麻生の「自衛権といじめ」演説(全概要)について&メディアの使命+WCの敗因
2014年 06月 23日
頑張ろう、東日本&ニッポン!安心と希望を抱ける1年に。o(^-^)o
よろしければ、1日1回、2つのランキングの応援クリックをしてくださいませ。m(__)m
【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
WC日本代表が、昨日、現地キャンプでの練習を急遽、中止した。(・・)
ザッケローニ監督は、「重圧、ストレスから解き放つため休養をとらせる」「選手たちは頭にブレーキがかかっていて、速さが伴わない」などと説明したという。(-_-)
日本チームは、自分たちが4年間目指して来た戦い方や、個々に思うようなプレーができていないことに自信を失い、焦りや重圧を覚えているのではないかと察するのだけど。
忘れてはいけないのは、相手チームとて勝ちたいと思って、日本代表の戦術や個々の選手の動き方をめっちゃ研究しているということだ。(@@)
<去年のコンフェデの時も同じようなことを書いたような記憶が。^^; WCとなれば尚更で、コートジボワールやギリシャも、予選リーグの組み合わせを見て、まず「日本には勝たないと」って考えたと思うし。中田ヒデがコートジボワールのモルシ監督(ヒデのセリエA時代の同僚)と対談しているのを見たけど、WCの予選リーグにすごく真摯に取り組んでいるのが伝わって来たです。>
つまり相手チームは、いかに日本のいい形、個々の選手のいい動きを封じるかを考えて戦術を組み立て、プレーをしているわけで。<たとえば、コ戦では左を封じられたし。ギ戦では、サイド→中央の攻撃を封じる&コースが消される守備がなされていたし。日本が得意な形を潰して行くんだよね。^^;>
でも、日本チームは「これまで通り」にこだわる余りに、相手の術中にハマって、自分たちの思うようなプレーが「させてもらえない」状態が続いているようにも見えるし。しかも、プレーがうまく行かないことに困惑、混乱して、精神的にもどうしていいかわからないような状態に陥っているように思うところがある。(~_~;)
* * * * *
その意味では、本田が2戦めの後に「もう一つ、別のアイデアが必要かも」と言ってたのは、いいアイデアだと思った。これも、本田が以前に言っていたように「日本人はチームとしての協調性は身についているので、最後は個々の力」ゆえ、最終戦は、この4年間身につけて来た個々の発想や技を発揮できるように、あまり考えすぎず、自分を信じて勇気と覚悟を持って、「オレが決めてやる」という気持ちで、アグフレッシブに攻めて欲しいと思うし。
またザックにも、日本の戦術が機能しなかった時には、(ギ戦のパワープレーはさておき?)選手起用も含めて、新たなアイデアも示して欲しいな~と思う。(・・)
ただコロンビアは、既に決勝進出を決めている分、そんなに必死には日本封じの戦略をとって来ないかも知れない&選手起用も変えるかも知れないので、そうなれば、日本チームもやりやすくなる可能性が。
日本代表の選手は、昨夜、ブラジル料理店(シュラスコ屋さん)に初の外食に出かけて、気分転換&決起集会を行なったそうなので、明日から新たな気持ちで(これが初戦だと思って?)最終戦に臨めるといいな~と願っているです。ガンバ! o(^-^)o kiseki wo okosuzo!
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
さて当ブログで失言大魔王認定を受けている 麻生副総理が、21日、宇都宮市で行なわれた自民党栃木県連の会合で、いじめにたとえる形で集団的自衛権の説明を行なったことが、一部メディアで問題視されている。(@@)
<最初、「勉強ができない、けんがが弱い、金持ちの子、これが一番やられる」と発言したという記事を見て、「え? AくんX2のこと?」と思っちゃったりして。(~_~;)
何だか本人も途中で言い過ぎるとマズイと思ったのか、「これ以上言うと、明日の新聞に乗りそうで危ないと言っていたです。(>_<)>
尚、You Tubeに、スピーチの映像(約16分)がアップされていたので、(もし残っていれば?)関心のある方はそちらもご覧下さいませ。http://www.youtube.com/watch?v=W-8BwcZtvSk&app=desktop>
* * * * *
『麻生太郎副総理兼財務相が21日、宇都宮市であった自民党栃木県連の会合で、集団的自衛権に言及した際、いじめをたとえに出し「勉強ができない、けんかが弱い、金持ちの子、これがいちばんやられる」と述べたことが分かった。
その上で「日本は間違いなく軍事力がある。しかしきちっと外から見えてない。金はあるということは分かってる。いちばん集中攻撃されやすい国が日本」と持論を展開。「抑止力は基本的に力がないとできない。その力を使うという国民的合意がいる」と主張した。
2011年10月に大津市立中2年の男子生徒がいじめを受け自殺した事件を受け、「いじめ防止対策推進法」が昨年9月に施行。自治体などが対策を進める中、特定条件の子どもはいじめに遭いやすいと無批判に発言した麻生氏の姿勢が問われそうだ。
この会合で、麻生氏は「学校で一番いじめられるやつっていうのは、けんかが弱い、勉強もできない。しかも貧しいやつ。三つそろったら丸腰」とも述べている。
麻生氏はこう例えた上で、日本は攻撃されやすい国であると述べました。(毎日新聞14年6月23日)』
<最後の発言は、「丸腰」じゃなくて、「まず無視」って言ってたと思うです。「学校で一番いじめられるヤツは、けんかは弱い、勉強もできない、しかも貧しい家の子。3つそろったらまず無視。いじめの対象になりません。勉強はできない、けんかは弱い、金持ちの子、これが一番やられる」(麻生太郎副総理兼財務相)TBS14年6月22日>
『麻生太郎副総理兼財務相は21日、宇都宮市のホテルで開かれた自民党県連の政経フォーラムで「学校で一番いじめられてるやつはといえば、けんかは弱い、勉強できない、しかも貧しい。3つそろったら丸腰。いじめの対象になります」などと発言した。深刻化するいじめ問題を受け、政府が対策に乗り出す中、いじめそのものに対する認識の在り方が問われそうだ。
発言は、同フォーラムのパーティーで麻生副総理が来賓あいさつした内容。集団的自衛権について説明する際のたとえ話の中で、勉強ができないことなど3つの条件がそろうといじめられる、と述べた。
さらに「しかし、勉強ができない、けんかが弱い、だけど金持ち。これが一番やられる。分かりますね」とも続けた。(下野新聞14年6月22日)』
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
長いので、チョットお休みタイム。( ^^) _旦~~so-cha o douzo!
よろしければ、2つのバナーの応援クリックをお願いします。m(__)m
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
以前から書いているように麻生氏+αの、失言しやすい人たちは、スピーチを行なう際に、どうしてもウケたい、笑いがとりたいという思いが強い様子。しかも、自民党や支援者などの会合では、自分に好意的で、同じ理念を共有している近しい人たちだという安心感もあってか、ウケ狙いの失言をしやすい感じがある。(~_~;)
今回の麻生氏の発言も、自民党の栃木県連のフォーラムで行なわれたとのこと。
You Tube の映像を見てみたのだけど・・・
どうやら麻生氏の前に(録画映像でなのかな?)安倍首相が挨拶を行ない「日本を守る」云々と言っていたようで。(おそらくは集団的自衛権の行使の話だったと察する。)
麻生氏はその安倍首相の話を受ける形で、安保防衛の「抑止力」に関して説明。<ガールフレンドといる時に、これ(--メ)っぽいのに絡まれたら、「カネも女もあげますと逃げるわけには行かないと。^^;>
前半部分では、第一に「力(=軍隊の力)を持つ」こと&第二に「力を使う」こと、またそれらに対する国民的な合意が必要だと。<力を持っているだけで、使わなければダメだと。>第三に、力を使うことを「相手に知らせておくこと」が必要だと主張。
そして、自衛隊もその「力を使うこと」に国民的な合意を得て、相手にそれを知らせることが重要だと。それがないと「おもちゃの軍隊」「宝の持ち腐れ」になると強調した。^^;
<ちなみに、第一、ニの例では、チェコの「プラハの春」のソ連侵攻とポーランドの連帯による民主化運動とソ連への抵抗の話を。第三の例では、英サッチャーが空母を廃止したら、アルゼンチンが英領フォークランド諸島に上陸したので、すぐに英軍を送って取り戻したという話を具体例として挙げていたです。
かつての「ナチスの手口」の話もそうなのだけど。何か全体的に使う例が古いな~とういう感じもするです。(^_^;)>
* * * * *
で、そこから、もっとわかりやすく言えばと、何故か急にいじめの話が出ることに。 (・o・)
子供の時に、一番デカいつらをしていたのは、ケンカの強いやつだった。教室の中では、勉強できるやつが先生に気に入られて、級長とかやってたと・・・。
そして、「いじめられるやつは・・・」と言い出したのである。(~_~;)
いじめられるのは「ケンカが弱い、勉強できない、カネがない子」。ただ、これは完全に無視されて、いじめの対象にならない。
「ケンカが弱い、勉強できない、金持ちのせがれが一番いじめられる」と。<自虐ネタっぽい言い方で、笑いをとる?>^^;
それを「ケンカは軍事力、勉強は文化水準、カネは経済力」のことを示すとして、日本にリンクさせて説明。
日本はカネがある分、集中攻撃されやすいと。それゆえ、この3つをきちんとしたものにして、世界に知らせる必要があると主張したのだった。^^;
* * * * *
ここで、集団的自衛権の行使を含む軍事力強化の話をするかと思いきや・・・。他の2つの話で脱線?^^;
経済力に関して、日本は、顔の色も違うのにお金があるからということで、G7に最初からはいって。返してもらうアテもないのに、ODAなどでカネを出させられていると。
ここで、「これ以上言うと、明日の新聞に載りそうで危ない」と笑いをとりつつ、どうせ返されないのだから、貸したと思わず「やった」と思っていた方がいいなどと発言。
また、文化水準に関しては、能や狂言など本人もわからないものではなく、もっとわかりやすいものをアピールすべきとして、クールビズや漫画、アニメ、ロボットなどの例を挙げて。さらに、麻生閣下の得意分野である漫画、アニメに関しては、「ポケットモンスター」、「どらえもん」、「ワンピース」に関して、個々のいい点を解説。
<ポケモンは「言葉がなくとも、思いが通じる」、どらえもんや鉄腕アトムは「ロボットは、人間が困った時に助けてくれる」、ワンピースは「仲間を助ける、弱い者いじめはしない。まさに日本の文化である『義理と人情とやせ我慢』をあらわしている」んだって。>
この2つの話でかなり時間を使ってしまったこともあり、(肝心な?)日本の軍事力については、特に具体例を出すこともなく、何か尻切れトンボみたいな感じで、スピーチを終えることに。(~_~;)
ともかく使う例や感覚があまりにも古いし。(いじめの具体例なんて、いつのことなのか?)
余計な話が多いので、全体的に、ピントがズレている感じがあって。客観的に見て、あまり出来のいいスピーチだとは思えなかった。(・・) <余計な話で脱線するのが得という点では、mewのブログも反省しないとだわ。(>_<)>
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
長いので、チョットお休みタイム。( ^^) _旦~~so-cha o douzo!
よろしければ、2つのバナーの応援クリックをお願いします。m(__)m
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
まず、麻生氏は、このスピーチの中で、一つスバラシイことを言っていた。
それは、「軍事力の行使には、国民的な合意(コンセンサス)が必要だ」と語っていたことだ。(**)
麻生氏には副総理として&自民党の先輩として、それを是非、安倍総理にご教示いただきたいと。
そして、国民の意思を軽視して、強引に集団的自衛権の行使の解釈改憲を行なうのはやめるべきだと提言して欲しい。(・・)
、
また、日本がお金があるから、カモになっているというのも事実だと思うけど。(他国への経済支援の要請もしかりだし。米国などが日本に集団的自衛権の行使を期待しているのも、自国の軍事費用を削減して、その分、日本に負担を押し付けたいからだしね。>
お金があるから他国から軍事的に攻撃を受ける(orいじめられる?)可能性が大きいとは思わないし。^^; <今は「お金」より「資源」の時代だしね。尖閣諸島が狙われているのも、資源が絡んでいることも大きいでしょ。(・・)>
mewは、日本は文化水準(伝統的なものも、現代的なものも含めた独自の文化、様々な分野の技術や教育の水準)に関しては、世界から高く評価されていると思うので、それが低いために(勉強ができないために?)攻撃されるとも思わない。(-"-)
<麻生氏は、能や狂言など日本の伝統的文化を軽んじる発言をしていたのだけど。これには超保守派の人は、カチンと来たかも。^^;>
* * * * *
で、mewが、何故、(ダラダラと?)スピーチ全体の概要を記したかと言うと・・・。
このスピーチの流れで、麻生氏は一体、何のために、わざわざ安易に「いじめ」の話を持ち出したのか、理解ができなかったからだ。^^;
もしかしたら、前半で、歴史的な事例も含めて小難しい話をしていたので、聴衆がつまらなそうにしているのを感じたのかも知れないのだけど。ここで、今、社会問題になっている「いじめ」の話を例にすることに、果たして何の意味があるのか、mewには「???」なのである。(-"-)
麻生氏は1940年生まれゆえ、戦後間もなく、福岡の麻生塾小学校→小3から学習院初等科、中等科で学んで来た麻生氏が、学校での「いじめ」に関して、どのような体験(目撃含む)やイメージがあるのかわからないけど。
戦後間もなくの昭和中期の思い出として、こんなこともあったという話をするならともかく、あたかも現世でも通用するような話として「ケンカが弱い、勉強できない、お金があるか、ないか」で、いじめられる子のタイプを具体例として出すのは、いかがなものかと。
<実際、今のいじめというのは、そんなステレオ・タイプの子がターゲットになっているわけではないしね。(-"-)>
ましてや、「けんがが弱いといじめられる」=「軍事力が弱いと攻撃される」と日本の国政に関連づけて、「けんかor軍事力を強くすべき」だと主張する材料に使うのも失当だと思うし。
mewは、このような考え方や感覚、神経の持ち主が、自分の国の政府の中枢にいることに、ぞ~っとしてしまう&ガッカリしてしまうところがある。_(。。)_
* * * * *
ただ、閣僚や国会議員が(地方の首長や議員も?)、いくら問題発言をして多少批判されることがあっても、メディアがしっかりと報じないケースも少なからずあるし。多くの場合は、きちんと責任をとることもない上、次の選挙でも当選してしまうというのが実情で。(~_~;)
となると、その考え方や感覚も、公の場で何を話していいのかどうかという判断する力も改善、修正されないまま、また同じような発言を繰り返して、どんどん「失言大魔王」化するし。「失言大魔王」がなかなか減らないのではないかと思われる。^^;
昨日、少し取り上げた石原伸晃環境大臣の「最後は金目でしょ?」発言にしても、もし一部メディアが、ある種の勇気や使命感を持って報じなければ、スル~されていた話だったと思うのだ。^^;
しかも、石原氏は、当初「何を言ったのか覚えていない」と、しらばっくれようとしたのだけど。<それとも記憶力が相当悪いのかしらん?^^;> TVで、録音された音声が流れてしまったので、その言い訳は通用せず。
それで止むを得ず陳謝したものの、石原大臣はすぐに発言の撤回をしようとはしなかった。
『「正式な会見ではないから、撤回とかそういう話ではない」と言い、19日の参院環境委員会で野党に追及されるまで発言の撤回はしなかった。
「要するに、正式な会見ではないオフレコの発言を勝手に流されたと立腹しているのです」(自民党関係者)
漏らした記者が悪いと言いたいようだが、こんな発言、オフレコでも許されるものではないだろう。それに、発言当時の状況は、いわゆる「ぶら下がり取材」で、オフレコではない。(中略)
「“さし”ではないし、ICレコーダーも回っていたから“オン”ですよ」(大手紙の官邸記者)』
『もっとも、「オンだからOK」という大マスコミの発想にも違和感がある。たとえオフだろうが、問題発言と思えば報道する。そういう姿勢がないから、政治家にナメられるのだ。
自民党の佐藤勉国対委員長は17日、伸晃発言の報道について、「いじめのような話だ」「オフレコなんてのはないんだな」「信頼関係がないってことだ。われわれも気をつけないと」などと言っていた。ちなみに、これも“オフレコ発言”である。裏で記者に「オフレコ発言は報道するな」とドーカツしたようなものだ。』(日刊ゲンダイ14年6月19日)
* * * * *
それこそ、昨日、取り上げた都議会のセクハラ野次発言だって、これまでなら都議らやメディアにもスル~されていたようなことだけど。
メディアが(特にTVが)しっかりと報じれば、ここまで大きな問題になって、責任を問う話にも発展するし。今後は、都議会でセクハラ野次や品のない野次も出にくくなって、都議会&都議のモラル改善につながることだろう。(・・)
結局は、国民が問題発言をする人に対して、投票行動も含めて、きちんと批判すべき時に批判しない限りは、この風潮は是正されないわけで。そのためには、ディアがしっかりと問題があると思われる言動をしっかりと伝えて、国民に判断材料を提供する必要があると思うのだ。(**)
<その材料をどう判断するかが、国民それぞれの自由だけど。材料がないと、判断しようがないんだもの。(-"-)>
というわけで、毎度ながら書いてしまうことだけど。日本の国政&民主主義が改善して行くために、メディアが特定の政党や政治家に妙な配慮をすることなく、ドーカツに負けることなく、その使命を果たすために頑張って欲しいと、改めて強く思うmewなのだった。(@@)
THANKS
【下の2つのランキングに参加しています。できれば、2つともクリックして頂けると、有難いです。組織票は全くなく、記事を読んで下さる方々だけが頼りなので、よろしくお願いします。m(__)m】
↓このクリックが、mewの大きな励みに。(・・)
人気ブログランキングへ
↑もう1クリックが、ブログを続けるエネルギー源に"^_^"