野田が小沢と会談~野党共闘に暗雲?&共産に同党と連合の選択迫られ、民進幹部は
2016年 10月 31日
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民進党の野田幹事長が、29日に自由党の小沢代表と会談していたことがわかった。(・o・)
『民進党の野田佳彦幹事長と自由党の小沢一郎代表が東京都内で29日に会談していたことがわかった。民進幹部が明らかにした。次期衆院選に向けた野党共闘などについて協議したとみられる。
民進は新執行部発足後、初の国政選挙になった23日の衆院補選で自由と共産、社民の3党と共闘したものの、一本化した民進候補への推薦を断るなど共闘に足並みの乱れが生じ、小沢氏から「推薦は要りません、一緒に(演説に)立ちたくありません、ということでは国民の支持は得られない」と批判されていた。民進の蓮舫代表は30日、記者団に「野党連携を進めるうえで、幹事長が色々な方とお会いするのは不自然ではない」と語った。
首相時代の野田氏は消費増税を進め、反対する小沢氏と対立。民主党(当時)分裂に至った経緯もある。(朝日新聞16年10月30日)』
『民進党の野田佳彦幹事長は31日の記者会見で、自由党の小沢一郎共同代表との29日の会談について「私の幹事長(就任)祝いをしたいという申し出があり、喜んでお会いした。天下の情勢について議論した」と説明した。23日投開票の衆院2補選に関し、小沢氏は自由党などの推薦を固辞した野田氏ら民進党執行部を批判していた。野田氏は会見で「認識が一致したものもあったし、これからもっと議論しなければいけないものもある」とし、次期衆院選について小沢氏と協議を続ける考えを示した。(毎日新聞16年10月31日)』
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野田氏は民主党時代、アンチ小沢派の代表格で。野田氏が首相だった2012年に、消費税増税+αを強行で小沢Gともめて、小沢Gの集団離党を促すことに。それが民主党政権崩壊の大きな要因になったことは言うまでもない。(~_~;)
<小沢Gにしてみれば、野田が最初の公約に違反しながら、自公と組んで、自分たちを追い出したということになるのだが。いずれにせよ、mewは、とりあえず自民党に政権奪還されないために、小沢Gにはもう少しの間、民主党内に踏みとどまって欲しかった&野田氏にもオトナの対応をして欲しかったんだよね~。・・・結果論とはいえ、あの時、民主党が分裂したことが、今の安倍自民の一強多弱体制を築くことにつながっているわけだから。(ーー)>
でも、逆に見れば、その野田氏と小沢氏が直接会って協議をしたというのは、よ~っぽどのことだと言えるかも知れない。(誰が間を取り持ったのかしらね。>
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10月16日の新潟知事選では、共産、社民、自由3党主体の野党共闘に、自主投票に決めていた民進党の一部が加わる形で、自公推薦候補に打ち勝つことができたのだが。野党3党は、民進党の曖昧な対応をかなり不快に思った様子。(~_~;) (『新潟知事選で、原発再稼動に慎重な野党候補が勝利。投票率が上がれば、民意は反映できる』)
しかも、23日の「東京10区」「福岡6区」の衆院補選では、共産党が候補者をおろして、野党4党で共闘しようとしたものの、民進党は自党の候補者を共産党が推薦することを拒否した上、共産党がオモテ立って候補者の応援をすることにも、抵抗を示したとのことで。
これには共産党だけでなく、社民党も自由党も批判の声を上げるに至ったのだ。^^;
<先日、『補選は自民2勝も、民進も健闘。問題は民進保守、特に野田幹事長の野党共闘への姿勢』という記事にも書いたのだけど。
東京10区で候補者が、4党幹部の合同演説会の場にあらわれず。「東京10区はグチャグチャです。野田幹事長は共産嫌いだし、馬淵澄夫選対委員長も距離を置いている。現場を仕切る都連の松原仁会長や長島昭久幹事長は毛嫌いしている。合同演説の時間帯、鈴木候補は池袋まで電車で10分ほどの場所を回っていた。スケジュール調整がつかないはずがない。都知事選で対立した若狭勝候補の応援に小池知事と安倍首相が並び立つ自民党とは雲泥の差です」。。。って感じだったらしい。^^;>
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『自由党の小沢一郎代表は25日の定例会見で、23日投開票された衆院東京10区、福岡6区の2補選で、野党共闘が中途半端に終わったことについて、民進党の対応を厳しく批判した。
「(ほかの野党の)推薦はいらない、一緒に(街頭演説に)立ちたくないというのでは、絶対、国民の支持は得られない」と指摘。「自分たちの使命感を、どう認識するかということに尽きる」と、批判した。
その上で、「野党が一致して戦えば、小池(百合子都知事)某が何を言おうが、勝てる。数ではない。野党が一体になって、自公に変わる政権をつくるという姿が国民の目に映って初めて、初めて支持される」と指摘。民進党が主導できない、野党の一体感のなさを嘆いた。
野党共闘に積極的な共産党が、民進党に、4野党での幹事長会談を求めるとしていることについても、「会合をすることはいいが、何を話すか、中身がはっきりしないと。共産党も、パフォーマンスだけではだめだ」と、ピシャリ。「本当に一緒になって政権交代を目指すというなら、みんなもっと真剣にやらないと。自分たちだけ、世間にアピールするなら、やっても仕方ない」と指摘した。(日刊スポーツ16年10月26日)』
『社民党の又市幹事長は、先の衆議院の補欠選挙での野党4党の連携について「最後まで中途半端だった」と指摘し、民進党の対応を批判したうえで、次の衆議院選挙に向けて連携を強化するため協議を急ぎたいという考えを示しました。
23日投票が行われた衆議院東京10区と福岡6区の補欠選挙で、民進党や共産党など野党4党はいずれも民進党の候補者に一本化しましたが、民進党は各党の推薦を受けませんでした。
これについて社民党の又市幹事長は、記者会見で「野党共闘が最後まで中途半端だったと言わざるをえない。民進党が強い相手に対して、本当に勝とうという姿勢があったのか批判せざるをえない」と述べ、民進党の対応を批判しました。
そのうえで又市氏は「選挙協力を行うには、一定の政策合意が前提になるしギブアンドテイクは当然のことで、これを踏み外すと実効性のある選挙協力にならない。早急に野党4党の幹事長・書記局長会談を開く必要がある」と述べ、次の衆議院選挙に向けて、野党連携を強化するため協議を急ぎたいという考えを示しました。(NHK16年10月25日)』
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特に共産党は、民進党に対して、強い不信感、不快感を示していて・・・。
『23日に投開票された衆議院の補欠選挙を巡り、共産党の小池書記局長は、野党間で十分な協力態勢がつくれなかったと不快感を示し、民進党に説明を求める考えを示しました。
共産党・小池書記局長:「協力して選挙に臨むという姿勢とは言えないのではないかと思わざるを得ない。政党間の信義にもかかわる問題にもなってくるので、この間の経過について率直で真剣な検討を行うよう求めていきたい」
小池氏は、「野党間で協力する合意があったうえで共産党の候補は辞退した」と指摘し、野党合同の演説会に候補者が来ないなど、「約束したことができていなかった」と不快感を示しました。さらに、「衆議院選挙での協力につなげるためにも総括が必要だ」として、野党4党の幹事長・書記局長会談を近く開き、民進党に説明を求める考えを示しました。(ANN16年10月23日)』
民進党が共産党との野党共闘に消極的な理由の一つは、民進党の最大の支援団体である連合が反対していることにあるのだが。(『連合新会長はプチ保守か?~民進党の野党共闘を阻む共産党嫌い&改憲もOK?』)http://mewrun7.exblog.jp/24757317/
ついには、志位委員長が、共産党(との野党共闘)と連合(の支援)とどちらを選ぶのかと迫るような発言をしたほどだ。 (゚Д゚)
『共産党の志位和夫委員長は27日の記者会見で、次期衆院選に向けた野党共闘に関し、民進党執行部に連合と一線を画すよう迫った。
同党最大の支持団体である連合が、共産党との連携に否定的なため。志位氏は「連合の要求に従う道を選ぶのか。野党共闘に真剣に取り組む道を選ぶのか。前向きの決断をしてほしい」と訴えた。(時事通信16年10月27日)』
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まあ、共産党と連合とどちらかを選べというのも、やや暴論のような感じがするのだが。<実際、「野党共闘」なるものと「支援団体との協力、応援」と、同列に比べられるものじゃないと思うしね。^^;>
とりあえず、この志位委員長の言葉に対して、民進党の幹部がどんな反応を示したのか、ここに載せておきたいと思う。<何かチョットずつニュアンスが違って、面白いでしょ。>
『「連合と野党共闘、両方とって仲良く」 民進・安住氏
■安住淳・民進党代表代行 (共産党の志位和夫委員長が民進党に対し「連合の『共産と一線を画せ』との要求に従うか、野党共闘に取り組むか決断を」と述べたことについて)両方とらせて、仲良くやっていきたい。
他の野党との連携は、やるべきだ。乗り越えなければならない課題はたくさんある。政策テーマ(のすりあわせ)と支援団体の関係(を維持するための調整の必要性)はある。一つずつ丁寧にやって解決する。排除主義に陥ることなく、広げていく意思をもって、仲間を増やしていかないとダメだ。党内では、小選挙区で野党がバラバラで戦ったほうがいいと思っている議員はほとんどいない。
思想や大義がある程度同じゾーンに入ってこないと、国民から選挙目当ての野合だと批判される。そこをちゃんと超えないといけない。政策的に共産の皆さんには願わくば歩みよってもらいたいところもある。
選挙は、あれがいいとかこれが悪いとか言っている間は、勝てない。私の選挙では、猫の手も借りたいくらいで、かかしにも頭を下げる。「これ以外の人はダメ」などとやっていたら、自民、公明が喜ぶ。そういう選挙をしたらダメだ。(国会内での記者会見で)(朝日新聞16年10月28日)』
『連合との関係「二者択一に違和感」福山・民進幹事長代理
■福山哲郎・民進党幹事長代理 共産党の志位委員長から「連合の要求に従う道を選ぶのか、野党と市民との共闘に真剣に取り組む道を選ぶのか」との発言があった。民進党にとって連合は、政権交代の時も野党になった現在も、ともに戦ってきた大切な支援組織。他党の党首が他党と支援組織との関係について言及をするのは穏やかなことではない。
民進党はこれからも野党間の連携については、国会内外において信頼感を積み重ねていくべく努力することは変わらない。いま野党間の信頼関係を積み上げているところだし、特に国会のなかでは連携しながら安倍政権に向き合っている。
連合との関係は民進党との関係であり、そのことに対して(共産党の党首が)二者択一のような言い方をしたのは違和感を覚える。お互いが一定の礼節をもって信頼関係を積み上げていこうということだ。(京都市内で記者団に) (朝日新聞16年29日)』
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『民進党の榛葉賀津也国対委員長が共産党の志位和夫委員長を批判「どっちを取るかなど、昼の定食でもあるまいし!」
民進党の榛葉賀津也参院国対委員長は28日の記者会見で、共産党の志位和夫委員長が民進党執行部に対し、連合の要求を拒否し、共産党との共闘路線を続けるよう求めたことについて批判した。「公党の代表が『(共産党と連合の)どっちを取るか』といわれたわけだが、もう少し慎重に発言してほしい」と述べた。
さらに「私も今日、ナポリタンを食べるか広東麺を食べるか悩んだが、昼の定食でもあるまいし」と語り、志位氏が「連合指導部」という言葉を使ったことに関しても「連合には『執行部』はあっても『指導部』はない。言葉の使い方も慎重にしてほしい」と苦言を呈した。(産経新聞16年10月28日)』
『連合と野党共闘「二者択一ではない」野田・民進幹事長
■野田佳彦・民進党幹事長 参院選で東北地方などで一定の効果はあった。衆院選については、できる限りの協力をする。もちろん共産党だけではない。自由党、社民党を含めてできる限りの協力をする。協力はどういうものかについては、これから協議していきたい。自民と公明がタッグを組むと強い。強い相手に挑む時、野党がバラバラではいけない。一定の野党共闘は必要だ。
一方で、応援団の人たちにも、いろんな声がある。(共産党の志位和夫委員長は民進党に対し「連合の『共産と一線を画せ』との要求に従うか、野党共闘に取り組むか決断を」と述べているが)二者択一の話ではない。きちっと議論を整理する。(衆院選に向けた)臨戦態勢の準備の中には、そのことも入る。(TBS番組の収録で)(朝日新聞16年10月30日)』
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早ければ、11月にも解散総選挙が行なわれるのではないかというウワサが飛び交って、選挙対策の準備が急がれる中、果たして民進党はどのような決断をするのか。
12年総選挙では保守純化路線を意識して大惨敗をくらった(&安倍独裁権を作るもとになった)野田氏は、今度は自分の思想と安倍政権打倒(&野党議員増加)とどちらを重視するのかハラハラ・ドキドキで見守っているmewなのだった。(@@)
THANKS