山口が森の五輪私物化を指摘。知事選で森の退陣要求、石原親子批判を訴えた
2016年 08月 02日
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今回の都知事選に山口敏夫氏(元労相)が出馬したのには、「一体、今頃、何故?」チョット驚いた。(@@)
山口氏は、かつては「政界の牛若丸」と呼ばれ期待されていたものの、94年に二信組事件で逮捕され、実刑判決を受けて政界引退に追い込まれていたからだ。(~_~;)
しかし、このブログでも何回か五輪の利権や不正について扱っているのだが・・・。山口氏は、森元首相らが東京五輪を私物化そ、その利権に深く関わっていると主張。森委員長をはじめとして、五輪組織委の幹部の退陣を求め、それを都民に知らしめるために、あえて都知事選に出馬することを決意したという。(・o・)
<「さすがの森氏も、安倍首相に『珍念さん(山口氏のあだ名)をなんとかしてくれ』と直訴した」とか?^^;(後述)>
山口氏の主張には耳を傾けるべき部分があると思うので、今後の参考のためにも、関連記事を載せておきたいと思う。(++)
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『山口敏夫氏、どんな人? 「政界の牛若丸」が都知事選に立候補表明
The Huffington Post | 執筆者:泉谷由梨子
投稿日: 2016年07月05日
7月31日投開票の東京都知事選をめぐり、元労働大臣の山口敏夫氏(75)が5日記者会見を開いて立候補する意向を表明した。派手なパフォーマンスにより「政界の牛若丸」との異名で知られ、背任・詐欺などの罪で実刑判決を受けて政界を去った山口氏。事件以前はテレビ出演も多く、TBS系テレビ番組「オールスター感謝祭」にも数度、解答者として出演したことも。どんな人物なのだろうか?
過去の朝日新聞の報道やコトバンクなどによると、以下のような経歴だという。
■父の後を継ぎ、最年少代議士に
山口氏は衆議院議員山口六郎次氏の3男として、1940年8月29日に埼玉県で生まれる。家は裕福ではなく、中学生時代には新聞配達をし、ヤギやニワトリを飼っていたという。長男と次男は若くして亡くなった。明治大学在学中、山口氏が21歳の頃に、父親が亡くなった。すぐには被選挙権がなかったため、石田博英代議士の秘書を経てから1967年の衆院選で当選。26歳の若さで当時最年少の代議士になる。以来10回連続で当選を果たし、トップ当選の経験も8回あった。
■新自由クラブを結成、政党を渡りあるき「きわどい政治ゲームが得意」
1976年にはロッキード事件を機に、河野洋平氏らと自民を離党し、新自由クラブを旗揚げした。1980年に幹事長となり、83年には自民党と統一会派を結成する。この頃から「急に金集めを始めた」と囁かれ、「きわどい政治ゲームが得意」とのイメージが定着。「政界の牛若丸」のニックネームが付けられたという。1984年、第2次中曾根連立内閣で労働大臣に就任、衆参同日選で自民党が圧勝した1986年に新自由クラブは解党、山口氏も自民党に復党した。この時には多額の借金を抱えたという。その後、宮沢喜一内閣の不信任案に賛成して再び自民を離党し、1993年に新生党入り、1994年には新進党に加入する。
■「すき間政治家」の評
竹下登元首相は山口氏を「すき間政治家」と評したという。自民党内では異端児でありながら、安倍晋三首相の父である安倍晋太郎氏や金丸信氏ら実力者の周辺に身を置き、立ち回ることで存在感を発揮したからだという。派閥の違う安倍晋太郎氏の元には日参し、背任容疑で逮捕される前日には安倍氏の自宅に立ち寄り線香をあげたという。
■旧2信用組合の不正融資事件で実刑判決
山口氏が政治の世界を去った理由は、かつて存在した、東京協和信用組合と安全信用組合という二つの信用組合の元理事長らが、背任容疑などで逮捕された事件。1995年、事件に関わった疑いで、山口氏は衆議院で証人喚問を受け、その後逮捕された。元理事長らは高い金利で集めた預金を、自分たちが関係するリゾート開発などの関連会社に「自己貸し」。不良債権化させて回収が不能になった。十分な担保などを取っておらず、自分たちの利益のための融資だったと判断された。
捜査の過程で、山口氏の親族の会社にも不正な貸付があったことが判明し、山口氏は背任や業務上横領容疑などの共犯として逮捕、起訴され懲役3年6カ月の実刑判決が2006年に確定した。』
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『【都知事選】山口氏、森会長らの退陣訴える「五輪の私物化、目に余る」
2016年7月29日 スポーツ報知
東京都知事選(31日投開票)には、有力3候補者以外にも18人の候補者が出馬している。厳しい戦いに、なぜ挑んでいるのか。山口敏夫元労相(75)とジャーナリスト・上杉隆氏(48)に、それぞれの主張を聞いた。28日、山口氏は、JR新宿駅西口、上杉氏は、六本木でそれぞれ街頭演説を行った。(甲斐 毅彦、高柳 哲人)
山口氏が訴えているのは2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(79)ら五輪を推進する中心人物たちの退陣だ。
「彼らによる五輪の私物化が目に余るのが、出馬の理由です。新国立競技場建設をめぐり、森は『国がたった2500億円を出せないのかね』と発言した。これは納税者ではなくゼネコンの立場に立った暴言で看過できない。私の当選はさておき、『五輪マフィア』に操られるような候補者を落選させることが第一だ」
25日には、新宿駅西口で候補者12人の立会演説会を主催した。主要候補では唯一、小池百合子氏(64)が参加。小池氏とともに街宣車上に立った山口氏は「オレは自分と母ちゃん(妻)の2票が入りゃいい」と笑いを取って、観衆には小池氏への投票を呼び掛けた。
「(小池氏は)同じ自民党なのに野党候補者以上に自民党が忌み嫌っている候補者だからね。五輪へ取り組む姿勢をただしていく活動は31日で終わりではない。誰が都知事になるか分からないが、8月1日以降も私は私なりに重要な役割を果たしていきたい」
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【都知事選】山口敏夫氏が石原親子を猛批判「親ばか。せがれはもっと頭が悪い」
スポーツ報知 7月29日(金)
東京都知事選(31日投開票)に立候補している山口敏夫元労相(75)とジャーナリストの上杉隆氏(48)が29日、「オリンピックデー街頭キャラバン」と題し、2人で新国立競技場建設予定地など都内を周り、街頭演説を行った。山口氏は、小池百合子元防衛相(64)に対する石原慎太郎元都知事(83)の暴言について、「慎太郎さんは老いた」などと苦言を呈した。
慎太郎氏は26日、自民党本部で開かれた元総務相の増田寛也氏(64)の総決起集会で、「大年増の厚化粧。あの人はウソつきだ」などと小池氏をこき下ろした。
この日午後、渋谷駅前の演説で、山口氏は慎太郎氏の長男で自民党東京都連会長の石原伸晃経済再生担当相(59)にも怒りの矛先を向けた。「老いた慎太郎さんに選挙の応援を頼んだのがせがれの石原伸晃。伸晃はもうすぐ60歳。大臣もやってる。それが5歳や10歳の子供じゃあるまいし、『父ちゃん、俺たちの担いだ候補が負けそうだから、ぜひ応援して下さい』と応援ベンチに引っ張り出した」と都連会長の手腕に疑問を呈し、「挙げ句の果てに小池批判をさせた。結果的に小池さんだけでなく、全国の女性を怒らせて、小池さんを応援するようなことになった。慎太郎さんも親バカだから、せがれに頼まれたらひきうけちゃう。しかし、頼むせがれはもっと頭が悪い」と痛烈に批判した。
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『山口敏夫氏から辞任要求の森喜朗氏 安倍首相に泣きついた
2016年8月1日 7時0分 NEWSポストセブン
東京都知事選挙では、新聞・テレビは小池百合子氏、増田寛也氏、鳥越俊太郎氏の“主要3候補”ばかりを取り上げた。
しかし、選挙戦取材を重ねると、むしろ面白いのは当選そっちのけ(?)で言いたい放題の“その他の候補”たちだった。
都知事選の立候補者は過去最多の総勢21人。なかでも、都民を驚かせたのが75歳の山口敏夫・元労働相の出馬だった。政界再編時の変わり身の早さから「政界の牛若丸」の異名を持ち、閣僚経験者で衆議院議員10期という実績は、“主要3候補”をはるかにしのぐ。
ただし、1994年に二信組事件(※注)に関与した疑いで逮捕され、実刑判決を受けて国政引退に追い込まれた経緯があるだけに、街頭演説に集まった人からは、「まだ生きていたのか」「本当に本物か?」の声が上がっていた。
【※注/1994年、経営破綻に陥った東京協和信用組合、安全信用組合の元理事長らが背任容疑で逮捕された事件。巨額の不正融資が明らかになり、その中に政界への工作資金が含まれていた】
それでも選挙公報に「監獄より生還」と書くだけあって怖いモノなし。街頭では「オリンピック利権に手を染めている、舛添より100倍、1000倍もの巨悪がいる。いまのオリンピックを支えている人たちに即退陣してもらう」とブチ上げた。“ターゲット”は安倍首相でさえ頭の上がらない森喜朗・元首相(東京五輪組織委会長)だった。山口氏を直撃した。
「もう年も年なので、開票結果とかは気になりません。いつドクターストップがかかるかもわからない。ただ、東京オリンピック利権の連中を抹殺したい。森さんを辞めさせたい。その一心で出てるんです」
どストレートな猛批判に、「さすがの森氏も、安倍首相に『珍念さん(山口氏のあだ名)をなんとかしてくれ』と直訴した」(政治部記者)という話も出回った。それをぶつけると山口氏は、「そうそう。安倍さんからは『森さんも病気だから……』と遠回しにいわれましたよ」とあっさり認めたが、次の演説会場でも気にする様子はない。
「オリンピックマフィアの操り人形になるような人を当選させてはいけません」
ノボリには大きく「森辞任せよ」と書かれていた。※週刊ポスト2016年8月12日号』
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『街頭演説では、都民に無駄な税負担を強いることを繰り返し訴えており、「五輪が本来のアスリートのためではなく、利権の巣になっている。(都民の間にも)そうした空気感が出てきた」と一定の成果を強調した。
日を追うごとに、東京五輪が争点に浮上してきたとの手応えを感じたといい、「老骨にむち打ち、出馬したことで選挙戦が面白くなった」と自画自賛。動画サイトに出演後にも選挙活動を振り返って「120点」との点数をつけた。
当落や順位、得票数は大きな問題ではなく、「自分と妻の2票でもいいと思っていた」という。
投票終了前には、優勢が伝えられていた小池氏に、名前にかけてユリの花束を送り届ける余裕を見せ、「娘ぐらいの女性に花を贈るのは久しぶりだよ」と笑顔を浮かべた。(産経新聞16年7月31日)』
政界、とりわけ政府&自民党のウラ側を知っているの情報、意見は大いに役立つものがあると思うし。
山口氏には、今後も五輪利権の問題に関して、どんどんと都民、国民に知らしめて欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
THANKS