「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター
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拉致被害者に怒りと不安~安倍は拉致解決を諦めたのか?&無責任な拉致担当人事
頑張ろう、東日本&ニッポン!安心と希望を抱ける1年に。o(^-^)o
【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
これは8月にアップした『安倍は拉致問題も失敗で、家族会からも不満。~北朝鮮が拉致調査終了を伝達も、日本は認めず?』に関連するのだけど・・・。
今回の内閣改造で、mewが「え~?それでいいの?」と疑問を覚えたことがあった。それは、拉致問題担当大臣を、一億総活躍担当大臣+αの加藤勝信氏に兼任させたことだ。(@@)
安倍首相は、12年末に新政権が始まって以来、何度も「今度こそ拉致問題の早期解決のために全力を尽くす」と被害者家族にも国民にもアピールしていたし。
首相自らが昨春、会見を行なって、拉致問題に関して、北朝鮮と直接交渉を行ない、北朝鮮が再調査を約束したことなどを明らかにしたことから、被害者家族は(mewも)大きな期待を寄せていたのである。(・・)
しかし、残念ながら、北朝鮮との交渉は思ったようには進まず。後述するように、この秋までに解決する可能性はなくなったと見ていい。(-_-)
そのような状況を受けて、被害者家族の中には、被害者や家族の高齢化が進んでいることを懸念して、一日も早く問題を解決するために、できれば専任の大臣を置いて懸命に取り組んで欲しいと要望していた人もいたのだが・・・。^^;
ところが・・・。そもそも一億総活躍担当と拉致問題担当を兼任すること自体、何の関連性も見出せず、どうかと思うのだけど。<情報収集が可能な国家公安委員会と兼任するなら、まだ話はわかるけど。^^;>
加藤氏は、一億総活躍担当のほかに、何と少子化対策担当、男女共同参画担当、女性活躍担当、再チャレンジ担当、国土強靱化担当の大臣も兼任しているのである。(・o・)
その上、一億総活躍社会作りは、第三次安倍内閣のメインの政策なわけで。加藤氏が拉致問題に関して活動できる時間的な余裕は、さほどorほとんどないと言っていい。(-"-)
しかも、加藤氏は安倍首相の超側近ではあるものの、mewの知る限り、加藤氏はこれまで拉致問題に関して積極的に活動していなかったように思われ・・・。<横田めぐみさんのお父さんも「新しい大臣は全く知らない人なので不安だ」と言っていた。>
となれば尚更に、このような人事をされて、安倍首相はもはや拉致問題を軽んじているのではないか、早期解決を諦めたのではないかと受け取る人がいても致し方あるまい。(ーー)
* * * * *
実際、この人事には、早速、家族会からも不満の声が出ているようで・・・。
『7日の内閣改造で、新しい拉致問題担当相に初入閣の加藤勝信氏が就任した。加藤氏は、安倍晋三首相が掲げる「1億総活躍社会」実現のための担当相との兼務。拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(77)は同日夕、担当相が次々代わる上に兼任となったことに「本当にやる気があるのか政府に問いたい」と苦言を呈した。
埼玉県上尾市の自宅で取材に応じた飯塚さんは、今回改造の目玉ポストとの兼任に「専任が望ましい」と指摘。「200%の力を発揮して、拉致問題を100%やってほしい」と厳しい表情で要望した。加藤氏については「まだよく分からないが、総理と親しいことから話がうまく進められるのでは」と若干の期待も示した。
横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父滋さん(82)も「新しい大臣は全く知らない人なので不安だ。一生懸命に対応してくれる人だといいが」と表情を曇らせた。
被害者家族の高齢化も気に掛かる。「被害者の両親がそろって健在の家族ももう少ない。一刻も早い解決を望んでいる。年内にでも帰国してほしい」と強く訴えた。見通しがつかない北朝鮮の再調査報告には「報告書に固執せず、被害者の帰国を最優先に動いてほしい」と話した。(時事通信15年10月7日)』
『「拉致問題は単独の担当大臣にしていただきたいとお願いしてきた。正直よく分かりません」。横田めぐみさん(51)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(79)は複雑な思いをにじませつつも、「被害者を一刻も早く取り返す取り組みに期待します」と力を込めた。父、滋さん(82)は「すぐ結果が出なくても、とにかく熱心に続けていただきたい」と訴えた。((産経新聞15年10月7日)』
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『官房副長官などを務め、拉致問題を最重要課題に据える安倍晋三首相(61)の信任も厚いとされる加藤氏。ただ、今回の人事で兼務となったことから、政府の拉致問題への“本気度”を不安視する声も上がる。
増元るみ子さん(61)=同(24)=の弟、照明さん(60)は「政府にとって拉致問題担当相は重要ではなかったことになるが、前向きに見れば、官邸主導で問題に取り組む姿勢かもしれない」と指摘。田口八重子さん(60)=同(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(77)は「兼任でも200%の力を発揮していただきたい。これまでも次々と大臣が代わってきたが、最終決断は総理が下す。具体性を持ってトップダウンで進めてほしい」と語った。』
『北朝鮮による拉致被害者曽我ひとみさん(56)=新潟県佐渡市=が11日、市内で報道陣の取材に応じ、第3次安倍改造内閣で拉致問題担当相が加藤勝信氏に交代したことについて「また新しい人に代わってしまった」と苦言を呈した。
その上で「(加藤氏は)自分の家族が被害に遭ったと思って取り組んでほしい」と述べた。(共同通信15年10月11日)』
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
安倍首相は、父親の秘書だった頃から20年以上、北朝鮮による拉致問題に関わっており、国会議員になってからも、拉致議連の一員として、被害者家族のために積極的に活動して来た。(・・)
12年末に新政権が始まった時も、「今度こそ早期に解決するために全力を尽くす」と被害者家族の前で宣言。一次内閣では古屋圭司氏、二次内閣では山谷えり子氏を拉致問題担当大臣&国家公安委員会委員長、防災担当兼任に任命していた。<ちなみに、この二人は、特に山谷氏は拉致議連でそれなりに活動していたように思う。>
実のところ、安倍氏や超保守仲間が、拉致問題に熱心に取り組んで来た大きな理由には、彼らが北朝鮮を敵視、嫌悪していて。拉致問題は、同国を非難、攻撃する大きな材料になるということがある。^^;
それもあって、安倍氏らは、制裁重視の北風政策一辺倒だったため、解決の糸口さえつかめずにいたのだけど。今度はもう少し現実的になって、北朝鮮とそれなりに取引するような感じで、交渉を試みていたので、その分、被害者家族も、mewも、期待が膨らんだ面があったように思われる。(++)
/
しかし、8月の記事に書いたように、北朝鮮は結局、まともな調査や報告書作成を行なっていなかった(行う気がなかった?)ことが判明。家族会に大きな失望を与えることになったのである。(-"-)
* * * * *
しかも、8月の記事にも書いたように、政府がきちんと北朝鮮との交渉経過を説明しないため、被害者家族や国民の中には、尚更に不安や苛立ち、不信感が募ってしまうような感じがあるのだ。(ーー゛)
先月13日には、北朝鮮による拉致被害者の早期救出を求める「国民大集会」が東京の日比谷公会堂で行なわれたのだが。そこに出席した安倍首相も、交渉が暗礁に乗り上げていることを認める発言をしていたし。
「昨年4月の北朝鮮による特別調査会の立ち上げと、調査の開始から1年以上が経過をしましたが、この調査に関して、いまだに具体的な見通しが立っていないことは、誠に遺憾であります。こうした北朝鮮側の対応については、本日お集まりの皆さまから、強い憤りとともに、今後に対するご懸念、そして、わが国による北朝鮮措置の強化を求める声があることも十分に承知をしています」(産経新聞15年9月14日)』
また、昨日12日に、鳥取県で行なわれた拉致関連の集会に参加した加藤大臣も、『拉致被害者に関する再調査の結果報告が遅れている現状について「具体的な見通しは立っておらず誠に遺憾だ」と』語っていたという。(共同通信15年10月12日)
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
実は、北朝鮮側は、既に報告書をまとめているので提出したいと言っているのだが。どうもその内容は、2002年の報告と変わっていないので、日本政府は、北朝鮮から報告書を受け取るのを拒否しているようなのだけど。(~_~;)
<飯塚繁雄氏は、『報告書の内容は「拉致被害者8人死亡」とした2002年の時点と変わらないとの懸念を示した上で、「不誠実な中味の報告書を受け取れば、それで終わってしまうということを加藤大臣には理解してほしい」と述べました。(TBS15年10月7日)』>
ところが、安倍首相は昨年、交渉を始める時にはドヤ顔で会見を行なったくせに、交渉が暗礁に乗り上げたら知らん顔になって。具体的に見通しが立たないというだけで、何がどうなっているのか説明しようとしないのだ。(~_~;)
* * * * *
『蓮池透氏がツイッターで激怒 拉致再調査期限に政府言及なし
〈どうなってるの? 今日が北拉致再調査結果報告の期限だったはず。日本政府は無言。首相は不在。〉――。北朝鮮による拉致被害者、蓮池薫さんの兄で、拉致被害者家族連絡会元副代表の透氏が「安倍政権」の対応にカンカンになっている。
透氏がツイッターでこうつぶやいたのは9月29日。進展しない拉致問題にいらだちを爆発させたのだが、激怒するのもムリはない。日本人拉致被害者らの再調査について北朝鮮が特別調査委を設置したのが昨年7月。当初の報告期限は「1年程度」だったが、今夏になっても進展はなく、結局、「先送り」された。しかし、日本政府は「速やかに正直な調査報告を求め続ける」と言うばかりで、ナ~ンも取り組んでこなかったからだ。
そのクセ、安倍首相は9月13日に都内で家族会などが主催する「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」と題した会合に出席。挨拶で「直ちに拉致被害者全員を日本に返すよう強く要求してまいります」「日朝合意に基づく迅速な調査を通じ、一日も早い全ての拉致被害者の帰国を目指し、北朝鮮からの具体的な動きを早急に引き出すべく、引き続き最大限努力を続けてまいります」なんて威張っていたのだ。
■政権は明らかに拉致問題を政治利用
9月13日といえば、安保法採決に向けて安倍首相がシャカリキになっていた頃だ。おそらく頭の中は安保法でいっぱいだったに違いない。それを見透かした透氏は、参院特別委で安保法が強行採決された17日のツイッターで、〈今日で小泉訪朝から丸13年。国会といえば、見てのとおり憂慮すべき状態。別の「記念日」になってしまった。言葉がない。どこへ行ってしまうんだろう?拉致問題。〉とつぶやいていた。
安倍首相が拉致問題を「政治利用」しているのは明らかで、家族会じゃなくても怒り心頭だろう。元外交官の孫崎享氏はこう言う。
「拉致問題について、おそらく安倍首相自身も『解決は不可能』と思っていると思います。今の時点で『ゼロ回答』であることや、被害者の方々の年齢などを考えれば容易に想像できることです。しかし、『拉致問題を解決する』と言って支持を集めてきた安倍政権が『ムリ』と言うはずがない。『解決する』と言い続けるしかなく、真剣に取り組む気もないと思います」
姑息な安倍政権の正体見たりではないか。(2015年10月2日 日刊ゲンダイ)』
* * * * *
mewは、安倍首相が加藤氏を拉致担当大臣に任命したことは、被害者家族にとっても、国民にとっても失礼なことだと思うし。(税金を使ってるんだからね。)しかも、拉致問題の解決を半ば諦めているのだとしたら、被害者家族はもちろん、ある意味では国民をもだますことになるわけで。
野党やメディアも含め、安倍首相の拉致問題に対する姿勢をもっと追及すべきなのではなかと思うmewなのだった。(@@)
THANKS
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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
これは8月にアップした『安倍は拉致問題も失敗で、家族会からも不満。~北朝鮮が拉致調査終了を伝達も、日本は認めず?』に関連するのだけど・・・。
今回の内閣改造で、mewが「え~?それでいいの?」と疑問を覚えたことがあった。それは、拉致問題担当大臣を、一億総活躍担当大臣+αの加藤勝信氏に兼任させたことだ。(@@)
安倍首相は、12年末に新政権が始まって以来、何度も「今度こそ拉致問題の早期解決のために全力を尽くす」と被害者家族にも国民にもアピールしていたし。
首相自らが昨春、会見を行なって、拉致問題に関して、北朝鮮と直接交渉を行ない、北朝鮮が再調査を約束したことなどを明らかにしたことから、被害者家族は(mewも)大きな期待を寄せていたのである。(・・)
しかし、残念ながら、北朝鮮との交渉は思ったようには進まず。後述するように、この秋までに解決する可能性はなくなったと見ていい。(-_-)
そのような状況を受けて、被害者家族の中には、被害者や家族の高齢化が進んでいることを懸念して、一日も早く問題を解決するために、できれば専任の大臣を置いて懸命に取り組んで欲しいと要望していた人もいたのだが・・・。^^;
ところが・・・。そもそも一億総活躍担当と拉致問題担当を兼任すること自体、何の関連性も見出せず、どうかと思うのだけど。<情報収集が可能な国家公安委員会と兼任するなら、まだ話はわかるけど。^^;>
加藤氏は、一億総活躍担当のほかに、何と少子化対策担当、男女共同参画担当、女性活躍担当、再チャレンジ担当、国土強靱化担当の大臣も兼任しているのである。(・o・)
その上、一億総活躍社会作りは、第三次安倍内閣のメインの政策なわけで。加藤氏が拉致問題に関して活動できる時間的な余裕は、さほどorほとんどないと言っていい。(-"-)
しかも、加藤氏は安倍首相の超側近ではあるものの、mewの知る限り、加藤氏はこれまで拉致問題に関して積極的に活動していなかったように思われ・・・。<横田めぐみさんのお父さんも「新しい大臣は全く知らない人なので不安だ」と言っていた。>
となれば尚更に、このような人事をされて、安倍首相はもはや拉致問題を軽んじているのではないか、早期解決を諦めたのではないかと受け取る人がいても致し方あるまい。(ーー)
* * * * *
実際、この人事には、早速、家族会からも不満の声が出ているようで・・・。
『7日の内閣改造で、新しい拉致問題担当相に初入閣の加藤勝信氏が就任した。加藤氏は、安倍晋三首相が掲げる「1億総活躍社会」実現のための担当相との兼務。拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(77)は同日夕、担当相が次々代わる上に兼任となったことに「本当にやる気があるのか政府に問いたい」と苦言を呈した。
埼玉県上尾市の自宅で取材に応じた飯塚さんは、今回改造の目玉ポストとの兼任に「専任が望ましい」と指摘。「200%の力を発揮して、拉致問題を100%やってほしい」と厳しい表情で要望した。加藤氏については「まだよく分からないが、総理と親しいことから話がうまく進められるのでは」と若干の期待も示した。
横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父滋さん(82)も「新しい大臣は全く知らない人なので不安だ。一生懸命に対応してくれる人だといいが」と表情を曇らせた。
被害者家族の高齢化も気に掛かる。「被害者の両親がそろって健在の家族ももう少ない。一刻も早い解決を望んでいる。年内にでも帰国してほしい」と強く訴えた。見通しがつかない北朝鮮の再調査報告には「報告書に固執せず、被害者の帰国を最優先に動いてほしい」と話した。(時事通信15年10月7日)』
『「拉致問題は単独の担当大臣にしていただきたいとお願いしてきた。正直よく分かりません」。横田めぐみさん(51)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(79)は複雑な思いをにじませつつも、「被害者を一刻も早く取り返す取り組みに期待します」と力を込めた。父、滋さん(82)は「すぐ結果が出なくても、とにかく熱心に続けていただきたい」と訴えた。((産経新聞15年10月7日)』
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『官房副長官などを務め、拉致問題を最重要課題に据える安倍晋三首相(61)の信任も厚いとされる加藤氏。ただ、今回の人事で兼務となったことから、政府の拉致問題への“本気度”を不安視する声も上がる。
増元るみ子さん(61)=同(24)=の弟、照明さん(60)は「政府にとって拉致問題担当相は重要ではなかったことになるが、前向きに見れば、官邸主導で問題に取り組む姿勢かもしれない」と指摘。田口八重子さん(60)=同(22)=の兄で家族会代表の飯塚繁雄さん(77)は「兼任でも200%の力を発揮していただきたい。これまでも次々と大臣が代わってきたが、最終決断は総理が下す。具体性を持ってトップダウンで進めてほしい」と語った。』
『北朝鮮による拉致被害者曽我ひとみさん(56)=新潟県佐渡市=が11日、市内で報道陣の取材に応じ、第3次安倍改造内閣で拉致問題担当相が加藤勝信氏に交代したことについて「また新しい人に代わってしまった」と苦言を呈した。
その上で「(加藤氏は)自分の家族が被害に遭ったと思って取り組んでほしい」と述べた。(共同通信15年10月11日)』
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安倍首相は、父親の秘書だった頃から20年以上、北朝鮮による拉致問題に関わっており、国会議員になってからも、拉致議連の一員として、被害者家族のために積極的に活動して来た。(・・)
12年末に新政権が始まった時も、「今度こそ早期に解決するために全力を尽くす」と被害者家族の前で宣言。一次内閣では古屋圭司氏、二次内閣では山谷えり子氏を拉致問題担当大臣&国家公安委員会委員長、防災担当兼任に任命していた。<ちなみに、この二人は、特に山谷氏は拉致議連でそれなりに活動していたように思う。>
実のところ、安倍氏や超保守仲間が、拉致問題に熱心に取り組んで来た大きな理由には、彼らが北朝鮮を敵視、嫌悪していて。拉致問題は、同国を非難、攻撃する大きな材料になるということがある。^^;
それもあって、安倍氏らは、制裁重視の北風政策一辺倒だったため、解決の糸口さえつかめずにいたのだけど。今度はもう少し現実的になって、北朝鮮とそれなりに取引するような感じで、交渉を試みていたので、その分、被害者家族も、mewも、期待が膨らんだ面があったように思われる。(++)
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しかし、8月の記事に書いたように、北朝鮮は結局、まともな調査や報告書作成を行なっていなかった(行う気がなかった?)ことが判明。家族会に大きな失望を与えることになったのである。(-"-)
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しかも、8月の記事にも書いたように、政府がきちんと北朝鮮との交渉経過を説明しないため、被害者家族や国民の中には、尚更に不安や苛立ち、不信感が募ってしまうような感じがあるのだ。(ーー゛)
先月13日には、北朝鮮による拉致被害者の早期救出を求める「国民大集会」が東京の日比谷公会堂で行なわれたのだが。そこに出席した安倍首相も、交渉が暗礁に乗り上げていることを認める発言をしていたし。
「昨年4月の北朝鮮による特別調査会の立ち上げと、調査の開始から1年以上が経過をしましたが、この調査に関して、いまだに具体的な見通しが立っていないことは、誠に遺憾であります。こうした北朝鮮側の対応については、本日お集まりの皆さまから、強い憤りとともに、今後に対するご懸念、そして、わが国による北朝鮮措置の強化を求める声があることも十分に承知をしています」(産経新聞15年9月14日)』
また、昨日12日に、鳥取県で行なわれた拉致関連の集会に参加した加藤大臣も、『拉致被害者に関する再調査の結果報告が遅れている現状について「具体的な見通しは立っておらず誠に遺憾だ」と』語っていたという。(共同通信15年10月12日)
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実は、北朝鮮側は、既に報告書をまとめているので提出したいと言っているのだが。どうもその内容は、2002年の報告と変わっていないので、日本政府は、北朝鮮から報告書を受け取るのを拒否しているようなのだけど。(~_~;)
<飯塚繁雄氏は、『報告書の内容は「拉致被害者8人死亡」とした2002年の時点と変わらないとの懸念を示した上で、「不誠実な中味の報告書を受け取れば、それで終わってしまうということを加藤大臣には理解してほしい」と述べました。(TBS15年10月7日)』>
ところが、安倍首相は昨年、交渉を始める時にはドヤ顔で会見を行なったくせに、交渉が暗礁に乗り上げたら知らん顔になって。具体的に見通しが立たないというだけで、何がどうなっているのか説明しようとしないのだ。(~_~;)
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『蓮池透氏がツイッターで激怒 拉致再調査期限に政府言及なし
〈どうなってるの? 今日が北拉致再調査結果報告の期限だったはず。日本政府は無言。首相は不在。〉――。北朝鮮による拉致被害者、蓮池薫さんの兄で、拉致被害者家族連絡会元副代表の透氏が「安倍政権」の対応にカンカンになっている。
透氏がツイッターでこうつぶやいたのは9月29日。進展しない拉致問題にいらだちを爆発させたのだが、激怒するのもムリはない。日本人拉致被害者らの再調査について北朝鮮が特別調査委を設置したのが昨年7月。当初の報告期限は「1年程度」だったが、今夏になっても進展はなく、結局、「先送り」された。しかし、日本政府は「速やかに正直な調査報告を求め続ける」と言うばかりで、ナ~ンも取り組んでこなかったからだ。
そのクセ、安倍首相は9月13日に都内で家族会などが主催する「最終決戦のとき!不退転の決意で全員救出を!国民大集会」と題した会合に出席。挨拶で「直ちに拉致被害者全員を日本に返すよう強く要求してまいります」「日朝合意に基づく迅速な調査を通じ、一日も早い全ての拉致被害者の帰国を目指し、北朝鮮からの具体的な動きを早急に引き出すべく、引き続き最大限努力を続けてまいります」なんて威張っていたのだ。
■政権は明らかに拉致問題を政治利用
9月13日といえば、安保法採決に向けて安倍首相がシャカリキになっていた頃だ。おそらく頭の中は安保法でいっぱいだったに違いない。それを見透かした透氏は、参院特別委で安保法が強行採決された17日のツイッターで、〈今日で小泉訪朝から丸13年。国会といえば、見てのとおり憂慮すべき状態。別の「記念日」になってしまった。言葉がない。どこへ行ってしまうんだろう?拉致問題。〉とつぶやいていた。
安倍首相が拉致問題を「政治利用」しているのは明らかで、家族会じゃなくても怒り心頭だろう。元外交官の孫崎享氏はこう言う。
「拉致問題について、おそらく安倍首相自身も『解決は不可能』と思っていると思います。今の時点で『ゼロ回答』であることや、被害者の方々の年齢などを考えれば容易に想像できることです。しかし、『拉致問題を解決する』と言って支持を集めてきた安倍政権が『ムリ』と言うはずがない。『解決する』と言い続けるしかなく、真剣に取り組む気もないと思います」
姑息な安倍政権の正体見たりではないか。(2015年10月2日 日刊ゲンダイ)』
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mewは、安倍首相が加藤氏を拉致担当大臣に任命したことは、被害者家族にとっても、国民にとっても失礼なことだと思うし。(税金を使ってるんだからね。)しかも、拉致問題の解決を半ば諦めているのだとしたら、被害者家族はもちろん、ある意味では国民をもだますことになるわけで。
野党やメディアも含め、安倍首相の拉致問題に対する姿勢をもっと追及すべきなのではなかと思うmewなのだった。(@@)
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by mew-run7
| 2015-10-13 07:15
| (再び)安倍政権について
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