山本大臣、JAに利益誘導を示唆する発言も&自公も強い怒り。でも、TPP強行採決か+JBC
2016年 11月 03日
頑張ろう、熊本&大分!o(^-^)o
よろしければ、1日1回、2つのランキングの応援クリックをしてくださいませ。m(__)m
【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
今日11月3日。川崎競馬場で、地方競馬・ダート祭典のJBCが行なわれる。(**)
<特設サイトはコチラ>
JBCでは、9R・1600mのレディース、10R・1400mのスプリント、11R・2100mのクラシックと統一GIのレースが3つ連続で行なわれるのだが。<今年は9Rが15時10分~ね。> JRAの即PAT、A-PATでも購入可能。(・・)
また、TV中継も南関チャンネル(CS678・無料)やTVKのほか、グリーンチャンネル(BS234・無料)、さらにはBSジャパン(BS7)でも行なわれることに決まった。
<BSジャパンは、MC:橋本マナミ ゲスト:岡田繁幸、三浦大輔(DeNAベイスターズ)、松岡正海(JRA騎手)実況:矢野吉彦だって。>
ホッコータルマエ、コパノリッキー、アウォーディー、ダノンレジェンド、ベストウォーリアなどなどのや代表的なダート馬がかなりそろってるし。(地方馬では大井のソルテに期待。)
騎手の方も、JRAからはユタカ、蛯名、岩田、幸、戸崎、デムーロ、ルメールなどの豪華なメンバーがやって来るようだし。(出馬表などはコチラにも)
お近くの方は、是非、川崎競馬場or場外馬券を扱っている競馬場へ。競馬場へ行けない方は、ネットで参戦を、よろしくお願いいたしますです。m(__)m
以上、勝手に地方競馬広報係のmewでした。(~~)
* * * * *
さて、前記事で扱った山本農水大臣の失言問題の続報を。(『TPP山本、また失言で安倍も怒&野党は、山本辞任と年金カット法案で反撃か+常岡解放、祈る』)
山本有二農水大臣は、先月29日に自民党の議員のパーティーで、強行採決を示唆する発言をしたことで与野党から批判を受け、菅官房長官からも厳重注意をされたのだが・・・。^^;
今度は1日夜、こちらも自民党議員のパーティーで挨拶した際に、「こないだ冗談を言ったら(農相を)首になりそうになった」と発言。<森喜朗元首相から電話で「これ以上、いらないことは言ってはいけない」と注意されたとも。>
さらに「JAの方々が大勢いるが、あすでも、この衆議院議員の紹介で農林水産省に来てくれれば、何かいいことがあるかもしれません」と述べた。 (゚Д゚)
これに対して、野党からは、強行採決発言を冗談ネタにしていることに「国会や国民をバカにしている」などの批判が。また、この議員の紹介で農水省にくればの発言は「JA(農協)に対する利益誘導、利益供与を示唆するのか」など問題視する声が出ている。(ーー)
<先月、福岡6区補選の応援演説でも、山本幸三経産大臣が「(地元に)予算をつけるのは、私と麻生財務大臣だ」と発言。いかにも地元への利益誘導を武器にしている自民党的なアピールをしていたことに呆れたという話を書いたのだけど。
自民党の議員っていうのは、冗談めかしながらも、こういうところで、自分たちを支持すれば利益を与えることを示唆して、圧力をかけたり、支援を呼びかけたりしちゃうのよね。(-"-)
(『安倍が維新を「御党」と。産経も「よ党」扱い+山本大臣が選挙戦で「予算つけるのは自分と麻生」』
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
もちろん、自公与党内からも、度重なる失言に怒りの声が続出している。(・o・)
自民党の吉田参議院幹事長は「断じて許せない」と。公明党の漆原氏は、「しゃべってわびるなら、しゃべるなと言いたい。こういう不誠実な言動の積み重ねが安倍内閣の体力を奪っていることをしっかり認識してもらいたい」とかなり怒っている様子。公明党は漆原氏や石田氏などの幹部クラスが山本氏の進退に関しては「本人がどう考えるかだ」と語っていることから、官邸に辞任を求める可能性もある。(-_-)
<mew的には、どうせならどんどん安倍内閣の体力を奪って、足元をすくって欲しいとこだけどね。^^;>
尚、菅官房長官は、またまた厳重注意を行なったようだが。(お得意の)「辞任するほどの問題ではない」とのことで、、更迭はしない意向を示したという。(-_-;)
でもって、この山本失言のため、自民党は2日のTPP特別委員会で、TPP承認案などの採決を行なうのは諦めたのだが。野党の抵抗にもかかわらず、4日に委員会を開くことを強引に委員長職権で決定したとのこと。(`´)
安倍首相は、今国会で「自民党は強行採決を行なうことを考えたことはない」と豪語していたのだが。結局のところ、早ければ今週中、遅くとも来週には、実質的に強行採決&議決を行なうつもりでいるようだ。(>_<)
* * * * *
『山本大臣は、1日夜、都内で開かれた自民党の衆議院議員のパーティーで、「冗談を言ったらクビになりそうになった」などと発言しました。また、山本大臣は、パーティーの参加者を前に、「JAの方々が大勢いるが、あすでも、この衆議院議員の紹介で農林水産省に来てくれれば、何かいいことがあるかもしれません」とも述べました。
民進党などは、「撤回した発言を『冗談』としたのは、国会をばかにしている」などとして反発し、山本大臣の辞任を求める声も出ています。こうした中、山本大臣は、2日朝、農林水産省に入る際に、記者団から、「昨夜の発言について、野党からは反発が出ているようだが」と質問され、「ご迷惑をおかけします」と述べました。
* 官房長官「辞任するようなことでない」
菅官房長官は午前の記者会見で、「閣僚は発言に気をつけなければならず、緊張感をもって発言すべきだ。昨夜、山本大臣から、『申し訳ない』という電話を受け、私からは、『発言に気をつけ、緊張感をもって国会にあたるように』という厳重注意をした」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は、国会運営への影響について、「国会で決めることなので政府からコメントすることは差し控えたい。TPP協定は、わが国の成長戦略にとって極めて重要であり、その効果を速やかに発現するために協定と関連法案の1日も早い成立が必要だ。政府としては、速やかに審議を進めていただけるよう緊張感をもって丁寧に進めていきたい」と述べました。
また、菅官房長官は、記者団が、「再び問題となる発言をしたことで、大臣の資質の面で問題はないか」と質問したのに対し、「そこは問題ない。軽率な発言をしたことを本人は深く反省していて、辞任するようなことではない」と述べました。
* 参院自民幹事長「断じて許せない」
自民党の吉田参議院幹事長は、党の参議院議員総会で、「あのような発言は、断じて許すわけにはいかない。TPPの国会承認を求める議案などが、参議院に送られようとしているが、非常に日程が厳しいので、われわれも緊張感を持って、言動には気をつけながらやっていきたい」と述べました。
* 公明 漆原中央幹事会会長「猛省を促したい」
公明党の漆原中央幹事会会長は、記者会見で、「緊張して厳しくやろうと言っているにもかかわらず、山本大臣の発言が止まらず、残念だ。しゃべってわびるなら、しゃべるなと言いたい。こういう不誠実な言動の積み重ねが安倍内閣の体力を奪っていることをしっかり認識してもらいたいし、山本大臣には猛省を促したい」と述べました。
また、漆原氏は、記者団が、「山本大臣は辞任すべきと考えるか」と質問したのに対し、「ご本人がどう考えるかだ」と述べました。(NHK16年11月2日)』
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『■蓮舫・民進党代表 ・・・山本農相、一体どういう方なのか。前回の発言、謝罪がうわべだけだったと昨日また明らかになった。どういう立場で言っているのか理解不能だ。(山本氏が発言したとされる)「JA、農林省に来たら良いことがあるかもしれません」。利益供与じゃないですか。委員会審議に影響が出ると言わざるをえない。(民進党参院議員総会で) (朝日新聞16年11月2日)』
『■穀田恵二・共産党国会対策委員長 ・・・ 話している内容がひどい。我々が入手したこと(発言)によると「冗談言ったらクビになりそうになりまして」もひどいが、最後に「JAの方が大勢いらっしゃるみたいでございますので、あすでも農林(水産)省に来て頂ければなにかいいことがあるかもしれません」と。いまどきこういう発言して、利益誘導みたいな話をするなんて、もう時代錯誤も甚だしいじゃないですか。
国会と国政全体の問題が冒涜(ぼうとく)されている事態について、与党だって、これはけしからんというのが筋じゃないですか。そんなこと言えない国会や議員ってどうするねんって思いません? あんまりメディアはこの問題について、大きく取り上げてるわけではないけど、そういう問題の性格だ。(4野党国会対策委員長会談後、記者団に)(朝日新聞16年11月2日)』
* * * * *
『民進、共産、社民、自由の野党4党の国会対策委員長は2日午前、国会内で会談し、山本氏に辞任を求めるとともに、同日午後の特別委の採決に応じられないとの考えで一致。民進の山井和則国対委員長はその後、自民の竹下氏と会談し、野党側の要求を伝えた。
これに対し、竹下氏は山井氏との会談で「今日の委員会は開く環境にはない」として、開催を見送る方針を伝えた。辞任要求については「人事権はないので、皆さん方の要望は官邸に伝える」と述べた。(朝日新聞16年11月2日)』
『TPP=環太平洋パートナーシップ協定の国会承認を求める議案と関連法案を審議している衆議院の特別委員会は2日夕方に理事会を開き、山本農林水産大臣の発言の影響で2日の委員会の開催が見送られたことを受けて、今後の日程について協議しました。
この中で、与党側は「山本大臣の発言は遺憾だが、必要な審議は進めていきたい」として、日程を先送りし、4日に安倍総理大臣の出席を求めて締めくくりの総括質疑を行ったうえで、採決を行いたいと提案しました。これに対して、民進党と共産党は「山本大臣の発言は国会を冒とくするもので許されない」として、山本大臣の辞任を求め、委員会の開催に反対する考えを示し、民進党は反発して途中で退席しました。
このため、自民党の塩谷委員長が職権で、4日午後に委員会を開いて、締めくくりの総括質疑と採決を行うことを決めました。(NHK16年11月2日)』
『衆議院議院運営委員会の佐藤委員長は、2日夜の理事会で、4日に本会議を開くことを委員長職権で決めた。いったんは、与野党が4日の本会議採決で合意していたTPP承認案は、民進党や共産党などが採決反対に転じた中で、与党側が、4日に委員会と本会議での採決に踏み切るかどうかが焦点となる。(FNN16年11月2日)』
<結局、やっぱ、委員長職権で本会議を開くのを決めちゃったのが、山本大臣が先月29日のパーティーで「強行採決するかどうかはこの勉さんが決める」「だから、私は馳せ参じた」と言っていた衆議院議院運営委員会の佐藤勉委員長ね。(~_~;)>
* * * * *
共産党の穀田氏が言っていたように、これは国会や国民を冒涜するような問題発言であるにもかかわらず、メディア(特にTVのニュース・ワイドショーとか)があまり大きく取り上げようとしないのが残念でならないのだが。<そろそろ小池知事がらみの話にも、飽き始めているっぽいのに?>
そもそも拙速にTPPの承認をすること自体に問題があるのだし。折角の敵失ゆえ、野党に(公明党にも?)しっかり攻撃してもらって、ここら辺でうまく潮目を変えられないものかな~と願っているmewなのである。(@@)
THANKS