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安保法案、参院強行採決の議事録に、自民が勝手に説明を付記。委員会運営、手続きも問題だらけ。


  これは10月15日、2本めの記事です。

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 これは『安保法の手続に欠陥+平沼の自民復党に要警戒+共産党が野党の選挙協力を提案』(以下、前回の記事)の続報になるのだけど・・・。

9月17日、参院の安保委員会で安保法案の強行採決が行なわれたのであるが。その際の会議録(議事録)に、自民党サイドが勝手に書き足して、体裁を調えていたことが発覚。(・o・)
 野党から、これを問題視する声が上がっている。(@@)

 この採決が行なわれた際、委員長席の周辺には与野党議員が集まって混乱しており、委員長らの声は全くきこえないような状況にあったため、現場にいた書記は「発言する者多く、議場騒然、聴取不能」と記していたのであるが。
 自民党側の関係者(鴻池委員長または佐藤正久氏らの理事など)が、議事録に採決が行なわれたことを何とか残したくて、野党と協議することもなく、勝手に(こそっと?)議事経過を付け足すことを画策。
 「本日の本委員会における委員長(鴻池祥肇君)復席の後の議事経過は、次のとおりである」「両案の質疑を終局した後、いずれも可決すべきものと決定した。なお、両案について附帯決議を行った」との記述を事務局に書き加えさせたからだ。(-"-) <会議録のコピー(該当部分)を*1に>

* * * * *

『野党は、参議院が公開した安全保障関連法案を採決した際の特別委員会の議事録について、採決が正常な形で行われたかのように議事録が作成されたのは問題があるとして、経緯を検証するよう事務局に求めました。

 「我々野党が全く関与しない中で、議事録が新たに公表された。中身についても不正確である」(民主党 北澤俊美元防衛相)

 参議院がホームページ上に公開した特別委員会の議事録について、野党は、採決が正常に行われているかのように議事録が作成されているのは問題であると指摘しました。

 さらに、付帯決議の内容が掲載されてないことや、地方公聴会の委員会報告が行われずに「参照」とされている点などにふれ、なぜこのような議事録が作成されたのか経緯を検証するよう事務局に求めました。これに対し、参議院の中村事務総長は、検証した上で文章で回答すると応じています。

『安全保障関連法に関する参院特別委員会が、採決を宣告する鴻池祥肇(こうのいけよしただ)委員長の発言を「聴取不能」としながら「可決すべきものと決定した」と議事録に付け加えた問題で、野党は十四日、参院の中村剛事務総長に対し、作成に関与した職員の調査などを行うよう申し入れた。事務総長は事実関係を検証すると答えた。

 申し入れには民主党と共産党、社民党、参院会派の無所属クラブが参加。野党筆頭理事だった民主党の北沢俊美元防衛相は「議事録が不正確で、事務方の責任は極めて重い。国民に事実が正確に伝わらなければ、議会制民主主義の本旨にもとる」と指摘。共産党の井上哲士参院議員は「国会と議事録への国民の信頼を著しく壊す。経緯をしっかりと明らかにしてもらいたい」と要求した。
 事務総長は「事務局の独断で載せられるはずはない」と回答。鴻池氏にも話を聞いて、事実関係を文書にまとめることを約束した。

 一方、与党筆頭理事だった自民党の佐藤正久参院議員は十四日、本紙の取材に「野党の思いは受け止めるが、委員長の議事整理権の範囲内でやっている」と強調。採決についても「そばにいて、読み上げるのが聞こえた」と述べた。(東京新聞15年10月15日)』

<何が「そばにいて、読み上げるのがきこえた」よ。(>_<) あんただけきいて、あんたが与党議員に立つように指示して採決を行なうなんていうのは、あまりに非民主主義的で、国民を軽視し過ぎだし。理事として、委員会運営、失格でしょ~。(`´)>

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 採決翌日にアップした、『超えげつない騙まし討ちでの強行採決~国会ルール、民主政無視の安倍自民にNOを!』という記事でも触れたのだが。
 今回、安倍自民党が主導した参院の強行採決の仕方は、実にひどい、乱暴なものだったのだ。(@@)

 本来、委員会で法案を採決をする前には、地方公聴会とその報告などが行なわれ、最後に全体を締めくくる総括質疑が行なわれることになっているのだが。
 数の力で強引に委員会の運営を決めて来た自民党サイドは、採決の前に、公聴会の報告もせず。安倍首相や担当大臣を呼んで、閣僚席に座らせておきながら、(彼らをおとりに使ったのか)総括質疑も行なわず。通常の手順を経ずに、強行採決に及んだのである。(-"-)

 この日は、先に野党が鴻池委員長の解任動議を出したことから、鴻池氏が委員会室を退出。そこで、自民党のヒゲの隊長・佐藤正久理事が委員長の代わりを務める形で、各党の意見陳述を行ない、解任するか否かの採決を行なうことに。
 夕方4時半過ぎ、解任動議が反対多数で否決されたため、鴻池委員長が座席に戻って来た。(・・)

 で、野党の議員たちは、安倍首相らが委員会室内で待機していたこともあって、ここから締めくくりの総括質疑が始まるものと思っていたのであるが。
 突然、佐藤正久氏らを中心に自民党の議員が鴻池委員長を取り囲んだため、異変を察知した野党議員もあわてて委員長席の周りに駆け寄ったものの、時、既に遅し。委員会室は、罵声が飛び交い、大混乱状態に陥ったのである。(~_~;)
 
 そこで、安倍っ子の山本一太氏が急に立ち上がり、何かを提案。(質疑打ち切りか付帯決議か何かの採決を求める動議を出したらしい。)山本氏の声は全くきこえなかったのだが、佐藤氏が手を何度も上に上げるようなしぐさをして、与党+αの議員に立ち上がるように指示をして、起立多数で山本氏の出した動議が可決。
 その後も、何回か採決が行なわれたようで(実際、鴻池委員長が何を言っていたのかわからないのだが、佐藤氏の指示で与党議員が何となく起立していた)、11の法案&改正案を2つにまとめて審議した安保法案が委員会で可決されたことになってしまったのである。(ーー) 

* * * * *

 しかし、何分にも現場は恐ろしく混乱していて、委員長席の前にいる書記には何もきこえなかったため、当日の議事録には「聴取不能」としか記されず。議事録を見ても、採決が行なわれたことはわからない状態にあった。^^;
 また、地方公聴会の議事録や報告がカットされたことに関しても、手続き上の瑕疵(欠陥、問題)があるとして、野党側から問題提起がなされていたのである。(`´)

『採決は同日午後四時半ごろ、与野党議員が委員長席に詰め寄って騒然とする中で行われ、傍聴席やテレビ中継では、委員長の声は確認できなかった。この場面を記録した未定稿の議事録でも「……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)」とだけ書かれている。
 野党側は「何が採決されたのか、されていないのか。誰も声が聞こえておらず、全く分からない。(正式な)議事録を精査し、何がどうなったかが明らかになるまで、議決は無効だ」(榛葉(しんば)賀津也・民主党参院国対委員長)と強調する。ほかにも、弁護士有志二百余人も十八日に、同趣旨の声明を出している。(東京新聞15年9月20日)』

『野党議員は「強行採決だけでなく、手続きも強引で雑すぎる」と批判。問題視するのは、16日に横浜市で行われた地方公聴会で公述人が述べた発言が委員会に報告されずに採決、法案成立に至ったことだ。
 「参議院先例録」には、公聴会の内容に関し、派遣された委員が「口頭か文書で委員会に調査結果を報告する」としている。16日午後の地方公聴会後、17日夕の強行採決まで丸1日、委員会は機能せず、報告は行われていない。民主党の福山哲郎議員は19日の本会議で「公述人の公述記録が会議録に載らなければ、重大な瑕疵(かし)がある。言論封鎖だ」と批判した。日刊スポーツ15年9月20日)』

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 ところが、その後、公表された正式な会議録には、いつの間にか「両案の質疑を終局した後、いずれも可決すべきものと決定した。なお、両案について附帯決議を行った」という記述が付け加えられていたのだ。(・o・)

 さらに、17日の議事録のあとに、「参照」として16日の地方公聴会の議事録も付け加えられていたのである。(~_~;)

 強行採決の現場にいた民主党の福山哲郎氏は、BLOGOSでこのように訴えていた。

『あの本会議から1ヶ月近く、全く国民に開示されていなかった安保特別委員会の議事録が連休中の11日(日)に、突然、ホームページで公開されました。委員長に対する不信任動議が否決された後、鴻池委員長により委員会の再開が宣告されないまま、あの暴力的行為によってそのまま委員会が散会になった最終日の議事録も含めてです。

 それまで参議院内のイントラネットで見られる未定稿の段階では、「議場騒然、聴取不能。委員長退席」というところで議事録は終わっていました。
今回、公開された議事録には、その後に「委員長復席後の議事経過は次のとおりである。」として、速記の開始、質疑の終局、法案の可決、さらには付帯決議の可決まで加筆されています。一体これはどうなっているのでしょうか。事実と全く異なっています。
通常国会が閉会し、すでに特別委員会は存在していません。委員長や参院事務局の判断で勝手に追記することができるというのであれば、委員長は何でもできるということになります。

 そもそも、9月18日に事務局が持参した「委員長認定」と明記された当日の動きのペーパーには、委員会が再開されたことになっていません。しかし、公開された議事録には「速記を開始し」と書かれており、明らかに事実と異なります。また、付帯決議についても、議事録上には全く内容が記述されておらず、どんな付帯決議が行われたのかも分かりません。
さらに、地方公聴会の議事録は、委員会報告がなされないまま、ただ「参照」として添付されました。一体なんの参照でしょうか。

 あの「採決」の状況はテレビでも中継されており、委員長の声が聞こえる状況でなかったことは、多くの方がご覧になっています。議事録は歴史の検証に耐えられるものでなければなりません。今のままでは、事実と異なることが後世に残ります。
 未来の人たちには、安保特別委員会の強行採決や地方公聴会報告が委員会にされなかったことが伝わりません。事実をねじまげて議事録に残すことは許されません。議事録の信頼性が損なわれ、国会の審議自体の信用も失われます。
政府・与党の暴力的な委員会打ち切りがすべての元凶です。加筆された部分の削除を強く求めます。』

* * * * *

 安保法制は、日本の国や国民のあり方を大きく左右する法案であるだけに、将来、禍根を残さないように、与野党が納得行く形できちんと議事録に記したり、問題のないように手続きを踏むべきだと思うし。<あとから政府与党が思うままに、勝手にどんどん文章を付け加えられるとなったら、日本の議会政治、議会制民主主義が崩すことになって、マジにアブナイからね。> 

 野党だけでなく、メディアや国民も、もっとこの安倍自民党の横暴な行為を問題視して欲しいと思うmewなのだった。(@@)
 
                   THANKS


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『会議録
第189回国会 参議院
我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 平成27年 9月17日 第21号

【鴻池委員長の解任動議が出されたので、鴻池氏が退席。自民党の佐藤正久氏が代わりに委員長役を務め、解任動議に関して、各党の委員が意見を述べた後、採決。】

『理事(佐藤正久君) 起立少数と認めます。よって、本動議は賛成少数により否決されました。
 鴻池委員長の復席を願います。
 速記を止めてください。

   〔速記中止〕
   〔理事佐藤正久君退席、委員長着席〕

○委員長(鴻池祥肇君) ……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)

   〔委員長退席〕

   午後四時三十六分
     ────・────
  本日の本委員会における委員長(鴻池祥肇君)復席の後の議事経過は、次のとおりである。

    速記を開始し、
  ○我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案(閣法第七二号)
  ○国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律案(閣法第七三号)
  ○武力攻撃危機事態に対処するための自衛隊法等の一部を改正する法律案(参第一六号)
  ○在外邦人の警護等を実施するための自衛隊法の一部を改正する法律案(参第一七号)
  ○合衆国軍隊に対する物品又は役務の提供の拡充等のための自衛隊法の一部を改正する法律案(参第一八号)
  ○国外犯の処罰規定を整備するための自衛隊法の一部を改正する法律案(参第一九号)
  ○国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する人道復興支援活動等に関する法律案(参第二〇号)
  ○国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正する法律案(参第二三号)
  ○周辺事態に際して我が国の平和及び安全を確保するための措置に関する法律及び周辺事態に際して実施する船舶検査活動に関する法律の一部を改正する法律案(参第二四号)

    右九案を議題とし、

  ○我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案(閣法第七二号)
  ○国際平和共同対処事態に際して我が国が実施する諸外国の軍隊等に対する協力支援活動等に関する法律案(閣法第七三号)
 
   右両案の質疑を終局した後、いずれも可決すべきものと決定した。
   なお、両案について附帯決議を行った。

  
 〔参照〕
   横浜地方公聴会速記録
 期日 平成二十七年九月十六日(水曜日)
 場所 横浜市 新横浜プリンスホテル・・・』
by mew-run7 | 2015-10-15 17:05 | (再び)安倍政権について


「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


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