アベとミギさまのNHK~百田が田母神応援、長谷川は右翼礼賛、会長は右向け右
2014年 02月 05日
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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
先月25日に、NHKの籾井会長が、就任会見でトンデモ発言を連発したことが、大きな波紋を呼ぶことに。(@@)
<発言内容に関する記事・『NHK会長が、慰安婦問題で韓国批判。恣意的人事で、NHKが安倍カラーに染まる危険』『脱原発派は、投票率アップで共闘を!+安倍内閣と擁護し合うNHK会長に辞任要求を』など>
先月31日には、衆院の予算委員会に出席し、民主党の原口一博氏(元総務大臣)の質問に答えることになったのだが。
極度に緊張しているためなのか、もともとヘラヘラしていて重要な場でビシッとできないタイプなのか、席にいる時も、妙な表情を浮かべて天を仰いだり、周囲の言葉に笑いを浮かべたり、とても超大企業の重役やら社長やらをやっていたとは思えないような態度だったし。
事前に質問通告を受けて、ある程度、答えを用意してあるはずなのに、きちんと質問に答えることができず、原口議員も「レクを受けているはず」と呆れていたほど。
何か発言内容以前に、ひとりの社会人として、「この人をNHKの会長にしておいて大丈夫なの?」と感じた人が少なからずいたのではないかと察する。(~_~;)
<これは4日の写真だけど。こ~んな感じだったのよ。(>_<)
MY知人が、中継を見て、お酒を飲んで酔っているorXX中かと思ったと言ってたぐらい。^^;>
『NHKの籾井勝人(もみい・かつと)会長が25日の就任記者会見で従軍慰安婦について「どこの国にもあった」などと発言した問題で、籾井会長は31日の衆院予算委員会で、特定秘密保護法も含め「私見は全部取り消した。会見は私的なコメント」と述べた。だが、就任会見で取り消したのは従軍慰安婦問題だけだったため、事実と異なる発言に議員から怒りの声が上がった。
就任会見で特定秘密保護法に関し「すでに通ったこと」と発言したことについて、「何回も質問されたので全部取り消した」と答弁。議員から「(取り消したのは)従軍慰安婦だろう」とヤジが飛んでも、「私見は通らないので取り消した」と繰り返した。
天井を見上げたり、首を左右に振ったり落ち着かない様子で、厳しい質問にNHKが事前に準備したメモが差し入れられると、傍聴席から失笑が漏れた。質問を終えた原口一博元総務相は「公共放送の長の発言として極めて問題だ」と批判した。(毎日新聞14年1月31日)』
『籾井氏は一連の発言について、「個人の発言と断った上でお答えしたが、その場で取り消した。非常に不慣れだった」と釈明。「NHKとしては、あくまで不偏不党、公平公正、表現の自由などの原則を守って放送していくことに変わりはない。私の個人的な意見を放送に反映させることはない」と強調した。(読売新聞14年1月31日)』
* * * * *
原口氏は、あえて慰安婦問題に関する発言に触れず。秘密保護法に関して「決まったものはしょうがない」とか、政府が国際放送で領土に関する放送を強化するように求めていることに対して、「政府が右というものを、左ということはあり得ない」などと発言したことが、放送法に反すると指摘し、追及したのだけど。
ともかく全ては「私見だった。取り消した」と釈明するばかり。(~_~;)
<右左でなく、「赤と白というべきだった」と答えた時には、後ろからスリッパでXXしようかと思ったですよ。(>_<)>
安倍首相は、自分にも会長を選んだ経営委員の任命責任があることは認めたものの「(NHK)経営委員としてお願いした以上、お任せをしているということ。私が経営委員に、さまざまな指示をするべきではないと思っているところ」だと答え、一線を引く構えを見せた。(-_-)
* * * * *
このNHK会長発言の問題は、米国紙でも取り上げられている様子。^^;
特にニューヨーク・タイムズ紙は、下手すると日本の大手新聞によりもきちんと、この問題を報じていた。(~_~;)
『ニューヨーク・タイムズ紙は、NHKに対する政府の関与と影響に深い懸念を示している。そもそも前会長が突然退任したのも、NHKが原発や沖縄の基地に批判的な報道をしているとの理由から安倍首相に追い出されたのでは、と分析する向きもあったと報じている。
その原因を、同紙は、NHKの人事システムにあると指摘する。NHK会長はNHKの経営委員会が任命するが、そもそもその経営委員会を選任する権限を持つのが首相である。そのメンバー12人のうち4人は安倍首相が任命した人物だという。元NHK記者の川崎泰資教授(椙山女学園大学)は「安倍首相はNHKのトップにお友達を揃えて報道を政府寄りにするつもりだ」と語ったと同紙は伝えている。この状況をサウス・チャイナ・モーニング・ポスト紙は「いったいどこに独立性があるんだ?」と強い疑念を表している。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、NHKが安倍首相からの圧力を受けるのは初めてではないとのことだ。例として、元NHKアナウンサーだった堀潤氏が、アメリカの原発事故に関するドキュメンタリー映像を制作したことで上層部より聴取を受け、昨年退職したことをあげている。原発推進派である安倍氏の傘下では、原発の安全性を疑問視する内容は御法度ということだ。現在フリージャーナリストとして活動する堀氏は、NHKを「もはや権威に反する発言ができない場となってしまった」と嘆いているとのことである。
30日には、経済学者の中北徹教授が、NHKから「都知事選中は原発問題に触れないでほしい」と言われたことで、20年レギュラーを務めていたラジオ番組を降板した。ニューヨーク・タイムズ紙は民主党・原口一博議員の「NHKが政府の広報機関になっていしまうのではないか」という発言をとりあげ、野党および国民の間でも懸念がでている、と伝えている。(同上)』
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さらに、3日には、今度は何とNHK経営委員の百田尚樹氏が、都知事選に出馬している田母神俊雄氏の応援演説を行ない、超保守っ子ぶりを発揮したという。(゚Д゚)
百田尚樹氏は、「探偵!ナイトスクープ」などを担当していた放送作家から、小説家に転身。「永遠のゼロ」「海賊とよばれた男」などのヒット作がある。
安倍首相らと同じ超保守思想や歴史認識の持ち主で、『日本国憲法第9条第1項を否定し、「すごくいいことを思いついた!もし他国が日本に攻めてきたら、9条教の信者を前線に送り出す。そして他国の軍隊の前に立ち、『こっちには9条があるぞ!立ち去れ!』と叫んでもらう』とツイートしたことがあるほどだ。^^;
12年の総裁選前に安倍氏と対談し、同氏が首相を目指すことを応援。昨年も安倍首相と会食して、靖国参拝を実行するように進言したという。
百田氏が昨年11月にNHKの経営委員に選ばれたのも、安倍首相の意向によるものだったと見られている。(・・)
<関連記事・『安倍がNHK支配を強める仰天人事~超保守派の会長、委員で、安倍カラー推進か』
<尚、籾井会長の発言に関しても、『毎日新聞では、籾井氏の発言に対し、「経営委員側からは『外交問題に発展しかねない。選んだ側の責任も問われる』と失望の声がもれた」とあるが、少なくとも経営委員である私は何も言っていないぞ。誰が失望したんや!名前書けや。(1月26日)』
『明日はしんどくてもNHKの経営会議に出席する!籾井会長を非難する経営委員が誰なのかを、この目でたしかめないとあかん。(1月27日』とツイートしている。>
* * * * *
また、百田氏は、先月、「私が東京都民だったなら、田母神俊雄氏に投票する」と都知事選への出馬を表明した田母神氏を応援することを表明。、『何も問題になんかなってない!あんたら共産党が問題にしたいだけやろうが』と返していたのだが。
田母神氏が劣勢だと知って、この日の応援に駆けつけたという。
『NHK経営委員の作家・百田尚樹氏が3日、東京都知事選候補者の応援演説に立ち、持論を展開した。経営委員の政治活動を禁じる法律や規則はないが、識者からは疑問の声もあがる。
■演説で歴史・憲法観の持論展開
百田氏はこの日、都内3カ所で、歴史観や国家観が近いという元航空幕僚長の田母神俊雄候補の応援演説に立った。
NHKの籾井勝人会長は同日、就任会見での政治的中立性が疑われる発言について国会で改めて陳謝したが、百田氏は特定候補の応援をすることについて報道陣に「思想信条の自由。NHK経営委員はあくまで放送法によって縛られています。つまり放送に関しては徹底して不偏不党、あるいは中立。僕のプライベートな行動まで縛る法律ではないですよね」と答えた。
朝一番の新宿駅西口では米軍による東京大空襲や原爆投下を「悲惨な大虐殺」と話し、東京裁判について「これをごまかすための裁判だった」と自身の歴史観を披露。「1938年に?介石が日本が南京大虐殺をしたとやたら宣伝したが、世界の国は無視した。なぜか。そんなことはなかったからです」「極東軍事裁判で亡霊のごとく南京大虐殺が出て来たのはアメリカ軍が自分たちの罪を相殺するため」と持論を展開した。
また、第2次世界大戦での日本の真珠湾攻撃に触れ、「宣戦布告なしに戦争したと日本は責められますが、20世紀においての戦争で、宣戦布告があってなされた戦争はほとんどない」と話し、「(米軍の)ベトナム戦争の時も湾岸戦争の時もイラク戦争もそうです。一つも宣戦布告なしに戦争が行われた」「第2次世界大戦でイギリス軍とフランス軍がドイツに宣戦布告しましたが形だけのもんで宣戦布告しながら半年間まったく戦争しなかった」と主張した。
憲法についても言及。「憲法改正派です。今の憲法は戦争は起こってほしくないなあと願っているだけの憲法だと、私は作家としてそう解釈します」「絶対に戦争を起こさせない。そういう憲法に変えるべきだと僕は思っています」と述べた。
午後5時、秋葉原駅前。「戦争では恐らく一部軍人で残虐行為がありました。でもそれは日本人だけじゃない。アメリカ軍もやったし、中国軍もやったし、ソ連軍もありました。でもそれは歴史の裏面です。こういうことを義務教育の子どもたち、少年少女に教える理由はどこにもない。それはもっと大きくなってから教えれば良い。子どもたちにはまず日本人に生まれたこと、日本は素晴らしい国家であること、これを教えたい。何も知らない子どもたちに自虐史観を与える必要はどこにもない」と訴えた。
NHK経営委員について放送法には「政党の役員は経営委員になれない」「委員12人のうち5人以上が同じ政党に属してはいけない」といった規定があるが、党員でも委員になることは可能。政治献金も含めて政治活動は制限されていない。経営委員の服務に関する準則にも同様に、政治活動を制限する記述はない。
過去には、数土文夫・経営委員長(当時)が民主党や自民党の幹部ら3人の資金管理団体にそれぞれ5万~10万円を献金していた。また、古森重隆・経営委員長(当時)が自らの本業の関係者である衆院議員の「励ます会」に出席し「経営委員長を仰せつかっております」などとあいさつした事例もある。
経営委員会事務局は「個々の委員がどんな信条を持っていたとしても、経営委員会全体が偏らない判断をするならば問題ない」と話す。NHK広報部は「経営委員の発言についてNHK執行部としては答える立場にない」としている。(朝日新聞14年2月3日)』
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百田氏は、この応援演説を行なったことへの批判に対して「アホか!不偏不党は放送に関してのみ。個人の思想信条は認められて当然。これがダメというなら、NHKの経営委員など、いつでも辞めてやる! 」とツイート。
<じゃあ、さっさと辞めて欲しいな~。^^;>
菅官房長官も、百田氏の応援活動には問題がないとの見解を示している。
『菅義偉官房長官は4日午前の記者会見で、作家でNHK経営委員の百田尚樹氏が東京都知事選候補者の応援のため街頭演説したことについて、「個人の候補者を応援することは放送法に違反するものではない。百田氏が個人的に行ったことだ」と述べ、問題はないとの認識を示した。
百田氏は3日に都内で演説し、特定の候補者に支持を訴えた。この際、極東国際軍事裁判について「東京大空襲、広島・長崎の悲惨な状況をごまかすための裁判だった」と主張、「蒋介石は南京大虐殺を宣伝したが世界は無視した。そんなことはなかったからだ」などと語った。
菅長官は会見で、百田氏のこうした持論と経営委員起用の関わりを問われ、「評論活動や小説家として国民からも理解されている点を踏まえ推薦した」と説明した。(時事通信14年2月4日)』
* * * * *
ただ、NHKの経営委員にも、番組の編集方針を協議する権限があるだけに、NHKの公正さぬ不信感を与えないようにするためには、一般的に考えて、個人の政治思想を公の場で語ることは、避けるべきではないかと思うし。
ましてや選挙にて、特定候補の応援を行なうことも控えるべきだという意見もある。(・・)
『今回の百田氏の応援演説について、須藤春夫・法政大名誉教授(メディア論)は「NHKの最高意思決定機関メンバーの行為としては極めて異例」と話す。
須藤氏は、放送法31条が経営委員について「公共の福祉に関し公正な判断をする」者の中から総理大臣が任命すると定め、経営委員の服務準則は「委員は、NHKの名誉や信用を損なうような行為をしてはならない」と定めている点を指摘。「誰しも言論や表現の自由はあるが、百田氏の言動はそうした経営委員としての立場を無視している。服務準則にも明確に違反する。任命した総理の責任も問うべきだ」と話した。
鈴木秀美・大阪大教授(メディア法)は放送法や経営委員の服務準則が政治活動を禁じていない点を認めつつ、放送法第1条が「不偏不党」と同時に「自律」を求めている点を強調する。「放送法で公平、中立性を求められる報道機関だからこそ、携わる人は公の場で何を語ってよいのか、悪いのか判断する必要がある。特定の候補者を応援する行為は視聴者に対し、NHKの報道姿勢との関連性があると誤解を与えかねない」(朝日新聞14年2月3日)』
『公明党内には首相と百田氏の親密な関係から「腹の中は同じではないか」とみる向きもある。民主党の桜井充政調会長も4日の会見で、百田氏の発言を「常識的には考えられない」と批判した。
NHKでは、籾井会長が従軍慰安婦問題を「戦争しているどこの国にもあった」などと発言し、国会で陳謝したばかり。5日からの参院予算委員会では、首相の歴史認識が改めて問われる場面もありそうだ。(時事通信14年2月4日)』
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しかし、今朝になって、もっとスゴイ話を毎日新聞の記事を目にすることになった。(@@)
昨年11月に百田氏らと共に新経営委員に選ばれた長谷川三千子氏が、右翼活動家として名が知られていた野村秋介氏の自殺を賛美し、この行為によって今上陛下は、ふたたび現御神(あきつみかみ)になったという追悼文を記していたというのである。(゚Д゚)
長谷川三千子氏は、埼玉大学の名誉教授。哲学者、政治評論家として活動しており、安倍首相らも所属する日本最大の超保守団体、日本会議の代表委員。
今年1月、産経新聞に「女性は家にいて出産や子育てをし、男性が外で働いて妻子を養うべきだ」という主張を寄稿して、物議をかもしたばかりなのだけど。(*1)
実はそのことを書こうと思ってら、そんなのはまだかわいいもので、今朝、毎日新聞に「これは絶対にアカンやろ~」という話が載っていたのだ。(>_<)
『1993年に抗議先の朝日新聞社で拳銃自殺した右翼団体元幹部について、NHK経営委員の長谷川三千子埼玉大学名誉教授(67)が昨年10月、この自殺を礼賛する追悼文を発表していたことが分かった。メディアへの暴力による圧力には全く触れず、刑事事件の当事者を擁護したと読める内容で、NHK経営委員の資質を問う声が出ている。
自殺した元幹部は新右翼「大悲会」の野村秋介・元会長(当時58歳)。警視庁公安部などが銃刀法違反容疑で同氏の自宅などを家宅捜索した。長谷川氏は元幹部の没後20年を機に発行された追悼文集に「人間が自らの命をもつて神と対話することができるなどといふことを露ほども信じてゐない連中の目の前で、野村秋介は神にその死をささげたのである」と礼賛。野村氏の行為によって「わが国の今上陛下は(『人間宣言』が何と言はうと、日本国憲法が何と言はうと)ふたたび現御神(あきつみかみ)となられたのである」と憲法が定める象徴天皇制を否定するような記載をしていた。
また、朝日新聞について「彼らほど、人の死を受け取る資格に欠けた人々はゐない」と不信感をつづっている。
追悼文は昨年10月18日に東京都内の会合で参列者に配布された。政府は同25日、衆参両院に長谷川氏ら4人をNHK経営委員会委員とする同意人事案を提示、11月8日に正式同意されている。(毎日新聞14年2月5日)』
<野村秋介氏拳銃自殺事件 右翼団体「大悲会」の野村秋介元会長が、自身の政治団体「風の会」を週刊朝日のイラストで「虱(しらみ)の党」とやゆされたとして抗議。1993年10月20日、朝日新聞東京本社15階応接室で拳銃自殺を図り、死亡した。以後、同年の文芸春秋社長宅発砲事件など言論テロが続いた。>
『 服部孝章・立教大教授(メディア法)は「長谷川氏は言論機関に拳銃を持ち込み、発射したというテロ行為とみなされる刑事事件を何ら批判せず、むしろ礼賛している。このような人物をNHK経営委員に任命した責任を政府は問われなければならないし、国会は同意した責任を問われなければならない」と指摘した。
作家の柳田邦男さんは「品格と見識を疑われるような言説だ。経営委員は、不偏不党が求められるNHKのあり方を左右する立場だ。その職に、こうした人物が選ばれることに時代の危機を感じる」と語った。
(同上)』
* * * * *
でも、もっとコワイ&アブナイことは、安倍内閣が彼らのこのような思想を知りながら、いわば自分たちの代弁者として、NHKの経営委員に送り込んでいることなわけで。
このまま放置すると、「みなさまのNHK」ではなく、「右さま(ウヨさま?)のNHK」になってしまうのではないかと深く憂慮しているmewなのだった。(@@)
THANKS
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『NHK経営委員・長谷川三千子氏のコラムが波紋 「男女共同参画」批判でツイート1500超える
2014/1/ 9 J=CASTニュース
哲学者の長谷川三千子氏が産経新聞に寄せたコラムが波紋を広げている。長谷川氏は元々保守的な論調で知られているが、今回のコラムの内容は、男女共同参画に真っ向から反対する内容だ。
ウェブサイトに掲載された記事はすでに1500回以上ツイートされており、批判的な声の方が多いようだ。長谷川氏が安倍内閣の意向でNHKの経営委員を務めているという点も、波紋をさらに大きくしている。
「生活の糧をかせぐ仕事は男性が主役となるのが合理的」
長谷川氏は2014年1月6日、産経新聞の「年頭にあたり」というコラム欄に「『あたり前』を以て人口減を制す」と題した寄稿をした。日本の人口が減少することを危惧し、長谷川氏はその解決方法を
「日本の若い男女の大多数がしかるべき年齢のうちに結婚し、2、3人の子供を生み育てるようになれば、それで解決です」
と断言した。この解決策に対して
「政府や行政が個人の生き方に干渉するのはけしからん」
といった批判が予想されることについては、1999年に施行された男女共同参画社会基本法の第4条「社会における制度又は慣行についての配慮」の条文を引用しながら、条文の趣旨を
「どういうことなのか具体的に言えば、女性の一番大切な仕事は子供を生み育てることなのだから、外に出てバリバリ働くよりもそちらを優先しよう。そして男性はちゃんと収入を得て妻子をやしなわねばならぬ--そういう常識を退けるべし、ということなのです」
と要約。行政の側が以前の常識を覆したに過ぎないため、批判は「全くおかしな話」と断じた。
さらに、女性が出産可能な年齢に労働することが出生率低下につながっているとした。
「妊娠、出産、育児は圧倒的に女性の方に負担がかかりますから、生活の糧をかせぐ仕事は男性が主役となるのが合理的です。ことに人間の女性は出産可能期間が限られていますから、その時期の女性を家庭外の仕事にかり出してしまうと、出生率は激減するのが当然です」
その上で、1972年施行の男女雇用機会均等法を引き合いに、
「政府、行政は一貫してその方向へと『個人の生き方』に干渉してきたのです。政府も行政も今こそ、その誤りを反省して方向を転ずべきでしょう」
と、女性が家庭内にとどまる方向に政策を転換すべきだと主張した。
津田大介氏「賛同する人も結構いそう」
ウェブサイトにも掲載されたこのコラムは、すでに1500回近くツイートされており、その中には著名人のツイートも散見される。例えばアイドル評論家の中森明夫さんは、女子教育の権利を訴えたパキスタン人の少女、マララ・ユスフザイさん(16)と比較しながら
「他方、どこかの国の大学名誉教授は『女は性差を受け入れて子供を産め』だとさ」
と皮肉った。ジャーナリストの津田大介さんは、
「『日本を取り戻す』の背後にあるとてもわかりやすい価値観だけど、賛同する人も結構いそう」
と論評。また、「毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記」(講談社文庫)などの著書がある北原みのりさんは、
「女が働きにくくジェンダーギャップが激しい国ほど少子化になっているのが、21世紀の当たり前、なんだけどね」
と長谷川氏の事実認識に疑問を呈した。
国会同意人事の時点で「女性の社会進出に否定的な発言」への懸念あった
長谷川氏は13年12月にNHK経営委員に就任している。NHK経営委員は国会同意人事で、安倍内閣が作家の百田尚樹氏や長谷川氏をはじめとする安倍氏に近いとされる人物を中心に国会に提示したという経緯がある。この人事案には「お友達人事」だとして疑問の声も多数出され、例えば12年10月25日の菅義偉官房長官の会見では、
「長谷川氏は女性の社会進出に否定的な発言をしている。これは総理が目指す、女性の社会進出を目指す政策と、果たして一致するのか」
といった批判もでていた。菅官房長官は
「大変な活躍をしており、まさに自立した女性のひとつの代表的な方なのではないか」
と釈明に追われていた。自民党の圧倒的な議席数を背景に国会は人事案に同意したが、大方の予想どおり「女性の社会進出に否定的な発言」が繰り返された形だ。