小池がカジノ容認で、森や橋下、安倍自民と、カジノIRや五輪利権で手を組むか?
2016年 08月 19日
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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
小池百合子氏が東京都知事になって、安倍首相や森元首相、さらにはおおさか維新の橋下元代表らが喜んでいることがある。
それは、小池知事がカジノ創設を容認しているということだ。(@@)
東京都では石原元知事が、なかなか開発が進まない「お台場」地域にカジノ建設を行なうことに、かなり以前から積極的な立場だったのだが。(盟友の森元首相カジノ、五輪誘致、政官財癒着でタッグを組んでいたことは言うまでもない。)石原時代には、結局、五輪誘致もカジノ建設もうまく行かず。^^;
猪瀬元知事の時に五輪誘致に成功したのを機に、改めてカジノを含めたIR(統合型リゾート)施設の建設を検討し始めた。(・・)
他方、大阪府でも、前知事の橋下徹氏&現知事の松本一郎氏が、大阪万博の開催&カジノを含めたIR施設の建設を発案。彼らが、安倍首相&菅官房長官によく会う目的の一つは、これらの大きな計画への協力を求めることにある。<憲法改正+αに協力する代わりにね。(~_~;)>
このような意向も受けて、安倍首相ら&自民党は13年から、にカジノ運営を合法化する「カジノ推進法案」の準備を行なっており、その気になれば、いつでも成立させられる状態にあるのだけど。
連立与党を組む公明党がカジノ法案に否定的な立場で、特に選挙前の成立に難色を示していることから「成立見送り」が続いているのが実情だ。(-_-)
<実は自民党内にもリベラル派だけでなく、安倍首相の同志である超保守派の議員や識者の中にも、日本国内でカジノを容認することには慎重、反対の人が少なからずいるようで。それもあって、尚更に安倍官邸は、強引にこの法案を通すことができないらしい。^^;(国民が慎重、反対の法案は、強引に通しちゃうくせに。(>_<))>
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これは2年前の記事なのだけど・・・。こういう数字や話を見ると、キナ臭いな~って感じがするでしょ~?(・・) <他にもMM対決withCXとか、キナ臭い話がアレコレ。<`~´>>
『もし、日本でカジノが解禁されれば、マカオに次いで世界第2位の市場になる可能性も指摘されている。
米投資銀行のユニオン・ゲーミング・グループは、日本でカジノが解禁されれば「約1兆円市場規模」になると試算。昨年の売上高が380億ドルで、ラスベガスの6倍にも上った世界一のマカオに次ぎ、日本が第2位の市場になる可能性が大きいとも分析している。
(JBPRESS「アジアのカジノ先進国に続け超党派での「カジノ法案」提出で解禁に向けカウントダウン(前篇)」2013/10/16)
カジノ事業にはパチスロ・ゲーム機器大手のセガサミーホールディングス(HD)が特に力を入れていることで知られている。2012年12月には韓国・仁川でカジノを含む複合型リゾート施設を開発する合弁会社を設立した。セガサミーHD会長の里見治氏の娘は、経済産業省のキャリア官僚と結婚。今年9月12日の披露宴には安倍首相や小泉、森両氏など歴代首相も参加した。MSN産経ニュースが以下のように伝えている。
結婚披露宴には首相のほか森喜朗、小泉純一郎両元首相やみんなの党の渡辺喜美代表らも出席。同席者によると、里見氏は首相らにお酌しながらカジノ解禁への協力を求めたという。
(MSN産経ニュース「カジノ解禁流れ活発化 オリンピック控え解禁の動き本格化」2013/10/27 20:43)
安倍首相は今年3月の衆院予算委員会の答弁で「カジノの導入が産業振興をもたらし得るとの議論があることは承知をしておりますが、一方で、カジノについては、刑法の賭博罪等が成立し得ることや、治安に悪影響を与えかねないことなどの問題点も指摘をされております」と慎重な姿勢も見せており、今のところは旗幟鮮明にはしていない。(The Huffington Post13年10月29日)』
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ただ、このままモタモタしていては、東京五輪までにカジノ&IR施設の建設を間に合わすことはできなくなるし。カジノ&IR移設に絡んだ様々な計画(利権つき)も進まなくなるおそれがある。^^;
『カジノ推進派の永田町関係者は「そもそも東京五輪に間に合わせるためにやろうという話ではなかったのに」とため息をつく。実はカジノ合法化は東京五輪が正式に決まる前から国会議員たちが動いていた。民主党政権時代の2011年には、「東日本大震災の震災復興の財源になる」と訴えていた。』
『「五輪に間に合わないのはうすうす分かっていた。五輪後にはどこの国でも不況になっています。その不況時の起爆剤としてやはりカジノは必要でしょう。そこを主張することになると思います」(前出の永田町関係者)
どっちにしろ早くやらないと不況対策としても間に合わなくなってしまう。(東スポ16年3月24日)
それゆえ、カジノ推進派の人たちは、果たして小池知事がカジノ&IR施設の建設に積極的な姿勢を示してくれるのか否か、大きな関心を抱いていたのである。(++)
<人気のある小池知事がOKなら、公明党や野党、都民や国民の反対を押し切ってやっても、大丈夫そうだしね?_(_^_)_>
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そんな中、小池都知事は、今月9日、NHKなどのインタビューに対して、カジノを含む施設の建設を容認する発言を行なったという。^^;
『小池都知事、カジノ含む施設「あってもいい」 民放、NHKで相次いで発言
東京都の小池百合子知事は、NHKとのインタビューで、カジノを含む複合型観光施設(統合型リゾート、略称IR)の誘致に前向きな姿勢をあらためて示した。NHKが2016年8月9日早朝、小池知事と8日に行ったインタビュー内容を報じた。
この中で小池知事は、東京に「さらに魅力をつけるため」、「その(施策の)中にはIRがあってもいいと思ってるんですね」と語った。
■「ギャンブル依存症への対策も必要」
NHKによると、小池知事は、「ギャンブル依存症などの課題への対策も必要になる」という考えを示したという。
小池知事は、初当選を決めた都知事選投開票日(7月31日)夜に放送された選挙特番「選挙CROSS」(TOKYO MX)の中でも、IR導入に前向きな考えを示している。
31日の生中継で、スタジオからの質問に答えた小池知事は、カジノだけではなく、それを含む統合型リゾートとしての「IR」の考え方については「賛同しているところ」と明言。さらに、「(ギャンブル)依存症について、課題を片付けながら、インバウンド(訪日外国人需要)に、はずみをつけるためにも有効な手立てではないかと考えている」として、「(IR誘致について)否定しているものではありません」と語っている。
日本でのカジノ解禁については、関連法案が国会で継続審議になっている。東京都では、1999年に当時の石原慎太郎都知事が、お台場へのカジノ誘致を表明。後任知事の猪瀬直樹氏も推進派だった。しかし、その次の舛添要一・前知事になってからは、「カジノ、都が一転慎重 用地貸し出し、担当部署格下げ」(朝日新聞、14年8月24日付朝刊)といった記事が出るようになり、カジノ誘致への風向きに変化が出ていた。(J-CASTニュース16年8月9日)』
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『東京都の小池知事は8日、NHKのインタビューに応じました。この中で小池知事は、国会で継続審議になっている国内のカジノ解禁に向けた法案に関連して「オリンピック・パラリンピックがあるが、恒常的に海外からのお客様を増やすべきだ。東京にさらに魅力をつけるため、あってもいいと思う」と述べ、外国人観光客の増加に向け東京の魅力を高めるためにもカジノを含む複合型観光施設の誘致に前向きな姿勢を示しました。そのうえで小池知事は、ギャンブル依存症などの課題への対策も必要になるという考えを示しました。(NHK16年8月9日)』
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まあ、小池氏はもともと新自由主義的な考えを持っている人なので、カジノ&IR施設の建設には賛成の立場だったとは思うのだけど・・・。
mewが邪推するには、小池氏は安倍官邸や自民党(本部も都連も)、また犬猿の仲と言われる五輪組織委会長の森喜朗氏とうまくやるための手段に使おうとしているのではないかと察する。(・・)
日刊ゲンダイも、早速、こんな記事を出していた。(・o・)
『カジノ構想で結託か 小池都知事&森会長“和解劇"の裏側
東京とリオデジャネイロで口角泡を飛ばし合っていた小池百合子都知事(64)と東京五輪組織委の森喜朗会長(79)が9日、都内で初会談。犬猿の仲を払拭するかのように、握手で写真撮影にも応じた。
もっとも、どちらが出向くかで二転三転。小池氏は当初、リオ五輪視察に出ていた森会長に、帰国後の都庁への立ち寄りを求めていたが、結局は組織委本部へ小池氏が足を運んだのだ。政治評論家の伊藤達美氏は言う。
「さかのぼれば、小池さんは清和会(旧森派)の所属。政界の大先輩で元首相の顔を立てたのでしょう。小池さんが折れたことで、双方の政治家としてのメンツは保たれました」
森会長の“小池嫌い”は根深い。2003年に小池氏が断りなく環境相を引き受け、初入閣したことで爆発。08年の総裁選に小池氏が出馬して、さらにこじれた。
いがみ合いは都知事選までもつれ込み、小池氏が選挙中に五輪開催費用をヤリ玉に「2兆とか、3兆とか、お豆腐屋さんじゃない」「情報公開して透明性を確保する」などと、組織委を牛耳る森会長を陰に陽に攻撃。当選後は公約通りに「都政改革本部」を設置し、五輪費用を検証する調査チームを立ち上げて手を突っ込もうとするから、面白いわけがない。
それが、会談を終えてみたら双方とも軟化。森会長が「よく勉強されてますね」と言えば、小池氏も「国民と都民の理解が得られる方法を模索することで意見が一致しました」と一気にトーンを和らげた。政界フィクサー気取りの老害と、政界渡り鳥。衆人環視の“和解劇”に、思惑がないわけがない。ズバリ、舛添都政で消えたカジノ構想の復活だ。
小池氏は当選早々からカジノを含む統合型リゾート(IR)に意欲的で、「インバウンドに弾みをつけるためにも有効な手だてではないか」などと前向きな発言を繰り返している。
■東京五輪に向け再始動
「観光立国を目指す安倍政権は東京五輪開催のタイミングに合わせ、東京カジノ構想を温めていた。数兆円の経済効果を期待していたのですが、舛添前知事の反対で頓挫してしまった。それで、台場にカジノ誘致をもくろんでいたフジサンケイグループによる“舛添叩き”が始まり、結果的に引きずり降ろされた。そこに降って湧いたのが小池新知事。小池知事は衆院議員時代にカジノ議連(国際観光産業振興議員連盟)に所属していた積極派。森会長も同様で、石原都政時代のお台場カジノ構想を国政に持ち込んだ自民党内の『国際観光産業としてのカジノを考える議員連盟』の顧問を務めていた。利害は一致します」(都政関係者)
日本ラグビーフットボール協会の名誉会長も務める森会長は、「スポーツ振興くじ(toto)」の対象競技拡大にも前のめりだ。
カジノ構想が再起動すれば、利権をめぐってありとあらゆる業界が動きだす。こうなってくると「東京大改革」そのものが怪しくなってくる。(日刊ゲンダイ16年8月10日)』
そして、何だか日本がまたどんどんと、1955~92年頃のほぼ一党独裁&政官財の利権支配だった自民党政権時代のように「政治の権力+カネの力」が横行する国になってしまうのではないかと案じているmewなのだった。(@@)
THANKS