安倍独裁の非民主政を助長する自民党~力で対抗馬を抑え、総裁選は無投票再選か?

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 自民党は、党総裁選の日程を9月8日公示、20日投開票とすることを正式に決定した。(・・)

『自民党は28日午前、安倍晋三首相(党総裁)の任期満了に伴う総裁選について、「9月8日告示、同20日投開票」の日程で実施することを決めた。党内の全派閥や有力幹部らが首相の続投支持で一致。対抗馬の動きも見えないことから、首相が無投票再選される可能性が高まっていることを踏まえ判断した。(中略)
 党執行部は、安全保障関連法案の参院審議と選挙戦が重なりかねないことから、告示日を9月中旬に遅らせる案も検討。だが、法案の採決時期はいまだ見通せず、無投票再選の公算が大きくなっているため、決着を急ぐことにした。谷垣禎一幹事長は記者会見で、無投票の可能性について「全く考慮に入れなかったとは言わない」と認めた。(時事通信15年8月28日)』

* * * * * 

 政府与党は、9月27日まで通常国会を延長。日本の行方を左右する安保法案の審議が、9月半ばぐらいまで続くと見られている。
 それゆえ、もし本気できちんと安保審議や党の総裁選を行なう気なら、総裁選の日程をもっと後ろにずらすべきだと思うのだけど・・・。
 
 安倍陣営&自民党は、安倍首相以外に立候補者が出ず、無投票再選することを見込んで(また、他の立候補者が出にくくなるようにするためにも?)、それを前提にこの日程を立てたのである。(-"-)
 というか、安倍首相&仲間たちは、党運営でも、人事やスキャンダルなどを材料にアメムチ作戦を展開。ポスト安倍を目指していた候補者たちを出馬しにくい状態に追い込んだのだ。(@@)

 そして、先に言えば、mewは、安倍陣営はもちろん、その安倍陣営のやり方に追随した自民党の議員たち、とりわけ閣僚&三役レベルの議員や、派閥の長レベルの長老たちに対しても憤慨、失望している。
 彼らは、日本の国や国民のことよりも、自民党や自分たちの権力を守ることを優先して、日本の民主政を壊すことを承知で、(その多くは、本当は望ましくないことをしていると知りつつ)安倍首相の独裁政権作りに手を貸したことになるのではないかと思うからだ。(-"-)

* * * * *

 次々と有力候補が出馬回避や安倍支持を発表する中、mewが期待していた野田聖子氏は、最後まで「今回の総裁選挙は無投票であってはならない。傲慢だ」「国会議員の中での、そして派閥の皆さんの暗黙の了解で総裁を選ぶということは、やはり日本の国、国民に対して失礼な気がする」と抵抗を示していたのだけど。
 安倍包囲網にやられて、立候補に必要な推薦人20人を確保するのは、極めて難しい状況になったという。(@@)

『自民党の野田聖子前総務会長は26日、東京都内で講演し、9月の総裁選について「一部の派閥の方たちが『無投票でいいじゃないか』というのは、国民に対して傲慢(ごうまん)だ」と語った。(朝日新聞15年8月27日)』

『自民党の野田聖子前総務会長は総裁選挙をめぐり安倍総理の無投票再選の流れが強まる中「無投票であってはならない」と主張しました。一方、自身が出馬するか否かは明言を避けています。
 「国会議員の中での、そして派閥の皆さんの暗黙の了解で総裁を選ぶということは、やはり日本の国、国民に対して失礼な気がする。だから私は、今回の総裁選挙は無投票であってはならない」(自民党 野田聖子前総務会長)

 野田氏は26日の講演でこのように述べ、政権の支持率が低下し国民との距離を修正するためにも無投票での安倍総理再選ではなく、総裁選を通じて自民党の多様性をアピールする必要性があるとの考えを示しました。
 一方で自らの出馬に関しては明言を避けたほか、出馬に必要となる推薦人20人を集めることについては「無派閥なので派閥の長が『ゴー』と言って固まるような仲間を作っていない。大変なハンデ」と述べています。(TBS15年8月27日)』

『野田氏自身が総裁選に立候補するかについては明言を避けたが、「安倍晋三首相が(総裁に)選ばれるにしても、ルールの下で選ばれた方が安定した政権を担える」と語り、無投票再選は避けるべきだとの考えを改めて示した。(毎日新聞15年8月26日)』

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 何故、野田聖子氏は無投票当選は国民に失礼で、傲慢だと主張するのか。(**)

 自民党は、1955年に結党して以来、できるだけ複数候補者を立てて、オープンな形で総裁選を行なうようにしていた。
 というのも、自民党は、自由&民主主義の普及のために作られた政党であるし。政権与党になる機会が多く(そのことを前提に結党されたようなもんだし)、「党総裁=日本の総理大臣」になる可能性が極めて大きいことから、党内で協議するような形で総裁(=日本の首相)を決めるのは望ましくないという考えが強かったからだ。(++)

 特に最近は、「できるだけ全国各地の自民党の関係者や国民に、総裁&首相候補の考えや政策を知ってもらった方がいい」「新政権や自民党のアピールの場にもなる」ということから、わざわざ全国各地で選挙活動を行なったり、候補者の討論会をTV中継したりするようになっているのだが。
 mewは、それ自体、そこそこ評価している。(・・)

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 まあ、実際のところは、水面下で色々な動きがあって、出来レースのような選挙も少なからずあったように思うけど。それでも、無投票は避けた方がいいと、強引に対抗馬を立てることがあったほどだし。^^;
 逆に近時で言えば、00年に小渕元首相が病に倒れた際に、森喜朗氏が後継指名を受けたとかで、投票を得ずに総裁に就任にした際には、「密室談合で決まった総理」だと、さんざん叩かれたのを覚えている人もいるだろう。(>_<)

 しかも、自民党の議員たちは、他の政党が無投票で党首を決めると、民主的なシステムができていないと批判することがよくあるので、民主党などはそれを意識して、(多少、ムリをしてでも?)複数候補者での代表選を行なうように努めているところがある。(~_~;)

 しかし、安倍陣営は、今回、早い段階から、党内の「安倍おろし」の動き、ポスト安倍のライバルの動きを封じることに力を入れていたのだ。(-_-;)

 昨年秋の内閣改造で、最大のライバルである石破茂氏や注目度アップしていた岸田文雄氏を閣内にしっかり取り込んでおいたのも、首相を目指していた元総裁の谷垣禎一氏を党TOPの幹事長にしたのも、アンチ安倍勢力ともパイプが強いタヌキの二階俊博氏を三役(総務会長)として囲っておいたのもetc.etc、全ては今度の総裁選で、有力な対抗馬を抑えて、圧勝or無投票再選するためにほかなるまい。(@@)

 安倍陣営の画策に関しては、(安倍応援紙の?)産経新聞までもが「首相、反旗の芽を摘む」という記事を出していたほどだ。(-_-)

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『自民党は28日、安倍晋三首相(総裁)の任期満了に伴う総裁選の日程を9月8日告示、20日投開票とすることを正式に決定した。参院で審議中の安全保障関連法案の採決時期が定まらない中、当初の想定通り最も早い日程となったのは、首相の無投票再選の公算が大きいことを踏まえたため。今回から、地方の党員票を重視した新たな制度に改正したが、実施は次回以降に見送られそうだ。

 谷垣禎一幹事長は28日の記者会見で、無投票を考慮した日程かどうかを問われ「全く考慮に入れなかったとは言わない」と語った。

 谷垣氏ら執行部は一時期、総裁選が選挙戦になった場合も想定し、安保関連法案の参院審議に影響を与えない9月中旬の告示日程も検討した。しかし審議は政府・与党の想定より遅れ、参院での採決時期は流動的だ。無投票であれば審議中の8日告示でも影響は少ないとの判断も働いた。野田毅総裁選管理委員長は28日の会見で「国会審議が確信を持てる状況にない。粛々と(総裁選を)やることにした」と語った。』

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『首相、「反旗の芽」摘む 自民総裁選、全派閥が再選支持 産経新聞 8月28日

 ■対抗馬、人事で取り込み

 9月の自民党総裁選で安倍晋三首相の無投票再選の構図が固まったのは、安倍政権が下落傾向とはいえ高い内閣支持率を維持していることを受け、石破茂地方創生担当相ら有力な対抗馬が「正面衝突」を避けたからだ。首相からすれば、昨年9月の内閣改造・党役員人事で実力者を閣内などに押し込め、反旗を翻す「芽」を摘み取った戦略も奏功したといえる。(力武崇樹、豊田真由美)

 「どうしてこの強い政権を(国民から)与えられているのか。そこに思いを致して努力していきたい」

 石破氏は27日、自身に近い党内グループ「無派閥連絡会」の総会で、今後も安倍政権を支える意向を示した。すでに周囲には不出馬の考えを伝えていた。

 ある石破氏の側近は今春「次々回の総裁選で有力候補となるためにも、今回は『負け覚悟』で旗を立てた方がいい」と進言。しかし石破氏は「入閣している立場で動きづらい」と拒否したという。側近は「7月に衆院で安全保障関連法案を採決した後でも、内閣支持率は極端に下がらなかった。この時点で石破氏の出馬意欲は消えた」と語る。(下につづく)

 首相候補の一人と目され、岸田派会長の岸田文雄外相も同様だ。同派名誉会長の古賀誠元幹事長は、岸田氏や野田聖子前総務会長の擁立を模索したとされる。ただ岸田氏は、派のメンバーが野田氏の推薦人に名義貸しすることにも難色を示したという。

 岸田氏は27日夜、都内のレストランで石原派会長の石原伸晃前環境相、額賀派の茂木敏充選対委員長と会食、首相を一致して支えていくことを確認した。

 一方、「無投票はよくない」と訴える野田氏はこの日、周囲に「派閥を解消しようということで自民党は出直したはずなのに…」と語り、党内全7派閥が首相の再選支持を打ち出したことに不満を募らせた。

 野田氏側近によると、野田氏は石破氏に出馬を促していたが、自らも立候補を模索。協力を求めた親しい議員からも「推薦人20人の確保は難しい」と難色を示された。

 各社の8月の世論調査では内閣支持率は30~40%台を維持しており、首相の「1強」状態に大きな変化はない。

 推薦人が集まらないのは「次の総裁任期の3年間干される」(党中堅)という懸念が働いたからだ。それだけに、首相に近い党幹部は「支持率が下がったときは、どうなるか」と語り、気を引き締めた。(産経新聞15年8月27日)』

* * * * *

 こんな流れを受けて、当初は複数候補による総裁選が望ましいと言っていた谷垣幹事長までもが、お盆明けには翻意。無投票再選を前提に、冒頭の日程を決めたのである。(-_-;)

<谷垣氏の「安倍さんのもとでこれから『国民統合』をどうしていくか」という言葉にぞっとしたmew。(・o・)>

『自民党の谷垣幹事長は、9月に行われる総裁選について、「無理に争いを作る必要も必ずしもない」と述べ、安倍総理の無投票での再選が望ましいとの考えを示しました。

 「無理に争いを作る必要もない。安倍さんのもとでこれから国民統合をどうしていくか、みんなで真剣に努力をして安定した政治をつくっていく(のが大事)」(自民党 谷垣禎一幹事長)

 谷垣幹事長は、自身を中心とする政策グループの夏季研修会でこのように述べ、改めて幹事長として総裁を支えると強調し、無投票での安倍総理の再選が望ましいとの考えを重ねて表明しました。(TBS15年8月22日)

* * * * *

 急遽、お仕事に行くことになったので、中途半端ながら、ここまでいったん終わりにするが。

 国民は、自民党の総裁選が無投票になること&安倍陣営のやり方のアブナさを、も~っと考えた方がいいと思うmewなのだった。(@@)
 
      THANKS







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by mew-run7 | 2015-08-29 17:44 | (再び)安倍政権について | Trackback