2015年 09月 20日
石田純一、坂上忍、さま三村など、芸能人が次々と安保法案に言及(石田演説全文)&広がりに期待
【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
mewは、以前から時々、このブログで芸能人、有名人が政治的な発言を行なうことに関して、記事を書いているのだが・・・。
<近時だと『松本人志、長渕剛、SHELLYが、安保法案に意見を表明。芸能人も勇気ある主張を』『鶴瓶が安保法案反対を表明。中居も若者デモを評価。芸能人はもっと政治発言を+錦織、伊達』とか>
日本の芸能界(TV、映画、音楽界など)は、政治的な発言が嫌われる傾向にある。^^;
TV局を含め製作サイドが、俳優や歌手、タレントに政治色がつくと、スポンサーや有力な関係者、視聴者に問題視されるのではないかと懸念。政治的な発言を行なう可能性にある者は敬遠されるため、所属事務所も政治的な発言を控えるように忠告するところが多いときく。(~_~;)
また近時は、メディアやSNSで政治的発言、特に安倍政権や保守的な政策な批判を行なうと、ネトウヨなどからの非難や嫌がらせの集中砲火を浴びて、SNSが炎上するおそれがあることから、尚更に発言に慎重にならざるを得ないような実情があるようだ。(-_-;)
そのようなこともあってか、今回の安保法案に関しても、mewが期待したよりは有名な芸能人は、オモテで声を上げてはくれなかったし。
SASのように、昔から政治メッセージを込めた作品やパフォーマンスを発表していたのに、ここに来て押さえ込まれてしまった(?)人もいたのかな~と残念に思ったりもするのだけど・・・。(ノ_-。)
<本当は有名なアーティストや俳優、タレントなどにもっと早くから動いてもらって、政治に関心のない人も、安保法案の問題をアピールにして欲しかったんだけどね~。_(_^_)_>
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ただ、それでも、ここに来て、いても立てもいられなくなったのかorせめて一言ぐらいは言っておきたいと思ったのか、安保法案について発言する芸能人が増えて来た。(@@)
中でも、mewが一番意外に思ったのは、俳優の石田純一氏が17,18日と2日連続で、国会前の集会に参加して、スピーチを行なったとことだ。(**)
石田氏は、マイクを手に「芸能人としてではなく、一市民として参加しなくちゃいけないと感じた」と語り、「政府のやり方は全てがトリッキーで、民意を反映していない。集団的自衛権がなくても、個別的自衛権だけで日本の平和は十分守れるはず」と政府や法案を批判。
また「戦争は文化ではない」「われわれは世界に誇る平和国家です。戦後70年たちました。100年、150年にしていきたい」とアピールしたという。(@@)
石田氏は、かつてトレンディ俳優として活躍。また、そのプレイボーイぶりで知られ、「不倫は文化だ」という名言(?)を残したほどの人。<3度結婚。最初の結婚の際の息子が、俳優いしだ壱成。2回めの結婚の際の娘が女優・すみれ。3度めは元プロ野球選手・東尾修の娘で、プロゴルファーの東尾理子と結婚。3歳の息子がいる。>
もう61歳になるものの、どちらかと言えば、イケメン系の軽いノリで、バラエティ番組や、様々なスポンサーのイベント営業の仕事をすることが多いだけに、正直なところ、石田氏が公の場で政治的な発言を行なうであろうとは、全く想像していなかった。^^;
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mew友は、「理子ちゃんや東尾パパは、大丈夫なのかしら?」「トークやイベント系の仕事が減るのではないか」と心配していたのだけど。(・・)mew,too
石田氏は、仕事が減ることも覚悟して、集会に臨んだという。(++)
『時折小雨が降る中、石田さんはチェックシャツの肩にニットをかけ、紺色のレインコートを羽織っていた。足元は定番の「ローファー」。前日は、かつての「不倫は文化」報道になぞらえ「戦争は文化ではない」と訴え、話題をさらった。この日は「私たちの声が聞こえないなら、政治家として相当、感覚が悪いと思う」と声を張り上げた。
バブル期のトレンディードラマの華やかなイメージが強い石田さん。だが、安保法案への危機感は強い。「いま『戦後』の潮目が変わる重要な時。何で、いま変える必要があるのか。生まれたばかりの息子の理汰郎や、これから生まれてくる子供のためにどんな世の中を残したいか。僕たちが声を上げないといけない」と話す。
こうした気持ちの変化には「(理汰郎くんの)誕生も大きい」と話す。「小さい子供は何も知らないから、大人が彼らの夢や希望を実現できるようにしないと。平和じゃないとゴルフとかスポーツもできない。戦争は夢をつぶす」と語気を強めた。
それでも、対応は俳優らしく、軽やか。「仕事は少なくなるだろうけどね。それでもいいんです」と冗談を飛ばし、「これから理汰郎の幼稚園の見学会に行かないと」と、笑顔をふりまいて国会前を後にした。(毎日新聞15年9月18日』
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いつも一般ピープルに大事な情報を与えてくれるIWJに、石田純一氏が17日に行なったスピーチ(全文)が載っていたので、転載させていただくです。(・・)
『石田純一さん国会前抗議でのスピーチ全文
「雨の中お疲れさまです。
われわれは、いろんな歴史をずっと続けてここまでやってきております。中には諸外国から問題になっている、そういう時期もありました。ただ僕たちが言えるのは、今ここで、いろんな方の意見があるという、そういう国、まだものを言える国、そういうことは僕たちはまだまだ救いがあると。そして、こんなにたくさんの方が毎日、毎日、(抗議の声をあげている)。今日も、僕は京都も見てまいりました。京都でもすごく、河原町通り、デモをやっておりました。
やっぱり、ここ何年も政治やなんかに無関心で何も言ってこなかった人たちでさえ、こうやって立ち上がっているんです。
一つだけ言いたいことがあります。攻められたらどうするんだ。そういうことをいろんなツイッターやメディアでも聞きます。でもそれは、われわれが今まで、自民党と言えども多様性があって、個別的自衛権、攻められたらそこで周辺事態でなんとかなるわけですよ!(拍手)ここへきて、確かにアメリカは同盟国でありますけども、わざわざ中近東に行って、その彼らを助ける必要があるのか。ないですよね。
われわれは世界が誇る平和国家です。戦後70年たちました。これを100年、150年していきたいと思います。(拍手)われわれの子どもたち孫たちがずっと平和で暮らしていけるように、この国を守るというのは個別的自衛権でも守れるんです!なんでわざわざ集団的自衛権が必要なのか。そんなにアメリカの機嫌が取りたいですか。
アメリカはもちろんわれわれの友だちで同盟国ではあります。でもやはり間違ってる、違ってる、なんかそういうことは友だちでもちゃんと言えなくちゃおかしいと思います。
先の世界大戦で皆さま、310万人の尊い命が亡くなっているんですよ。一説では400万人とも言われています。最後の大空襲からポツダム宣言をやっぱりスルーして、その間何十万人と一般の人が亡くなっている。インパール作戦では20万人も日本兵がアジアに出て行って、帰ってきたのは2万人です。18万人が飢えと病気とそして戦争で、弾丸でも亡くなっている。
戦争は文化ではありません!(どっと歓声がわく)
絶対にわれわれは誇るべき平和をずっーと、もう一度言います、70年、80年、100年、続けていこうではありませんか。よろしくお願いします」』
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この他にも坂上忍氏や鈴木奈々ちゃんなどが、フジTVの生番組で安保法案に反対を表明。(・o・) <渡辺えりさんは、以前から、平和派としてコメントしている。>
『俳優でタレントの坂上忍が18日、フジテレビ系「バイキング」に出演し、安全保障関連法案について「大反対。武器を持たないで憲法9条を持っておけばいい」との見解を示した。
番組では、安保法案について、日ごろは政治を語ろうとしない芸能人が声をあげ始めていることを伝えた。例として石田純一、ロンブー田村淳、渡辺謙らな名前が上がった。
元衆院議員の東国原英夫氏が「条件付きで賛成」と述べた後、意見を求められた坂上は「ぼく大反対」と即答。その理由として、「今の世界情勢見てると必要なのかなという気にもなりがちなんですけど。日本が一時、お前ら金だけ出して何にもやらないのかとたたかれた時があった。でも、今だからこそ、逆に言ったら武器を持たないで憲法9条持っておけばいいんじゃないのかと。だって被爆国なんだから。被爆国にしかできないこと」と日本が世界で唯一の被爆国であるからこそ、武器を持たない選択肢があることを訴えた。
坂上はまた「今だからこそ、武器を持たない日本でいてほしいというのが強い思いです」と付け加えた。
共演した女優の渡辺えりが拍手し、「武力に武力で対抗したらずーっと続くわけですから。それを止める勇気。本当に大変だけれども止める勇気を持たないと」と坂上の考えに同調した。坂上は「ただ、こっちの意見はきれいごとにも聞こえかねない」と客観的にも語った。』
下につづく
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『東国原氏は「安倍さんも正直に言うべき」と安倍総理に提言。「アメリカにお願いされたので仕方ないと言うべきです。絶対に言うべきです。それを言うとアメリカ追従だとか、51番目の州だとか言われるから。日本は自立しているということを全面に出したい」と言った後で、「これちょっと、問題発言ですね」と思わずヒートアップしたことを自分で指摘。笑いが起こる中、「勇気を振り絞って言ってるんです。全部の番組、内調が調べてますからね。だれが何を言ったか」と内閣調査室がテレビ番組での発言を調べていると述べた。
タレントの鈴木奈々も意見を求められ、「私は反対です。反対です。戦争に巻き込まれる確率が0・1パーセントでも増えると思うとすごく不安。私たちも巻き込んで決めて欲しい」と述べた。坂上は「だから投票には行った方がいい」と選挙には行くべきとの考えを示した。(デイリースポーツ15年9月18日)』
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さらには、法案成立後、SNSで何人かのタレントが批判や疑問のコメントを出していたという。(・o・)
<mewが大好きなさまぁ~ずの&全く政治に関心がなさそうなミムちゃんが、コメントを出したのにもちょっと驚いた。(・・) あとNHKが、こういう報道を出していたというのも何だか不思議な感じが。(@@)>
『19日未明に成立した安全保障関連法を巡っては、ツイッター上でもタレントや文化人らの投稿が相次ぎました。
このうち、お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さんの妻で、タレントの太田光代さんは、法案が成立したことを受け、「戦争、以前から言っているように反対です」「単純な私の個人的な意見は絶対にぶれません。ただただ戦争は反対です。誰も戦争をしたくないと思う、他者を信じています」と書き込んでいました。
また、お笑いコンビ「さまぁ~ず」の三村マサカズさんは、「安保とか俺なんにもわかんないけどこんなに揉めてるならなんかおかしいんじゃないの。俺の望む日本って、ケンカしたら強いけど絶対しない。これが格好いい」と投稿しています。
また連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽を手がけた、作曲家の大友良英さんは、「国会前に集まってる多くの皆さんへ。仕事の都合や様々な理由で、国会前や各地の集会に行きたくともいけない人はわたしも含め沢山いると思います。そうした声にならないけどみなさんの非暴力の運動を応援している人たちがみなさんのうしろにも沢山います」としたうえで、「この運動があったから、今があるんだといえるような未来が来ることを信じて、みなさんにエールを送ります」と書き込みました。
また、タレントのデーブ・スペクターさんは、「おかしな立法府→滑稽議事堂」「今頃の季節に国会に出したい手紙→秋レター」など、だじゃれで国会を風刺する投稿を続けていました。(NHK15年9月19日)
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mew友は、国際的俳優のケン・ワタナベ(渡辺謙氏)が8月に出したツイートに深~い共感を覚えて、安保法案に反対しなくちゃと言い出したのだけど・・・。<mewもじ~んと来た。(ノ_-。)>
『一人も兵士が戦死しないで70年を過ごしてきたこの国。どんな経緯で出来た憲法であれ僕は世界に誇れると思う、戦争はしないんだと!複雑で利害が異なる隣国とも、ポケットに忍ばせた拳や石ころよりも最大の抑止力は友人であることだと思う。その為に僕は世界に友人を増やしたい。絵空事と笑われても。(8月1日)』
有名人が政治的発言することの是非、当否に関しては、賛否両論あると思うし。mew自身も、いくつかの問題点について懸念する部分はあるのだけど。
ただ、やはり有名人、芸能人が発言すれば、多くの人が耳や目にする機会が増えるし。<それこそmewのブログの何百、何千倍(何万もあり?)の人が見聞するし。>有名人の発言の方が、マジに見聞したり考えたりしてもらえる可能性が大きいわけで。
安倍政権が、ここから安保法制を早速、実行に移して、自衛隊の海外派遣&武力行使を行なおうとしたり、他国とアブナイ約束をしたり、さらには憲法改正実現のための計画を実施したりしようとしている今日。しかも、メディアが政府を監視して、国民に重要な情報を伝えようとしない今日この頃・・・。
今からでも遅くないので、できるなら平和維持を求める有名人、芸能人の人たちに、勇気を持って、より多くの人々に向けて、自分たちの考えを発信して欲しいと、心から願っているmewなのだった。(@@)
THANKS