下着ドロ疑惑の高木、香典代でウソの説明か?&安倍官邸の思惑+新閣僚に次々と問題
2015年 11月 10日
これは11月10日、2本目の記事です。
頑張ろう、東日本&ニッポン!安心と希望を抱ける1年に。o(^-^)o
【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
今日10日には、衆院の予算委員会で閉会中審査が開かれる予定なのだけど。先日の記事(『安保賛成の学長が落選in同志社大+下着ドロ疑惑の高木、国会で追及へ』)に書いたように、野党はこの委員会の質疑で、高木毅復興大臣の下着ドロ疑惑に加えて、葬儀関連費用の支出に関して追及する構えでいる。(@@)
しかも、高木大臣は、香典などに関して、6日の閣議後の会見でわざわざ説明していたにもかかわらず。昨日になってフジTVが、高木大臣が会見でウソの説明をしていた疑いがあると報じたことから、今日の委員会ではさらに厳しい追及を受けそうだ。(~_~;)
また後半に取り上げるリテラの記事には「安倍政権は下着ドロボーを問題にすることなく、別の問題を理由に “高木大臣切り”を決定したといわれている」との一文が。
つまり、安倍官邸が破廉恥な問題での辞任を避けるために、別の案件(香典代)でうまく高木大臣を辞めさせようとしているかのような見方をしているのだけど。何だか「なるほど~。実際にあり得るかも」「いかにも官邸のあの人がやりそうなことだもんね」と妙に納得してしまう部分があったです。(・・)
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さて・・・先週、高木氏が代表を務める自民党支部と資金管理団体が、2011~13年に選挙区内の葬儀で、香典や枕花の代金として計18万4000円を支出していたことが判明。それを受けて、高木氏は6日、閣議後の記者会見で、このように説明していたのだ。
『高木氏は「枕花代の支出は報道されて初めて知った。後援会が出したものだが、弔意を示すことは人情であり違法性の認識はなかった。関係者を厳重に注意した」と語った。
香典については「私が弔問し私費なので問題はない。政治資金収支報告書に政党支部の支出と記載を誤ったので訂正する」と説明。自身の進退について問われると、「閣議後に総理と官房長官に説明し、おわびした。(総理と長官からの話は)特にない。今後も大臣の職責を全うしたい」と述べた。(河北新報15年11月7日)』
<ってか、そもそも、地元選挙区で慶弔費を支出すると、公選法に抵触する可能性が大きいということは、一般の素人にもかなり知られていることであって。それゆえ、mewは、何故、高木氏の政治団体や資金管理団体が、わざわざそれらを政治資金収支報告書に書き込んじゃったりしているのか、それ自体、すご~く不思議なのだけど。
スタッフが(まじめに&素直に?)きちんと書き込んでいたところを見ると、事務所に置いといた政治資金から支出していた可能性が大きいよね。(~_~;)>
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では、何故、高木氏はわざわざ会見で、上述のような説明をしたのか?(・・)
一般に慶弔費の支出は、公職選挙法に抵触する可能性があるのだが。香典は本人が出席して私費ならば罰則が適用されないからだ。(-"-)
また、枕花代は罰則の対象になるのだけど。違法性の認識がないと主張することで、罪をまぬがれようとしている様子。(`´)
おそらく弁護士+αなどと相談して、「香典や枕花代については、このように説明すれば、公選法違反に問われずに済むのではないか」と入れ知恵されたのではないかと察する。(-"-)
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でも、フジテレビの報道に寄ると、高木氏は自ら葬式に来ていなかったというのである。 (゚Д゚)
『「香典支出」で新証言 「高木復興相、葬儀に来ていない」
フジテレビ系(FNN) 11月9日(月)
「下着泥棒問題」については否定した高木 毅復興相。新たな疑惑にからんで、新証言があった。高木復興相自らの政治団体が、選挙区内での葬儀に香典を支出したという問題で、「私が弔問に行き、私費で支出した」と説明した。
自ら出席して香典を渡したという場合、公職選挙法上、セーフとも言えるが、はたして本当に出席したのか。
FNNは今回、高木復興相の説明に矛盾が生じかねないスクープ証言を得た。
香典を受け取った遺族は、「(香典はいつ渡された?)通夜の時ですね。(高木復興相本人は?)来ていません」と話した。
高木復興相の「政治とカネ」をめぐる、新たな証言。
9日、福島県の2つの町を訪れ、地元の要望を聞いた高木復興相は、自身に浮上している問題の責任について、「私自身は、今やるべきことは、復興大臣としての職責を全うすることが、責任の果たし方だと思っていますので、しっかり、その方向で頑張っていきたい」と述べた。
高木復興相をめぐっては、自らが代表を務める自民党の政党支部が、選挙区内の8件に対し、香典代あわせて16万円を支出していたことが判明。
公職選挙法では、政治家や政治団体が、選挙区内で香典を出すことは、寄付行為にあたるとして、禁じている。
ただ、政治家本人が葬儀に出席し、私費で香典を支払った場合などは、例外として、罰則の規程から除外されている。
高木復興相は6日、「私が、それぞれ亡くなられた方へ、葬儀の日までに弔問に行き、個人の私費で支出した。法的に問題ないと考えている」と述べた。
6日、高木復興相は、香典は、自らが弔問に行き、私費で支払ったものだと釈明。
ところが、高木復興相側から香典を受け取ったと話す、福井県の選挙区内に住む遺族は、FNNの取材に、「(高木復興相本人は?)来ていません」、「(来たら)みんな、あいさつするが、顔を直接見ていなかった」と話した。
高木復興相本人は、通夜にも、告別式にも、姿を見せなかったという。
公選法では、本人ではなく、秘書など代理人が香典を渡した場合や、政治家本人でも、葬儀のあとに渡した場合は、例外とならず、罰則の対象となる。
香典を受け取った遺族は、「(香典はいつ渡された?)通夜の時ですね」、「(香典を持ってきたのは?)秘書だと思うんで。高木さんの顔を知っているから、来たら、すぐわかります」、「(本人が来られないという説明は?)それはないですね。たぶん国会議員だから、忙しいからっていう頭はあります」と語った。
男性によれば、高木復興相の顔を知っているので、見間違えることはないという。
男性は、受け取った香典の記録を残していた。
そこには、「高木 毅 衆議院議員2万円」と記されていたが、これは、香典袋に書かれていた名前が、高木復興相だったという意味だという。
そして、告別式の翌日か、その翌日、高木復興相本人が、あいさつに来たという。
男性の証言に基づけば、高木復興相の行為は、説明と矛盾するばかりか、罰則の対象となる。
一連の問題について、高木復興相を任命した安倍首相は8日、「政治資金の問題については、政治家1人ひとりが、しっかり襟を正す。国民への説明責任を果たしていく」と延べ、説明責任を果たすよう求めた。
また、民主党の蓮舫代表代行は6日、「過去に線香のことで(国会議員を)辞めた前例がありますから、それを考えて、ご自身がまず判断すること、説明をすることです」と述べた。
民主党の蓮舫代表代行が、例に挙げたのは、線香セットを有権者に配ったとして、2000年に、いったん国会議員を辞職した小野寺元防衛相の件。
ある民主党関係者は、「高木大臣はセーフと言っているが、どうやら複数のケースで虚偽説明があったようだ」と話し、10日から国会で開かれる予算委員会の閉会中審査で、この問題を徹底追及し、高木復興相を辞任に追い込む構え。』
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ちなみに、リテラは高木氏が辞任に言及。さらに複数の新閣僚に問題があることも指摘しているのであるが。
冒頭にも書いたように、安倍官邸が、下着ドロの代わりに香典代を理由に高木氏を辞任させようとしているという見方をしている。(@@)
『下着ドロボーの高木復興相が週明け辞任か? 安倍官邸が国会前に不祥事隠し画策するも新閣僚の疑惑が次々と
TPP合意に辺野古埋め立て強行と民意を無視してやりたい放題の安倍政権だが、先週後半くらいから、新閣僚の辞任情報が永田町かけめぐっている。その新閣僚とは、あの“パンツ大臣”高木毅復興相だ。
第3次安倍改造内閣発足直後以降、次々と新閣僚たちのスキャンダルが噴出しているが、中でも衝撃的だったのが、高木復興相の下着ドロボーの過去だった。
改めて疑惑をおさらいすると、今から30年ほどまえ、高木氏は一方的に思いを寄せた地元敦賀市の銀行員女性の自宅の合鍵を不法に入手した上で、女性宅に侵入し、その女性の下着を盗んだという事件だ。高木氏は近所の住民の目撃情報から警察で取調べを受けたのだが、当時敦賀市長だった父親が自分の権力と癒着していた原発ムラ利権を総動員して、握りつぶしてしまった。
一連の経緯は、被害者女性の妹や目撃した近所の住民が証言しており、もはや言い逃れできない状況だ。しかも、この高木首相の過去は安倍首相はじめ官邸も事前に把握しながら、「昔のことだから」と新閣僚登用に踏み切っていた。
まさにツッコミどころ満載の閣僚不祥事だが、しかし、肝心の国会が開かれず、弱腰のテレビや新聞本格追及しなかったため、高木氏の問題は、そのままになってしまった。
というか、改造内閣発足後、野党の強い要請があったにも関わらず国会を開こうとしなかったのは、「高木大臣の下着ドロボーを追求されたくないため」とも噂されていた。だが、とうとう今週10日と11日に衆参両院の予算委員会の閉会中審査が行われることが決定した。(中略)
しかも姑息にも、安倍政権は下着ドロボーを問題にすることなく、別の問題を理由に “高木大臣切り”を決定したといわれている。
というのも高木大臣は、先週、自身が代表をつとめる自民党支部と資金管理団体が、選挙区内の葬儀に香典などを支出したと政治資金収支報告書に記載していたという公職選挙法違反疑惑が浮上したからだ。そのため渡りに船とばかりに政治とカネ問題を理由に辞任させるのではと見られているのだ。
「この問題をスクープしたのは安倍政権の親衛隊メディアである読売新聞ですからね。既に安倍政権は高木大臣に見切りをつけ、辞任させるタイミングとその理由を探っていたことは間違いないでしょう」
だが問題は“その後”だ。というのも、高木大臣と同じく政治資金収支報告書や公職選挙法絡みで問題を指摘されている閣僚が次から次へと出てきているからだ。
その筆頭が島尻安伊子沖縄北方担当相だ。島尻氏は自らの顔写真入りのカレンダーを支援者に無料配布していたことが指摘されているが、それだけでなく資金団体や沖縄政党支部が、選挙区内の神社に「初穂料」を計上し、さらには生花を選挙区内で贈っていたことも政治資金収支報告書に記載されており、公職選挙法違反に抵触するのではと指摘されている。
さらに新閣僚の丸川珠代環境相にも同様の疑惑がもちあがっている。丸川氏が代表をつとめる自民党東京都参議院選挙区第4支部の収支報告書には都内クリニックの「健康診断料」が計上されており、これが問題視されているのだ。
まだまだある。馳浩文科相は自身が代表をつとめる自民党支部が地元石川県からの補助金を受け取った企業から献金を受けていたことが発覚し、森山裕農水相には地元暴力団との“黒い交際”が指摘されるなど、まさにスキャンダルまみれだ。
「パンツ大臣を政治資金絡みで辞任させれば、これら問題大臣がさらなる追及を受けることは必至。高木大臣だけ政治と金で辞めさせたのに、他は続投させていいのかとね。また、島尻大臣については“うちわ”問題で辞任した松島みどり氏と比較されるかもしれない」
高木復興相を辞任させれば、辞任ドミノが起きてしまう可能性がある。かといって、辞めさせなければ、破廉恥スキャンダルが国民にさらされる。10日からの集中審議でどんな“スキャンダル祭り”が繰り広げられるのか。とくと楽しみにしたい。(伊勢崎馨)』
というわけで、果たして野党がどこまで高木大臣の問題を追及できるのか、興味深くウォッチしたいと思っているmewなのだった。(@@)
THANKS