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自民の「提言」違反~09年に恣意的な解釈改憲はダメと提言+防衛省の抵抗or失態?

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】



 今週、『安倍自民は、公約違反!~公約明記の安保基本法を作らず。一括審議も問題』という記事をアップ。
 安倍自民党が、集団的自衛権の行使に関して、公約違反を犯しているという話を書いたのだけど。今回は、自民党の「提言違反」の話を・・・。

 MYお気に入り(&競馬の友)の日刊ゲンダイが、呆れ却って、大笑いしたくたるような記事を載せていたです。(**)

 自民党は野党時代の09年12月16日に、民主党政権の政治主導に対して緊急提言をまとめ、HPにも掲載していたとのこと。
 そこには、何とこんな一文があったというのだ。 (゚Д゚)

『憲法は、主権者である国民が政府・国会の権限を制限するための法であるという性格を持ち、その解釈が政治的恣意によって安易に変更されることは、国民主権の基本原則の観点から許されない』

 ほぉ~~~。 (・o・) 

 ここに記されたことは、まさに「正論」であって、実にまっとうな提言だと思うのだけど。(・・)
 
<自民党の良識ある人たちは、ちゃんと「憲法は、主権者である国民が政府・国会の権限を制限するための法であるという性格を持つ」という立憲主義の概念もわかっているのね。(++)>

 ところが、安倍自民党政権は、その約5年後の今年7月1日に、主権者である国民にとって大事な憲法の解釈を一内閣で恣意的に変更してしまったわけで。
 この自民党の提言と恐ろしく矛盾した行為をしてしまったのである。(@@)

 しかも、菅官房長官は、外国特派員協会で、この提言のことを仏記者に指摘されて、気色ばんだとのこと。(>_<) <仏記者さん、GOOD JOB。(^^)b>
 おまけに、この提言は、自民党HPから既に削除されているのだという。(~_~;)

<ちなみに当時、民主党政権は「官僚主導」から「政治主導」へをスローガンにしていて。小沢幹事長などが、政府の憲法解釈を官僚である内閣法制局任せにしてはいけないと主張していたのを受けての提言だと察する。(ただし、当時からmewは法制局排除には反対の立場だったです。)>

* * * * *

『菅官房長官が逆ギレ 仏記者が指摘した09年の「自民提言」

 菅官房長官が11日、外国特派員協会で講演。アベノミクスの経済効果について、「政治主導で進めていく、改革意欲の強い政権だ」などと自画自賛したが、講演後の質問は、集団的自衛権行使容認の閣議決定や拉致問題、中韓との関係に集中した。海外メディアから見ても、安倍政権の安保政策はよく分からなくて不安だということだろう。

 海外メディアの質問に菅官房長官は「国民の生命と安全を守るのが政府の仕事」「対話のドアは常にオープン」などと従来の政府答弁をソツなく繰り返した。唯一、気色ばんだのが、仏メディア記者から日本語でこう質問された時だった。

「自民党は2009年12月16日に民主党政権の政治主導に対して緊急提言をまとめ、国民のものである憲法を一内閣が恣意的に解釈変更することは許されないとしたが、安倍政権は憲法を解釈変更した。提言当時の考え方は今も変わらないか?」

 質問が終わるや否や、菅官房長官は強い口調で「それは、まったくあたらない」と反論。質問の英訳後に答えるよう、司会者からたしなめられてしまうほど、冷静さを欠いていた。

■自民党HPから削除

 この緊急提言は野党転落後の09年、自民党の政策調査会の「『政治主導』の在り方検証・検討PT」がまとめたもの。こんな記載がある。
<憲法は、主権者である国民が政府・国会の権限を制限するための法であるという性格を持ち、その解釈が政治的恣意によって安易に変更されることは、国民主権の基本原則の観点から許されない>

 まるで、今の安倍政権に対する苦言そのものだ。当時、PT座長として提言をまとめた林芳正農相の公式サイトには、当時の記事が残っており、<本来、「政治主導」の在り方は、政権交代が行われても健全な議会制民主主義が機能するためのものでなくてはなりません>と書かれている。よくもまぁ、解釈改憲の閣議決定に署名できたものだ。<詳細は自民党のwebサイトに>とリンクも貼ってあるが、現在は詳細が表示されない。

 自民党本部に問い合わせると「2年前にHPをリニューアルした際、古い資料は削除してしまった」(広報)、「そんな昔の提言は当時の担当者も分からないし、調べるのに時間がかかる」(政調)との回答だった。
 
 まさか、都合が悪いからHPから削除したわけではないだろうが、安倍自民党が触れられたくない過去なのは間違いない。(日刊ゲンダイ14年7月12日)』

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 HPの削除という話つながりで言えば、今週、防衛省のHPから、あるページが削除&閲覧不能になったことも話題になっていた。

 防衛省のHPの「憲法と自衛権」のコーナーに「憲法第9条の趣旨についての政府見解」という部分があって。このような一文が記されていたのだけど。<mewも昔、見たことがある。>

「他国に加えられた武力攻撃を実力をもって阻止することを内容とする集団的自衛権の行使は、これを超えるものであって、憲法上許されないと考えています」

 この見解が、1日の安倍内閣の閣議決定後もずっと残っていることが、ネットでもチラホラと話題に上っていて。中には、「防衛省は、安倍首相の強引な解釈改憲に抵抗を示しているのではないか」という意見まで出ていたほど。

 でも、7日午前にBLOG0Sがこのことを指摘するコラムを掲載。ネット掲示板にも話題が広がり、メディアの取材がはいったこともあってか、午後になって、突然、当該ページが閲覧不能になったという。(・・)

* * * * *

『防衛省の公式ホームページにある「憲法と自衛権」のページが2014年7月7日、突如閲覧できない状態になった。
憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認が閣議決定された7月1日以降も従来の政府見解が掲載されていたためだ。
「集団的自衛権の行使は憲法上許されない」

「憲法と自衛権」のページには「憲法第9条の趣旨についての政府見解」という部分があり、
「他国に加えられた武力攻撃を実力をもって阻止することを内容とする集団的自衛権の行使は、これを超えるものであって、憲法上許されないと考えています」
という集団的自衛権についての従来の見解が記されていた。

さらに自衛権発動の要件には「わが国に対する急迫不正の侵害があること」という、個別的自衛権に限定した以前からの政府見解に基づく記述が掲載されていた。
こうした記述が閣議決定から1週間経っても放置されていたようだが、7日になって突然ページが削除され、閲覧できない状態に。以降、ホームページには「現在、記述を修正しています」と表記されている。

  ホームページの記述については閣議決定直後から注目が集まっていた。数日経っても変更されないことを受け、インターネット上では「いつ消す?」「おそまつだな」「こっそり削除されたり編集される前に証拠保存しておこう」などと話題になっていた。
7日午前には提言型ニュースサイト「BLOGOS」に「防衛省HPに記載されている集団的自衛権の行使の考え方」というブログ記事が掲載され、注目を集めた。
防衛省に取材したところ「閲覧できない状態にしているのは一時的なもの。変更作業が間に合わなかった。近いうちに新しい見解に沿った内容を掲載する」と答えた。(J-CASTニュース14年7月8日)』

 日刊ゲンダイも、この話を扱っていたのだけど。防衛省側とこんなやりとりがあったとか。(~_~;)

『1日に集団的自衛権の行使容認が閣議決定されて約1週間。防衛省は少なくとも、7日午後2時半までこの記載を放置していた。
 実はこの時点で日刊ゲンダイ本紙記者がその真意を防衛省に確認すると、報道室の担当者は慌てた様子で「ネットの記述の件ですね。またかけ直します」と回答。コールバックを待つこと1時間、今度は別の担当者がこう答えた。

「記述は修正する方向で進めています。すでにHPには赤字で注意書きしています」
 改めてHPを確認すると、<憲法と自衛権>という項目をクリックできなくなって
いた。
 そして、担当者はシレッとこう言った。

「修正については、先週から話を進めていました。ゲンダイさんの指摘を受けてそうしたわけじゃないですよ。たまたまタイミングが重なっただけです」
 騒がれたくなければ、放置しなければいい。(日刊ゲンダイ14年7月8日)』

* * * * *

 防衛省は、行政府の機関だし。一国の首相は自衛隊員の最高指揮官であるわけで。防衛省や自衛隊は、その時々の首相や内閣の管理下に置かれることになる。(・・)

 ただ、最終的には、憲法はもちろん、主権者たる国民+文民によるシビリアン・コントロールの下にあるわけで。何よりも9条を含む現憲法や国民に意思に従うべきなのだけど。
 でも、安倍首相&内閣は、これまで防衛省や自衛隊が守って来た「集団的自衛権の行使は、憲法9条に禁じられている」という憲法解釈を、閣議決定という恣意的な形で、7月1日を境に180度近い形で変更してしまったわけで。
防衛省の事務系スタッフも、その強引な手法について行けていなかったりして?(~_~;)

<ただ、客観的に言えば、日本の省庁としての対応、仕事ぶりとしてはあまりにもお粗末で、失態と言ってもいいようなものだし。(国内外に向けて、正確な情報を発信すべき政府機関なのだからね。)しかも、現実問題として、政府の意向や方針を迅速に実現すべき防衛省という重要な機関であることを思うと、尚更に問題が大きいかも。(>_<)>


 たった1人の首相&仲間たちの思想や野望によって、今まで絶対に許されないとして来たことが、許されることになってしまって。自衛隊のあり方や隊員も、ひいては日本の国のあり方や国民の運命も変わってしまうのかと思うと、改めて今回の改憲解釈がいかに問題のある罪深いものなのかと、しみじみ実感させられてしまうmewなのだった。(@@)

                      THANKS

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by mew-run7 | 2014-07-12 18:05 | (再び)安倍政権について

「平和で平穏で楽しい生活が一番!」アンチ超保守&安倍・菅・維新の立場から、左右ではなく、mew基準の視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書く。写真は溺愛馬トロットスター


by mew-run7