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ジュゴンが辺野古を救うかも~ジュゴン生息、防衛省も確認&埋立て承認に手続き違反


  これは8月28日、2本めの記事です。

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】


 先週アップした『安倍、菅らの高圧的な沖縄への態度を米議会が懸念&米軍紙も反対活動を注視』(以下、前回の記事)の続きを。

 で、mewは前回の記事に記した米議会報告書を見て、「ジュゴンが辺野古を救うかも」という話を書こうと思って、ちょこちょこ調べものをしていたのだけど・・・。

 近時も辺野古の海でジュゴンの食跡が確認されているものの、「できれば本物のジュゴンが確認できると、大きな決め手になって、いいんだけどな~」と思ってたら、何と17日と22日~23日に、何と本当にジュゴンが姿をあらわしたです。(@@)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=80183&f=t
 17日には共同通信の記者がヘリ上から、辺野古沖5キロの地点を泳ぐジュゴンの姿を発見し、その姿を写真におさめることに成功。(*^^)v g.j.(写真つき記事・コチラ)

 さらに22日、23日には日本テレビの「バンキシャ!」が、辺野古沖7キロ付近を泳ぐジュゴンの姿を、ヘリ上&水中カメラによる撮影に成功したのだ。 (*^^)v g.j.
(残っていれば、コチラに映像が)http://www.news24.jp/articles/2014/08/24/07257784.html

<尚、26日にはNHKも水中カメラでの撮影に成功したらしい。>

 mewは、思わず「ジュゴンが本当に辺野古の海を救おうとしてくれているのかも~」と、感激してしまったのだけど。 (ノ_-。)

 8月中旬から辺野古の海のボーリング調査の準備が進む中、なかなか姿を現認できなかったジュゴンがカメラの前に姿をあらわしたのは、マジで「辺野古の海を守ってよ」というジュゴンからのメッセージかも知れないです。(**)
 
* * * * *
 
 で、何でジュゴンの登場が辺野古を救う可能性があるかと言えば、主に次の3つの理由が挙げられる。

1・米サンフランシスコ地裁に提訴中の「沖縄ジュゴン訴訟」で、工事差し止めを認めさせる有力な証拠になる

2・11月の沖縄知事選で、辺野古移設反対派の候補が県民の支持を得るための有力な材料になる

3・移設反対派が新知事になった場合、辺野古の埋め立て承認を撤回する有力な根拠になる
  
* * * * *

 ジュゴンは絶滅危惧種&日本の天然記念物に指定されている海洋哺乳動物で、沖縄周辺が生息地域の北限だとされている。
 そして、辺野古周辺にはジュゴンの餌となるアオモが多数存在することから、かねてよりジュゴンの姿が現認されていることから、もし辺野古の海を埋め立てて、新たな基地(軍用機の滑走路)を作る工事を行えば&基地として使用することになれば、神経質なジュゴンは辺野古周辺に近づかなくなるおそれがあるという。(-"-)

 それゆえ、ジュゴンの生息地域を守るためには、ともかくまずは、辺野古の埋立て工事(ボーリング調査も含む)を中止する必要があるのである。(**)

* * * * *

 そこで、市民団体が03年から米サンフランシスコ地裁に「沖縄ジュゴン訴訟」を行なっているのであるが。今年8月1日に、改めて移設工事の差し止めを求める申し立てを行なったところ、今月中旬に受理されたという。

『名護市辺野古沖に生息するジュゴンの保護を求めた「沖縄ジュゴン訴訟」について、米国のサンフランシスコ連邦地裁は15日までに、原告側が追加した新基地建設差し止めの申し立てを受理した。裁判所は審理を担当する裁判官にエドワード・チェン裁判官を選任した。
 同訴訟では、2008年の中間判決で、ジュゴンが米国の国家歴史保存法(文化財保護法=NHPA)の適用対象となることや、ジュゴンへの影響を評価していないことが同法違反に当たると判断された。
 原告側は8月1日、中間判決を根拠に、米軍キャンプ・シュワブの管理権を持つ国防総省に対し、沖縄防衛局が進める工事関連車両などの基地内立ち入り許可を出さないよう新たに求めていた。(琉球新報14年8月16日)』

* * * * *

 この「沖縄ジュゴン訴訟」は03年に米国防総省などを相手どって提起され、08年1月の中間判決で、サ地裁は、米国の国家歴史保存法は海外で活動する米政府機関(=米国防総省も含む)にも適用されると判断。ジュゴンへの影響の評価、保護措置が不十分だとして、環境アセスメント(=環境影響評価、以下、環境アセス)を実施するための計画書の提出を求めた。

 その後、民主党政権に代わり、具体的な建設計画が立てられなかったことから、サ地裁は12年2月、建設計画がはっきりしないとの理由で裁判の休止を決定。
 しかし、安倍政権に代わって、今年から、実際に辺野古で埋め立てに向けた工事計画が作られ、7月に開始したため、今月1日に原告団が「工事の差し止め」を求め、休止していた訴訟の再開を申し立てたのである。(・・)

 後述するように、既に防衛省の沖縄防衛局や環境保護団体の調査によって、ジュゴンが今も尚、辺野古海域に生息していることは明らかになっているのであるが。
 ここで、ジュゴンが現にこの海域で泳いでいる姿を証拠として示すことは、環境アセスやり直しのため工事差し止めを認めさせる大きな根拠&武器になるに違いあるまい。(++)

<米国民はクジラやイルカなどの海洋哺乳動物を愛護する気持ちが強いようなので、その点にも期待したいところ。"^_^"> 

* * * * * ☆

 とはいえ、実際に埋立て&移設工事を行なうのは、日本の政府であるわけで。安倍内閣&防衛省は今年8月から本格的に辺野古埋立ての工事(&それを前提とした本格調査)をスタートさせていることから、これを早くストップさせる必要があるのだが・・・。
 それをストップできるか否かは、11月に行なわれる沖縄知事選の結果にかかっている。(・・)

 今回の沖縄知事選は、移設容認に転じた仲井真知事と移設反対派の翁長雄志氏(現那覇市長)の一騎打ちになると見られているのだが。<他に移設に関して県民党票を行なうべきだと主張する下地幹郎氏が出馬表明をしている。>
(関連記事・『・http://mewrun7.exblog.jp/22305277/』)


 安倍内閣&自民党本部は、辺野古移設に反対している県民に「もはや移設工事を止めることは難しい」とあきらめさせて、仲井真知事の戦いを有利に運ぶことを計画。
 11月の県知事選までに、急ピッチで工事を進めると共に(関連記事・辺野古工事にキレた安倍&沖縄知事選への不安+愛媛知事選でも党内対立)、「もし反対派の知事が誕生しても、埋立ての承認を撤回するのは困難だ」とアピールして、反対派の勢いを減退させようとしているのである。(~_~;)
 
* * * * *

 実は、正直を言うと、mewも、もし翁長氏が新知事になった場合、果たして埋立て承認を撤回し得るのかな~と不安に思う部分があったのだけど。
 前回の記事に書いたように、米議会報告書を見て「撤回は可能かも」と大きな勇気を与えられることになった。(・・)

 というのも、8月中旬に米議会の調査局が作成した報告書には、このように記されていたからだ。

『報告書は、仲井真弘多知事による昨年12月の辺野古沿岸部の埋め立て承認に触れ、「日米両政府は重要な政治的ハードルをクリアした」と強調。一方で「実現には多くの難題が残っている。ほとんどの県民は新基地の建設に反対している」と指摘した。
 その上で、移設の是非が最大の争点となる知事選に言及。「仲井真知事が埋め立てを承認した今、将来の知事にその決定を覆すどんな権限があるのかは不透明だ」としつつ、環境影響評価(アセスメント)の不備を根拠とした承認撤回もあり得るとする識者の見方を紹介した。(時事通信8月16日)』

 米議会の調査局は、環境アセスの不備を根拠にして、承認撤回をなし得る可能性があることを認識しているのだ。(**)

* * * * *

 仲井真知事は、10年の知事選で「県外移設」を公約にして再選。昨年まで辺野古移設に慎重な姿勢を示していた。^^;
 さらに仲井真氏を支える自民党の沖縄県連も(公明党の県本も)10年以降は「県外移設」を公約に掲げて国政選挙や地方選を戦っており、与野党&県民が一体となって、「オール沖縄」で「県外移設」を目指すという体制が出来上がっていた。(・・)

 しかし、安倍首相は昨年2月の訪米時にオバマ大統領に辺野古の移設工事に着手することを約束。これを受けて、防衛省(沖縄防衛局)は、3月にすぐ沖縄県に埋立て申請を行なった。
 そして、安倍自民党はそこから強権的なアメムチ戦略を展開。まずは自民党県連に「辺野古移設容認」に方針を転換をさせた上で、仲井真知事にも埋立てを承認するように説得。<毎年3000億円以上の交付金&カジノやインフラなどの利権をエサに。○秘情報ネタも含め(?)、圧力、脅しのムチも示されたとの話も。>

 結局、仲井真知事は、12月末になって、辺野古の埋立て申請を承認するに至ったのである。(~_~;)

* * * * *

 でも、この仲井真知事の承認は、いくつかの手続きにおいて、法律や条例に違反しているのではないかという疑問や批判の声が挙がっているのだ。(@@)

 辺野古の海の埋立て申請を承認するには、環境アセスをクリアする(環境に大きな影響を与えないという評価を得る)と共に、辺野古のある名護市や周辺住民の理解を得ることが必要で。
 沖縄県の環境安全部は、昨年の11月末の時点で環境アセスに多数の不備があると指摘していたし。名護市も、環境面の問題などを挙げて、埋立て工事に反対する意見書を提出していたのだけど。仲井真知事は、それらの意見を軽視して、埋立ての承認をしてしまったからだ。(・・)

<環境影響評価(環境アセスメント)とは、環境に大きな影響を及ぼすおそれのある事業を実施する事業者が、その事業の実施に伴って生ずる環境への影響について事前に調査・予測・評価するとともに環境保全措置の検討を行い、住民や行政機関などの意見も踏まえた上で、事業実施の際に環境の保全への適正な配慮を行うための仕組み。(千葉県HPより)
 国の事業に関しては、97年に環境影響評価法が制定されたのだが。地方自治体も、これに準じて、条例で環境影響評価の仕組みを決めている。
 また、公共に用いられる河川や海などの埋め立てに関する「公有水面埋立法」でも、埋立地の用途が適正かどうかや、環境の保全に十分配慮がされているかなどを慎重に審査しなくてはならないと定めており、こちらも関連自治体の意見を求めることになっている。>

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 沖縄県の環境安全部は、沖縄防衛局の埋立て申請を精査した上で、昨年11月末に「防衛局の提出した書類内容には不備が多く、周辺の生活、自然環境保全についての懸念が払しょくできない」という意見を出している。(-"-) <ジュゴンのことも指摘しているです。>

『名護市辺野古への普天間飛行場代替基地建設を進める沖縄防衛局の公有水面埋め立て承認願書に対し、県環境生活部は29日、県土木建築部海岸防災課と県農林水産部漁港漁場課に意見を提出した。「申請書に示された環境保全措置では不明な点があり、事業実施区域周辺の生活、自然環境保全についての懸念が払しょくできない」との結論を出した。(中略)
 
 意見は自然や生活環境の18項目48件にわたる。新基地建設に向けた環境影響評価書に対し、県環境生活部と県土木建築部が提出した579件の知事意見を受け、沖縄防衛局が作成した補正評価書を確認した上で、さらに環境保全上疑問の残る点を抜粋して指摘している。

 県土木建築部は週明けにも沖縄防衛局に対して県環境生活部の意見と、名護市長の意見を受けた質問を送付し、見解を求める。県土木建築部の當銘健一郎部長は「質問項目も多く、内容的にも厳しいものがあるので、臨機応変に考えていきたい」と話した。

<辺野古埋め立て申請書に対する県環境生活部意見骨子>
・申請書に示された環境保全措置では不明な点があり、事業実施区域での生活や自然環境保全についての懸念が払しょくできない
・県環境保全指針を前提とした上で、埋め立て事業をどう評価したか示されていない
・「米軍への周知を図る」とする環境保全措置の実効性に不確実性が大きく、担保がない
・オスプレイの騒音測定値や基礎データが示されず、予測・評価の妥当性が確認できない
・事業実施区域はジュゴンの生息域であり、消失の影響が小さいとは言えない
・埋め立て土砂がもたらす外来種の生態系への影響について、調査実施者、時期、手法が示されていない (琉球新報13年11月30日)』

* * * * *

 また、名護市では、市民の意見も参考にした上で、昨年11月に埋立てに反対する市長の意見書を作成。市議会の同意を得た上で、沖縄県に提出している。(・・)
(関連記事・『名護市議会が「移設反対」を可決&安倍自民の沖縄県連、教委への強圧止まらず 』)

『市長意見は、辺野古沿岸部の埋め立てに伴う政府の環境保全策について「重大な問題がある」と指摘。希少種ジュゴンやサンゴの生息調査のずさんさや、埋め立て土砂が周辺環境に与える問題点を盛り込んだ。米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについても騒音が市民生活に影響を与えるなどとし、知事に埋め立てを承認しないよう求めている。(毎日新聞13年11月22日)』

 当時、仲井真知事が「辺野古の環境の保全は重要だ」とか「名護市の意見を尊重したい」とか言っていたのを思い出すと、そのタヌキぶりには呆れてしまうところがあるのだけど・・・。
 県の県土木建築部、そして仲井真知事は、環境安全部や名護市長の意見を軽視して、埋立て申請を承認する判断を行なったのである。(ーー)
 
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 辺野古の環境保全の問題は、ジュゴンの保護だけにとどまらないのだけど。(サンゴ、ウミガメ、その他の希少生物の保護の必要性や、他県から埋立てのため搬入される砂利に外来種が混入している危険性も指摘されている。> 

 今回はジュゴンのことに焦点を当てて書くとするなら・・・。
 県の環境安全部や調査団体は、近年もジュゴンの食跡が残っていることを確認していたのであるが。沖縄防衛局は12年に作成した環境アセスに「埋め立て予定地でジュゴンの活動は観察されず、埋め立てても直接的な影響はない」と記し、県にも同様の内容の書類を提出していたという。^^;

 BUT、実のところ、沖縄防衛局は12~13年に、ジュゴンの食跡や姿を確認していたにもかかわらず、(埋立て承認への影響を考えて?)、公表しなかったというのである。(**)

『米軍普天間飛行場の県内移設で埋め立て予定の沖縄県名護市辺野古沿岸の海域を、絶滅の恐れが極めて高いジュゴンが昨年、3年ぶりに餌場として使ったことを示す食跡を沖縄防衛局が確認していたことが21日、分かった。
 防衛局は3月、移設によるジュゴンへの影響は小さいとして埋め立てを申請したが、「公表を目的とはしていない」として今回の情報は公表していなかった。(中略)

 昨年5月に辺野古に隣接する大浦湾でジュゴンが泳ぐ姿が確認されたことも判明した。湾内に大量の岩石を投下して造る資材置き場の予定地近くで遊泳していた。ジュゴンは過去にもたびたび大浦湾に姿を見せており、工事の影響が懸念される。
 防衛局が事前に実施した環境影響評価(アセスメント)は今回の調査結果を考慮していないが、防衛局は「過去にジュゴンの食跡が確認されたことを踏まえてアセスを実施しており、(今回の調査で)結論が変わることはない。移設を見直す考えはない」としている。(共同通信14年9月21日)』

* * * * *

 しかも、沖縄防衛局は、今年5月になって、13年に辺野古の海域でジュゴンの固体や食跡を確認したという報告書をHPで公開したとのこと。^^;

『沖縄防衛局は22日、米軍普天間飛行場の移設先となる名護市のキャンプ・シュワブ水域で実施した生物調査の報告書をホームページで公開した。辺野古沖の大浦湾側の海域で天然記念物ジュゴンが海草を食べた跡が2013年3、5、11月に確認された。埋め立てで消失する辺野古沿岸では、12年4~6月に防衛局の調査で、今月16日に「北限のジュゴン調査チーム・ザン」の調査でもジュゴンの食(は)み跡が見つかっている。(中略)
 航空機を使ったジュゴンの広域生息範囲調査では、13年5、9、11月の計9日で、嘉陽海域で7回延べ9頭、古宇利島海域で4回延べ4頭を確認。名護市の天仁屋沖からうるま市の伊計島沖の重点海域調査では計6日で4回延べ4頭のジュゴンを見つけた。(沖縄タイムス14年5月23日)

『日本自然保護協会の安部真理子さんは「補正後の環境影響評価書では辺野古沖の藻場はあまり利用されておらず、埋め立ての影響は小さいとしているが、3年連続の確認で、餌場として重要なことが分かった」と指摘している。(同上)』

 さらにNGO団体の調査でも、5~7月にかけて100ヶ所以上のジュゴンの食跡やサンゴの破片が付着して成長した鍾乳石を確認されているし。
 冒頭にも書いたように、今年8月にはいって、辺野古沖でジュゴンの姿が通信社やTVカメラにも撮影されているのである。(**)

* * * * *
 
 以上により、もし翁長氏が県知事選で当選して新知事になった場合、沖縄防衛局の提出した環境アセスの書類には重大な不備があったこと&県の環境安全部や名護市の意見が反映されていないことを理由にして、埋立て承認を撤回することは十分に可能なのではないかと思うし。

 辺野古移設反対派の沖縄県民は、その可能性を信じて、是非、翁長氏を当選させて欲しいと強く願っているmewなのだった。(@@)
                      THANKS

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辺野古:ジュゴンの餌場? 環境NGO食跡110カ所発見
毎日新聞 2014年07月09日

環境NGO(非政府組織)「日本自然保護協会」は9日、米軍普天間飛行場(沖縄県)の移設予定地になっている名護市辺野古沿岸とその周辺で、絶滅が懸念されているジュゴンの海草を食べた跡が多数見つかったと発表した。沖縄防衛局はジュゴンが同沿岸をほとんど利用していないと主張しているが、餌場にしている可能性が高まった。

 調査は5月16日〜7月5日に実施。海草が生えた藻場に、ジュゴンが泳ぎながら食べた跡が110カ所以上見つかり、その跡が複数の筋となっていた。また、従来は浅瀬のみを利用していると考えられていたが、水深約20メートルの藻場でも跡が見つかった。

 さらに、辺野古沖1キロの洞窟内でサンゴの破片が付着して成長した鍾乳石が見つかった。国内で報告例がないといい、同協会は「埋め立て工事で潮流が変化すれば保存が難しくなる」と指摘した。

 沖縄防衛局は2012年に作成した環境影響評価書で「埋め立て予定地でジュゴンの活動は観察されず、埋め立てても直接的な影響はない」と結論付けた。

 同協会の亀山章理事長は「埋め立て事業を中止し、貴重な辺野古沿岸海域の保全を求める」と訴えた。

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辺野古沖でジュゴン確認 普天間移設予定先に食跡  防衛局公表せず


 米軍普天間飛行場の県内移設で埋め立て予定の沖縄県名護市辺野古沿岸の海域を、絶滅の恐れが極めて高いジュゴンが昨年、3年ぶりに餌場として使ったことを示す食跡を沖縄防衛局が確認していたことが21日、分かった。
 防衛局は3月、移設によるジュゴンへの影響は小さいとして埋め立てを申請したが、「公表を目的とはしていない」として今回の情報は公表していなかった。
 現場は、国内に数頭しかいないともされるジュゴンの餌となる海草が豊富に生えた貴重な海域として知られる。ジュゴンが繰り返し餌場としていることが分かったことで、県知事が今後出す埋め立て可否の判断にも影響を与えそうだ。
 共同通信が情報公開請求で入手した調査報告書によると、昨年4~6月に毎月、埋め立てで消失する辺野古沿岸でジュゴンが海草を食べた跡を確認した。藻場に筋状の跡が残るのが特徴で、昨年の4月に4本、5月に7本、6月に1本見つかった。

 沖縄のジュゴン=2005年7月、沖縄本島北西部沿岸(環境省提供)
 付近では2009年6月にも海草を食べた跡が見つかっている。その後は確認が途絶えていたが、時間を置いて再び餌場となることが鮮明になった。
 また、昨年5月に辺野古に隣接する大浦湾でジュゴン20+ 件が泳ぐ姿が確認20+ 件されたことも判明した。湾内に大量の岩石を投下して造る資材置き場の予定地近くで遊泳していた。ジュゴンは過去にもたびたび大浦湾に姿を見せており、工事の影響が懸念される。
 防衛局が事前に実施した環境影響評価(アセスメント)は今回の調査結果を考慮していないが、防衛局は「過去にジュゴンの食跡が確認されたことを踏まえてアセスを実施しており、(今回の調査で)結論が変わることはない。移設を見直す考えはない」としている。
移設は見直さない 
 沖縄防衛局の話 調査はその都度結果を公表することを目的としていない。環境影響評価は、過去に移設予定地内でジュゴンの食跡が確認されたことを踏まえて実施している。今回の調査結果で結論が変わるとは考えていない。藻場の消失対策として、海草の移植などを可能な限り実施する。辺野古への 飛行場移設 を見直す考えはない。
再び利用を始めた  
 日本自然保護協会の 安部真理子 (あべ・まりこ) さんの話 辺野古沖は過去にジュゴンのふんや海草を食べた跡が見つかっている。2004年ごろにボーリング 調査などをした のでその後は避けていたが、再び利用し始めたと考えられる。藻場が一度使われなくなったから、その後も使われないということではない。沖縄防衛局20+ 件は海草を移植するとしているが成功する保証は全くない。移設は見直すべきだ。
環境の重要性高まる 
 【解説】米軍普天間飛行場の移設 予定海域 を絶滅の恐れの極めて高いジュゴンが3年ぶりに餌場として使ったことが確認された。 環境上の重要性は、事前の環境影響評価(アセスメント)の時と比べ格段に高くなったといえる。
 沖縄防衛局のアセスによると、移設 予定海域 でジュゴン20+ 件が海草を食べた跡は2009年を最後に確認がなかった。だが今回の調査結果は、沖縄本島最大規模とされる辺野古の藻場をジュゴンが放棄したわけではなく、今後も利用する可能性があることを明確に示した。
 最近使われていない藻場も保全すべきだとの指摘は前からあった。若いジュゴン20+ 件は他の個体と競合しない新たな餌場が必要となるためだ。実際、今回のジュゴンは数年前に親離れし、餌場を求め広範囲を移動しているとみられ、指摘の正しさが裏付けられた形だ。
  周辺は、絶滅危惧種のアオサンゴが生息し、ウミガメが産卵に訪れることでも知られる。沖縄県知事が「環境保全は不可能」と指摘するなど計画を疑問視する声が強い。今回の結果を見ても、建設と環境保全が両立すると考えるのは無理だとの指摘もあり、計画撤回やアセスのやり直しを求める声が一層強まると予想される。
 (共同通信2013/09/22 14:09)
by mew-run7 | 2014-08-28 15:05 | 政治・社会一般

by mew-run7