安倍、ノーベル平和賞を狙う?&サミットへの思い+GWに閣僚も次々と外遊
2016年 05月 01日
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今日から5月だ~~~。(・・)
今月からまたバタバタするので、ブログも長短様々、引用多数になるかと思うのだが。参院選で、安倍自民党の議席を少しでも激らすために、せめてできるだけ毎日ブログを更新して、微々力ながら野党の後押しをしたいと考えているので、よろしくお願いしますです。m(__)m <まあ、実際には、ほとんど自己満足のためなんだけどね。(~_~;)>
さて、安倍首相は、熊本・大分の震災被害は落ち着いたということにして、今日1日から大好きな外遊に出かけてしまう。(@@)
<首相は29日に大分・熊本を視察に行ったのだけど。首相が大分の由布市を訪ねた数時間後に、直下型の震度5強の地震が起きたんだよね。(・o・)
震度3~4を含む余震がまだ続いているし。家に帰れずに避難している人が、今でも数万人いるし。倒壊のおそれがある危険な家屋の数も東日本大震災より多くて1万2千件以上あるというし。(東日本の場合は、津波ですぐに倒壊、流失してしまった家屋が多かったこともあるけど。)まだまだ、震災がおさまったとは言い難いんだけどな~。(-"-)>
安倍首相だけでない。
GWには例年、外遊(&本当の海外でのお遊びタイムも含む?)に行く閣僚や議員が多いのであるが。今年は、熊本地震が起きたことから、防災担当の河野太郎大臣をはじめ5人の閣僚が、自粛して外遊の計画を中止したとのこと。
『閣僚GW外遊、自粛モード=地震・北朝鮮対応で
例年なら閣僚の外遊ラッシュとなる大型連休(GW)だが、今年は余震が続く熊本地震などに対応するため、5閣僚が海外出張を取りやめるなど自粛モードとなっている。
29日からのGW中に海外を訪問する安倍内閣の閣僚は19人中7人にとどまり、2012年12月の安倍政権発足以来、最少となった。(時事通信16年4月28日)』
それでも、本当に行かなければならない用があるのかないのか、7人の閣僚が海外に行くという。(・o・)
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『熊本地震は知らん顔…安倍首相&7閣僚「GW外遊」に5億円
大した用もないのに、今年のゴールデンウイークも安倍内閣の閣僚が次々に海外に出発する。例年に比べ人数は少ないが、安倍首相をはじめ7閣僚がアメリカやヨーロッパなどに“お出かけ”する。安倍首相は政府専用機を使い、閣僚はファーストクラスの超快適旅行だ。熊本の被災地で車中泊を続ける被災者は内心、怒っているだろう。
特にヒドイのが林幹雄経産相だ。「日本・アラブ経済フォーラム」に参加するためアフリカ・モロッコに行くという。モロッコは日本からの直行便がなくヨーロッパや中東を経由しなければならず、移動に15時間以上かかる。
■経産省トップに問われる無責任行動
いまも熊本では大きな揺れが続き、その近くには、稼働中の鹿児島・川内原発がある。モロッコに行っている間に川内原発で何か起こったらどうするのか。エネルギー政策を担う経産省のトップとして、あまりにも無責任な行動だろう。
「民進党が外遊取りやめを強く申し入れ、丸川珠代環境相はシブシブ取りやめたが、林経産相は“強行”した。原発がある九州で地震が頻発しているのに、原発を担当する経産相と環境相が外遊を計画すること自体、危機意識の低さを表しています」(永田町関係者)
安倍首相も何をしに行くのか不明だ。5月末の伊勢志摩サミットへの参加国に“ごあいさつ”するため、イタリア、フランス、ドイツ、英国などを歴訪する。国名を並べるだけでも“いい旅夢気分”だ。過去に安倍首相が米国を3日間訪問した際の費用は軽く1億円を超えた。1回につき約5000万円前後とされる閣僚の外遊と合わせると、今回も約5億円もの血税が外遊に使われることになる。元外交官の天木直人氏はこう言う。
「サミット直前に参加国に行く必要はありません。すぐに会えるわけですから。安倍首相はすでに3度もサミットに参加していて、各国首脳と電話で話せるような“ホットライン”をつくれていなければいけない。それもないということなのでしょう。本来なら日本に残り、熊本地震への対応に専念すべきです」
舛添都知事といい、国民の税金を何だと思っているのか。(日刊ゲンダイ16年4月29日)』
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安倍首相は、参院選が近いこともあって、熊本地震の対策にもそれなりに力を尽くすつもりでいると思うのだが・・・。
<mewとしても、しっかり対策をして欲しいところだけど。チョット言うだけ(口先)番長になっている部分があるし。かなり大盤振る舞いしてみせていることから、財源はどうするのかという疑問の声が早くも出始めているです。>
ただ、それを除けば、実際のところ、 おそらく安倍首相のアタマの中は、今月26,27日に行なわれる伊勢志摩サミットをいかに成功させるか、またロシアとの関係改善をいかにはかるかで、ほぼいっぱいなのではないかと察する。(・・)
安倍首相は、1日から西欧5カ国とロシアを訪問する予定。<1日がイタリア、2日フランス、3日ベルギー(EU)、4日ドイツ、5日イギリス、6日ロシアの強行軍>
西欧の国々を5つも訪問するのは、伊勢志摩サミットを目前にしてのご挨拶&意見交換のためだという。^^;
<尚、米国とカナダの首脳とは、3月に米国で行なわれた核安保サミットの際に会談を行なって、伊勢志摩サミットへの協力を要請している。>
『安倍晋三首相が5月1日から7日間の日程で、欧州5カ国とロシアを訪問することが28日、正式に決まった。5月26、27両日の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)に出席するイタリア、フランス、ドイツ、英国や欧州連合(EU)の首脳と主要議題について意見交換し、世界経済をはじめ地球規模の課題に力強いメッセージを発信するため、サミット議長として議論を主導する考えだ。
菅義偉(すがよしひで)官房長官は28日の記者会見で「首相は世界経済の持続的で力強い成長に貢献できるような明確なメッセージを発出できるようリーダーシップを発揮する」と述べた。首相は5月2日にイタリアでレンツィ首相、フランスでオランド大統領と相次いで会談。3~5日にベルギーのミシェル首相、ドイツのメルケル首相、英国のキャメロン首相らと会い、6日にロシア南部のソチでプーチン大統領との会談に臨む。
安倍首相は減速懸念が強まる世界経済を下支えするため、財政出動を含めた対策で国際社会と協調したい考えだが、ドイツなど欧州各国は財政規律を重視し、財政出動には慎重な姿勢だ。この溝をいかに埋めるかが、サミット成功に向けた一つの焦点になる。また、プーチン氏との会談では、停滞する北方領土返還の交渉を再び動かすため、真意を探る考えだ。(産経新聞16年4月29日)』
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安倍首相の最大の目標の一つは、日本が経済的にも軍事的にも世界のTOP国になって、国際社会のリーダーとして活躍できるようにすることなのだが・・・。
今回、日本はサミット開催国になるので、安倍首相は議長として、欧米諸国の首脳の間で中心的な役割を果たすことができるわけで。国際社会にも、国民にも、それをアピールできるし。安倍氏個人にとっても、最高の自己実現&自己満足をし得る場になるのだ。(++)
しかも、安倍氏にとって、今回のサミットは重要なリベンジの場でもある。(・・)
というのも、安倍氏は前政権で、08年に日本で開催されるサミットを北海道の洞爺湖で行なうことを決定。自らサミットで議長を務める気でいたのに、07年9月で首相辞任に追い込まれてしまい、首相&議長の座は福田康夫氏に譲ることになってしまったからだ。(~_~;)
安倍氏は、今回、自分が議長として各国首脳をリードして、伊勢志摩を案内したり、写真も真ん中で移ったりする光景を作り出せることを、何より楽しみにしているだろうし。
首脳会議の司会を務めたり、会見でも真ん中に座って共同声明を発表したりできることに(そのシーンを想像して?)大きな喜びと誇りを感じていることだろう。^^;
<安倍首相は、さらにサミット後に予定されているオバマ大統領の広島訪問にも同行する気らしい。^^;>
ロシアがらみのことは、改めて他の記事に書きたいと思うのだが。
安倍首相は、できれば、自分がG7の欧米諸国とロシアの間にはいって、両者の関係改善をさせることも考えている様子。^^;
内心では、ロシア首脳をサミット時に日本に招いて、14年以来、中断しているG8を復活させることまで夢見ていた(野心を抱いていた?)部分もあるようだ。(・o・)
<近時はG7+ロシアのG8首脳が集まる形をとっていて。14年6月には、ロシアのソチでG8サミットが開かれる予定だったのだが。同年2月にロシアがウクライナ侵攻に関与したことから、欧米&日本のG7諸国が、ソチ・サミットに参加せず。15年もG7だけでサミットを行ない、G8サミットは開催されずに終わった。>
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『安倍首相 米露大統領を日本で握手させればノーベル平和賞?
NEWS ポストセブン 3月3日(木)
安倍晋三首相は5月26~27日に開催される伊勢志摩サミットで議長を務める。関係者や経済アナリストの間では「サミットの最優先テーマは経済問題。主要国が経済協調することで世界同時株安を食い止め、世界経済をどう安定させるかは議長の手腕にかかっている」と期待されているが、実は安倍首相の視線は経済とは全く別の野心に向けられている。
ウクライナ問題やシリア問題などを巡って対立を深め、まさに「新冷戦」ともいえる状態にある米露を和解させるという外交的勲章である。
安倍首相にとって憲法改正や安保法制(集団的自衛権の行使)が祖父・岸信介元首相から受け継いだ政治的遺訓とすれば、ロシア外交は父の安倍晋太郎元外相から引き継いだライフワークでもある。
「創造的外交」を掲げて日ソ交渉にあたった晋太郎氏は、がんに冒されながらも「自分の目の黒いうちに道筋をつけたい」とソ連を訪問してゴルバチョフ大統領に来日を要請、1991年4月にゴルバチョフが初来日すると、末期がんで入院中だった病院を抜けて歓迎昼食会に出席し、「これで安心しました。あとは遠くから見守っています」と呼び掛けた。死の1か月前である。
秘書として父の背中を見てきた安倍首相は「あのとき、政治家の執念を見た」と述懐したことがある。
安倍首相がオバマ大統領の忠告をはねのけてまで、ロシア外交にのめり込むのは、欧米の対露経済制裁の緩和を仲介することでロシアに恩を売り、その先に、父の悲願だった日露平和条約の締結と北方領土返還交渉の進展を睨んでいるからに他ならない。
かつて「鉄の女」と呼ばれた英国のサッチャー元首相は米国のレーガン元大統領とソ連のゴルバチョフ元大統領の橋渡しをして冷戦終結に大きな役割を果たした。
国際ジャーナリストの内田忠男・名古屋外国語大学大学院客員教授は、米露の橋渡しを実現させるには安倍首相の首脳としての力量が問われると語る。
「安倍首相がオバマ大統領をはじめ欧米の首脳たちにロシアへの制裁緩和を受け入れさせるには、プーチンにウクライナ問題やシリア問題で譲歩させる必要があります。そうしないと欧米は絶対に納得しないが、したたかなプーチンが容易に譲歩するとは考えにくい。
成功は並大抵のことではありません。まさに安倍首相が各国首脳とサシで交渉する力が問われることになります。もし、安倍首相がオバマ大統領とプーチン大統領を握手させ、世界平和に貢献すればノーベル平和賞の受賞もあり得るくらいの功績でしょう」
過去に日本人でノーベル平和賞を受賞したのは「非核三原則」を制定した安倍首相の大叔父・佐藤栄作元首相1人しかいない。しかもこの3年間、日本からは安倍首相の安保法制に反対する団体が「憲法9条」を平和賞に推薦し、3年連続でノミネートされたことに首相は「政治的」と不快感を示してきた。
安保法制で「祖父の岸元首相を超えた」と自負する安倍首相が、日露外交で父の遺言を果たし、さらに米露和解の仲介でノーベル平和賞を受賞すれば大叔父と並ぶ。※週刊ポスト2016年3月11日号』
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安倍首相は、もしかしたら欧州各国を訪問する際に、ロシアとの関係改善を打診するつもりでいたかも知れないのだけど・・・。
何分にも米国は、安倍首相がこのGWにロシアを訪問し、プーチン大統領と会うこと自体に強い不快感を示しているだけに、伊勢志摩サミットの場にロシアの首脳を招くのは極めて難しいと思う。(~_~;)
安倍首相は、オモテ向きは議長として尊重されるものの、実際にサミットでの会議で各国首脳をリードできるかどうか、こちらも極めて「???」のmewなのだった。(@@)
THANKS