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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

TPPは米国と財界と、中国に勝ちたい安倍のため。米国や財界からの露骨な圧力に決議急ぐ

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 安倍官邸は、オバマ政権との約束を守るため、先週4日の衆院TPP特別委員会で、お得意の強行採決を実行。何とか米大統領選が終わる前の8日までに、衆院本会議でTPPの承認案を可決するつもりでいたのだが。
 与野党からの批判を受け止めて、8日の本会議はパリ協定の承認議決を優先して行ない、TPPの議決は10日に回すことに決めたという。(・o・)

『与党は7日、8日の本会議採決に向けて野党と折衝を続けたが、妥協点を見いだせなかった。与党は7日の衆院議院運営委員会理事会で、TPP承認案と関連法案を8日には採決しない方針を伝え、民進党など野党が受け入れた。与党が目指していた8日の米大統領選前の衆院通過は不可能になった。
 安倍晋三首相は7日の自民党役員会で「与党と力を合わせてTPPやパリ協定の成立に向けて努力したい」と述べ、党側に審議を急ぐよう指示した。二階俊博幹事長は記者会見で「やや時間がかかり過ぎているきらいはある」と想定より遅れていることを認めた。

 衆院議運委の野党筆頭理事を務める民進党の泉健太氏は「(8日の次の本会議日程は)全然ない」と記者団に語った。同党国対幹部は「これで正常化したわけではない」と述べた。10日の本会議開催は与野党で改めて協議する。(毎日新聞16年10月7日)』

 もちろん安倍内閣の一員で&座禅友達の山本有二農水大臣が問題発言を連発したことで、野党からだけでなく、与党内からも大きな反発を買うことになったのも痛かったと思うけど。
 それよりも、強行採決に関しても、大島衆院議長や佐藤議運委員長などにきちんと了解をとらなかったことから、自民党の幹部クラスも含めて、党内での批判が少なからずあった様子。また、与党内では、先にパリ協定を承認すべきだったと考える人も少なからずいたようだ。(~_~;)

<あと、もしかしたら、民主党のクリントン候補が米大統領選で勝利する&米議会の選挙で民主党議員が増える見込みが大きくなったことも、チョットは影響したかも知れない。^^;>

* * * * *

 ただ、安倍首相が1日も早くTPP承認案(+関連法案)を通したいのは、日本の一般国民のためではない。(**)

 自民党は、もともとTPP反対の議員の方が多かったのであるが。(大島議長も、稲田大臣もしかり。ポスターにも「TPP断固反対」と記していた議員も。)
 しかし、安倍首相は、13年2月に訪米した際に、TPPの実現に意欲的に取り組み、日本が加わるのを待っていたオバマ大統領に、党内の反発も覚悟して、日本も参加する意向があると申し出たのである。(・o・)

 というのも、中国を大敵視している安倍首相は、日米が主導して、中国を排除した形の経済圏を作ることにやりがいを感じているようだし。当時、やや中国寄りになっていた米国に、早く「尖閣諸島は日米安保の対象だ」と言って欲しかったからにほかなるまい。(>_<)

 また、これから米国と共に軍事面でも経済面でも中国包囲網を強化して行くためにも、米政府はもちろん、TPPで利益を得られる&安倍首相を支持してくれそうな日米の経済界の期待に応えたいという思いもあるし。
 盟友・甘利前TPP担当大臣&経産省が頑張って交渉して来た成果を、是非、結実させたいという思いも強いようだ。(~_~;)

<尚、プーチン嫌いのオバマは(クリミア進出などで強い経済制裁も科している)、安倍がプーチンと親密に接触することを不快に思っていて。安倍がプーチンと直接会うことさえ反対する時もあったのだが。日本がTPP協定の承認さえ実行に移せば、プーチンの来日や日ロ平和条約や北方領土の交渉、多大な経済協力も大目に見てくれるらしいとの話もある。(・・)>

* * * * * 

 ところが、折角、今年2月にTPPが12カ国で協定署名されたというのに、リーダーであるはずの米国で、いまだに議会の承認を得られず。日本もTPP関係閣僚や議員の問題ある言動によって、今年前半の通常国会で承認をできず。困った状態に陥った。_(。。)_

『TPPは基本的に2年以内に12カ国の承認手続きが済んだ段階で発効することになるが、さらに協定上特別の規定があり、各国のGDP総合計が85%以上になった段階で発効するとされている。全体に占める米国のGDP比率は60.4%、日本は同17.7%となっており、日米どちらかの国で承認されなければ、TPPは発効しないことになる』からだ。(@@) <Business Journal 6.12>

 安倍首相が「米国が発効に向けた努力を続けるため、日本が国内手続きを前進させることが重要だ」と繰り返し語っているのも、このためだ。^^;

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 もし日本が早く承認できていれば、また流れも違ったかも知れないのだが。オバマ政権は既にレームダック状態にはいってるし。議員たちは大統領&議会選挙で忙しいだけに、ここは日本が頑張って、お手柄を立てたいところ。(++)

 菅官房長官のスピーチに力がはいるのもムリはあるまい。^^; 

『菅官房長官は3日、東京都内で開かれた会合で、環太平洋経済連携協定(TPP)について、「保護主義に非常に危機感を持っている。TPPをなんとしても日本主導で仕上げていかないと世界が間違った方向に行ってしまう」と述べた。TPP承認案・関連法案を今国会で成立させる必要性を改めて強調したものだ。(読売新聞16年11月3日)』

<日本主導で仕上げないと、世界が間違った方向に行っちゃうんだって。^^; 安倍&菅主導(手動?)で国政運営されてるので、日本が間違った方向に行ってるんだけど。(>_<)>

* * * * *  

 ちなみに、この日、菅氏はこんなことも言っていたのだが。それは詭弁だろう。(-"-)

『菅氏は、「野党は『対米追従だ』とよく言うが、今回だけは、『(米国の)2人の大統領候補が反対しているのに、なんで急ぐんだ』と全く逆のことを言っている」とも語り、民進党などの姿勢を批判した。(読売新聞16年11月3日)』

 安倍首相が「追従」しようとしているのは、次期候補の2人ではなく、まだ1月半ばまでは任期があるオバマ大統領なのだから。(++)<プーチンが来日するのも12月だしね。>

* * * * *

 オバマ政権下の米ホワイトハウスも、わざわざこのような報告書を出して、米議会の早期承認を促している。^_^;

『米政府が「対日輸出で中国より不利になる」と報告書 TPP成立せずRCEPが成立したら

【ワシントン=小雲規生】米ホワイトハウスは3日、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が成立せず、米国が加わっていない東アジア地域包括的経済連携(RCEP)が実現した場合、米国が日本市場への輸出で中国に対して不利になるとの報告書を発表した。TPP不成立のリスクを強調し、米議会にTPPの早期批准を促すことが狙い。

 報告書はTPPが成立しなければ約1200万人が働く36万社が日本市場への輸出拡大のチャンスを失うと試算した。そのうえで日中韓などによるRCEPが成立した場合は、中国製品にかかっている関税が現在より中央値で5・1ポイント下がる一方、米国製品への関税は下がらないと分析。この結果、約470万人が働く米国の約16万2千社が不利になるとしている。

 米通商代表部(USTR)のフロマン代表は3日の電話記者会見で大統領選からオバマ大統領の任期末までのレームダック期間中のTPP批准について「決してあきらめていない」とし、オバマ氏がTPP実現に向けた努力を続けていることを強調した。

 報告書は経済諮問委員会(CEA)がまとめた。交渉中のRCEPが実現すれば、すでに発効している日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の包括的経済連携協定と同じペースでの関税引き下げが中国にも適用されると想定している。(産経新聞16年11月4日)』 

* * * * *

 またケネディ米大使も日米財界人の会合で、日本がTPP承認することに大きな期待(圧力?)を寄せていたという。(・・)

『アメリカのケネディ駐日大使は3日、東京都内の日米財界人の会合であいさつし、日本政府が環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の今国会承認を目指す方針について「日本が承認準備をすることは大変意義深く、後に続く米国などの手本になる」と評価した。

 ケネディ氏は米国議会でのTPP承認について、「(11月の大統領選終了から来年1月の大統領任期切れまでの)『レームダック』期間中の最優先課題だ」と強調した。

 米大統領選では、民主党候補のクリントン氏と共和党候補のトランプ氏が共に「TPP反対」を表明しており、民進党などからは「急ぐ必要はない」との声も出ている。

 これに対し、政府は、オバマ政権のうちに米国内の承認手続きが終了する助けになるとして早期承認を目指している。ケネディ氏の発言は日本政府の方針に沿うもので、足踏みが続くTPPの国会審議の後押しにもなりそうだ。(毎日新聞16年11月3日)』

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 それにクリントン候補も、もともとはTPPに賛成の立場。同じ民主党のサンダース候補に勝つために、反対の立場に回ったものの、自分が大統領になる前に承認されることを願っているという話もある。^^;

『これまでに明らかになった交渉結果は、日本にとって不利な内容ばかりだ。「国益にかなう結果」なんて大嘘もいいところで、「必ず守る」と大見えを切ったコメ、牛・豚肉など「聖域5品目」さえ守れなかった。農産物のみならず、妥結にこぎ着けることを最優先して、保険や知的財産の分野に至るまで譲歩に次ぐ譲歩を重ねたのが、日本の交渉姿勢だったとされる。

■どこまでも国益を差し出す不埒

 日本にとって不利な条件だらけの条約批准に、安倍がシャカリキになる理由が分からないが、TPP問題に詳しい東大大学院教授(農政)の鈴木宣弘氏はこう指摘する。

「クリントン候補の『TPP反対』は大統領選向けのポーズで、本音では賛成なのです。ただ、大統領就任後の議会運営や支持率を考えると、できればオバマ政権のうちにTPPは決着してほしい。そうすれば、自分は責任を負わなくて済みますからね。
   
 安倍首相はオバマ大統領のレガシーづくりに協力し、クリントンにも喜んでもらおうと、忠実なポチになって批准を急いでいる。驚くべきことに、米議会を納得させるため、日本側の譲歩が水面下でさらに進んでいるのです。駐米公使が『条文の再交渉はできないが、日本が水面下で米国の要求をまだまだのんで、米議会でTPP賛成派が増えるようにすることは可能だ』と漏らしたという話も聞きました。米国のためのTPPに邁進し、どこまでも国益を差し出そうというのだから、呆れて言葉もありません」(日刊ゲンダイ「なぜTPP批准を急ぐのか 安倍ポチ首相の正体と危うさ」より 16年9月28日)』

<何かこの水面下の交渉も、本当にやっていそうで、こわいね。(@@)>
 
* * * * * 

 そして、日米財界人たちも、TPP協定の早期実現を盛り込んだ共同声明を発表して、懸命に後押し(圧力がけ?)をしている。^^;

『日米経済協議会の石原邦夫会長(東京海上日動火災保険相談役)は「経済界としてTPPの早期実現を求めることが、われわれの使命だ」と指摘。アジア太平洋地域の発展のため両国政府の早期承認が急がれると強調した。米製薬大手イーライリリーのレックライター会長も「国際的な経済秩序を形成する上で、TPPは成立させないといけない」と応じた。(毎日新聞16年11月3日)』
 
『日米の企業経営者が両国の政治経済情勢を話し合う日米財界人会議は4日、環太平洋連携協定(TPP)の早期批准を求める共同声明を採択し閉幕した。保護主義の風潮が広がっていることに懸念を表明し、日米経済界の結束を訴えた。
 日本側議長を務めた東京海上日動火災保険の石原邦夫相談役は記者会見で「TPPが重要局面を迎える中で活発な議論ができた。日米が先頭に立ってグローバリゼーションを進める必要性を確認した」と成果を強調した。米国側議長で大手製薬会社イーライリリーのレックライター会長も「TPPを支持し、立法プロセスへ継続的に働き掛けることで合意した」と語った。(東京新聞16年11月4日)』

* * * * *

 ちなみに経団連の榊原会長は、失言のため承認決議を遅らせた山本農水大臣に対してかなりお怒りのようで、こんな記事が出ていたのだが・・・。

『山本農林水産大臣がTPP承認案などの採決に関連して2度もの失言を繰り返したことについて、経団連の榊原会長は「猛省を求めたい」と厳しく指摘しました。「努力に水をかけるような失言があった。しかも、1度ならず2度もあったということで、大臣に対しては猛省を求めたい」(経団連 榊原定征会長)(TBS16年11月8日)』

 安倍首相は、公明党幹部や自民党の一部から、山本氏を辞任させるべきだと言われているものの(本人ももう辞めたい気分になっているとの話も)、今、辞めさせると、野党が所信表明や新大臣との審議を要求する可能性が大きいため、少なくとも衆院本会議が終わるまでは絶対に辞めさせないつもりであるとか。^_^; 

* * * * *

 このTPPも、突き詰めてみれば、結局は(毎度ながら?)安倍首相&超保守仲間の「中国に軍事的にも経済的にも勝ちたい」という思いから参加することになったのだが。財界や一部の富裕層、有能者を除いて、おそらく9割以上の日米の一般国民には様々な損失や犠牲を強いることになるわけで・・・。(米国の一般国民にもプラスにはならないかも。)
 もはや、ため息をつくしかないmewなのだった。_(_^_)_ 

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by mew-run7 | 2016-11-08 13:40 | (再び)安倍政権について

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