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小池、豊洲盛り土の都調査に納得せず。伏魔殿・都庁の調査は曖昧不十分で、責任の所在不明

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 昨日9月30日、東京の小池都知事が豊洲市場の設計に関する都の調査報告について会見を行なった。(・・) <最後に要旨> 

 小池知事は、東京都が自ら原因を究明し、責任を明らかにするために、都の職員に調査をさせたのだが。残念ながら、報告されたした内容はかなり曖昧なもので。「いつ、誰が」盛り土をやめることを決めたのかも特定できなかったという。_(。。)_

 今回の調査結果について小池氏は「一定の評価はするが不十分」として、ヒアリングなどの調査を続けるほか、都政改革本部内の情報公開調査チームが今後、内部告発を受け付ける公益通報制度を活用することも発表した。(・・)

 かつての市場長(局長クラス)らは、示し合わせているのかいないのか、反省は述べるものの、誰も責任をとる気はない様子。
 小池氏が「都庁は伏魔殿と評論家のように言っているわけにはいかない」と語ったのが印象に残ったのだが。都の職員(OB含む)との戦いは、かなりの労力、精神力が必要になるだろう。(++)
<鍵は、どれだけ心強い味方となる内外のスタッフをつけられるか&それこそかつて菅直人氏が厚生大臣だった時にやったように、いかにうまく具体的な形で、職員に仕事を命じるか。(公務員は命じた仕事はとりあえずやるので。)>

* * * * *

『小池知事、豊洲市場問題「内部告発で調査を継続」

 
 (前略)築地市場の移転先である豊洲新市場の建物の下に盛り土が行われていなかった問題で、30日、小池知事が東京都の調査結果を公表しました。

 まず報告されたのは、盛り土を行わないという判断をいつ、誰がしたのかについて。
 「一連の流れで地下空間を設ける盛り土をしないことが段階的に固まっていった」(小池百合子 都知事)

 小池知事は、地下に空間を設置すると決定するに至った過程には5つの段階があったと説明しました。今回公表された豊洲新市場の設計図や契約書。建物の下に盛り土を行うはずが、2010年11月の仕様書にモニタリング空間設計と表示されています。その後、2011年3月以降に検討素材として、都から設計者に地下空間が記載された断面図が提示され、同じ年の6月、基本設計に地下空間が記載されていました。

 段階を経て、盛り土が地下空間に。しかし・・・
 「いつ誰がという点について、ピンポイントで指し示すのは難しい。逆にそれぞれの段階で流れの中で、空気の中で進んでいった。それぞれの段階で責務が生じる」(小池百合子 都知事)
 調査の結果、「いつ」「誰が」盛り土を行わないと決定したのか特定するには至らなかったことを明らかにしました。

 そして、もう1つ論点として挙げられたのが説明責任の点です。
 「ひと言で言えば今回の事態を招いた要因は、ガバナンス、責任感の欠如になる」(小池百合子 都知事)
 都の対応を厳しく批判し、組織のシステムとしての問題が大きいと指摘しました。
 「(調査が)十分かというと十分ではない。都庁は伏魔殿と評論家のように言っているわけにはいかない」(小池百合子 都知事)

 小池知事は先日、こんなことを言っていました。
 「責任の所在を明らかにする」(小池百合子 都知事)
 しかし、責任の所在がわからないまま、今後の調査はどうなるのでしょうか。

 「公益通報制度を設ける。一種の内部告発。このシステムを現在整えているところ、匿名実名どちらもOKと」(小池百合子 都知事)
 今後、公益通報制度を設け、内部通報のシステムを整えて、さらなる原因究明に取り組む考えを示しました。

 一方、調査結果発表を受け、豊洲新市場の移転を担当してきた歴代の市場長が会見を行いました。
 「(建物は)盛り土の上にあると思い込んでいまして、特段の違和感を感じなかったというのが率直なところ。認識が足りなかったことについて、申し訳ないと感じています」(岸本良一 中央卸売市場長)
 宙に浮いたままの豊洲新市場への移転。一体、いつになるのでしょうか。(TBS16年9月30日)』

* * * * *
 
『会見では、都の調査チームがまとめた自己検証報告書の内容を小池氏が説明。いつ、どの時点で誰が盛り土をしないことを決めたのか▽なぜ、都議会や都民への説明責任を果たせなかったか、の2点を最重要ポイントとして挙げた。

 盛り土なしの決定については、2008年の技術部門での内部検討から、13年2月の実施設計完了にかけ、五つの段階で決まった過程を示したが、責任者は特定できなかった。都民への説明責任の欠如は、土壌汚染対策の土木担当と建物の建築担当の縦割りによる連携不足や、ずさんな引き継ぎなど、組織運営に不備があったとした。

 この結論に小池氏は「いつ誰が、という点は、ピンポイントで指し示すのは難しい。流れの中で、空気の中で進んでいった。それぞれの段階で責務が生じる」と述べた。敷地全体に盛り土をしたとの説明を続けたことは「誰も気づかず、チェックさえなかったという恥ずかしい状況」とした。

 小池氏に続き、地下空間を設ける設計を進めた11~12年当時の中央卸売市場長だった中西充現副知事や岸本良一・現中央卸売市場長らが会見し、謝罪。2人は「盛り土の上に建物があると思っていた。理解が足りなかった」と述べ、部門トップとして「責任を痛感している」と繰り返した。

 今回の調査結果について小池氏は「一定の評価はするが不十分」として、ヒアリングを続ける考えを示した。都政改革本部内の情報公開調査チームが今後、内部告発を受け付ける公益通報制度を充実させ、調査を続ける。

 また、部門間の縦割りや形だけの決裁で責任の所在があいまいだったことが原因だとして、重要な課題を部門をまたいで共有する「都庁マネジメント本部」も設置する。(小林恵士)(朝日新聞16年9月30日)』

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『小池氏は「歴代の部署の引き継ぎがいいかげんだった。最も大きな原因はガバナンスや責任感の欠如だ」と批判。都庁の構造的な問題にメスを入れる必要性に言及した。
 その一環として、副知事や局長級の幹部で構成する「都庁マネジメント本部」を新設。組織内の縦割り排除や情報共有に取り組む意向を表明した。

 報告書によると、土壌汚染対策の盛り土を行わずに地下空間を設ける案は、担当部局である「中央卸売市場」内で、2008年10月ごろに検討を開始。13年2月末に実施設計が完了するまでの間に、段階的に決まった。10年4月に施行された改正土壌汚染対策法に対応するため、必要性が認識されたという。

 10年11月に作成した基本設計発注のための仕様書に明記され、11年6月に完成した基本設計書に盛り込まれた。同年8月には中央卸売市場の部課長会議で、地下空間設置の方針を確認。実施設計に至った。
 検討が始まった08年から現在に至るまでの歴代5人の中央卸売市場長の聞き取りでは、4人が「地下空間の存在は知らなかった」「盛り土の上に建設されるものと考えていた」などと回答。前市場長だけは「地下空間の存在と盛り土が行われていないことについて認識していたが、矛盾を感じていなかった」と答えた。

 こうした調査結果を受け、小池氏は「職員自らの手でやったことは評価するが、十分ではない」と指摘。さらなる情報収集に向け、公益通報制度を活用する考えを示した。 

 石原慎太郎元知事らへの聞き取りは、「時間の調整ができていない」(小池氏)ため、行っていない。

 豊洲市場の土壌汚染対策に関しては、専門家会議が08年7月に敷地全体で盛り土を行うよう提言。しかし都はこれを無視する形で、地下水に新たな汚染が生じた場合に備え、青果棟や水産卸売場棟、水産仲卸売場棟といった主要施設の地下に作業空間を設けていた。

 都は問題発覚まで、都議会での答弁やホームページを通じ、敷地全体で盛り土をしていると説明。建設前には、敷地全体での盛り土を前提に環境影響評価(アセスメント)を行い、修正していなかった。(時事通信16年9月30日)』

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『* 盛り土なくなるという認識なかった

 報告書では、地下空間の設置に至ったプロセスについて検証した。

 豊洲市場の土壌汚染問題を検討する専門家会議が、土壌汚染対策として敷地全体の盛り土を提案したのは2008(平成20)年7月。その後、同年10月~12月の技術会議で、地下水モニタリングと作業のため、建物下の空間確保の必要性が指摘されたのを受け、都の技術部門が地下空間の技術的な検討に入った。

 その後、2010年11月から翌2011年6月にかけての「基本設計」の段階では、都から設計事業者に対して、地下にモニタリング空間を入れるよう指示があったが、その時点ではまだ地下空間を設置しない案など、さまざまな案が浮上していたという。

 2011年8月に開かれた新市場整備部の部課長会で、地下に空間を設置する方針が確認された。同部はその後、今の副知事である中西市場長(当時)に報告したが、「地下空間の設置により盛り土がなくなるという報告はなかった」と、中西副知事はその時点で盛り土がなくなるとの認識はなかったとした。なお、この部課長会について、議事録など会議の記録は残っていない。

 それから、2013年2月に「実施設計」が完了。建設地の断面図には、高さが明記された地下空間が建物下に配置されており、盛り土はなかった。

 当時、中西副知事は、「盛り土をして建物を建てる、という説明を受けていたので、建物は盛り土の上に建つものと考えていた。実施設計には基本設計の図面がついているので、仔細に問い直せば理解できたと思う。責任を痛感している」と釈明した。

 都はこれまで、都議会や都民に対し、盛り土を行なったとして事実とは異なる説明を行ってきた。

 今回の問題で初めて事実を知ったという岸本市場長は、「盛り土がなされていないことを当然知っておくべき立場にありがなら、理解が十分でなく、間違えた説明を繰り返したことについて深く責任を感じている」と陳謝した。

 両氏とも再三反省の言葉を口にしたが、今後の責任の取り方について、中西副知事は「今日は報告書をまとめたところ。当面は議会でしっかり説明していきたい」、岸本市場長も「同じ考え」と述べるにとどまった。(取材・文:具志堅浩二) (THE PAGE16年9月30日)』

* * * * 

『東京都がまとめた豊洲市場問題の内部調査報告書(要旨)

 豊洲市場の盛り土問題で都が30日まとめた内部調査報告書の要旨は次の通り。

【経緯】

 1、2008年7月、専門家会議が敷地全体に盛り土を行うよう提言。都は具体的工法を検討する技術会議で、建物下に地下水などをモニタリングする作業空間を設ける必要性があるとの認識を同12月に提示。

 1、都は09年1月、地下空間が入ったイメージ図を設計会社に提示。

 1、都中央卸売市場の新市場整備部は10年11月、基本設計発注時に「作業空間等は基本設計に含む」と明記。地下に設けるか詳細は示さず。

 1、11年3月に設計会社と基本設計の契約を締結。打ち合わせで地下に作業空間を入れるよう検討を指示。同6月の基本設計には地下空間が入り盛り土のない断面図が示された。

 1、11年8月の新市場整備部の部課長会で地下空間を設置する方針を確認。盛り土がなくなるとの説明はなし。13年2月にできた実施設計の断面図には地下空間の寸法を明記し着工。

 1、中央卸売市場が都環境局に提出した環境影響評価に関する書類には、盛り土をしないとの説明はなかった。

 1、06年7月から市場長を務めた計5人のうち塚本直之氏(12年7月~14年7月)だけが「地下空間の存在と盛り土が行われていないことについて認識していたが、矛盾を感じていなかった」と証言。4人は盛り土があると認識していた。

【自己検証のまとめ】

 1、10年11月から11年9月にかけて作業空間を地下に設置することが段階的に固まった。

 1、土壌汚染対策の議会答弁の担当は土木担当ライン。歴代の土木担当部長は建物下に盛り土がないとの認識がなく、虚偽答弁をしていた認識はなかった。建築担当部長は地下空間となっていることを認識していたが、答弁は自らの所管ではないと考え、違和感を覚えず修正意見も述べなかった。

 1、盛り土がなくなることについて、明確に中央卸売市場として意思決定していなかった。今回の事態を招いた背景には、縦(上司と部下)、横(土木と建築、技術と事務)、前後(前任と後任)の連携不足が生じていた。(時事通信16年9月30日)』

* * * * *

 他の部局も含め、都庁の職員はみんな、小池都知事がどこまで厳しく対応するのか、それなりのところで折り合いをつける気があるのか、じ~っとウォッチしていることだろう。(・・)
 そして、どうかここで小池都知事が都の職員にナメられることがないように、都庁の肝心な部分をしっかり掌握できるようにと願っているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2016-10-01 03:47 | 政治・社会一般 | Trackback(1)
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Tracked from 国民の生活が第一は人づく.. at 2016-10-01 11:42
タイトル : 小池都知事誕生は政権交代と同じ第3弾「<豊洲市場>流れで..
 小池都知事誕生は政権交代と同じ第3弾「<豊洲市場>流れで進んだ空洞化 「都庁の甘え」幹部謝罪」は小池家知事誕生が無ければ都庁幹部が誤りを認め謝罪することも無かった、 「それぞれの段階で、流れの中で、空気の中で(盛り土案の骨抜きが)進んでいった」。東京都の豊洲市場(江東区)の盛り土問題を受け、小池百合子知事は30日、厳しい言葉で都庁の「甘えの構造」を批判した。続いて調査報告書の内容を報道陣に説明した都幹部は時折、言葉を詰まらせながら「信頼を裏切った」「責任を深く痛感する」と謝罪した:参照...... more