野党をクレーマー扱いする安倍自民を、claimで追い込め!+ネタ尽きぬ安倍閣僚
2014年 10月 25日
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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
昨日24日、江渡聡徳防衛大臣が会見の中で、野党から政治資金不正問題の追及が続いていることに関して、「クレームだついている」と発言したことが物議をかもしている。(@@)
「『(収支報告書を)きちんと訂正して直しました』と言ったところを、ご理解いただけないということで、クレームをつけられている部分もあろうかと(思います)」
江渡氏は直後に「クレームという言い方は失礼ですね。納得いただけない部分があろうかと思う」と発言を訂正。さらに、その後、防衛省からもコメントの訂正を発表させたという。^^;
『午後の参議院外交防衛委員会の理事懇談会で野党側が反発。自民党側は「不適切な発言なので本人に注意する」と述べたが、民主党幹部は批判している。
「委員会での審議がクレーム、苦情だというふうに受け止めて、答弁されているという、彼自身の反省のなさ、誠意のなさがこの一言にあらわれているなと思います」-民主党・榛葉参院国対委員長は今後、国会で追及していく考えを示した。(NNN14年10月25日)』
<榛葉氏は、「民主党の質問を『雑音』と言って辞めた大臣もいるが、五十歩百歩だと言わざるを得ない」とも批判していたとか。(FNN10.24)>
江渡法務大臣は、自分の政治資金管理団体から、江渡氏個人に350万円の寄付を行なっていることが発覚。(「資金管理団体」から議員個人への寄付行為は法違反。過去3年間で計1850万円の寄付があったとか。)
江渡氏は、収支報告書を訂正し、親族への人件費を事務所が記載ミスしたと釈明しているものの、それを証明する資料(領収書、所得証明)をごく一部しか提出しようとしないため、野党は説明責任が果たせていないとして、国会での追及を続けていると共に、閣僚辞任を要求している。(・・)
* * * * *
ちなみに、20日に「うちわ問題」などで辞任に追い込まれた松島みどり法務大臣は、10日の会見で、野党の追及に関して「色々な『雑音』でご迷惑をかけて」発言。野党からの反発を買い、国会で謝罪することに。^^;
(『安倍閣僚に問題噴出~松島「雑音」発言&江渡と塩崎に違法疑惑&高市は参拝予告』)
今週21日には、参院外交防衛委員会の片山さつき委員長が、政府側の答弁メモ(想定問答集)を見ながら議事進行をしていることが判明して、野党側に公正中立性を欠くと問題視されたのだが。
それを指摘された際に、「政府側の答弁要領を私が所持しておりましたことにつきまして、『クレームがつきました』ので・・・」と発言。
誰かに何か言われたのか、あわてて「ご注意がございましたので」と言い直したものの、大ヒンシュクを買うことになった。(~_~;)
(『片山さつきにまた問題発生&安倍の責任追及も~野党攻勢止まらず、審議にも大影響』)
<辞任ドミノを怖れる官邸の判断で、片山氏は委員長辞任を免れたものの、自民党執行部に次に問題を起こしたら更迭すると言い渡されたという。^^;>
* * * * *
これらの発言を見て感じることは、おそらく安倍内閣や自民党の中に、野党の閣僚+αの問題にに対する追及を「雑音」や「クレーム」だととらえている人が、少なからずいるのではないかということだ。(-"-)
<もしかしたら、「野党の雑音がうるさいな~」「次々とクレーム(orナンクセ)をつけやがって、うぜぇな」な~んて会話が飛び交っているのかも?(~_~;)>
そもそも安倍首相らにとって、国家観や政策面を含め、自分たちの考えに反する者、自分たちの批判を行なう者は、国内外を問わず、み~んなジャマでうざい存在であって。
彼らは、国民からの声も含め、自分たちと異なる意見を受け入れようとせず。それらの声を無視or軽視したり、時には相手に対して逆批判を行なったりして、排除しようとする傾向があるのは事実で。
<それこそ自民党には、官邸前で行なわれていた秘密保護法に反対するデモを、「騒音」だとか「テロ行為」だとか言ってしまう人がいるぐらいだしね~。(~_~;)>
実際、16日には、自民党内の各派の長がこんな発言をしていたとのこと。
『各派総会では、新閣僚の「資質」に焦点を絞る野党の手法をやり玉に挙げる声が相次ぎ、町村信孝元官房長官は「日本の国会全体のレベルを疑われてしまう」と非難。岸田文雄外相は「政策以外の部分で(審議の)時間が使われたり、止まったりする場面がある」と指摘し、麻生太郎副総理も「他に議論すべき重要な案件がある」と語った。
ただ、こうした野党批判は自民党内に広がる危機意識の裏返しでもある。(毎日新聞14年10月16日)』
mewは、このような党内の姿勢や風潮が、閣僚らの「雑音」「クレーム」発言にもつながっているように思うところもあるのだけど。
同時に、軽率に問題のある表現を使ってしまうのは、各閣僚+αが、野党の追及に精神的に追い込まれて余裕を失い、言葉を選ぶことができなくなってしまっているからかも、と思う面もある。(~_~;)
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ただ、日本では「クレーム」は「苦情」という意味で使われることが多いのであるが。<しかも、「クレーマー=ささいなことにナンクセをつける人」というイメージがあるのではないかと思うのだけど。>
英語の「claim」には、「苦情」という意味はなくて。通常は、自分の権利や考えなどに従って、正当な「主張」や「要求」を行なうことを意味するわけで。(商取引だと、違約に対する「損害賠償の請求」という意味も。>
野党は、政府与党を監視して、クレームをつけるべき存在なのだし。これからも、「正しいクレーマー」として、堂々と&どんどんと閣僚+αや政府与党に対して、クレームをつけて行けばいいのである。(**)
民主党の川端氏が、自民党の野党批判に対して、なかなかいい反論をしていたです。(・・)
『民主党の川端国会対策委員長は、野党側が「政治とカネ」の問題を中心に攻勢を強めていることに、与党側から政策論争を優先すべきだとけん制する声が出ていることについて、「これまでの国会論戦で、安倍総理大臣を含めて政府側は、政策論争を避けてすり替えて、開き直った答弁に終始した印象が残っている。真面目な政策論争ができるように猛省を促したい」と述べました。
そのうえで、川端氏は「内閣をチェックするのは、野党の大変大事な責任の1つだ。新しい閣僚の資質をチェックするのは当然のことであり、われわれへの批判が続くようなら、よほどチェックをされたくないのかと思わざるをえない。今後も当然ながら必要な対応をしていく」と述べ、与党側の指摘は当たらないという考えを示しました。(NHK14年10月24日。)』(御意!)
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実際、安倍内閣の閣僚に関する問題は、まだまだ続きそうな感じなのである。(@@)
これは前記事の『メディアも反転攻勢で安倍ピンチに~宮沢のSMバー・東電株問題+小淵に新疑惑』の続報になるのだが・・・。
国会では来週から、小淵優子氏の後任である宮沢洋一経産大臣に対する「SMバー」「東電株保有」の2つの問題に関する追及が始まることになるだろう。(@@)
<宮沢洋一氏は、宮沢元首相の甥っ子(祖父・父も国会議員)。また、安倍首相の同期で、以前から安倍氏と仲がいいと言われる岸田外務大臣のいとこ(岸田父の妹の子)でもあり、旧宮沢派の流れを汲む岸田派に所属している。(・・)(ちなみに新法相の上川陽子氏も岸田派所属なんだよね~。( ..)φmemo)>
宮下氏の資金管理団体が、SMバーの飲食代金を政治活動費として支出していたことに関しては、一般国民の好奇心、興味を買うようなネタであるだけに、多数のTV局が早速、飛びついて、大きく扱うことに。<わざわざお店まで行って、取材しているとこも少なからずあった様子。^^;>
この件に関しては、政府与党からも苦言が呈されているようで。
公明党の井上幹事長は「指摘されているような支出が政治活動のために必要だということは、とても考えられないし、ありえない話だと思います。事実関係を明らかにして、正していくことが必要」だと批判。(発言部分TBS14年10月24日)
また昨日は、同じ安倍内閣の閣僚仲間の竹下亘復興大臣まで、会見で「なぜ計上されたのか分からない。誰が考えてもおかしい」「私も政治資金の報告書提出前に必ず目を通すようにしているが、膨大な量だし、一つ一つ目が届かないことがある。秘書たちに、きちっとやるよう度々言っている」と批判を行なっていたという。^^;(発言部分は、産経新聞10月24日)
<こちらは、竹下元首相の異母弟。ウィッシュDAIGOの大おじ。もちろん、旧竹下派の流れを汲む額賀派に所属。^^;>
とはいえ、竹下大臣は『野党が国会で追及する構えを見せていることについては「その問題を国会で大々的に議論することを本当に国民は望んでいるのか。国会議員自身が自らの胸に手をあてて考えなくてはいけない」とけん制』していたとのこと。^^;(産経10.24)
<民主党の枝野幹事長も「こうした問題を国会で取り上げざるを得ないというのは大変情けない」と言ってたし。mewも何だかな~と思うとこはあるけど。^^;一般ピ~プルやワイド・ショーのスタッフは、こういうネタは嫌いじゃないかも?(>_<)>
ただ、夕刊フジ24日が「民主党政権時代にも、似たような醜聞は炸裂している。政権交代直後の2009年9月、江田五月参院議長(当時)ら民主党の5議員の政治団体が、03~07年分の収支報告書にキャバクラやクラブなどでの飲食代を計上していたことが発覚した。10年6月には、荒井聡国家戦略担当相(当時)の事務所経費の領収書が公開され、07~09年に女性用下着のキャミソールなどを購入していたことが判明した。荒井氏は週刊誌などで「キャミソール大臣」と呼ばれた」と逆襲(?)していたのだが・・・。
民主党政権時に、自民党さんから閣僚や議員の品格&政治資金の使途について随分とご批判をいただいていただけに、これも「ブーメンラン返し」かなと思ってしまうところがあるmewなのだった。(@@)
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でもって、mewがSMバーの話よりずっと問題が大きいと考えている「東電株」の保有に関しては、TVのニュース&ワイド・ショーが、残念ながら、あまり取り上げてくれないのが不満なのだけど。
<これも原子力ムラ&電力会社のパワーが影響しているのかしらん?^^;>
菅官房長官は24日の会見で、「全く問題ない」と。『「株を持っていても東電への姿勢が変わることは一切ない。600株・20万円程度だが、値上がりへの期待も一切ない」。宮沢氏は24日の記者会見でこう強調した。菅氏も「閣僚の規範にのっとり、宮沢氏はすでに信託の手続きに入っている」と会見で擁護した』そうなのだが。
『宮沢氏のケースは、規範にのっとり信託する手続きは取っているものの、引き続き東電株を保有していることには変わりない。実質国有化している東電を所管する経産省トップが東電の株主では、「中立性」が保てないのではないかと野党は問題視している。
民主党の榛葉賀津也参院国対委員長は24日の会見で、「(打診があった時点で)売却なり処理をするのが一番スマートなやり方ではなかったか。宮沢氏は就任時に『李下(りか)に冠を正さず』と言ったが、既にウリ畑でスイカを食べていたようなものだ」と皮肉った。
みんなの党の浅尾慶一郎代表も「経産相は電力会社に強い指揮命令権を持つ」と述べ、中立性に疑問を呈した上で、「株保有を承知して任命したのかを問いたい」と首相の任命責任にも言及した。維新の党の松野頼久国会議員団会長は「公平性が担保されるか聞きたい」と国会で追及する考えを示した。』(以上、毎日新聞14年10月24日)』
『民主党・川端国対委員長「大臣に多分、内示を受けた時点で、すみやかに処分されて、就任時にそういう経緯があったことを明らかにされるというのが一番、望ましい対処方法であったと思う」
また別の民主党幹部は「就任前に株を放出すべきで大臣にはすべきでなかった」として、安倍首相に任命責任があると指摘した。(NNN14年10月24日)』
<在任中は信託をしていても、原発再稼動や政府の様々な支援によって東電株がアップすれば、今よりは資産価値は増えるし。(実際には、損失を取り戻せるし?^^;)宮沢氏の関係者だって、東電株を持ってるかも知れないし。それに、少し立って閣僚を辞めれば、すぐに売却できるようになっちゃうからね~。(-"-)>
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また昨日の記事に、小渕前経産大臣の関係者が、地元選挙区の有権者にカレンダーを配布していたという話を書いたのだけど。<公選法違反(寄付行為)に当たる可能性あり。>
自民党の御法川財務副大臣も、写真や名前がはいったカレンダーを選挙区内の有権者に配布していたことがわかったという。^^;
<カレンダーの写真はコチラに。この3枚の写真が政治活動を伝える文書なのかな?(・・) 御法川(みのりかわ)って、みのもんた氏の本名と同じだ~と思ったら、wikipediaによれば、同氏の遠縁だとか。こちらも父親が元衆院議員。>
『自民党の御法川信英副財務相(衆院秋田3区)の政治団体が、選挙区内の有権者にカレンダー3000部を無料配布していたことが分かった。顔写真や名前の入ったカレンダーは、政治団体の会計問題で辞任した小渕優子前経済産業相も配布していたことが明らかになっている。秋田県選挙管理委員会は「公選法で寄付が禁じられる有価物かどうかの判断はできないが、違法だと取られかねない」としている。
御法川氏のカレンダーは後援会名などで昨年末に作られたA2判1枚もので、御法川氏の政治活動の様子を写した写真3枚を掲載。
制作費約71万円は政党助成金をあてた。御法川事務所は「党員や後援会員向けに作った政治活動上の文書。違法な寄付には当たらないと考えているが、問題ならば今後はやめることも検討する」としている。(毎日新聞14年10月24日)』
『後援会は落選中の09~12年を除き、ほぼ毎年配ってきたという。衆院議員の任期半ばで03年に死去した父親の故・英文氏も同様だったという。(朝日新聞10月24日)』
他に秋田県選出の自民党議員2人も、カレンダーを配布していたとの報道も出ていたのだけど。(*1)
本気で探したら、法違反になりそうなカレンダーを作成、配布している議員は、(野党も含め?)結構いるかも知れないっす。(~_~;)
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本当はmewとしては、野党にもメディアにも、「本丸」である山谷えり子、高市早苗、有村治子の3閣僚と稲田朋美政調会長の安倍ガールズ(超保守マダムズ?)の諸問題にもっと切り込んで欲しいところなのだけど・・・。<超保守団体との関係や献金の問題とか。過去&近時のトンデモ発言のこととかね。(・・)>
まだまだアチコチにネタはありそうだし。まずは、小さなことから&できそうなところからコツコツと、しっかり「クレーム」をつけて、安倍政権の壁を崩して行って欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
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本県3議員の団体、カレンダー配布 県選管「公選法の範囲内か」
秋田魁新報 14年10月24日
秋田県関係国会議員7人のうち、自民党衆院議員3人の政治団体が選挙区内でポスター状のカレンダーを配布していたことが23日、分かった。公職選挙法は選挙区内の有権者に有価物を寄付することを禁じているが、3人の事務所は「有価物とは考えていない」「会費を徴収する会合で配ったので寄付ではない」などと話す。県選挙管理委員会も公選法に抵触しないとみている。
御法川信英氏(秋田3区、財務副大臣)の団体は今年1〜2月、御法川氏の写真入りカレンダー3千枚を党員や後援会員に配った。御法川事務所は「国会活動を伝える室内用ポスター。カレンダー機能があるからといって有価物とは考えていない」と説明。
金田勝年氏(秋田2区)の団体は今年と一昨年、写真入りカレンダー各2千枚を作製、会費を伴う複数の会合で出席者に配った。冨樫博之氏(秋田1区)の団体は今年2月に会費を要する会合を開催、出席者約900人に写真入りカレンダーを配布した。金田、冨樫両事務所は「会費分に含まれている」と説明した。