは容認できないと思うし。国民全体で、このような行為を許容しないという毅然とした姿勢を示すべきだと考えている。(-"-)
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そして、実に異例なことであると思うのだが、この件に関して、宮内庁が、今上天皇が案じていると発表したとのこと。(・o・)
『宮内庁の風岡典之長官は14日の定例会見で、秋の園遊会の際、天皇陛下に手紙を手渡した山本太郎参院議員宛てにナイフが入った封筒が届いた事件をめぐり、新聞記事を読んだ天皇陛下が心配をされていることを明らかにした。
14日に天皇、皇后両陛下と会った際に陛下が話されたという。(産経新聞13年11月13日)
今上天皇は、山本氏が自分に手紙を渡したことで、批判がエスカレートしたり、不当な脅迫、暴力行為の被害にあうこと憂慮し、あえて宮内庁にそれを発表させることで、問題のある&過度な批判や行為を牽制しようと考えたのではないかと察する。(・・)
<実は、mew&周辺では、山本氏が厳重注意で済んだのは、もしかしたら、天皇が過度にコトを荒立てたり、厳罰を与えられたりすることを望んでいないことが、間接的に伝わったからではないかという話も出ていたりして。
山本氏の件では、超保守系の議員が憤慨し、下村文科大臣などの閣僚らからも「議員辞職すべきだ」などの強い批判が出ていたのを、天皇が憂慮。で、宮内庁があえて、天皇に手紙を渡していないことを公表し、コトを穏便に済ませようとしたのではないかと邪推したりしている。(何か途中から超保守系議員の批判が、急に静まったような感じがあるので尚更に。(~_~;))>
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しかし、残念ながら、国会議員の中には、相変わらず、しょ~もない人がいるもので。
昨日、自民党の鴻池祥肇氏が、こんな発言を行なっていたことが報じられていた。(しかも、何と産経新聞が!(~_~;)>
『自民党の鴻池祥肇元防災担当相は14日の麻生派会合で、秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した山本太郎参院議員宛てにナイフが入った封筒が届いた事件に関し「切腹用の刀が送られたそうだ」と述べた。不穏当な発言との批判が出そうだ。
「犯人は私ではない。私は近くに寄って、すぱっといくから。間接的な殺人はしない」とも述べた。
鴻池氏は7日の派閥会合でも、山本氏について「天誅を加えなきゃいかん」と非難していた。(産経新聞13年11月14日)』
鴻池氏は、過激な発言で(&失言大魔王としても?)知られている超保守派議員。<安倍氏率いる超保守議連「創生日本」のメンバーでもある。>
まあ、おそらく超保守派の議員の間では、園遊会以降、山本氏に対する過激な内容の強い批判が飛び交っていたとしても不思議はないのだが。<誰かが、山本氏が片手で手紙を渡していたbut天皇が両手で受け取っていたことを、めっちゃ批判していて。そこまで見てるのか~と妙に感心しつつも、呆れてしまったりもしたのだけど。^^;>
ただ、国会議員である以上、たとえ派閥の会合であれ、公の場での発言には注意すべきことは言うまでもないし。
ましてや、このような発言がオモテに出ると、山本氏に対する脅迫行為や暴力行為が正当化されている&評価されているとカン違いする輩が出るおそれもあるわけで。尚更に問題が大きいのではないかと思うところがある。(-"-)
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ちなみにmewは、このブログでは、山本氏の行為については、あえて取り上げるまでもないかと思っていたので、触れていなかったのだが。TVであのシーンを見た時には、ビックリしたのは事実だし。園遊会に招かれた人間としてマナーや思慮に欠ける行為ではないかと思っていた。
それゆえ、山本氏が「天皇の陛下の御宸襟(しんきん)を悩ませることになってしまったことは猛省する」として陳謝したのは妥当だったと思うし。(あの会見で、「御宸襟」という言葉を初めて知ったです。「天子のお心」という意味なんだって。)参院が「厳重注意」の処分にとどめたのも、妥当な判断だったのではないかと考えている。(・・)
実のところ、mewが山本氏の映像を見て、真っ先に思い出したのは、04年の園遊会に招かれた米長邦雄氏(棋士)が、当時、務めていた東京都教委の委員の務めに関連して、天皇に対し、誇らしげに「日本中の学校で国旗を掲げ、国歌を斉唱させることが私の仕事でございます」とアピールした場面である。(@@)
今上天皇は、少し困った様子で一拍置いた後、「やはり、強制になるということではないことが望ましいと思います」と応じたのだが。mewの目には、その頃、イケイケ・モードになりつつあった超保守勢力をやんわりとたしなめたかのようにも感じられたものだった。(**)
<でも、超保守派は、その後も東京、大阪などで国旗、国歌の強制を行なおうとしているし。自民党は、憲法改正案にも、国旗、国歌尊重義務の規定を設けているわけで。天皇を崇拝する彼らこそ(自民改憲案は、前文に「天皇をいただき」として元首規定も設けている)、天皇の「御宸襟」を尊重すべきなのではないかと思うんだけどな~。(-"-)>
また政治利用という観点から言えば、多くの人が指摘しているように、今年4月に安倍内閣が突如、開催した「主権回復の日」に天皇夫妻の臨席を要請したことや、東京五輪招致を決めるIOC総会で、高円宮妃久子妃を(震災支援への感謝という名目で)スピーチに参加させたことの方が、よほど問題があるのではないかと思われる。<石原前都知事は、五輪招致のために、皇太子夫妻の協力を求めていたこともあったのよね。^^;>
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ところで、その山本太郎氏は、昨日、他の野党議員たちと日本外国特派員協会で記者会見を開いたとのこと。<外国特派員協会は、秘密保護法案の廃案、大幅修正を求める声明を出している。(コチラの記事参照。>
その時の様子に関して、興味深い記事(田中龍作ジャーナル)がBLOGOSに出ていたので、ここにその一部をアップしておきたい。
『【秘密保護法】 外国人記者 「安倍ボンボンは戦争がしたいだけ」
記者クラブで政府の意のままに操られる日本のマスコミと違って、「秘密保護法」に対する海外メディアの憂慮は深い。(中略)
筆者は山本議員に秘密保護法の全国行脚での人々の反応、特に福島や沖縄の反応はどうだったかを質問した。
「ほとんどの人が法律の存在自体を知らない。知ると目が変わっていく。知って危険だなと思ったら地元選出の国会議員にFAX、メールしてくださいというキャンペーンをやった。福島や沖縄の人は国に裏切られて振り回されている。他の地域より前のめりになって聞いて頂いた」。
全国街宣中、マスコミはほとんど来なかったという。「TVが1社、地元紙くらい。それもほとんどが閣議決定されてからだ。そんなに軽減税率が欲しいのかな」と、この問題を取り上げて来なかったマスコミをまたもちくりと一刺しした。
山本議員は「国民を被曝させても情報を隠蔽しようとする国。その上にこんな法律ができたらいったいどんな国になってしまうのか?いきつく先は何か?ファシズムしかない。特定秘密保護法は一部の政治家と官僚のクーデターだと思っています」と強調した。』
『米国人記者が「秘密保護法と治安維持法は似ていると言われるが、どこが似ているのか」と質問した。
弁護士でもある福島議員は、「治安維持法もできた時は大したことないと思われていたが、のちに猛威を振るった。逮捕者が出たら日本のジャーナリズムや市民運動は脅威を受ける。Chilling Effect(萎縮効果)がある。何が秘密か裁判でもわからない。どんどん秘密が広がっていく。気象情報すら出なくなる。公知の情報でも知らずに話して投獄される。共通点がいっぱいある」と解説した。
治安維持法との類似点について質問した米国人記者に、筆者は会見後、話を聞いた。
「アメリカではこんな法律(秘密保護法)は通らない。アメリカのメディアは政権からコントロールされないように自分の権利を確立する法律を作ろうとしている。安倍ボンボンは戦争がしたいだけ」。米国人記者は呆れ顔で答えた。
日本の新聞は売上部数を伸ばしたいがために戦争を煽り、軍部と一体となって国を戦争へと導いていった。戦後は憲法9条があり、さすがに戦争を煽ることはできなくなったが、政権との近さは戦前と変わらない。
外国人メディアの方が日本のマスコミよりも秘密保護法への危機感を強く抱いていることに、妙な心地よさを感じるのだった。一方で もどかしさ も沸々と湧いた。』
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ここからは『秘密保護法、「反対」「知らない」が多数&維新、民主は、どこまで修正できるのか? 』の続報になるのだが・・・。
政府&自民党は、ど~しても今国会で同法案を成立させたいようで。来週21日には、衆院で法案を可決して、参院に回す予定を立てているのだが。
ただ、もし原案のまま強行採決を行なえば、野党や国民、諸団体から反発をくらうのは目に見えている。(-"-)
そこで、自民党は、維新や民主党と法案の修正協議を行ない、法案の一部を修正することで、野党議員からも法案への賛成を得ようとしているのだけど。
しかし、安倍内閣の閣僚や自民党議員の中には、法案の修正に消極的な人が多いため、秘密保護法案を担当する森担当の国会での答弁も、ブレブレになっている様子。^^;
森大臣は、12日、維新の会が提案している「第三者機関の設置」に関して、前向きな姿勢を示していたのだが。安倍内閣&自民党内の反対論に押されてか、14日の国会答弁では、将来の検討課題にとどめる意向を示したという。
『衆院国家安全保障特別委員会は14日午前、特定秘密保護法案の質疑を継続した。先の特別委で森雅子内閣府特命担当相が検討を表明した特定秘密指定の妥当性をチェックするための第三者機関の設置について、岡田広内閣府副大臣らが否定的な見解を示し、政府内の足並みの乱れが露呈した。
第三者機関の設置は日本維新の会が求めており、今後の与党との修正協議の焦点。これに関して岡田氏は、「漏えいがわが国の安全保障に著しい支障を与える恐れがある特定秘密の性質から、行政機関以外の第三者が行うことは適当ではない」と述べた。自民党の野中厚氏への答弁。
内閣官房の鈴木良之審議官も、同党の左藤章氏の質問に対し、同じ理由で第三者機関の設置に消極的な姿勢を示した。菅義偉官房長官も13日の記者会見で、設置に慎重論を唱えている。(時事通信2013年11月14日)』
『森雅子内閣府特命担当相は14日の衆院国家安全保障特別委員会で、特定秘密保護法案に関し、特定秘密の指定の妥当性をチェックするための第三者機関の設置について「具体的にどうするのかは今後の課題だろう」と述べ、「検討したい」としていた自身の発言を修正した。日本維新の会の小熊慎司氏への答弁。
森氏は12日の質疑で第三者機関設置について「(野党の設置要求を)謙虚に受け止めて検討したい」と表明。その後、菅義偉官房長官らが慎重な姿勢を示したため、森氏も足並みをそろえたとみられる。(時事通信2013年11月15日)』
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そんな中、今度は、みんなの党の渡辺代表が、昨夜、安倍首相と直接会って、秘密保護法案の修正に関して協議を行なったという。<渡辺氏は存在感を示したいのか、先日の週刊誌のインタビューでも、安倍首相+αと連絡をとっているかのような受け答えをしていたのよね。>
安倍首相は、自らも動いて、みんなの党の取り込みをはかる気でいるのかも知れない。^^;
『安倍晋三首相は14日夜、みんなの党の渡辺喜美代表と都内で懇談した。渡辺氏は特定秘密保護法案を巡り(1)行政機関の長は指定する際に首相の同意を得る(2)交代した新任の長は特定機密の要件を満たすかどうか再確認する――など修正案の柱を説明。首相は「協議の現場に任せる」と応じた。
渡辺氏は同日の党会合で「総論賛成というのが党のスタンスだ」と修正協議に意欲を示した。(日本経済新聞13年11月14日)』
『渡辺氏は首相との会談で、みんなの党がまとめた修正案を説明した。内閣が特定秘密を一元管理し、指定や解除には首相との協議や同意を必要とすることが柱。特定秘密の対象範囲が広がらないよう政府案の見直しも求めるが、渡辺氏は「百パーセントのまなければいけないと言ったら修正協議にならない」と柔軟な姿勢を示している。(産経新聞13年11月15日)』
mewとしては、本当は廃案にしたいし。せめて次の国会に持ち越して、与野党が一緒になって抜本的に修正案を練って欲しいのであるが。
いずれにせよ、野党各党がバラバラに動いて、自民党と個別に修正協議を行なうと、修正論点がバラけてしまい、結局、肝心な部分が思うように修正できずに終わってしまうおそれがある。(~_~;)
それゆえ、何とか重要な論点では、野党各党が意見を一致させて、修正協議に臨むようにしないと、政府&自民党の思うツボにはまってしまうのではないかと懸念しているmewなのだった。(@@)
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