英のEU離脱で若者から不満、後悔ワード続出。離脱派がウソ認める+全英OP
2016年 06月 28日
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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
いよいよテニスのウィンブルドン(全英OP)がスタートした。(**)
実は、mewは参院選の日程が正式に決まった時、「あう~」とアタマを抱えてしまったとこがあった。/(@@)\ 何故って、mewが1年で最も楽しみにしているテニスの全英OP・ウィンブルドン(6月27日~7月10日)と、思いっ切り日程が重なってしまうからだ。(ノ_-。) <何と男子決勝の日が投開票日とは。>
ただでさえ、仕事が忙しいというのに。今年は日本選手が6人も出ているので、全英が始まると、睡眠不足は避けられないし。mewのエネルギーが、テニスと政治に分散してしまったら、どうしようかと・・・。(~_~;)
でも、大丈夫。錦織はじめ日本選手が全英で活躍する→mewが元気になる→打倒安倍政権のエネルギー値が上がる→参院選で野党勢力が躍進して、安倍政権を追い込めば、いいのだから。o(^-^)o(万一、活躍できなかったら、その悔しさをこのブログにぶつけて、安倍政権批判に燃える!?(@@)COWCOWのネタみたい?^^;)
今回の全英には、男子が錦織圭、ダニエル太郎、西岡良仁、女子は土居美咲、奈良くるみ、日比野奈緒と3人ずつ出ているんだけど。(大坂なおみは負傷のためパス)
実際、初日に錦織が調子はイマイチながらも、世界最速サーバーをうまく押さえて3-0で1回戦勝ち。(左側筋はまだ痛みがあるようで、サーブをセーブしながら打ってた&途中、マッサージのため、メディカルタイムアウトをとったりしてたけど。今年は結果を出したいと、意欲を示している。)
さらに奈良は、2時間超えのフルセットで足の痙攣に耐えながら、根性の勝利。土居はパーフェクトに近いテニスで1時間かからぬ圧勝で、昨日試合があった4人のうち3人が2回戦に進出。(^^♪
20歳の西岡は1回戦で負けてしまったけど、予選を勝って、初めて全英に出場(これで四大大会の本選全てに出場)することができたし。早くもmewのエネルギー値は3倍アップしたです。(*^^)vvv 今日以降も、みんなガンバ!o(^-^)o
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さて、イギリスと言えば・・・。先週23日に、EUを離脱するか、残留するかの国民投票が行なわれたのだが。結果は「離脱」が1741万742票(51・9%)、「残留」が1614万1241票(48・1%)で、EUを離脱することに。 もし英国がEUを離脱すれば、現在、28カ国からなるEUから脱退する初の加盟国になる。 (゚Д゚)
<投票率は72・2%で、昨年5月の総選挙の66・1%を上回った。>
ちなみに中国の『国営新華社通信は24日、「キャメロン首相の政治的な大ばくちが失敗」とする評論を配信。「西側が誇りとしている民主主義の制度が、ポピュリズムや民族主義、極右主義の影響にはまったくもろいことが示された」として国民投票の結果を否定的に伝えた(産経6.25)』とのこと。<あまりにも「言えてる」だけに痛い!わが国にも当てはまるような部分あるしね。(>_<)>
そして先に言えば、どうか日本の国民、特に若い人たちは、この英国の国民投票後の動向を「他山の石」として、これからの様々な選挙や国民投票での投票に活かして欲しいと。投票後に「だまされた」と後悔しないようにして欲しいと思うのだ。(・・)
<他山の石とは、他人のどんな言動でも、たとえそれが誤っていたり劣っていたりした場合でも、自分の知徳を磨いたり反省の材料とすることができるというたとえ。(『詩経』小雅・鶴鳴より。若い人向けに、受験や社会生活で役に立ちそうな知識を盛り込んでみようかと。(++))
というのは、特に若い人たちから「離脱派には、昔ながらの『独立した強いイギリス、移民を好まず、英国の伝統や慣習の保守を好む』高齢者が多かった」「これから英国や欧州で生きて行く自分たちの経済や生活のことを考えていない」という不満や反発の声が強まっている上、ネットでもREGRET(後悔)を示す造語が次々と出現して、どんどん広がっているからだ。(`´)
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『今回の投票では、年齢が高くなるにつれて離脱支持が多数を占めたことが明らかになっている。英BBC(電子版)によると、最も若い18~24歳では27%にすぎない離脱派は、65歳以上では60%に上った。
「戦後のベビーブーム世代の判断ミスによって金融危機が引き起こされ、多くの若者が国境を越えると信じてきた未来は奪われてしまった」(米紙ワシントン・ポストのサイトへの投稿)といった見方も出ており、若年層を中心に不満がくすぶる可能性もある。(
『離脱派が主張していた「BREXIT(ブレグジット)」(英国<BRITAIN>と離脱<EXIT>の造語)に絡め、REGRET(後悔)とEXITを組み合わせた「REGREXIT」(リグレジット)や、BRITAINとREGRETを足した「BREGRET」(ブリグレット)という造語も生まれ、ツイッターなどで使われている。(毎日新聞16年6月27日)』<ハッシュタグを通じて、どんどん拡散しているらしい。>
さらに350万人以上の人たちが、イギリス議会に対し、「国民投票のやり直し」を求める署名を行なっているとのこと。(@@)
おまけにスコットランドが再度、英連邦から独立をするか否かの国民投票を行なうことを示唆。<独立してスコットランド単独でEUに残留する道を選ぶため。>何と残留派が上回っていたロンドン市では、ロンドン市が英国から独立して、EUに残留するなんて案まで出ていたりまでして。^^;
イギリス国内は、とんでも混乱してしまっているのである。_(。。)_
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イギリスがこのような国民投票を行なったのは、与党・保守党の党首を務めるキャメロン氏が2013年に公約に掲げていたからなのだけど。これまでEU残留を強く訴えていたキャメロン首相は、24日、投票結果を受けて、「離脱の手続きは新しいリーダーのもとで行なうべきだ」として、10月の党大会の前に首相を辞める意向を表明した。(-"-)
今回の投票に関しては、当初、離脱派が優勢だと言われていたのだが。16日に英中部バーストルで残留を訴えていた労働党所属の女性下院議員、ジョー・コックス氏(41)が、離脱を主張する男に射殺される事件が起きたのを受け、残留派の支持が伸びて、再び伯仲した状況に。
直前には、何でも賭けにしてしまうイギリスのブックメーカーの賭け率が、残留が1・22倍、離脱が4倍となっていたように、国内でも海外でも、おそらく「残留派が勝つだろう」というムードになっていただけに、正直、離脱派が3%も差をつけて勝つとは思っていなかった人が多いのではないかと察する。(・・) (mewもこの大差にはビツクリ)
しかも、キャメロン首相らの残留派は、離脱派が自分たちに都合のいい数字や理論やウソを並べて、国民をだまそうとしていると、強くアピールしていたのだが。
選挙後になって、離脱派がウソを認める発言をし始めていることから、国民の怒りを買っているという。(@@)
『<英EU離脱>公約「うそ」認める幹部 「投票後悔」の声も ◇直後の訂正、国民の怒りは爆発
【ロンドン三木幸治】欧州連合(EU)離脱を決めた英国の国民投票を巡り、離脱派の主要人物が訴えてきた公約の「うそ」を認め、国民から強い批判が出ている。ツイッターでは「離脱への投票を後悔している」という書き込みがあふれ、英政府に2度目の国民投票を求める署名は350万人を突破した。
「離脱派のキャンペーンで起きた間違いの一つだ」。離脱派を引っ張ってきた一人、英国独立党(UKIP)のナイジェル・ファラージ党首が24日のテレビ番組であっさりと間違いを認めたのは、英国がEU加盟国として支払っている拠出金の額だ。
投票前、離脱派は拠出金が週3億5000万ポンド(約480億円)に達すると主張していた。与党・保守党のボリス・ジョンソン前ロンドン市長らが全国を遊説したバスの側面にも、巨額の拠出金を「国民医療サービス(NHS)の財源にしよう」と書かれていた。
一方で残留派は、EUから英国に分配される補助金などを差し引くと、拠出金は「週1億数千万ポンドだ」と反論。ファラージ氏は番組で残留派の主張が正しいことを事実上、認めた。
また、離脱派はEU加盟国からの移民制限を主張していたが、離脱派のダニエル・ハナン欧州議会議員は24日のテレビ番組で、「移民がゼロになるわけではなく、少しだけ管理できるようになる」と、「下方修正」した。離脱した英国が今後、EUと貿易協定を結ぶためには「人の移動の自由」が条件になる可能性があり、こうした交渉を見据えた発言とみられる。
だが、国民投票で離脱が決まった直後の訂正だけに、国民の怒りは爆発。ツイッターでも「うそを信じてしまった」と離脱に投票したことを後悔する書き込みが増加した。<後略。この後、上に引用したregrexitの話などが書かれていた。>(毎日新聞16年6月27日)』
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ネットでこの記事を読んでたら、途中でいきなり自民党のPR動画が出現。安倍首相が都合のいい数字ばかり並べ立てているのを見て、「あら、ここにも同じようなことをしている人が」と苦笑してしまったのだけど・・・。^m^ <これ、本当の話。もしかしてサイトがイヤミでやっているのかと勘ぐっちゃったほど。^^;>
しかも、どうやら官邸は「EU離脱はない」と見ていたのか、24日は安倍首相らは他県に選挙応援に出かけていたとのこと。
『民進党の岡田克也代表は25日、英国の欧州連合(EU)離脱に関する国民投票の結果が出た際、安倍晋三首相や菅義偉官房長官、岸田文雄外相らが参院選遊説のため全国に散っていたことを批判した。
長崎市で記者団に「(投票の日時が)分かっていながら東京にいなかった。役人に任せて大丈夫ということかもしれないが、かなり危機感が欠如している」と語った。(時事通信16年6月25日)』
24日には早速、日本がこの影響を受けて、大幅な円高、株安に。英国には日本企業も100社以上進出していることから、今後への不安も増大している。
もちろん欧米も大幅な株安が続いており、世界中にリーマン危機以上の「離脱ショック」による経済的なダメージが拡大するのではないかと懸念が出ているほど。それだけに、本当は安倍首相らもかなりビクビク・ドキドキ状態にあると思うのだけど・・・。
『菅義偉官房長官は25日午後、山形県米沢市で講演し、英国の欧州連合(EU)離脱決定を踏まえ、「やはり(消費税増税)先送りの判断は正しかった」と強調した。
その上で、「国際関係の中で何が起きるか分からない。そういうリスクに対応するための政策を私たちはしっかりと常日ごろから取っている」と強調した。(時事通信16年6月25日)』
安倍首相&周辺は、「あくまでも予想の範囲内のことだった。だからサミットでも、(リーマン危機に近い?)世界の経済危機を想定して協議を行ない、消費税増税も先送りしたのだ」とアピールしたい様子。<ネトウヨは、安倍首相は「未来が予見できる神」「現在と未来をタイムリープできる未来人」だとか言ってヨイショしてるし~。(~_~;) (leapは、基本的には「跳びはねること」。time leapの場合は、時間を「跳び越える」「急に移動する」という意味で使っている。>
しかも、今度は秋に10兆円規模の経済対策を行なうと言い出している様子。一億総活躍対策の様々な費用を含め、一体、どこに財源があるというのだろう?(・o・)
<赤字国債は発行しないと断言しているのに。それとも、また「新しい判断」で、前言を翻しちゃうのかしら?(>_<) 年金の株式投資を増やした分、株安になればその損失も大きいし。(ノ_-。)>
『自民党の下村博文総裁特別補佐は27日夜、BS日テレの番組で、英国の欧州連合離脱を受け「10兆円を超える大幅な補正予算で、景気経済対策をすぐ打つ機敏な対応が必要だ」と述べた。秋の臨時国会に向け10兆円超の補正予算案を編成すべきだとの認識を示した。(毎日新聞16年6月27日)』<*1に関連記事。ちなみに下村氏は安倍氏の超側近で、政治資金疑惑が出たので文科大臣は(実質的に)辞めて、今は安倍総裁の特別補佐として、首相をサポートしながら、スポークスマン役も担っているです。>
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この「英国のEU離脱」に関しては、今後も書く機会があると思うのだけど。いずれにせよ、今、日本でも安倍政権の下で、今のイギリス同様、国家主義、民族主義の超保守派が台頭していて。
しかも、安倍自民党の一強多弱状態が続き、「西側が誇りとしている民主主義の制度が、ポピュリズムや民族主義、極右主義の影響にはまったくもろいことが示され」つつあるのも事実だし。
アベノミクスなるまやかしの経済政策を続けては、一般の国民にはほとんどメリットがない上、若者には将来、経済的な面でも社会保障の面でもマイナスの要素があまりにも多いわけで・・・。<世界的な不況に陥れば尚更に。(-_-;)>
どうか日本も安易な投票や棄権によって、イギリスのように後悔をしないために、今度の大事な参院選では、し~っかりと考えて一票を投じて欲しいと、切に願っているmewなのだった。(@@)
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*1
[東京 27日 ロイター] - 政府は、今秋に打ち出す経済対策の取りまとめに向けた調整に入る。英国の欧州連合(EU)離脱で金融市場の混乱が長引けば、規模を10兆円超とすることも検討する。世界的な株安や円高で景気が腰折れしないようにするため、財政面での対応を探る考えだ。
複数の政府、与党幹部が明らかにした。28日午前に経済財政諮問会議(議長、安倍晋三首相)を開催し、具体策の協議を始める。自民党も同日午後から議論に着手する。
政府・与党はこれまで消費喚起を後押しする対策を柱に、規模を5兆円から10兆円程度と想定してきた。英国のEU離脱に伴う混乱が長引けば、対策規模の拡大も検討する。
安倍首相は27日、官邸で緊急会合を開き、市場の混乱が経済の落ち込みにつながらないよう、政府・日銀が連携する方針を確認した。主要7カ国(G7)とも連携して流動性対策を講じるのと併せ、財政面から景気を下支えする。