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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

安倍、批判に開き直る~国民の安全より国の威信を重視する首相でいいのか

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】


 これは、昨日の『日本人の流血を待っていた安倍~米国と台頭に「テロとの戦い」をするため』のつづきになるのだけど。
 安倍首相のイスラム国に対する発言が、国会をはじめ、様々なところで批判されている。(・・)

 mewは、昨日の記事にも書いたように、もう昨年の秋からずっと、安倍政権がイスラム国への言動を誤らないようにと懸念していたし。今年の中東外遊での発言にも神経をとがらせていたのであるが・・・。(『安倍と日本人の覚悟が問われる~イスラム国の日本人人質事件』)

 mewも含め、様々な人たちが、安倍首相らのイスラム国に対する発言を懸念、批判しているのは、単にイスラム国に日本人が拘束されていたからだけではない。安倍首相らの無思慮な発言が、日本人全体の考え方を誤解されることにつながったり、国内外の日本人生命や生活を脅かしたりすることになりかねないからだ。(**)

 しかし、安倍首相&仲間たちは、日本の国民の安全よりも、自分たちの思想や国家観、日本の国の威信や誇りの方が大事なわけで。<イスラム国は悪い組織。自分たちは「悪やテロと戦う」「テロには屈しない」って、米英などと共に、カッコよく言ってみたいのよね。^^;>

 だから、mewは昨年来、何度も、日本の国民は、安倍政権の安保外交の方針、発言を容認するのか、彼が主張する日本の国、日本のあり方を受け入れるのか、よ~く考えた方がいいと書いているのである。(・・)

* * * * *

 どうやらmew周辺の日本人の中には、中東などに行かなければ、さほど危険はないと考えている人たちがいるようなのだが。イスラム国の戦闘員や支持者は世界各地におり、組織からイスラム国と敵対する国の政治家や住民を殺害、攻撃せよという指示を受けている。
 それゆえ、既にカナダやオーストラリアなどで、一般市民を巻き込むテロ事件が起きているように、中東以外でも、特にイスラム国と敵対していると見られている国では、テロ事件の被害にあう危険があるし。日本国内にも、日本人も含めて、イスラム国の支持者がいる可能性は十分にあるのだ。(-"-) <実際、去年、イスラム国に戦闘員の訓練を受けるために渡航しようとしていた大学生がいたしね。^^;>

 しかも、イスラム国のメンバーは、後藤健二氏の殺害を示した映像の中で、このように予告しているのだから。

「日本政府よ。邪悪な有志連合を構成する愚かな同盟諸国のように、お前たちはまだ、我々がアラーの加護により、権威と力を持ったカリフ国家であることを理解していない。軍すべてがお前たちの血に飢えている。
 安倍(首相)よ、勝ち目のない戦争に参加するという無謀な決断によって、このナイフは健二だけを殺害するのではなく、お前の国民はどこにいたとしても、殺されることになる。日本にとっての悪夢を始めよう。」

 この事件を受けて、政府は、テロリストの入国阻止に向けた水際作戦や空港などの警備強化に取り組むことを決定。また全在外公館に日本人の安全確保に万全を期すよう指示したのも、やはり日本人に危害が加わるリスクが高くなったと認識しているからにほかなるまい。^^;

* * * * * 

 それこそ、今、海外に自分や家族が住んでいる人たちは、気が気ではないだろう。(-"-)

 mewは、ジャーナリストの北丸健二氏は、1月末にこんなツイートをしていたのが印象的だったのだが・・・。

『NYに住む友人たちがみんな怒りまくっている。今も電話で「海外で働いている私たちをどうして危険にさらすような演説をしたんだ。最後の一人まで助けるとか言っておいて何もできないなら、初めから黙っていてほしい。私たちは平和を貫く日本人だったのに、安倍のせいで狙われる対象になった」と。15:30 - 2015年1月31日』

『フォトジャーナリストの豊田直巳さんも、ツイッターで、NHKの取材に答えたと報告したうえで、安倍首相の対応を批判した。「交渉を失敗した安倍政権による敵愾心の煽動が怖い」といい、取材に対し、「彼を殺すことを真剣に止めようとしなかった日本政府に対しても、何をしてきたんだという失望と絶望と憤りを感じます」と話したとした。ただ、NHKサイトのニュースでは、この部分はすべて反映されておらず、代わりに「日本政府はどう交渉していたのかという気持ちです」という表現になっていた。(J-CASTニュース15年2月2日)』<NHKのカットのことも覚えておいてね。(・・)>

 mewの知人たちもよく言っていたことだが、中東では国を問わず、日本人に国民性の面である種の共通意識やリスペクトを持った親日的な人たちが多く、他の外国人に比べて日本人は最も安全だ、犯罪やテロに狙われにくいと見られていたのだけど。<中東地域、特にイラン、シリア、エジプト、イラク、トルコなどでは、ドラマ「おしん」がめっちゃ人気があったのよね。>
 しかし、中東地域に在住している人は、一気に不安が増大することになった。<伝聞情報だが、一部の企業は、早くも家族の帰国や社員の安全対策、一部撤退なども検討しているらしい。^^;>、

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『報道によると、元外務官僚や野党政治家からも、安倍首相の責任を問う同様な声が出ている。安倍首相が後藤さん殺害声明を受けて、「テロリストたちを絶対に許さない」「その罪を償わさせる」と強気なコメントをしたことも、疑問視されていた。

 首相官邸前でも、イスラム国のビデオ声明後にデモがあり、安倍首相への批判が行われた。

 ツイッターなどの情報によると、デモでは、「湯川さん、後藤さんを殺したのはテロリスト。しかし、それに手を貸したのは安倍だ」「安倍首相の愚かな行為が国民を危険にさらしている!」といったプラカードが掲げられた。中には、「湯川さん 後藤さんのいのちを返せ」といったものまであり、安倍首相は日本人を危険にさらした責任を取って辞任すべきだなどとする主張が相次いだ。(J-CASTニュース15年2月2日)』

* * * * *

 ところが、安倍首相は自らの発言を反省することもなく、すっかり開き直っている様子。昨日の参院予算委員会では、こんな答弁を行なった上、質問した小池氏に逆ギレ攻撃まで行なう始末だった。
<さすがに、安倍氏が『小池さんの質問はISILを批判してはいけないと」の答弁の時には、野党側から「それは違うだろ~」と反論野次が飛んでいたけど。
 mewはこの答弁を見ていて、「日本は何でこんな子供のような無思慮でおバXな首相を選んでしまったのだろう」とあまりにも情けなくて泣きたくなったです。 (ノ_-。)>

『国会では3日もイスラム過激派組織「イスラム国」による日本人殺害事件が取り上げられた。共産党の小池参院議員は、安倍首相が中東訪問中に「『イスラム国』と戦う周辺国に支援を約束する」などと表明したことによって、拘束されていた日本人2人に危険が及ぶ可能性を認識していたかただした。

 小池参院議員「『ISIL(「イスラム国」)と戦う周辺諸国に総額で2億ドル程度支援をお約束します』このフレーズの中には、非軍事の人道支援だという表現はございません。湯川さん、後藤さんが『イスラム国』に拘束されていると知っていながらこういう演説をやれば、2人の日本人に危険が及ぶかもしれない。そういう認識が総理にあったのか、なかったのか」

 安倍首相「テロを恐れるあまり、その脅かしに屈するような態度をとればテロには効果があったと(テロリストは考える)」

 小池参院議員「テロに屈するということと、慎重に言葉を選ぶということは違うと思う」

 安倍首相「いたずらに刺激する、それは避けなければいけませんが、同時にテロリストに過度な気配りをする必要は全くないんだろうと」「小池さんの質問はまるでISILに対して批判してはならないような印象を受ける」

 小池参院議員「テロに屈しない。その一言でさまざまな懸念や批判に耳を貸さないという態度でいいのか」

 小池参院議員は、支援を表明するなら人道支援を強調するなど「慎重な物言いが必要でなかったか」と重ねて質問した。これに対し安倍首相は、人道支援の必要性を強調するなど議論はかみ合わなかった。(NNN15年2月3日)』

『「最近も殺戮(さつりく)を行い批判を浴びているイスラエルと軍事協力をし、そのイスラエルの首相と肩を並べ『テロと戦う』と述べることが、中東諸国の人々にどう受け止められるのかを考慮したのか」

 「拘束された日本人を危機にさらす危険性を考慮しなかったのか」

 質問に立った小池氏はこうまくし立て、1月の中東訪問中の首相の言動を批判した。

 これに対し首相は「今の小池さんの考え方は全く間違っている。私がイスラエルと関係を持ち、イスラエルにアラブの考え方を伝えることはアラブの国々が望んでいることだ」と反論。その上で、「エジプトでもヨルダンでもパレスチナでも私がイスラエル首相と会談して言うべきことを言い、中東和平に向けて進んで行くことを促したことに対して評価されている」と強調した。

 小池氏はこれに先駆けて首相がエジプトで行った演説についても「『非軍事の人道支援』という表現はない。2人の日本人に危険が及ぶかもしれないという認識があったのか。首相の言葉は重い」などと追及した。

 首相は「いたずらな刺激は避けなければいけないが、テロリストに過度な気配りをする必要はない。ご質問はISIL(イスラム国)に対して批判をしてはならないような印象を受ける」と反撃。イスラム国と対峙(たいじ)する国々への協力姿勢を打ち出した演説は現地で高評価を得たとも主張した。(TBS15年2月3日)』 

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 特に安倍首相が1月18日にエジプトで行なった演説に関して、批判を浴びるのは致し方ないことだろう。(・・)

mew&周辺は、『安倍と日本人の覚悟が問われる~イスラム国の日本人人質事件』にも書いたように、まだ人質殺害予告がなされる前から、あの会見の表現はアブナイとギョッとさせられていたし。
 安倍首相がイスラム過激主義を批判したり、アチコチで「積極平和主義」(要は自衛隊の海外派遣による軍事貢献)をやたらとアピールし回ったり、閣僚たちと強国の仲間入りごっこをしていたのを見て、イヤ~な感じがしていたのである。(ーー)

<安倍首相の中東外遊と同じ時期に、中谷防相が米仏と連携して海賊退治+αの活動拠点になっている自衛隊のジブチ基地(中東にも近いとこ)を訪問したり、岸田外相がフランスでイスラム過激派のテロ行為を批判しまくったり、中谷・岸田両大臣が(イスラム国が米国と共に最も敵視しいる)イギリスを訪問し、2プラス2(外務防衛閣僚会合)を行ない、テロ対策について協議していたりしたのよね。>

 安倍首相は、安倍首相は2人の日本人がイスラム国に拘束されていて、命の危険もあるかも知れないことがわかっていながら、あえて中東を外遊し、エジプトをはじめ、各地でイスラム国を念頭において「過激主義」を批判。
 しかも、わざわざ演説の中で、「ISIL(イスラム国)がもたらす脅威を少しでも食い止めるため」とか、『ISILと闘う周辺各国に2億円を支援する」などと語ったのだから、イスラム国を挑発していると見られても不思議はあるまい。^^;

* * * * *

 mew的に言えば、日本語で読んでも十分に挑発的なのであるが、おそらくイスラム国のメンバーが読む英文は、も~っと挑発的なものになっていたという。(@@)

『日本を元気にする会の松田公太代表は28日の参院代表質問で、中東の過激派「イスラム国」の周辺国への2億ドルの人道支援を表明した安倍晋三首相のスピーチについて、英訳で支援の目的のニュアンスが変わったことが日本人人質事件を誘発した可能性を問題視した。首相は反論した。

 首相は中東歴訪中の17日に演説し「地道な人材開発、インフラ整備を含め、ISIL(イスラム国)と戦う周辺各国に総額で2億ドル程度、支援をお約束する」と述べた。

 松田氏は、英訳では支援の目的部分が「for those countries contending with ISIL,to help build their human capacities,infrastructure,and so on」となっていることを指摘。「イスラム国と戦っている国が戦闘要員や戦闘の基盤を構築するために2億ドル支援するとなってしまっている」と述べた。

 そのうえで「日本が本格的に戦争に加担することになったと捉えることができ(人質事件の)口実を与えてしまった可能性がある」と強調。首相に「あえて変えて発信したのか、単純ミスなのか」と質した。
 首相は「スピーチの英文は和文に忠実な形で訳されており、ニュアンスが異なっているという指摘はまったくあたらない」と反論した。(日本経済新聞15年1月28日)』

<これは、『安倍と日本人の覚悟が問われる~イスラム国の日本人人質事件』で触れた知人も、外務省は本当に英文をきちんとチェックしたのか。それともイスラム国のことなど考えず、米英向けのアピールのため、わざとあのような英文にしたのかと憮然としていたという。>

* * * * * 

 しかも、この辺りのことは、改めて書きたいのだが。日本政府は、昨年8月には湯川遥奈氏がイスラム国に拘束されたことや、昨年11月には後藤健二氏がイスラム国で行方不明になっていること&12月に妻のもとにイスラム国から身代金要求のメールが来たことも把握していたことがわかっている。^^;

 つまり、安倍首相&官邸スタッフ、外務省は、2人の人質の生命をタテに何かの要求との引き換え材料とされる危険性があることを知りながら、あえてイスラム国との戦いを支援する方針をオモテに出すような表現を使ってスピーチを行なったわけで。
 そりゃあ、イスラム国との戦いに2億ドル(240億円)も出すと言えば、米英やエジプトなどを含む有志連合の国々、そしてウヨやタカ派のお仲間には高評価だったかも知れないし。安倍首相は、とーってもご満悦の気分を味わえたかも知れないけど。
 イスラム国から見れば、日本首相から敵対宣言を突きつけられたことになるのは明らかだし。それが、彼らがいわば揚げ足をとる形で、今回の要求を行なうきっかけを作ったことは否めないだろう。(-"-)

 でも、安倍首相&仲間たちにとっては、冒頭にも書いたように、国民の命や安全よりも、国の威信の方が大事だし。これからも、日本を軍事的にも世界の強国にするという自分たちの目標実現のためなら、国民の意思や犠牲を軽視する可能性が大きいわけで。<しかも、今回の事件を利用してテロ対策と称して、軍事増強や有事対策、一般国民の人権制限を強化をしようともしているわけで。)
 「あなたたちは、それでもいいのですか?」「自分たちの平和で安全な生活が脅かされても、安倍政権の継続を容認して、彼らの思うままに言動させるのですか?」と日本の国民に大きな声で問いかけたい気持ちになっているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2015-02-04 07:29 | (再び)安倍政権について

by mew-run7