岡田が高村とNHKで激しい言い合いに。自民のえげつない戦略に負けるな
2016年 04月 04日
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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
【全日本体操男子の個人総合。優勝はもちろん内村だけど。何と白井健三が、加藤らをおさえて2位に。 (゚Д゚)
内村は「大番狂わせ」だと笑っていたけど。健三くんは、日体大にはいってから尚更に、コツコツ全種目で努力を重ねているんだな~と思うです。(去年、白井三兄弟のドキュメンタリーを見て、うるうるしていたmew。)】
先日、『PKO宿営地に銃弾も、報告せず+対案の安保審議もせず。自衛隊の活動は拡大』という記事でも触れたのだけど・・・。
民進党をはじめとする野党4党は、安保法制には憲法9条に違反する部分があるとして、同法の廃止を求める法案を提出。国民に安保法制の中身を理解してもらうためにも、改めてていねいな審議を行なうべきだと主張しているのだが。
自公与党は、もはや安保法制を議論する必要はないとして、野党案の審議を拒否している。(-"-)
で、残念ながら、mewは見ていなかったのだけど・・・。(~_~;)
昨日、NHKの政治討論番組で、民進党の岡田代表が安保法の国会審議を要求したところ、自民党党の高村副総裁が「一部の民主党の議員は審議しないでくれとまで言ってきている」と発言したことから、岡田代表が「根拠がない、失礼だ」と反発。
TV番組の中で、「発言を取り消せ」「取り消さない」と激しくやり合う場面があったという。(・o・)
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先に言えば、確かに民進党の保守派議員の中には、安保法制の修正は求めていても、廃案は必要はないと考えている人がいるのは事実だし。幹部クラスの議員の中にも、下手に審議にはいると党内でもめる要因になるので、審議をしない方がベターかも知れないと思っている人もいることだろう。^^;
それゆえ、もしかしたら、たまたま自民党の国対関係者などに会った際に(正式な国対の協議の場ではないところで、いわば個人的な会話の中で)「できれば、審議はしたくないんだよね~」ぐらいのことをクチにする人がいたとしても不思議ではないと思うけど。
でも、それは民進党や野党全体の意思表示ではないことは、自民党の国対だって十分にわかっているはずなのだ。(**)
ただ、高村副総裁は、このような発言をTVで行なうことで、1・民進党の保守派vs.非保守派の関係を悪化させたい、2・一般国民に民進党は安保政策がバラバラであるいう印象を与えたかったわけで。
実際には、ちゃんと根拠があるのかないのかなんてことは、どうでもいいと思っているに違いないのである。(-"-)
<高村くんが、何度も「国対からきいた」って言うから、「一体、国対の誰よ」と思って、自民党のHPを見てみたら、国会対策の委員長が佐藤勉氏、代理が小此木八郎氏まではいいとして、その下に副委員長が16人、委員が99人もいるのがわかって(*1)、ビックリ&唖然。 (゚Д゚)
でも、高村くんは「明確にしてもいい」とTVで明言したのだから、是非、この117人のうちの誰が、民進党の誰からどういう話をきいたのか、明確にして欲しいものだ。(`´)>
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また、最近はすっかり準与党(ゆ党)として活動しているおおさか維新の片山代表も、早速、高村氏をフォロー。
「どうも与党も野党もやりたくないらしいと。そういう噂が流れているんですよ、院内に」な~んて言ってたら、ヨコから誰かに「あなたは野党ですか?」と突っ込まれて「野党だよ!」と切り替えしていたのを見て、思わず笑ってしまったのだけど・・・。
いずれにせよ、岡田代表も主張していたように、根拠の曖昧な伝聞の話を公共放送で行なって、イメージダウンをはかろうとすることには問題があるのではないかと思うmewなのである。(@@)
【蛇足話をひとつ。片山虎之助氏は、維新の党が分裂した時に関東側に残るのではないかと。(思想的におおさか維新とは合わない感じだったしね。)また、もう80歳なので、次の選挙には出ないとも見られていたのだが。
ところが、橋下徹氏との会談後、何故かおおさか維新の方に移ることに決定。同党の共同代表に就任した上に、次の選挙にも出馬する意向を示しているというので「あれあれ、どうしたんだろう」と思ってたら・・・。
今年はいって、『国政政党「おおさか維新の会」(代表=松井一郎大阪府知事)は夏の参院選兵庫選挙区で、片山虎之助共同代表の次男で元NHK記者の片山大介氏(49)を擁立する方針を固めた』なんて、ニュースが出ていたので、「なるほど、そうだったのか~」と、妙に納得しちゃったりして。(~_~;)】
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『旧民主党など野党5党が提出した安全保障関連法廃止法案を国会で審議すべきかどうかをめぐり、民進党の岡田克也代表と自民党の高村正彦副総裁が3日のNHKの番組で、発言を「取り消せ」「取り消さない」などと、激しくやり合う場面があった。
参院選を前に、安保関連法が憲法違反だとの批判を再燃させたくない与党側は廃止法案の審議に後ろ向きだ。一方、廃止法案提出では足並みをそろえた野党側で、共産と歩調を合わせることに消極的な議員がいる民進党と、その他の党で温度差もある。やり取りは以下の通り。
民進・岡田克也代表 (安全保障関連の)法律は施行されているが、撤回を求める姿勢に変わりはない。憲法違反のものが、時間が経てば憲法に合致するということになるわけではない。我々は白紙撤回を強く求めていかなければならない。
自民・高村正彦副総裁 最初から合憲のものは合憲だ。この前の国会で200時間にも及ぶ審議をし、与党だけでなく、野党3党も合意し成立した。国会(議員の)構成が変わっていないわけで、(廃止法案が)通る可能性は全くない。単なるプロパガンダで法案を出し、日米同盟にどれだけ悪い影響を与えるか、よく考えてもらいたい。(下につづく)
* * * * *
岡田氏 安倍晋三首相は法律が成立したとき、「国民にこれからも丁寧に説明していく」と言ったが全く説明していない。
高村氏 しています。
岡田氏 (廃止)法案審議のなかで説明すればいい。
高村氏 我々はずっと説明して回っている。
共産・志位和夫委員長 (安保)法案を強行(で採決)した際、首相は「国民の理解を得ていないのは事実だ。今後も丁寧に説明していく」と約束した。我々はそれを求めて臨時国会を要求したが開かない。公式に(国会に)提出した廃止法案の審議もしないという。(与党は)「蒸し返す必要はない」というが、蒸し返さないわけにはいかない。憲法違反が国会審議を通じて明瞭になった。廃止法案を国民の前で堂々と審議して下さい。
高村氏 2週間ぐらい前に自民党の国会対策委員会(の関係者)に「(廃止法案を)審議するの」と聞いたが、「日本共産党からは審議しろ」という話があるが、当時の民主党からは一度もない。ましてや、一部の民主党議員は「審議しないでくれ」とまで言ってきている、と(聞いた)。
岡田氏 いったい何を根拠に言っているのか。失礼だ。きちっと誰が言ったか明確にしてください。
高村氏 自民党国対(国会対策委員会)から聞いている。
岡田氏 そんな失礼な話はない。取り消せ。
高村氏 取り消さない。
岡田氏 (根拠を)明確にしろ。
高村氏 明確にしてもいい。
志位氏 事実関係として(衆院)議運委員会の場で、民進党も共産党も共同して(審議すべきだと)要求している。これが事実だ。
岡田氏 明確に誰がどういう場で言ったか。我々は審議を求めている。
高村氏 自民党の国対から聞いたことは事実だ。自民党国対が私にウソをつく必要は全くない。
公明・山口那津男代表 平和安全法制はすでに実施されている。米国だけではなく、欧州やアセアン諸国、インドやオーストラリアなども法制に賛同している。現実に北朝鮮の核実験が起き、度重なる弾道ミサイル発射が起きている状況で、日米同盟がしっかり機能する法制をつくったことは大事だ。廃止法案だけでは単に「平和安全法制に反対」ということの延長に過ぎない。国会会期は限られ、TPP(環太平洋経済連携協定)など優先課題を議論することで、もう精いっぱいだ。
おおさか維新・片山虎之助共同代表 審議すればいいと思うが、私もちゃんとした根拠はないが、いろんな人から「どうも与党も野党もやりたくないらしい」といううわさが流れている。これだけ多くの人たちが「違憲」と言って、やっぱり違憲だ。だから、せめて多くの人が「まあその辺なら合憲かな」というところに修正すべきだ。集団的自衛権をもう少し限定的、抑制的にし、米艦防護などを中心に日本の周辺で(行使する)と修正すべきだ。堂々と審議すべきことはやったらいい。
岡田氏 根拠のないこと言ったらダメだ。公共放送の場で言うの間違っている。(朝日新聞16年4月3日)』
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後半部分のやりとりは、産経新聞の記事も載せていたので、それもアップしておきたい。(・・)
『自民党の高村正彦副総裁と民進党の岡田克也代表が4月3日のNHK番組で、今年2月に野党5党(当時)が共同提出した安全保障関連法の廃止法案をめぐり、つばぜりあいを繰り広げた。高村氏が「一部の民主党(現民進党)議員が『審議しないでくれ』と言ってきた」と暴露したのに対し、岡田氏は「取り消せ!」と猛反発。民進党内には、共産党や社民党との安保政策の不一致が露呈することを恐れ、廃止法案の審議入りに消極的な声もあったとされる。それだけに、双方とも一歩も引かず、おおさか維新の会の片山虎之助共同代表まで参戦し、バトルは泥沼の様相に…。
--野党は廃止法案の審議を求めているが
高村氏「私ねぇ、2週間くらい前に自民党の国対に『これ、審議するの?』って聞いたことがあるんです。そうしたら『共産党からは審議しろっていう話がどんどんあるけれども、(当時の)民主党からは一度もそういう話はない』と。『一部の民主党の議員は審議しないでくれとまで言ってきている』と」
岡田氏「何を根拠にそんなこと言ってるんですか! 失礼でしょ!」
高村氏「私はそれを自民党の国対から…」
岡田氏「きちっと誰が言ったか明確にしてください!」
高村氏「自民党の国対から聞いていると」
岡田氏「そんな失礼な話はない! 取り消せ!」
高村氏「取り消さない! 自民党の国対がウソついたかどうかって話を…」
岡田氏「明確にしろ!」
共産党の志位和委員長「事実関係としてですね、衆院議院運営委員会の場で、民進党も共産党もみんな共同して…」
岡田氏「明確に誰がどうしたか、どういう場で言ったか(を高村氏は明らかにすべきだ)。われわれはきちんと審議を求めていますから」
高村氏「私が自民党国対から聞いたということは事実です。自民党の国対が私にウソをつく必要は全くないと思っています」
--片山氏に聞く。憲法改正議論も念頭に置きつつ安全保障関連法のことをどう考えるか
片山氏「いろんな人から聞くに、どうも与党も野党もやりたくないらしいと。そういう噂が流れているんですよ、院内に。しかし、堂々と審議するのはね、私はやったらいいと思う。(野党内に審議を忌避する向きがあると)聞いてることは事実ですから。与野党ともやりたくないと。はっきり言っておきます」
岡田氏「そんな根拠のないことを言っちゃダメですよ、片山さん」
片山氏「聞いてるんだから」
岡田氏「『聞いている話』で、こういう公共放送の場で言うのは間違ってますよ」
片山氏「(発言者不詳の『あなたは野党ですか?』との問いに対し)野党だよ!」(産経新聞16年4月3日)』
<この片山氏の「野党だよ!」を見て、つい「児島だよ!」を思い出してしまったのは、mewだけではあるまい!?(@@)・・・でも、実際のところ、おおさか維新は、もう「野党じゃね~よ(春菜風)だよね。(**)>
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委員長代理
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副委員長
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