下村にクチ止め工作が発覚?+安倍も甘利も林も、現内閣は不正問題まみれ
2015年 03月 04日
よろしければ、1日1回、2つのランキングの応援クリックをしてくださいませ。m(__)m
【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
昨日3日は、衆院予算委員会で、安保外交分野の集中審議が行なわれた。(・・)
本来なら、もっと安保法制や安倍談話などに関しても審議しなければならないところなのだけど。何分にも、安倍内閣の閣僚の「政治とカネの問題」が次々と出て来るので、そちらの方も放置するわけに行かず。<こっちの問題で安倍内閣を追いつめた方が、結果的には、超アブナイ安保法制制定の阻止につながるかも知れないし?^^;>
今国会にはいって、西川農水大臣、望月環境大臣、上川法務大臣が、補助金交付が決定して1年以内の企業から献金を受けていたことが発覚し、先月、「知らなかった」の弁明が厳しくなった西川大臣が、辞任するに至ったのであるが。
何と今度は2~3日にかけて、安倍首相も4社の補助金交付企業から1年以内に献金を受けていたことが判明。
しかも、こちらも安倍盟友の甘利経済再生大臣や、西川大臣から交代したばかりの林農水大臣も同様のケースで献金を受けていたことがわかり、まさに「不正献金内閣」と呼ぶにふさわしい状態になっている。(**)
* * * * *
また、これは前記事『下村のウソもバレて来た~先週の答弁、訂正の意向&説明を覆す報道記事が次々と』の続報になるのだが・・・。
下村大臣は、先週の国会で、暴力団と関係がある上、自身も脱税+αで有罪判決を受けた元学習塾経営者から10万円の献金を受け取っていたことを強く否定していたのだが。今日の国会で前回の答弁を撤回し、献金を受け取っていたことを認めた。(@@)
さらに、何と下村大臣は、地方の「博友会」は学習塾経営者や教育者の集まりで、政治団体ではないので、献金や講演費用ももらっていないし。自分の事務所は一切関与していないと断言していたのであるが。
何と下村氏の政務秘書官が、先月、地方の「博友会」の幹部に取材に応じないように、クチ止めメールを打っていたことが発覚した。 (゚Д゚)
<ただし、メンバーからは、「年会費が知らない間に寄付されていた」「講演に来た際には、ホテル代やタクシー代は出している」など次々と下村氏の説明と異なる情報が出ている。(~_~;)>
* * * * *
まず、安倍首相の話から・・・。
安倍首相は、自らの政党支部が、国の補助金交付が決まった企業から献金を受けていたことについて認めたものの、昨日の国会で「知り得ない寄付というのは、あるわけでございます」、「(補助金交付決定を)実際に知らなかったわけでございますから、これ以上、言いようがないわけでございます」と開き直った答弁を行ない、自分には違法性がないことを強調。<一部は、要件に該当しないと説明。>
しかも、「法の不備の問題は各党で議論すべき問題だ」として、まるで自分はこの問題とは関係がないかのような姿勢を見せていたです。^^;
『安倍首相は、3日の衆議院予算委員会で、自らの政党支部が、国の補助金交付が決まった企業から献金を受けていたことについて、補助金を受けていたことを知らなかったと述べた。
衆院予算委で民主党の枝野幹事長は「補助金等を受けている企業からの、安倍総理が支部長をしてらっしゃる自民党支部への献金、2012年3社、2013年についても2社」と述べた。
これに対し、安倍首相は「知り得ない寄付というのは、あるわけでございます」、「(補助金交付決定を)実際に知らなかったわけでございますから、これ以上、言いようがないわけでございます」と述べた。
安倍首相は、代表を務める自民党支部が、2012年と2013年、国の補助金交付の決定から1年以内の企業から、献金を受けていたことについて、補助金を受けていたことを知らなかったと強調し、違法性はないとの立場を示した。(FNN15年3月3日)』
『安倍晋三首相は3日、自身が代表を務める自民党支部が、補助金交付が決定していた企業から献金を受けていたことについて、「事実だが、当該会社が国から補助金を受けたことは知らなかった。事実関係を調査する」と首相秘書官を通じて菅義偉(すが・よしひで)官房長官に伝えた。菅氏が記者会見で明らかにした。
首相は3日の衆院予算委員会では「指摘された会社からも『収益性を伴わない』ということが明確に私の事務所に伝えられている」と説明。政治資金規正法は「利益にならない補助金」などは献金禁止の例外になると規定しており、首相は違法性を否定した形だ。
その上で首相は、閣僚や与野党議員への同様の献金が相次いでいることを踏まえ、対応策について「自民党でも検討を進めている。規制のあり方について各党に議論していただくべき問題だ」と指摘した。(産経新聞15年3月3日)』
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
実は3日の朝の時点では、安倍首相は2社から不正献金を受けていると報じられていたのだが。<だから、枝野幹事長は午前中の国会で、2社の話を質問していたのよね。>
その後、また新たに2社からの不正献金が判明し、計4社に増えたようだ。<電通もはいっているのね。てか、電通に国から補助金が交付されてるとは?(^_^;)>
『安倍晋三首相が代表を務める自民党支部が、国の補助金の交付決定以降1年以内に企業から政治献金(寄付)を受けていた問題で、環境省の補助金を受ける大阪の衛生用品会社から少なくとも10万円の献金を受けていたことが新たに分かった。これにより、安倍首相の党支部が受領した補助金企業の献金額は、2011~13年に計4社で少なくとも194万円となった。
安倍首相が代表を務める自民党山口県第4選挙区支部の政治資金収支報告書などによると、衛生用品「サラヤ」(大阪市)は10年8月、環境省の「太陽光発電等再生可能エネルギー活用推進事業」で3000万円の補助金交付決定を受け、1年以内に少なくとも10万円を同支部に献金した。これについて、安倍氏の事務所は「同社は利益を得ていないと聞いており、事業は(違法献金にあたらない)利益を伴わないものだ」としている。
同支部はこのほか、中小企業庁の補助金を受けた化学製品卸「東西化学産業」(大阪市)から計24万円、農林水産省の補助金を受けた大手広告代理店の電通(東京都)から13年に10万円、経済産業省の補助金を受けた大手総合化学メーカーの宇部興産(山口県)から11~13年に計150万円の献金を受けた。
サラヤは3日中に回答せず、電通は「(補助金の性質から)政治資金規正法に抵触しない」、宇部興産は「寄付制限の例外規定『試験研究』に該当し、法的問題はない」としている。政治資金規正法は、国から補助金交付決定通知を受けた企業に1年間、政党(支部を含む)や資金管理団体への政治献金を禁じ、政治家がそれを知りつつ受け取った場合は違法となる。(毎日新聞15年3月4日)』
* * * * *
安倍氏は「知らなかった」or「違法性がない」で通すつもりのようなのだが。
前政権で首相を務めていた時も、補助金交付が決定した企業から献金を受けていることを指摘されていることから、首相自身、今回の国会でも、自分の事務所は、献金をくれる人に書面や口頭で、外国人や補助金交付企業からの献金を禁じられていることを伝えていると、きちんと配慮や対策を行なっていると説明したばかり。
『(民主党の)高木義明国対委員長は記者会見で、首相の同様の献金が19年3月などに国会で取り上げられたとした上で「指摘を受けているのに放置した。知らなかったという話ではない。言い逃れできない」と批判し、今後も追及する考えを示した。(産経新聞15年3月3日)』
* * * * *
また甘利経済再生大臣と林農水大臣にも、同様の不正献金があったことが発覚。甘利大臣は、グレーだと判断されたため、献金を返金する意向を示した。
『甘利明経済財政担当相は3日の閣議後記者会見で、自身が代表を務める政党支部が国土交通省の補助金を交付された企業から献金を受けていたとの一部報道について、「(問題の有無を)自民党の弁護団に確認したところ『グレー』との回答だった。朝一番で返金する」と語った。同日午前に返金手続きを済ませた。
一方、林芳正農林水産相は同日の記者会見で、補助金交付が決まった企業から献金を受けたとの報道について「電通と宇部興産から寄付をいただいていることは間違いない」と認めた。その上で「補助金の受給については知らなかった。事実関係を調べ、結果を踏まえて対応したい」と語った。
甘利氏によると、政党支部に献金した企業は2013年5月に補助金の交付通知を受けていたが、その後1年間に12万円を献金していた。甘利氏は「何千項目とある補助金を完全に把握しきれない。(企業には)補助金を受けたら献金できないと書面で注意喚起してきた」と説明した。(時事通信15年3月3日)』
* * * * *
尚、昨日は民主党の岡田代表も、同様の不正献金を受領していると報道されたのであるが。
岡田氏に献金を行なった「日清製粉グループ」は持ち株会社であることから、客観的に考えて、その傘下にある企業と同一視することは難しいように思う。(・・)
『国の補助金交付が決定した会社から献金を受けていた民主党の岡田克也代表の事務所は3日、産経新聞などの報道について「誤解を招きかねない」との談話を発表した。
岡田氏は談話で、自身が代表を務める政党支部が「日清製粉グループ」から平成23、24両年に各24万円の献金を受けた事実を認めた。その上で、同社は農林水産省の「食糧麦備蓄対策事業」の補助金を受けた「日清製粉グループ本社」とは「別法人だ」と強調。日清製粉はグループの子会社だが、報道について「異なる企業を混同している」と指摘した。
備蓄対策事業についても「国が行っていた備蓄を22年以降、企業が代わって行うことになったことに伴い、国が負担していた保管経費を企業に助成している」と説明。首相と同様に「利益にならない補助金」との認識を示した。
民主党の枝野幸男幹事長は3日の衆院予算委の質問の中で、岡田氏への献金について「全く問題ない」と擁護した。(産経新聞15年3月3日)』
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
さて、下村文科大臣は、暴力団の風俗産業に6億円を融資、自らも脱税+αで有罪判決を受けている元学習塾経営社から献金を受けていたことを否定していたのだが。
昨日の国会で、事務方の調査にミスがあったとして、献金があったことを認めた。(-"-)
『最も苦境に立たされているのが、安倍首相の側近・下村文科相。下村文科相は、2月27日の予算委員会で、暴力団と関係があるとされる企業へ融資したと報じられた男性から、10万円の献金を受けていたかを問われた際、「今、事実確認をしましたら、一切そういうことはありません」と、献金を否定した。さらに、「答弁矛盾しませんか?」と質問した民主党の柚木道義議員に、「何が矛盾しているか、ちゃんと端的に言ってください」、「確認してですね、質問をしていただきたい」と声を荒らげ、かみついていた。
ところが、3日朝になって下村文科相は、事務方にミスがあったとして答弁を訂正した。
下村文科相は「この方から、10万円の寄付を受けておりました。おわびして訂正致します。この10万円は返却をいたしました」と述べた。
これに対して、民主党の柚木議員は「事実無根であるとか、虚偽報道に基づいているとか、よく確認をしてから答弁しろとか、そういったことを言い続けてこられたわけですよ。国民の皆様に謝罪をされることが、教育行政をつかさどる文部科学大臣として、ふさわしいのではありませんか」と述べた。(FNN15年3月3日)』
『下村氏の事務所は2日、朝日新聞の取材に 「突然の質問でしたので、入ってきたメモに沿って答弁をしましたが、メモが間違っておりました。返金の手続きをいたします」と回答した。(朝日新聞15年3月3日)』
* * * * *
しかし、昨日、下村大臣をさらに苦境に陥れたのは、何と2月14日の段階で、クチ止めメールを送っていたことが発覚してしまったことだろう。(@@)
下村氏の政務秘書官が、「博友会」の幹部に、「大臣より取材の要請が来ても応じることなく、無視でお願いと申しております」、「大臣になりますと、あらゆる疑いをかけられ、ないことを書かれますので、取り合わないようお願い致します」と記したメールを送っていたというのである。(~_~;)
『下村博文・文部科学相の政治資金問題をめぐり、3日の衆院予算委員会で、下村氏の政務秘書官が、地方の「博友会」幹部にメールで口止めをしていた疑いがあると、民主党の柚木道義氏が指摘した。
柚木氏は、秘書官が博友会幹部に送ったとされるメールを紹介。2月14日に「大臣より『取材の要請が来ても、応じることなく無視でお願い(する)』と申している」との内容だったと指摘した。政務秘書官は、下村事務所から派遣されているという。
下村氏は「確認したい」と答弁。地方の「博友会」について、「私の事務所は一切タッチしておらず、私も具体的な運営については一切知らない」と従来の答弁を繰り返した。柚木氏は、「メールが事実なら、答弁の前提が根底から覆る」と指摘した。(朝日新聞15年3月3日)』
『「取材に応じず、無視でお願い」。民主党・柚木議員が取り上げたのは、下村大臣の秘書官から支援者に対し送られたというこのメール。
「大臣になりますと、あらゆる疑いをかけられ、無いこと無いことを書かれますので、取り合わないようお願い致します。応じると、記事にされますので」(メールより)
「『下村大臣だけには道徳を語って欲しくない』と、下村さんを応援してきた”博友会”の会員が、同じ教育者が言っている」(民主党・柚木道義衆院議員)
柚木議員はこのメールを、下村氏の支援団体「博友会」の会員から入手したということです。
「その方の言葉によれば、『嘘の答弁を繰り返されるので、真実を語ってほしい、そう思ったからこそこのメールを公表することを決断した』と」(民主党・柚木道義衆院議員)
「真実を語っているつもりです。ただ、事実確認で間違ったことがあったことについては、これは素直にお詫びし訂正しておりますが、今まで嘘を申し上げたことはありません」(下村博文文科相)(JNN15年3月3日)』
* * * * *
ちなみに、この日の国会でも講演費用について突っ込まれた下村氏は、こう釈明したという。
『下村文科相は博友会から講演料や車代はもらっていないと先週、答弁したことをただされ「地方での講演会の際にホテルなどを用意してもらっているが、直接、代金をもらったことはない」と説明した。これに対し、柚木議員は「詭弁(きべん)ではないか。支払った代金の原資が博友会であることが問題だ」と批判したが、下村文科相は「何ら法律違反でも問題でもない」と反論した。(NNN15年3月3日)』
そうか、ホテルやタクシーを用意してもらっていても、現金をもらっていなければ、宿泊費や交通費、お車代(謝礼込み?)などを出してもらったとは言わないんだね。(・・)b
・・・な~んて詭弁に、納得するわえないっしょ。^^; <ホントに潔くないやつだわね~。^^;>
何か安倍首相をはじめあまりにも多くの閣僚の政治資金の問題や疑惑が次々と出て来ているので、「またか」って感じになって、却って国民の関心が薄れたり、飽きてしまったりするのではないかと危惧しているほどなのだけど。<もしかして「みんなで不正献金してれば&知らなかったって言ってれば、怖くない」作戦だったりして?^^;>
もう少し頑張れば、さらに大きな問題が出て来るはずなので、野党にもメディアにも、もうチョット頑張って欲しいと、応援しているmewなのだった。(@@)
THANKS
【下の2つのランキングに参加しています。できれば、2つともクリックして頂けると、有難いです。組織票は全くなく、記事を読んで下さる方々だけが頼りなので、よろしくお願いします。m(__)m】
↓このクリックが、mewの大きな励みに。(・・)
↑もう1クリックが、ブログを続けるエネルギー源に"^_^"