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NHKへの政治介入、圧力をBPOが批判~クロ現のやらせ、打ち切り問題

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】



 今週初め、週刊誌に、NHK「クローズアップ現代」が打ち切りになるとの報道が出て、注目を集めることに。(・o・)
 同番組が昨年、安倍官邸から恫喝を受け、その後もにらまれているという話があるため、「すわ、官邸の圧力か?官邸べったりのNHKの自粛行為か?」なんて憶測が飛び交っているのだけど・・・。
(関連記事・『安倍官邸がNHKを恫喝?&ミヤネ屋で集自権の話題をカット~メディア統制への懸念

 そんな中、昨日、BPOが、NHK「クローズアップ現代」のやらせ問題に関して、「報道番組で許容される演出の範囲を著しく逸脱した」ことから、重大な放送倫理違反があったとの意見を発表した。(・・)

 さらに、mew的には是非ここに着目して欲しいところを強調したいところなのだが。BPOは高市総務大臣がNHKを厳重注意したり、自民党議員がNHK幹部を聴取したことなども取り上げ、「政治の介入」「政権党の圧力」だと批判した。(**)

【◇クローズアップ現代の「やらせ」疑惑◇
 NHKの報道番組「クローズアップ現代」が昨年5月14日、多重債務者がブローカーを介して出家の儀式を受け、名前を変えて融資をだまし取る詐欺の手口を紹介した。ブローカーとされた男性が「記者の指示で演じた」と主張。NHKの調査報告書は、「過剰な演出」や「視聴者に誤解を与える編集があった」と結論付けた。やらせは否定した。(毎日新聞15年11月6日)】

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『NHK「クロ現」 総務省や自民党も批判 BPO「個別番組への介入は許されない」

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は6日、NHK「クローズアップ現代」をめぐる意見書で、NHKを厳重注意した総務省や事情を聴いた自民党を激しく非難した。BPOによると、意見書でこうした批判を展開したのは初めてという。

 委員会は、高市早苗総務相が4月28日、NHKに文書で厳重注意したことについて、「政府が個別番組の内容に介入することは許されない。放送事業者が問題を是正しようとしている過程に政府が介入することは、放送法が保障する『自律』を侵害する行為だ」と批判した。

 また、自民党情報通信戦略調査会が4月にNHK幹部を呼び、事情を聴いたことについても、「放送の自由と自律に対する政権党による圧力そのもの。厳しく非難されるべきだ」と訴えた。

 委員会は意見書で、政府に対し「番組内容に関しては国や政治家が干渉するのではなく、放送事業者の自己規律やBPOを通じた自主的な検証に委ねる本来の姿に立ち戻るよう求める」とした。

■BPO意見書の骨子

 一、2番組は重大な放送倫理違反があった。

 一、隠し撮り風の撮影は事実を歪曲するものだった。

 一、記者は取材者としての自立性を失っていた。

 一、スタッフ間で健全なチェック機能が働かなかった。

 一、NHKの調査報告書は放送倫理の観点からの検証が不十分だった。

 一、NHKの「やらせ」の概念は視聴者の一般的な感覚とは距離がある。

 一、総務相による文書での厳重注意は放送法が保障する「自律」を侵害する行為。

 一、自民党によるNHK幹部への聴取は政権党による圧力そのもので厳しく非難されるべきだ。(産経新聞15年11月6日)』

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『NHK報道番組「クローズアップ現代」のやらせ疑惑の問題で、NHKと日本民間放送連盟による第三者機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」の放送倫理検証委員会(委員長・川端和治弁護士)は6日、「重大な放送倫理違反があった」とする意見書を公表した。その中で、この問題をめぐって放送に介入する政府・与党の動きが見られたことから「放送の自由と自律に対する圧力そのもの」と厳しく批判。BPOが政府・与党を批判する意見書を出すのは極めて異例。政治による放送への介入を許さない立場を示した。

 問題の番組は、昨年5月14日に放送した「出家詐欺」の特集。多重債務者が、ブローカーを介して出家の儀式を受けて名前を変え、融資などをだまし取る詐欺の手口を伝えた。放送後、ブローカーとして登場した男性が「やらせだった」と訴えていた。

 BPOの意見書は「記者が積極的に演技をさせて事実に見せかけたという意味での『やらせ』があったとは言い難い」とした。一方で「NHKのやらせの概念は視聴者の一般的な感覚とは距離があり、問題を矮小(わいしょう)化している。放送倫理の観点から自己検証すべきだった」と断じた。その上で、記者が裏付け取材をせずに男性をブローカーとして番組に登場させ、男性が登場した場面を隠し撮りに見せるなどして「報道番組で許容される演出の範囲を著しく逸脱した」ことから、重大な放送倫理違反があったと結論付けた。

 また、自民党国会議員らの6月の会合で「マスコミを懲らしめるには広告料収入をなくせばいい」との発言があったことなどを「圧力」の例として列挙。高市早苗総務相が4月末、NHKを厳重注意したことも問題視した。放送局側にも「干渉や圧力に対する毅然(きぜん)とした姿勢と矜持(きょうじ)を堅持できなければ、放送の自由も自律も侵食され、やがては失われる」とし、努力を促した。

 ただ、NHK内では、来年4月の番組改編期に向け、「クローズアップ現代」の見直しが検討されている。複数のNHK関係者によると、放送開始時からの国谷裕子キャスターを交代させ、放送時間も現在の午後7時半から午後10時に移す案が浮上しているという。

 BPOから批判を受けた高市総務相は6日、談話を発表。NHKに対する厳重注意の行政指導について「昨年5月に放送された『クローズアップ現代』の内容が放送法に抵触すると認められたため、放送法を所管する立場から必要な対応を行った」と説明。「放送法の番組基準は(放送事業者が自律的に守るべき)倫理規範ではなく、(拘束力がある)法規範性がある」と反論した。(毎日新聞15年11月6日)』

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 実は、冒頭にも書いたように、時を前後して、今週はじめ、「クローズアップ現代」が来春で打ち切られるという記事が週刊誌に出て、注目を集めている。(・・)

『NHK局内で、看板報道番組「クローズアップ現代」に打ち切り論が浮上しているという。来年3月末で終了し、後番組には報道以外で調整を進めているというのだ。今年3月には“やらせ疑惑”が発覚した「クロ現」。ついに22年の歴史に幕を閉じるのか。
 2日発売の週刊誌「週刊現代」が報じた。同誌では、クロ現打ち切りに併せて、午後7時からの「ニュース7」も時間を縮小する案が上がっていると伝えている。

 打ち切りの理由としては、NHK関係者の談として「政治のニュースも減るので、官邸からの『お叱り』もなくなる」「上層部にとっては、トラブルの種を潰すという意味でも『クロ現』の打ち切りは都合がいい」としている。

 一方で、今年春に発覚した“やらせ疑惑”の影響を指摘する声も聞こえてくる。「出家詐欺」をめぐる報道で、架空のブローカーを仕立てて、インタビューを放送したとされるものだ。
 「取材した記者は、謹慎処分を受けたあと、この夏、東京の資料映像を管理する部門に異動になりました」とNHK関係者は明かす。さらに「やらせ疑惑についてBPOの審議結果が今週にも発表されるようです。その結果次第では、番組存続の大きな影響を与えるでしょう」とも。

 そろそろ潮時ということか。(夕刊フジ15年11月2日)』

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 「クローズアップ現代」の打ち切りときいて、mewが真っ先に思い出してしまうのは、やっぱ安倍官邸による恫喝」事件だろう。^_^;
 昨年7月、菅官房長官が集団的自衛権に関して語るため同番組に出演した際に、国谷裕子キャスターのツッコミや追及がきつかったことから、官邸スタッフがクレームをつけた(恫喝した?)という報道が出たからだ。(~_~;)

『「NHK『クローズアップ現代』を首相官邸が叱責」フライデー報道 菅官房長官は否定

 7月11日発売の週刊誌「フライデー」が、「国谷キャスターは涙した 安倍官邸がNHKを"土下座"させた一部始終」と題して、首相官邸側が放送内容を巡りNHKを叱責したと報じた。これに対し菅義偉官房長官は「ひどい記事だ」と述べ、事実に反しているとの認識を示した。

 フライデーが報じたのは、7月3日にNHKで放送された「クローズアップ現代」をめぐる首相官邸とNHKのやりとり。この日の番組では、集団的自衛権を特集。菅官房長官がゲストとして招かれ、番組キャスターや記者からの質問に答えた。しかし、フライデーによると、番組終了後に菅官房長官に同行していた秘書官が「いったいどうなっているんだ」とクレームをつけたという。同誌は「国谷裕子キャスターの質問が鋭かったうえ、国谷さんが菅さんの質問をさえぎって『しかしですね』『本当にそうでしょうか』と食い下がったことが気にくわなかった」とした。(The Huffington Post 2014年07月11日 )』

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 安倍官邸&自民党のメディア(特にTV)支配が強まる中、その後も、NHKの「クロ現」は、安倍政権にとって不都合な政治課題、社会事象の解説を行なうことが多いため、政府与党からマークされているとの見方が出ていた。^^;

 上の記事にも、NHK関係者の談として「政治のニュースも減るので、官邸からの『お叱り』もなくなる」「上層部にとっては、トラブルの種を潰すという意味でも『クロ現』の打ち切りは都合がいい」としているという記述があるのだが・・・。

 本来、メディアは政府与党を監視して、その問題点(ある意味で、最も不利、不都合な点)を国民に伝えることが最大の使命なのだけど。
 いまや、NHKだけでなく各TV局は、下手に安倍政権にとって不利、不都合なニュースを流して、官邸から(or官邸寄りのスポンサーや団体から)お叱りを受けたりにらまれたりしないようにしなければ、ということを第一に考えて、報道・情報番組を作るようになっているのだ。(ノ_-。)

 高市総務大臣は、6日夜、BPOの意見に対して反論を行なったそうだが。安倍自民党が、自分たちのやったことがたいしたことない(政治的な介入や圧力ではない)と思ってしまう感覚は、本当にアブナイと思う。^^;

『高市総務相は6日夜、報道陣の取材に「行政指導は法的拘束力があるわけでもなく、あくまでも、要請という形で受けた側の自主性にゆだねるもの。行政指導について、いきすぎたとも拙速だとも思っていない」と反論した。(朝日新聞15年11月6日)』


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 ちなみに、NHKの籾井会長は、同番組の打ち切りを否定したとのこと。<週刊誌に出て、却って打ち切りにくくなるといいんだけどね。>

『NHKの籾井勝人(もみい・かつと)会長は5日の定例会見で、報道番組「クローズアップ現代」が来年3月で打ち切りになるとの一部週刊誌報道について、「来年度の番組編成については今、検討している最中。私は『なくなる』とは聞いていない。NHKの看板番組なので、丁寧に扱うと信じている」と述べ、存続が望ましいとの見解を示した。(産経新聞15年11月5日)』

「クロ現」でやらせ取材が行なわれたことは、大きな問題だし。おおいに反省して、改善努力をして欲しいとは思うけど。
 どうか政府与党の介入や圧力に屈することなく、重要な政治課題、社会問題をしっかりと国民に伝えるためにも、番組を打ち切ることなく、継続して欲しいと願っているmewなのだった。(・・)

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by mew-run7 | 2015-11-07 04:51 | (再び)安倍政権について

by mew-run7