PKO派遣の南スーダンで内戦再開。邦人避難、陸自宿営地に砲弾も、撤退させず
2016年 07月 22日
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安倍首相は、18日から24日まで夏休み中。山梨の別荘に滞在して、4ヶ月ぶりのゴルフや友人との食事を楽しんでいるという。(@@)
北朝鮮が日本海にミサイルを撃っても、コメントひとつ出さず。東京都の知事選挙も、我関せずのスル~状態だ。(~_~;)
<前回、「この人しかいない」と応援した舛添くんが辞任に追い込まれちゃったし。(>_<) 今回は、自民は分裂選挙になった上、自公推薦の増田氏は劣勢なので、増田氏を応援しに行きにくいし。小池氏が当選した場合、いざとなれば自民のお仲間候補として扱うことも考えているかも知れないしね。^^;>
ところで、実は陸上自衛隊がPKO派遣されている南スーダンが、今月上旬から、また内戦状態に突入して、大変なことになっているのだが。<明らかに戦闘状態で、PKO法違反。>
国民に気づかれたくないせいか、TVのニュースもほとんどスル~。官邸のちょこっとしか動かないのである。(-"-)
陸上自衛隊の宿営地には、複数の流れ弾が着弾していたことが判明。しかし、自衛隊の海外進出を目論む安倍内閣は、自衛隊を避難、撤退させようとしない。_(。。)_
もしかしたらPKO派遣とはいえ、自衛隊員が初めて海外での戦闘に巻き込まれるおそれが出て来た。(ーー)
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南スーダンでは、、7~8日頃から、首都ジュバを中心にキール大統領派とマシャル副大統領派の兵士による大規模な戦闘が再開。同国政府や各国関係者は、かっての内戦状態が再開したとの見方を示している。
首都ジュバの近くには、日本がPKOで派遣している陸自の宿営地がある。
『日本の自衛隊がPKO(=国連平和維持活動)を行う南スーダンで、先週から大統領派と副大統領派との間で戦闘が続き、国連の施設が攻撃されるなど情勢が悪化している。
南スーダンの首都ジュバでは、7日以降、大統領派と副大統領派の兵士の間で激しい銃撃戦が断続的に続いていて、ロイター通信によるとこれまでに少なくとも272人が死亡した。また、国連の施設が攻撃されたほか、中国外務省はPKOの中国人部隊の装甲車が銃撃されたと発表した。中国中央テレビによると、中国人隊員2人が死亡、5人がケガをしたという。
国連の施設には日本の自衛隊の宿営地もあるが、被害はなかったという。
これを受け政府は11日朝、国家安全保障会議を開き、南スーダンに在住する日本人の安全確保を最優先に対応していくことを決めた。菅官房長官によれば、現地の在留邦人およそ70人全員の無事を確認したということだが、現地で活動するJICA(=国際協力機構)の関係者47人について、チャーター機などを使っての退避の準備を進めているという。(NNN16年7月11日)』
『南スーダンの首都ジュバで、キール大統領派とマシャル副大統領派の兵士による大規模な戦闘が8日から断続的に続き、英BBCによると、副大統領報道官は10日、「内戦に戻った」との認識を示した。昨夏以降は沈静化していた両派の内戦が再燃した形だ。同国では、陸上自衛隊が国連平和維持活動(PKO)に参加しており、戦闘地域が拡大すれば、日本政府は対応を迫られる可能性もある。
ロイター通信が政府高官の話として伝えたところによると、10日までに巻き添えになった民間人33人を含む272人が死亡した。
AFP通信などによると、8日の戦闘はキール大統領とマシャル副大統領が大統領府で会談していた際、同府周辺で起きた。銃撃戦の小競り合いが、迫撃砲の応酬にエスカレートしていったとい
う。(朝日新聞16年7月11日)』
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米政府は、戦闘再開を受けて、首都ジュバの米大使館や米国民の保護のため米兵46人を派遣したと明らかにしたという。(・・)
『米ホワイトハウスは13日、南スーダンで大規模な戦闘が再発したことを受け、首都ジュバの米大使館や米国民の保護のため米兵46人を派遣したと明らかにした。
オバマ米大統領が下院議長らに宛てた書簡によると、米兵は12日に現地に到着。「戦闘装備」を身につけているという。情勢が落ち着くまで駐留を続ける。また南スーダンに近いジブチにも約130人が待機しているという。
米政府は戦闘が激化していた2013年末にも米国民を救援するために南スーダンに米軍機を派遣。その際、米軍機が中部ボルで攻撃を受け、複数の乗組員が負傷している。(朝日新聞16年7月13日)』
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しかし、中谷防衛大臣は「武力紛争が発生したとは考えていない」、「(PKO)参加5原則が崩れたとは考えていない」と主張。
『中谷元・防衛相は11日、治安情勢が悪化している南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に参加中の陸上自衛隊の活動について、「(PKO)参加5原則が崩れたとは考えていない」と述べ、派遣要件が維持されており、部隊を撤収する考えがないことを示した。防衛省で記者団に答えた。
中谷氏は「武力紛争が発生したとは考えておらず、反政府側が紛争当事者に該当するとも考えていない」と説明した。陸自部隊が日本隊の宿営地がある首都ジュバのトンピン地区で受け入れている避難民に対し、テント設営や食料、水などの提供をしていることを明かした。(朝日新聞16年7月13日)』
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安倍内閣、自衛隊員に海外の邦人救出をさせることに意欲を示しているのだが。さすがに、邦人が危険な状態にあることは認め、宿営地に避難させたり、早速、陸自の輸送機を送ったりする考えを示したとのこと。(@@)
『政府は11日午前、首相官邸で、南スーダン情勢に関する国家安全保障会議(NSC)を開催。菅義偉官房長官は記者会見で、ジュバの在留邦人約70人の全員無事を確認したと説明した。邦人退避のため、航空自衛隊の輸送機C130をアフリカ東部のジブチに派遣することも明らかにした。
また、中谷氏は、ジュバで邦人を退避させるための陸上輸送を行う考えを示した。PKO協力法に基づき、邦人退避のための陸上輸送は初めてという。(朝日新聞16年7月13日)』
ただし、『ジュバで活動していた国際協力機構(JICA)や日本大使館の関係者など93人は13日、民間のチャーター機で隣国ケニアに退避した』という。(朝日新聞16年7月13日)
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『南スーダンの首都ジュバで情勢不安が続いていることを受け、紀谷(きや)昌彦(まさひこ)・駐南スーダン大使ら日本大使館員が、国連平和維持活動(PKO)に参加している陸上自衛隊宿営地に一時避難していることが20日、分かった。15日から同宿営地で宿泊しているといい、期限は決まっていない。
南スーダンで政府側と元反政府勢力の戦闘が再燃しており、13日には国際協力機構(JICA)の関係者ら在留邦人47人が退避した。日本大使館員4人も14日に航空自衛隊のC130輸送機で近隣国のジブチに移っている。
菅義偉官房長官は20日の記者会見で「南スーダン情勢は比較的落ち着いているという報告を受けているが、依然として予断を許さない。ジュバに残っていた大使館員は国連南スーダンミッション(UNMISS)に派遣中の自衛隊宿営地に避難している」と説明した。(産経新聞16年7月20日)』
<やっぱ、ジブチを自衛隊のアフリカ・中東地域での拠点(基地)にしているのよね。(-_-)>
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昨日の会見では、ついに自衛隊の宿営地の上に流れ弾が降って来たという。 (゚Д゚)
『南スーダンの首都ジュバで今月起きた大統領派と副大統領派の大規模な戦闘で、現地の国連平和維持活動(PKO)に派遣されている陸上自衛隊の宿営地内に、小銃のものとみられる弾頭が複数落下していたことがわかった。岡部俊哉陸上幕僚長が21日、記者会見で明らかにした。
岡部陸幕長は「宿営地近くでの発砲にともなう流れ弾が上空を通過しているという報告は受けていた。弾頭は日本隊を狙って撃たれたものではないとみている」と述べた。陸自によると、隊員や施設に被害はなかった。戦闘時、隊員は宿営地内で防弾チョッキやヘルメットをつけ、身を低く構えていたという。
現在の情勢について岡部陸幕長は「比較的安定はしているものの、まだ予断は許さない」と説明。陸自部隊は、宿営地がある国連施設内で道路整備や施設の補修をしている。(朝日新聞16年7月21日)』
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安倍首相は、就任以来、世界各国で「積極的平和主義」をアピールして、自衛隊を積極的に海外に派遣する方針を発表。
安保法制ではPKO法の武器使用条件なども緩和して、駆けつけ警護などもできるように改正。現地での戦闘に対応することも視野に入れている。<何度も書いているように安倍首相&仲間たちは、日本兵士が血を流してこそ、初めて一人前として認められると思い込んでいるとこがあるしね。(-"-)>
とはいえ、改正PKO法においても、紛争当事者間での停戦合意、当該地域の属する国を含む紛争当事者がPKOおよび日本の参加に同意などのPKO5原則を守ることは必要とされているわけで。
このまま「戦闘じゃない」「問題ない」と言っているうちに、自衛隊員や邦人が殺傷されるorやむなく他国の人を殺傷することになったら、一体誰が責任をとるのか・・・。
それとも、安倍内閣は(彼らにしてみれば、いつかはクリアすべき?)そういう日が来るのを待っているのか・・・気が気でないmewなのであった。(@@)
THANKS