古賀が政権のリンチと批判する自民のテレ朝招致&同日に急に安倍ー翁長会談を実施
2015年 04月 17日
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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
昨日16日の夕方になって、政府が突然、17日の午後に安倍首相が沖縄の翁長知事と会うと発表をした。(・o・)
『政府は16日、安倍晋三首相と沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事が17日午後、首相官邸で会談すると発表した。昨年12月に就任した翁長知事と首相の会談は初めて。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題を協議する。首相は移設に理解を求めるとみられるが、翁長知事は反対姿勢を崩しておらず、平行線となる可能性が高い。
翁長知事は5日に菅義偉官房長官と会談した際、首相との会談を要請。政府側も首相の今月下旬の米国訪問を控え、沖縄県との対話姿勢を示す必要があるとみて調整していた。菅氏は16日の記者会見で「先方の要望を踏まえた」と説明した。
一方、翁長知事は16日、県庁で記者団に「お会いできることに大変感謝している。辺野古の建設はできませんとしっかり伝える」と強調。「訪米されるのであれば、県民の気持ちも届けてもらえるよう首相に話をしたい」と述べた。(毎日新聞15年4月16日)』
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今月5日に翁長知事と会談を行なった菅官房長官は、「わたしが沖縄を訪問した際、翁長知事側から話があったもので、先方の要望も踏まえ行うことにした」と、いかにも自分が首相と知事の会談実現に努力したかのような言い方をしていたのだが・・・。^^;
どうやら、安倍首相が急に翁長知事と会ってもいいと言い出したため、急遽、沖縄に連絡してOKをとった様子。<翁長知事は、夕方の便で急に上京することになったです。^^;>
会談の時間は30分ほどで。翁長氏がが知事就任の挨拶や自分の考えを述べ、首相もそれに少し応じただけで終わってしまう程度のもの。^^;
安倍首相が翁長知事と会うことにしたのは、1・米国に辺野古移設に関して、沖縄との交渉が円滑に進んでいると思わせるため、2・統一地方選で、地方を軽視していると見られないようにするためではないかと言われているのだけど・・・。
17日の午後に会談が行なわれるときいて、mewは、もしかして自民党がテレビ朝日を呼ぶのとぶつけようとしたかな~と思っちゃったりもして。(@@)
だって、安倍ー翁長会談が開かれたら、TVのニュース番組では、絶対にそっちの方が多く取り上げられることになるもんね。(**)<ってか、自民党のテレ朝呼び出しは、全く触れずに終わらせるニュース番組が多いかも。^^;>
幼稚な安倍っちやその仲間たちは、そういう安易で短絡的な戦法を考え付きそうじゃありません?(ーー゛)
いずれにせよ、翁長知事には、安倍首相にも、米国&国内向けにTVカメラの前でもバシッと「辺野古の新しい基地は作らせない!」と改めて宣言して欲しいです。(・・)
<ついでに書くなら、菅官房長官は、また沖縄を翻意させるために用意している最大のエサ「USJ招致」のアピールをしていた。(~_~;)
『菅官房長官は15日、沖縄県での新テーマパーク建設を計画している「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市)の運営会社のグレン・ガンペル社長と首相官邸で会談した。
ガンペル氏は会談で、沖縄県外から観光客を呼び込む必要があるなどの課題を挙げて、「政府のサポートをいただければ、しっかり取り組みたい」と政府の支援を求めた。菅氏は「沖縄振興は政府としても極めて重要だ。しっかり支援していきたい」と応じた。
政府はこれまで沖縄振興策の一つとして同社に沖縄進出を働きかけてきており、政府内には沖縄振興費を活用して支援する案がある。(読売新聞15年4月16日)』
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でもって、ここからは前記事の『自民がテレ朝を呼び出し~メディア、国民は民主政破壊の暴挙に怒るべし』の続報になるのだが・・・。
自民党は17日の午後に、事情聴取を行なうために、テレビ朝日とNHKの幹部を呼び出すことに。
実は、昨日16日、テレ朝の「報道ステーション」で安倍官邸の政治介入を訴えて降板した古賀茂明氏(元通産官僚)が、外国人記者クラブで会見を行なったのだけど。
古賀氏は、この聴取を集団リンチにたとえて批判した上、「ぜひ、この呼び出しは断ってほしい」と呼びかけていたのだ。(@@)
『3月、テレビ朝日の番組内で、官邸からバッシングを受けたなどと発言した元経済産業省の古賀茂明氏が、日本外国特派員協会で会見し、この問題で、自民党が17日、テレビ朝日の幹部から事情聴取する見通しであることについて、「集団リンチ」に例えて批判したうえで、「ぜひ、この呼び出しは断ってほしい」と呼びかけた。
古賀氏は「自民党に呼ばれて行かないのは、テレビ局から見ると、非常に怖いという感覚を受けるのだと思う。集団リンチ的な状況になるおそれもある」と述べた。
また古賀氏は、マスコミのトップが、政権側にすり寄っているなどと、日本のマスコミを批判した。(FNN15年4月16日)』
でも、最近、どんどん安倍官邸に擦り寄り始めているテレビ朝日は、「官邸から圧力はない」「「経緯や事実関係などを説明する機会だと理解している」とコメントし、メディアの使命なんてことは全く考えずに、のこのこと自民党の聴取に出かけて行く気でいるらしい。(>_<)
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『テレビ朝日「報道ステーション」の降板をめぐって、生放送中に「安倍政権からの圧力」を口にして物議をかもしている元経産省官僚の古賀茂明氏が4月16日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。
古賀氏は会見で、自民党が明日17日にNHKとテレビ朝日の幹部を呼び出して、両局の報道番組について聴取することに触れて、「NHKとテレビ朝日には、自民党の呼び出しを断ってほしい」と呼びかけた。(中略)
●「自民党に呼ばれて行かないのは怖いだろう」
このような自民党の対応は、外国人記者にも「異例」と映ったようで、この日の会見でも古賀氏がどのような発言をするのか注目が集まった。
古賀氏は「自民党に呼ばれて行かないのは、(テレビ局には)怖いという感覚があるだろう」と述べた。そのうえで、「丁寧な言葉による聴取になるだろうが、集団リンチ的な状況が起こりうるのではないか」と述べ、政権与党である自民党からの圧力が生じる可能性を示唆した。
さらに、「放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、規律されることがない」とうたった放送法3条をあげて、「自民党の呼び出しは、明らかに放送法に違反している」と持論を展開。古賀氏は、両局が与党からの圧力に屈しないように「呼び出しを断ってほしい」と述べた。(弁護士ドットコム15年4月16日)』
『古賀氏は「日本のメディアは官房長官様のおっしゃることをそのまま伝える。圧力をかけるほうは『圧力をかけた』とは言わない。いじめる側が『いじめた』と言わないのと同じだ」と話し、テレビ放送が、放送法によって定められる免許事業であることを指摘し「(テレビ局職員の)彼らが圧力なのか、自粛なのかも分からなくなってしまっている」と話した。
会見終了後には、囲み取材でマイクを向けたテレビ局記者からの「(生放送で)打ち合わせなしの発言が介入を招いたのでは」との質問に「ドラマのように打ち合わせしたことしか言えないのか。言って良かったなと思っています」と回答。「あなた方は一生懸命に政権側に立って説明している。権力と戦うつもりがないんですか」と記者に対して問い返す場面もあった。(スポーツ報知15年4月16日)』
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TBSの「NEWS23」では、外国人記者クラブの記者たちの反応を伝えながら、今回の政府や自民党の対応が、いかに民主主義&言論の自由を壊す危険性があることなのか、その問題点を訴えようとしていたのが、印象的だった。(++)
<そのうち機会があったら書くけど、安倍官邸がドイツの新聞社に圧力をかけていたことが、今、話題になっているんだよね。(関連記事を*1に載せておくです。)こういうことを続けていたら、欧米の新聞社に、これまで以上に「野蛮な国家主義者(ナショナリスト)」とか批判されちゃうかも。^^;>
『テレビ朝日の報道番組で、自らの降板をめぐり、菅官房長官などを批判した元官僚が、外国人記者を前に記者会見し、「報道や表現の自由が権力側から脅かされることがあるのは問題だ」などと指摘しました。問われる政治とメディアの関係。外国人記者たちはどう受け止めたのでしょうか。
「報道の自由とか、あるいは表現の自由が権力側から脅かされることがあるということが、非常に大きな問題だというふうに考えています。政権与党が番組の編集について口を挟むということ自体が放送法違反なんですね」(元経産官僚 古賀茂明氏)
経済産業省の元官僚、古賀茂明氏は、先月27日に出演したテレビ朝日の「報道ステーション」で、自らの番組降板をめぐり、菅長官や総理官邸側から「バッシングを受けた」などと批判しました。
この日の会見では、外国人記者に、政治とメディアの関係は本来どうあるべきなのか問いかけた格好です。
「今、日本で起きているのはそれ(圧力)と戦うというよりは何とかかわそうと。表現する言葉とかストーリーとかを本来自分が書きたい範囲よりも少しずつ狭めていくと。それによって政権とのあつれきをなるべく回避しようという一つの自粛ですね」(元経産官僚 古賀茂明氏)
外国人記者たちは、どう受け止めたのでしょうか。
「古賀さんに同意します」(アメリカ人ジャーナリスト)
「古賀さんに賛成です。テレビ朝日は自民党の聴取は断るべき」(イギリス人ジャーナリスト)
一方、先日、「事実無根で不適切」と古賀氏の発言を真っ向から否定した菅官房長官は・・・
「そういう方の個人のいちいちのことにコメントすることは控えたいと思いますし、コメントすべきではないと思います。事実無根だということで申し上げて、テレビ朝日の会長が会見で関係者に、ご迷惑をかけたということを言われているのではないでしょうか」(菅義偉官房長官)(TBS15年4月16日)』
<ちなみに『自民党では、「報道の自由に介入するつもりはない」としていますが、党内からは「NHKを呼びつけてつるし上げた民主党は地方選挙でダメージを受けた。そうはならないでほしい」と懸念の声も出ていて、17日の会議の展開に注目が集まっています(同上)とのこと。
え? もしかして、NHKの籾井会長の問題を追及すると不快に思う国民が多いってこと?(・o・) もし本当にそうなら、日本に民主主義が根付くわけないわね。(ーー)>
* * * * *
民主党が、NHKの籾井会長の聴取を行なった時には、TVカメラを入れていたと思うのだけど。自民党のテレ朝への聴取も、是非、TVカメラの前で行なって、内容を公開して欲しいと思うし。
mew周辺では、報ステで何があったのかも、安倍官邸や自民党の介入の話もほとんどor全く知らないという人が少なくないのが実情で。何よりも、一般国民が今、安倍官邸&自民党のやっていることが民主主義国家の政府与党として異常&アブナイことだということに、1日も早く気づいて欲しいと、切に願っているmewなのだった。(@@)
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『安倍政権「海外メディア」にも圧力 ドイツ紙記者が怒りの暴露- 日刊ゲンダイ(2015年4月14日09時26分)
もはや、常軌を逸している。安倍政権による“圧力”が海外メディアにまで及んでいることがわかった。外国人ジャーナリストは安倍政権のやり方にカンカンになっている。
つい最近までドイツの高級紙「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」で東京特派員を務めていたカールステン・ガーミス氏が、圧力の実態を明らかにしている。
ガーミス氏が暴露したのは、外国人特派員協会が発行する機関紙「ナンバー1新聞」4月号。日本での5年間の取材をふり返る形で、安倍政権の暴走を詳細に伝えている。内容は“国際問題”にも発展しかねないトンデモないものだ。
「ナンバー1新聞」の記事によると、安倍政権になってから、海外メディアとの関係は悪化。エネルギー政策やアベノミクスの危険性について取材しようとしても、政権サイドはまともに対応しようとせず、日々、対立は深刻化しているという。
批判記事を書こうものなら、外務省を使って、本国の本社に直接“圧力”をかけるという行動にも出ている。
ガーミス氏が安倍政権の歴史修正主義について、批判的な記事を書いた時のことだ。在フランクフルトの日本総領事が、ドイツにある編集部に乗り込んできて猛抗議したという。
対応した編集者に向かって「(あの男は)金が絡んでいると疑わざるを得ない」と信じられない暴言を吐いた上、安倍批判の記事を書くのは中国へのビザ申請を承認してもらうためではないか、と妄想としか思われない見解を示したという。
ガーミス氏は「私が?北京のために金で雇われたスパイ? 私は中国へ行ったこともないし、ビザ申請をしたこともない」と真っ向から否定。「私と、編集者と、本紙全体に対する侮辱だ」と激高している。
外務省による“攻撃”は昨年からより一層激しくなり、ガーミス氏は記事を書くたびに呼び出しを受けたという。
元外交官の天木直人氏はこう言う。
「今まで聞いたことがない衝撃的な内容です。安倍政権のあまりの下劣なやり方に、ドイツ国民は腰を抜かすのではないでしょうか。圧力をかけた点と外交官の暴言、二重の意味で権威を損ねている。圧力を受けたのはドイツ紙だけとは思えません。今後、世界各地で同じような話が出てくるのではないか。国際的に大問題になりますよ。これを報じない日本のメディアも終わっています」
英語で書かれた今回の記事は、インターネットを通じて世界に拡散していくだろう。安倍政権のやっていることは、日本の恥でしかない。』