安倍、メディアを抱き込み&国税のムダにも関心を+参院選無視で、舛添叩き?
2016年 06月 07日
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さあ、7月10日投開票の参院選まであと1ヶ月チョイ。(**)
1日に国会が閉会。安倍首相も参院選に向けて、消費税増税の再延期などの新公約を宣言する大きな記者会見を開いたし。TVのニュース&ワイドショーも、そろそろ参院選モードにはいっていいはずなのだけど・・・。
昨日も朝から、政治ネタは舛添都知事のことばかり。参院選に関係ありそうな沖縄の県議選とか米兵の交通事故のこと、甘利氏の復帰会見のことなどは、(特にワイドショーは)ほとんど扱っていなかったのではないかと思われる。(-_-)
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このブログでは、安倍官邸&自民党がメディア支配を強めて、自分たちの都合のいい方向にTVを中心とした報道を導こうとしていることを強く問題視していて。アレコレ書き続けている。(-"-)
国政選挙が近づくと、ふだんは政治にあまり関心を持っていない人も、ちらほらとニュースやワイド・ショーを見て、その情報やコメントを参考にする機会が増えるのだけど。安倍官邸&自民党としては、あまり自分たちの都合の悪いことは知られたくないところ。^^;
そこで、14年11月に解散総選挙を行なった時も、安倍自民党はTV関係者を呼び出して、「公正な放送を(=安倍自民の批判は控えろ)」と圧力がけを行なったのである。(-"-)(『メディアの監視、支配に走る安倍自民~選挙前に先制パンチでだまらせる?』)
これを受けて、(情けないことに)アレコレ難クセをつけられるのが面倒になったTV局は、衆院選に関する報道はあまり扱わないようにしようという方針をとることに。その結果、衆院選に関する番組の放送時間が、12年衆院選の1/3に減ったのだ。(>_<)(『TVが選挙ネタを逃げる~何と放送時間が前回の1/3に激減&安倍自民の監視、支配に屈する』)
そして、今回はと言えば・・・。安倍首相は1日に、国会閉会を受けて、参院選に向けての記者会見を行なった後、翌2日の夜に、早速、TVや新聞の解説(orその方針決定)担当のエライさんを呼んで、「先制パンチ」ならぬ「先制抱き込みの接待」を行なっていた。(・o・)
『(午後6時)41分、東京・京橋の日本料理店「京都つゆしゃぶCHIRIRI」。石川一郎・BSジャパン社長付、小田尚・読売新聞論説主幹、粕谷賢之・日本テレビメディア戦略局長、島田敏男・NHK解説副委員長、曽我豪・朝日新聞編集委員、田崎史郎・時事通信特別解説委員、山田孝男・毎日新聞特別編集委員と食事。9時36分、東京・富ケ谷の自宅。』
<他の新聞は2人ぐらいの名しか書いていなかったけど。朝日新聞は、自分のとこの編集委員の名も含め、全員の名を出していたです。評価したい。(・・)>
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安倍自民党としては、もちろん、今回の参院選もうまく乗り切りたい。(@@)
特に今回は、14年の衆院選の前に「消費税率引き上げの再延期はしない」と断言したのに、その公約を「新しい判断」とかやらで破ることになるし。アベノミクスが失敗していることを隠すために、その「新しい判断」も、安倍首相&仲間たちが「リーマン前と同じ」という都合のいい資料に基づいて行なったもので、世界から批判を浴びているし。社会保障や子育て、一億総活躍何たらの政策を実現するための財源もないし。
それに、本当は、憲法改正をマジで目指していて、それも公約に入れているのだけど。公明党が不快感を示すので、できるだけオモテに出さないようにしているし。高市総務大臣の電波発言、甘利前経済再生大臣の口利き疑惑をはじめ閣僚の言動や事件など、問題が山積みの参院選なのだけど。
でも、安倍自民党としては、「あ~、何かよくわからないけど、消費税が上がらずに済んでよかった」と、とりあえず満足や安堵をしている一般ピーポーがTVなどを見て、「何、そんな問題があることをやってるの?」と安倍批判に走るのだけは避けたいわけで。
それで、「今国会もお世話になりました。今後もよろしく」と微笑んで会食をしながら、言葉に出さずとも、やんわりと協力を要請(=圧力がけ)を行なったのではないかと察する。(-"-)
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舛添都知事は、昨日6日に弁護士と共に記者会見を開いて、「第三者による厳しい目」で調査してもらった結果を報告し、自分なりの対応を説明したとのこと。(・・)
元検事の弁護士は「違法性はないが(政治資金としては)不適切な」14件、440万円の支出を指摘。舛添氏は、そのうち約114万円の支出を返金することを表明したが、自ら辞職することは否定。
今日7日から始まる都議会の質問に答えることで、説明責任を果たして行く意向を示した。(~_~;) (詳しい報道、弁護士の指摘した内容は*1に)
『東京都の舛添要一知事は6日、政治資金の私的流用疑惑などについて記者会見し、元検事の弁護士に依頼していた調査の結果を公表した。調査報告書は家族旅行の宿泊費や美術品購入など複数の支出を「不適切」と指摘しながらも「政治資金の使途に制限はなく違法性はない」と結論づけた。舛添氏は「皆さんにさまざまな心配をかけ申し訳ない」と謝罪した上で「都政のために粉骨砕身して働きたい」と改めて辞職の意向がないことを強調した。(中略)
◇舛添氏会見発言 骨子
・都民はじめ多くの人に、心からおわびする
・政治資金の使い方に違法な点はないが、公私の区別が曖昧で不適切だと厳しい指摘があり、大変恐縮している
・指摘を受けた宿泊費や飲食費の支出については個人資産から返金し、慈善団体などに寄付したい。美術品は都の病院や福祉施設に飾ってもらい、政治団体解散時に美術館などに寄付したい
・神奈川県湯河原町への公用車利用で大変な心配をかけている。湯河原の施設(別荘)を売却することで自らのけじめをつけたい
・都政のために粉骨砕身して働きたい。生まれ変わった気持ちで尽くせるよう都議会で都民への説明責任を丁寧に果たしていく』
<舛添氏は、問題にされた湯河原の別荘を売却することや、外遊の際にスイートを使わないことなども語ったらしいのだけど。mewは、そういうことじゃないって思うんだけどね。^^;>
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でもって、TVを中心としたメディアは、参院選の公示まであと2週間しかないというのに、今日以降も、まだまだ舛添バッシングを続けるのだろうか?(@@)
ワイドショーは、猪瀬前都知事を追い込んだ時みたいに、都議会のやりとりの映像を詳しく流して(大事な国会の映像はろくに流さないくせに)、専門家やコメンテーターを呼んで、ああでもない、こうでもないと何十分もやるのだろうか?(ーー) <どうせなら舛添氏の会見での発言をわざわざ文字にして、一つ一つツッコンでいるみたいに、安倍首相の会見での発言も、同じようにチェックしてよ。(++)>
ともかく舛添問題やその他の芸能、社会問題を引っ張るだけ引っ張って、国民が何が争点なのかよくわからないうちに、参院選の投票日を迎えるというのが、安倍官邸の意向(だとメディアが忖度すること)なのだろうか?(・・)
いや、mewは決して、舛添知事の問題が重要ではないという気はないのだ。(++)
でも、そもそもこれはmewも含めた東京都民が関心を抱いて、追及して行かなければならない問題なわけで。<かつて国会議員だった頃の支出も問題になってはいるのだけど。>
安倍政権の問題や国政選挙の争点などに比べたら、朝から昼、夕、夜まで、全国の方々に大事な電波や紙面を大量に使っていただくほどのことではないと思うのだけど。いかがなものだろう?^^;
<全国ネットであるとはいえ、関西や東海がメインのミヤネ屋やゴゴスマが、毎日のように、あんなに熱心に舛添問題を扱っているのか不思議。視聴率がとれるのかな~?(~_~;) 今日から、新しい不倫ネタがはいったし、アモーレもあるし。少しはそっちに動くかな?・・・てか、それより国政ネタもやってよ。(-"-)>
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ちなみに、安倍首相や閣僚の外遊の費用について、こんなニュースが出ていたのだけど。何故、TV局や国民は、その費用が適切なのかどうか、チェックしようとしないのだろう?(・・)
『政府は31日の閣議で、安倍晋三首相が2012年12月の第2次政権発足以降、41回の海外出張を行い、うち決算または精算済みの40回分の費用は総額約87億7400万円に上ったとする政府答弁書を決定した。
民進党の井坂信彦衆院議員の質問主意書に答えた。
答弁書によると、首相はこれまでに延べ92カ国・1地域を訪問。訪問日数は計204日、随行人数は延べ4643人だった。1回当たりの最高宿泊額と宿泊先は「警備上、外交上の観点」から明らかにしなかった。
首相外遊の1回の平均費用は約2億1900万円。答弁書は、首相外遊について「国益確保とともに、国際社会の平和と安定の寄与に指導力を発揮することは大きな意義がある」と説明。「節約に努めており、経費は適正」と強調した。(時事通信16年5月31日)』
『また、第2次安倍内閣発足以降、安倍総理大臣以外の閣僚で、最も外国訪問の回数が多かったのは岸田外務大臣の44回、次いで、麻生副総理兼財務大臣の31回、茂木元経済産業大臣と甘利前経済再生担当大臣の22回などとなっています。
さらに、安倍総理大臣を除いて最も経費の総額が多かったのは岸田外務大臣の13億8700万円、次いで麻生副総理兼財務大臣の7億7500万円、茂木元経済産業大臣の5億5600万円などとなっています。
答弁書は「同行者を必要な人員に絞ったり、宿舎などの経費を最小限に抑えるなどの節約に努めている」としています。(NHK16年5月31日)』
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たとえば、伊勢志摩サミットの際に、たった3日だけ使われるために設けられた国際メディアセンターの「別館」の建設費に28億、解体費に3億円をかけることに、国民は何の問題も感じないのだろうか?(・o・)
『5月に開かれた伊勢志摩サミットで、各国報道陣の取材拠点となった国際メディアセンター。その横に約28億5000万円かけて建てられた「別館」が、10月までに解体される。解体費は約3億円だ。
「アネックス」と呼ばれるこの別館には、日本食を提供するダイニングや、日本の技術、伝統文化の展示、三重県の魅力を発信する情報館などが設けられていた。外には、日本庭園もあった。外壁や内装には三重県産の杉や国産の檜が使われ、海外メディアに日本をアピールした。
5月25日朝から28日正午まで使われたこの施設には、33の国と地域から約5千人の報道関係者が詰めかけた。中でもダイニングでは無料で食事が提供され、取材に訪れた記者が太るほどのおもてなしがあったという。
サミット取材に参加したBuzzFeed Japanの古田大輔編集長に聞くと、「サミット期間中は、会見の取材したり、記事を書いたり。ご飯は食べるけれど、展示をゆっくり見る暇はなかったし、見学スペースに立ち寄る人はそれほど多くなかった」と話す。』
『熊本地震で被災した南阿蘇鉄道の復旧に必要な費用や、JR九州がつくった豪華列車「ななつ星」の製作費とほぼ同額だ。場所によっては、病院をひとつ建てることもできる。
ただ、担当者が説明するように、サミットには、海外に日本をPRするという重要なミッションもある。それなのにプレハブやテントで済ますわけにはいかないだろう。ちなみに、サミットの総額予算は約600億円。そのうち警備関連費が約340億円を占めている。』(BuzzFeed Japan16年6月4日)』
やれ舛添氏が、外遊でここぞとばかり贅沢していたとか、やれ家族旅行の費用や子どもの漫画本の購入費まで政治資金で出していたときけば、実に「せこい」と思うし。問題だとも思うけど・・・。
自分たちの税金を億単位で無駄遣いされても、それに気づかず。まともにチェックも批判もしようともしないメディアや国民が増えて行くようでは、日本は本当にアブナくなるぞ(マジで破綻しちゃうかも~?)と言いたいmewなのだった。(@@)
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「不適切支出」114万円返金=宿泊・飲食、別荘は売却-辞職否定・舛添都知事
東京都の舛添要一知事は6日夕、自らの政治資金問題をめぐり、第三者として調査を依頼した元検事の弁護士2人と共に記者会見を開き、調査報告書を公表した。報告書は、家族とのホテル・旅館の宿泊費6件と、家族らとの私的な飲食費14件を「違法性はないが政治資金の支出として不適切」と指摘。舛添氏は、約114万円の支出を返金する意向を表明したが、辞職は否定した。
調査は主に、2009年から14年まで舛添氏が参院議員時代に代表を務めた政治団体の収支報告書の支出を対象とした。舛添氏本人や秘書らから事情を聞き、必要に応じ関係資料を入手するなどして調べた。
報告書は、いずれの支出も政治資金規正法などの法令違反はないと結論付けたが、舛添氏は「けじめをつけたい」として、インターネットのオークションを通じて政治資金で購入した絵画など多数の美術品を美術館などに寄付するとともに、公用車を使って頻繁に訪れていた神奈川県湯河原町の別荘を第三者に売却する考えも示した。
その上で、舛添氏は「公私の区別を明確にし、信頼を少しでも取り戻すべく、粉骨砕身、都政運営に努めていきたい」と述べ、知事職を続ける考えを改めて表明した。
政治資金問題をめぐる調査結果公表の記者会見で謝罪する舛添要一東京都知事(右端)。左奥は森本哲也、左から2人目は佐々木善三両弁護士=6日午後、東京都新宿区の都庁
報告書が不適切な支出と指摘したのは、舛添氏が参院議員だった08年11月~14年8月の「宿泊費」19件のうち6件計約80万円。14年1月の千葉県木更津市内のホテルをはじめ、いずれも盆や正月に家族同伴で宿泊しており、「家族旅行と判断するしかない」とした。14年1月の同市内での宿泊に関し舛添氏は、相談相手だった出版社社長を招き、都知事選出馬について相談したと説明したという。
飲食費でも、09年1月から14年8月までの65件のうち自宅近くの天ぷら店や別荘近くの回転ずし店などでの14件計約34万円を「私的な食事であった可能性が強い」と指摘。美術品については「合計金額が多すぎる」などと、不適切支出に位置付けた。
一方、舛添氏がかつて代表だった政党支部から政党交付金の一部を自らの資金管理団体に移したり、世田谷区の自宅兼事務所の家賃(月額約44万円)を妻が代表を務める会社に支払っていたりしたことについても違法性はなく、不適切な部分はないとした。
舛添氏をめぐっては、一連の問題について都民からの批判が高まっており、都議会各会派は、報告書の内容を踏まえ、7日の代表質問や8日の一般質問で舛添氏を厳しく追及する構え。総務委員会に知事を呼び、一問一答方式の集中審議を行うことも視野に入れている。
◇政治資金問題の報告書骨子
一、新党改革の支部から、政治資金を自らの政治団体に移動させたことに問題はない
一、政治団体から妻が代表を務める会社に支払っている事務所費の額は、相場と比べ割高でない
一、飲食費は全65件を調査。家族らとの私的な食事である可能性が高い14件は不適切
一、宿泊費は全19件を調査。家族同伴だった6件は不適切
一、子ども向け漫画本や料理レシピ本などの購入は不適切
一、美術品の購入は点数も金額も多く不適切
一、書の購入は、書道が趣味と政治活動を兼ねていることから適切
一、海外での一部民芸品の購入は不適切
◇舛添氏の政治資金問題をめぐる動き
【2016年】
4月 高額な海外出張費をめぐる問題を週刊誌などが報道
4月27日 公用車で神奈川県湯河原町の別荘に毎週末通っていたとの報道を受け「ルー
ル通りやっている。全く問題ない」とコメント
5月 9日 別荘への移動に公用車を使わないと表明
11日 政治資金の私的流用疑惑を週刊誌が報道
13日 政治資金収支報告書の記載に一部ミスがあったとして、45万円余を返金す
る意向表明。辞職は否定
19日 代表を務めていた政党支部の解散直前に、政党交付金 429万円を自らの
資金管理団体に移していたことが発覚
20日 一連の問題について第三者への調査依頼を表明
25日 第三者調査で、元検事の弁護士2人を選任
6月 1日 東京都議会の所信表明で一連の問題を陳謝。海外出張で航空機のファースト
クラス、ホテルのスイートルームを使わないと表明
6日 調査結果を公表
◇舛添都知事の政治資金調査の主な結論
適法か 適切か
政党交付金 ○ ○
新党改革からの組織対策費 ○ ○
事務所賃料 ○ ○
飲食費 ○ 14件×
宿泊費 ○ 6件×
自動車購入 ○ ○
書籍購入 ○ 一部×
美術品購入 ○ ×
「書」購入 ○ ○
(時事通信2016/06/06)