前原氏は民主党をブッ壊す気なのか?  ~このままでは、民主党はアブナイ(3)~

私が何とか最後のチャンスをと考え、民主党の再生について考えている時に、前原
代表がまた余計な発言をしてくれたらしい。^^;
 ここは2の続きをアップする前に、前原氏&その仲間たちについて書いておきたい
と思う。

「民主党の前原誠司代表は18日午後、京都府精華町で記者会見し、集団的自衛権の
行使に関連し「(民主党は)結論を出せない繰り返しを今までやってきたわけで、
決める時には民主主義だからそういった(多数決の)考え方も取らざるを得ないのでは
ないか」と述べ、党内意見の集約を図るため多数決での決定も辞さない考えを表明した。
 前原氏は来春、外交安全保障ビジョンの草案を発表する予定だが、集団的自衛権行使
の容認を盛り込み、党の政策としてまとめたい考えだ。<共同通信>」

 前にもチラッと書いたことがあるが、本音を言えば、私は以前から民主党はもう割れた方
がいいのではないかと考えていた。<前原氏が代表に選ばれてから、その気持ちは
ますます強まっていたりする。>もう、いつ「民主党は割れるべきだ」と書こうかと、
そのタイミングを見計らっていたほどである。
 また実のところ、もしこのまま行っても、私は何年後かいざ憲法改正の発議をする
という段階になった時には、自民党でも民主党でも、特に9条改正を争点として賛成、
反対者が出て、ガラガラポンの政界再編成が起きるのではないかと考える部分もある。
 その意味では「何でも好きにすれば~」と思う面もあるのだが・・・だが、自民党
がマジに憲法改正に向けて取り組み始め、さらに小泉首相が「大連立構想」発言など
をするのを見て、「この策略に乗ってはいかん」と気持ちを踏みとどまらせて、この
テーマを書き始めたのである。何故なら、今、民主党がもめて大分裂などすれば、
小泉自民党の思うツボだと思うからである。

 コチラにも書いたように、小泉首相&自民党の憲法改正推進派は、何とか民主党の安保
政策積極派(前原氏&その仲間たち)を仲間に引き入れたいのだ。そうでないと集団
的自衛権を認める形で9条を改正できないからである。もう米国側とは、憲法改正を
して集団的自衛権がOKになった後のプランまで考えられているのである。これは
何とか少しでも早く、9条込みで憲法改正を実現させなければならない。それは、小泉
氏が総裁選に出馬した時の公約でもある。
 だが、集団的自衛権については、自民党内にも慎重論を唱える人が少なくない。おそ
らく公明党も反対の立場をとるだろう。憲法改正の発議をするには、衆参各々で2/3
の賛成が必要なので、どう見ても人数が足りないのである。
<衆院で30~40名、参院で40~50人足りない。ちなみに民主党の代表選で
前原氏に票を投じた議員は96人いた。>

 それゆえ自民党にとっては、前原氏が民主党の代表になったのは願ってもかなった
りだった。自民党側から見れば、どんな形でもいい。もし前原代表が強烈なリーダー
シップを発揮して民主党全体を9条改正賛成に導いてくれるならそれでもいい。
(社会系の反対派議員が党を出て行く形になった方が望ましい。)民主党がここでもめて
前原氏&彼を支える野田氏が仲間たちを引き連れて、党を割って出ることになっても
OKだ。彼らが望めば自民党に受け入れて、功労賞でポストの一つを与える心づもり
すらあるかも知れない。自分たちで政党を作って、自民党と連立を組むか、協力関係
になるという形でも構わないであろう。(その際は多少の援助もするかも知れない。)
 裏でどのような話が出ているかはわからないが、小泉首相が公の場で前原氏に関して
チラチラと話を出したり、しつこく大連立構想発言を重ねるのも、上述のようなパター
ンを望んでのことだと思われる。

 そして問題は、前原氏の対応である。
 彼が個人的に安保政策に積極的で、集団的自衛権を認めるべきと考えていることは
以前からわかっている。<彼の仲間たちにも、その考えを持つ人が多い。>しかし、
民主党自体はHPの基本政策にも記されているように「専守防衛に徹し、集団的自衛権を
行使しないこと。海外における武力行使を行わないこと」を防衛政策の原則としており、
国際貢献に関しても、自衛隊ではなく別途の待機部隊を用意するということが横路氏&
小沢氏との間で合意されている。(http://www.kenpou.com/insider191.htm)
 しかし、前原代表は党大会でこそこの問題には触れなかったものの、外部では党の
代表の立場を超えて、いきなり個人的に好き勝手&過激な発言を始めたのだ。それでも
先日までは「あくまでも個人的意見」だとか「党の政策の範囲内で」とか言っていたの
だが、ついに上述の発言をするに至ったのである。もちろん、党内外から批判が出ること
は承知の上での発言であろう。
 私には一つだけ見えて来るものがある。おそらく彼は小泉氏が自民党に対してしたのと
同様、「民主党をぶっ壊す」気でいるのだ。自分が民主党のTOPを続けるにせよ、党を
出ることになるにせよ、抵抗勢力を潰しにかかりたいのである。

                           <つづく>
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by mew-run7 | 2005-12-21 04:35 | 民主党、民進党に関して | Comments(6)

Commented by YUKI-arch at 2005-12-21 07:17 x
コメントありがとうございます。
僕がいただいたコメントは、いつものこわもての「政治」ではなくて、クリスマスの思い出についてのものです。
こわもてを扱ってるからこそ、繊細な気持ちの人なんだというのが伝わってきました。
以下は、コメントにたいする、僕のコメントのコピーです。

日本がアブナイ!、mew-run7さんのブログ名、そのままの気持ちが僕の中にもあります。
ブログに興味もない五十代でしたから、たまたま自分が立ち上げることになって、目に飛び込んできたブログでした。
自分と同じ感覚を持っている人たちがたくさんいる、というのは励みになります。
こちらこそ、よろしくお願いします。
Commented by hironagano at 2005-12-21 16:19 x
TBありがとうございます。正確な分析ですね。民主党はもともとひとつになるのは無理ではないでしょうか?ご指摘の通り、分かれるべきでしょうね。
Commented by mew-run7 at 2005-12-21 16:58
YUKI-archさん、コメント有難うございます。

いや・・・繊細とはほど遠く、単なるまったり好きに過ぎないのですが。^^;
私も生活でも政治でも同じ感覚の方がいらっしゃることを嬉しく思っています。
本当にみんなが安心して心温かく暮らせるいい世の中でありますように
(いいお家で!)と願っています。
よろしくお願いいたします。
Commented by mew-run7 at 2005-12-21 17:03
hirogamoさん、TB&コメント有難うございます。

ブログ・タイトルにもありましたが、戦後60年立っていまだに政治的に
自立できない、しかも民主主義も成熟しない日本に失望していますが。
憲法改正を契機に、何かが変わってくれるといいな~と期待しています。
Commented by ニケ at 2005-12-21 18:21 x
全くの個人的な予測で、書き込みにもためらいはありますが、
自民党内のリベラルといわれる人たちがガラガラポンで自民党から出るのは非常に少数とみます。「まだ動くべき時ではない」と行動を起こさないと思います。じっとして自分が自民党内で動けるときが来るのを待つでしょう。騒がなければ放り出されないことを知っているはずです。

民主党のみ割れるというシナリオが私の予測です。

それが小泉のもっとも期待した結果でしょう。もちろん民主党を割って出てきたものへは「論功行賞」を与えるのはやぶさかでは無いでしょうし、ポストも用意するでしょう。

結論的な言い方になりますが、外部から放たれた刺客でなく元々潜んでいた刺客というか、獅子身中の虫 というか・・
民主党のみが前途多難な状態になったように思います。

Commented by mew-run7 at 2005-12-21 23:51
ニケさん、コメント有難うございます。

もしガラガラポンが起きるとしたら、何年後かに、国会で本当に憲法改正の
発議をすることになった時だと思います。
その時に、やはりあの憲法草案には(特に集団的自衛権を認める9条には)
賛成できないという自民党議員は、党を出るか、その覚悟で反対票を投じる
可能性があると思うです。

民主党は、鳩山、小沢がついた方が残り、そうでない方が去ることになるような
気がします。