「まさか」と「何でもあり」の2005年・・・このままでは、日本がアブナイ(2)

<今年最後の投稿になります。9月からブログを始めて4ヶ月。アクセス&拙文を
読んで下さった方々、TB&コメントを下さった方々、TBをつけさせて頂いた方々、
本当に有難うございました。来年もよろしくお願いいたします。m(__)m>

 2005年回顧の続きです。<経済、社会、ご挨拶編です。>

 経済面で言えば、何かにつけて「新自由主義」という言葉を色濃く感じさせられる
一年だった。
 市場原理に基づく自由競争社会が広がり、グローバル化、スピードと効率化が最重要
課題となった。外国資本&企業の参入も相次ぎ、自由競争に勝ち抜く体力や競争力を
つけるため大企業は次々と合併や提携をしたり、不採算の部門や子会社、人材を切り
捨てて来た。
 その結果、今年は過去最高利益を出す企業が次々と出ている。株式市場もにぎわい、
久々に日経平均が大きく上昇をしており、表向きの経済はよくなって来たように見える。
 また昔は公的存在を意識していた銀行や大企業も、いまや利益を出すためなら企業
モラルもどこへやらで「何でもあり」になっている感がある。
 また小さな企業はその競争に勝ち抜くために、M&Aを繰り返すところが増えた。
株式とそれで得た資金を武器にして、弱肉強食の世界が始まっている。企業の理念や
事業の分野など関係ない。今年は堀江氏、三木谷氏、村上氏の三者に注目が集まったが
こちらも「まさか」&「何でもあり」の世界になりつつある。
 
 そして、日本の経済社会は俗に言われる「勝ち組」「負け組」さながらに、まさに
二極化の様相を見せている。
 大企業の過去最高益の陰で、切り捨てられた会社や工場、そこで働く人々がどれだけ
いることか? また急激な規制緩和の拡大によって、街に古くからあった個人経営の
店舗は次々と閉店し、商店街のゴーストタウン化が進んだり、農牧業などを廃業せざる
を得ない家も少なくないときく。競争に勝ち抜く力を持たない小さな企業、店舗は次々
と脱落し、そのために生活が困難になったり、自殺者や心身に病を抱える者が急増して
いる。しかも勝ち組のはずの大企業に勤める者も、競争やスピード、効率化に追い回さ
れ、そのプレッシャーとストレス、過労などで心身を病む人が増えているという。
 こんなことが続けば、日本の企業や経済社会は疲弊して行くに違いあるまい。また、
社会の面のところで後述するように、既にアチコチでそのひずみが出始めている。
どこかで一息ついて、企業や経済社会のあり方を考え直す必要があるのではないだろうか?
 また東証の取引不能事件、J社の発注ミス事件、また耐震偽装事件の構造計算ソフトの
悪用などを考えると、コンピューターを信頼、依存し過ぎることの危険さも感じた。

 私はアメリカ型の経済や社会は日本には合わないと思っている。また、そうなって欲しくも
ない。日本は日本らしい経済の仕組みや社会を作って行くことを考えてもいいのではない
だろうか?
  特に、日本の企業や社会は、もう一度、「人作り、モノ作り」の大切さを認識して、早めに
体制を立て直して行かないと、足元から崩れて行くような気がする。あまり目先の数字や
コストや時間の節減ばかりにとらわれたり、(これは法人&個人トレーダーなどにも言えるが)
目に見えないorきちんとした形を伴わないものでヴァーチャルなゲームのような商売をして
いたりすると、一時的に成功しても、基礎部分の耐震強度が足りないまま上に伸びて行くビル
のようになってしまうかも知れないと思ったりする。
 特に、合併を繰り返したりして、あまり図体ばかり大きくなってしまうと、動きがとれなく
なる上に、下手をすれば自重によって危険になってしまうかも知れない。そしてふと気づけば、
全ては外資に乗っ取られているということもあり得るかも知れないとさえ思うことがある。

<つづきは ↓ More をクリック >



 そして社会の面では、本当に悲惨な事故や事件が多く「まさか・・・何でこんなことが」
と思うことが続いた一年だった。
 特に今まで安全だと思っていた乗り物や住居、場所などに関わる事故や事件が相次ぎ、
安全性の低下、治安の悪化、そして自由競争経済の悪影響をひしひしと感じさせられる
年でもあったように思う。
 中でも今年4月に起きたJR西日本の福知山線での脱線事故は、多くの死傷者を出し、
さらに線路脇のマンションにまで被害をもたらすもので、その衝撃も大きかった。
電車や列車というのは、全ての交通手段の中でも、最も安全なものだという認識がある
だけに「まさか普通の電車に乗っていて」と感じた人も少なくないように思われる。
 しかも、その原因が上述のスピードと効率化重視、また運転手へのプレッシャーとスト
レスであるとわかり、色々と考えさせられた人も多いと思う。<エネルギーを含めたコスト
ダウンのために車体を軽量化したり、安全装置が調っていなかったことも問題になった。>
 そしてまだ原因は特定できていないが、暮れにはいって、また死傷者を出す脱線事故
が起きている。また人身事故には至っていないが、航空機のトラブルも相次いだ。この
要因の一つには、航空会社が整備の費用、人員コストの削減のために、機体の整備、
点検を外注するようになったということが挙げられている。
 
 さらに、今年の終盤、世の中を騒がせたのが、耐震偽装事件であった。
 普通に売買されて、市民が生活しているマンションの耐震強度が実は不足しており、
震度5以下でも倒壊するおそれがあるとは「まさか」以外の何者でもないだろう。それ
も一棟や二棟ではないのだ。ホテルなども含めれば百棟近くの数にのぼるのである。
しかも、それは構造計算の段階で設計書類が偽造されていた上、建築確認検査をパス
していたというのだから、国交省や建築関係者を含めて「まさか」の事件であった。
 今も尚、原因は究明中の段階であるが、建築確認検査機関や建設に関わった企業が
スピードアップやコストダウンのために行なったものだとしたなら、まさに市場原理
に基づく競争社会のひずみであると思われる。

 これは私たち利用者、消費者の方も反省しなければならない問題であると思う。
私自身も含めて、ついできるだけ安く、速くなどと思ってしまいがちで、それが企業
にプレッシャーをかけている部分もあると思うからだ。ともかく「安全第一」。そして
「安全性のためには多少の費用や時間をかけても仕方ない」という気持ちを持つことが
必要だと改めて思わされた年だった。

 そして、具体例を挙げ切れないぐらいの悲惨な殺傷事件が、全国で次々と起きた。
 特に小さな子供たちが狙われた事件や虐待死した事件が多かったことには、心が痛む。
学校の登下校の道ですら、今は安全ではない。しかも弱者を狙う事件が増えている。
この他に私にとって印象深かったのは、娘が母親を毒殺実験しようとした事件、中学生
が両親を殺害し爆発により放火をした事件、男子高校生が好意を持っていた女子の同級
生を殺害した事件などがある。塾講師が生徒を殺害した事件も特筆すべきものだろう。
家で家族や同級生といても、塾で先生といても、その相手に殺害されることがあるよう
な世の中である。しかも、その動機は一般人から見れば、さしたることではなかったり
不可解なものであり、それが尚更、世の中に対する危惧感やある種の嘆きを私に与えた。


 最後に、今年の9月、いきなり思い立ってブログなるものを始めることになった。
 正直なところ、私はまさか自分でブログを作ることになるなど、ましてや政治・社会
ネタのものを作ることなど思いもしていなかった。<もしいつかブログorHPを作る
機会があるとしたら、実は、スポーツか食べ物系のものにしたいと思っていた。>
 政治や社会問題、法律などにもそこそこ関心があり、日ごろ、身内や周囲の者相手に
アレコレとブ~ブ~言ってはいたものの、それを文章にするのはあまりにも難しいよう
に思えたし、そもそもただの素人&一般庶民の私がそのようなブログを書いて、一体
誰が読んでくれるのかと思ったのである。
 しかし、郵政民営化法案に関わる一連の過程や総選挙の情勢を見ていて、いてもたっ
てもいられないほどイラ立っていたところ、知人に「とりあえず練習用ぐらいのつもり
で書いてみたらどうか」「一人でも二人でも読んで、ああそうかと思う人がいてくれれ
ばいいし、いざとなったら、すぐ削除すればいい」と薦められ、総選挙の投票日間際に
立ち上げた次第である。

 最初の頃は1日に10人もアクセスがなかったりしたのだが<おそらくほとんどが
知人?!>、色々なブログにTBをつけさせて頂いたり、本文等でご紹介して下さった
方もいたりしたお陰もあってか、徐々にアクセス数も増えて、3ヶ月ほどでアクセスも
1万を超えることができ、自分でも少し驚いている。色々な方々からTBやコメントも
頂けて、本当に嬉しく有難く思っている。改めて心から、感謝を述べさせて頂きたい。
 何分にも少しの時間を見つけては書きなぐって貯めたものを、ろくに校正や編集も
せずにアップしているので、稚拙かつ冗長で読みにくいものが多く、読んで下さる方々
には、本当に申し訳なく、有難く思っている。
<下手に編集しようと思って読み返すと、あまりの文の下手さ&長さに自己嫌悪に陥っ
てアップしたくなくなるので、最近は目をつぶってエ~イと投稿している^^;>。
 来年はどうにかもう少し読みやすく、できるだけ短くすることを心がけたいと思って
いるので、広い心&長~い目で見守って下さるようお願いしたい。

 今年は本当に有難うございました。&お世話になりました。
 そして来年もよろしくお願いいたします。m(__)m  では、よいお年を。(^^)♪

                       THANKS
[PR]

by mew-run7 | 2005-12-31 03:41 | 政治・社会一般 | Comments(8)

Commented by CONSAMA at 2005-12-31 09:43 x
MEWさんいつも興味深い論文をありがとうございました。
私には難しくてコメント出来ないほどのすばらしい内容もあり
本当に勉強になりました。
来年も今年以上にアブナイ!かも知れません。MEWさんのような方が
長く訴え続けることが大事だと思います。
ますますのこのBLOGの発展を祈念します。
では良いお年を!来年もよろしくお願いいたします。
Commented by YUKI-arch at 2005-12-31 11:02 x
mew-run7さん、お世話になりました。
後輩ブロガーに目配りいただき、感謝しています。
来年もよろしくお願いいたします。
Commented by mew-run7 at 2005-12-31 15:40
CONさま、コメント有難うございます。

論文だなんて・・・<長いからな~。^^;すみませんです。>
こちらこそいつもコメントを下さって、本当に感謝しております。

私自身、難しいことはあまりわからないのですが。
少しずつ勉強して、微々々々力ながら、細く長く私なりに色々書いて
みたいと思います。
CONさまの日記が、もう少し簡単にTBできるといいんですけどね~。

今年一年お世話になりました。
また色々な分野での交流、よろしくお願いいたします。m(__)m

Commented by mew-run7 at 2005-12-31 15:47
YUKI-archさん、コメント有難うございます。

いや、私もついこの秋に作ったばかりなので、ブログの同期生ということで。(^^)
たまたま耐震偽装のことで訪問することになりましたが、私個人、
家作りというものに興味があるので、色々とお勉強させて頂いています。
こちらこそお世話になりました。
これからもよろしくお願いいたします。
Commented by at 2006-01-02 11:02 x
良い表現があったよ。

「会員制バブル」

ほな。
Commented by mew-run7 at 2006-01-03 04:14
若さん、コメント有難うございます。

「会員制バブル」・・・確かに、ですね。( ..)φメモメモ
若さんはやっぱ賢いな~と思ったです。
Commented by an_idle at 2006-01-17 01:00 x
今、世間を騒がせている耐震偽装犯罪の姉歯建築士も創価学会員です。
そして、その尻拭いに税金を投入しようとしている北側国土交通大臣も創価学会員です。
創価学会の狂信者達は、どこまで身勝手なのでしょうか?
被害者の代表も創価学会員?という情報も読んだ覚えがあります。
創価学会の悪行もいい加減にして欲しいですね。

【参考ブログ】
創価大学出身政治家・北側国土交通大臣が公金を投入したがる理由とは!?
http://ameblo.jp/worldwalker2/entry-10006879677.html
必撮!勤め人 2005年 11月 29日 人命のデフレ(GRD)
http://artisan.exblog.jp/2032542

ついでに

オーストリアが創価学会(公明党)をカルト(セクト)に指定
http://www.lermanet.com/cisar/books/990913b.htm
チリ議会が創価学会(公明党)をカルトに指定
http://www.hrwf.net/html/chile2001.html
ベルギーが、創価学会(公明党)をカルトに指定
http://members.ozemail.com.au/~skyaxe/mahikari.htm

京都 相国寺・金閣寺・銀閣寺・承天閣美術館の公式ホームページ
http://www.shokoku-ji.or.jp/information/activity/shoseki/shoseki04.html
Commented by mew-run7 at 2006-01-17 02:12
an_idle さん、コメント有難うございます。

この点を他党が取り上げる勇気が欲しいですね。
学会員も全て悪い人ではないと思うのですが・・・。
こういう形で政府を利用するのは困ると思います。