輸入牛問題+お手軽な金儲け&拝金主義に子供を巻き込む国はアブナイ!
2006年 01月 22日
ジョハンズ米農務長官は、輸入牛に脊柱が混入していた件に関して、「問題のあった
肉は生後4ヶ月半の牛のものであり、検査官が日本に輸出する牛肉は全て脊柱を除去
すべきことを認識していなかったことが原因だ」と説明した。
ちなみにここでいう検査官とは、全米食肉検査官(公務員)である。
アメリカ国内で消費したり他国に輸出する牛肉の場合は、一般に生後30ヶ月未満の
牛は脊柱の除去義務がないのだという。だが、日本の場合は(1)20ヶ月未満の牛に
限り、(2)全ての牛の特定危険部位(脳、脊柱)の除去を要求し、アメリカもその
条件に合意したことから輸入再開が決められたという経緯がある。しかし、公務員たる
検査官にその条件をきちんと認識させていなかったとしたら、それは米国政府の過失&
約束違反と言われても仕方あるまい。
<ちなみに20ヶ月未満の牛はBSE感染の疑いがないということではなく、脳や脊柱
も安全ではない。ただ、検査しても感染の有無が判断しにくいので、海外では検査して
おらず、また脊柱は脳よりは危険性が低いことから除去義務を課していないのだという>
日米間の合意内容では、違反があった場合、当該施設の牛肉は輸入停止し、米国側でも
罰すると。そして違反が繰り返された場合は、米国産牛肉全体の輸入を停止することに
なっているらしい。
だが、今回の件は、特定の施設で作業員がたまたまミスを犯してしまい脊柱が混入して
しまったというようなケースとは同視できまい。これは、明らかに米国政府の管理責任の
問題であり、日本はその点をきちんと指摘して、きちんとした解決策が講じられるまでは
施設単位ではなく、全面的に輸入を停止すべきであると考える。
私自身は米国産牛肉が輸入されなくとも困らないし、むしろ安心して牛肉が食べられる
ので有難いのであるが。飲食業や食品業界では、これ以上、米国産牛肉の輸入が停止され
ると死活問題になるところもあるときく。そうであるなら、それこそ「民にできることは
民に」で、業界で協力し、現地で食肉加工工場の共同運営、管理(現地の工場と提携して
もよい)を自分たちで行なうなどの施策をとり、国民に安全な牛肉を提供する努力をすべ
きなのではないかと考える。
現状のように無責任な米国&日本政府に任せたままでは、国民の米輸入牛への不信感は
なかなかぬぐいされないだろうと思われるからだ。
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☆ お手軽な金儲け&拝金主義に子供を巻き込む国はアブナイ!
<人生ゲームM&A・LDバージョン、株式投資をする中高生 →これは実在する>
昨年早春には、堀江ライブドアのニッポン放送&フジTV買収話に端を発して、マスコミ
&世間一般でM&Aの手法やその防衛策が大きな話題となった。<秋には三木谷楽天による
TBS買収騒動もあったっけ?>
それに目をつけたのか、秋にタカラ社が何と「人生ゲームM&A」を発売。(http://www.
takaratoys.co.jp/jinsei/)そして、さらにスペシャル編として、ライブドア・バージョン
まで発売された。(http://depart.livedoor.com/special/feature_content&id=9775.html)
こういうゲームを作ること自体、子供向けのゲームやオモチャを作る企業としてもモラル
を疑ってしまうのであるが。
さらに唖然とさせられたのは、ライブドア社内で開かれた「人生ゲームM&A、LDバー
ジョンの親子大会」の様子をTVで見た時だった。
父親 「次は何を買う?」 子供「ネット銀行」 父親「いいね~」
小学生になるかならないかの息子とこんな会話を交わしながら、ゲームに興じる父親の
たちの姿に、嘆かわしささえ感じた私であった。
リポーター「お金持ちになりたい?」 子供「うん!」 父親「大きくなったら堀江
さんみたいになれるといいんですけどね~。」・・・ (--)
<今頃になって、「やっぱりああいうのはダメ」とか言っても遅いかもよ。>
昨年は、村上ファンドも、特に阪神電鉄株の大量取得&球団株式会社案で話題になった。
ワイドショー等では、しばしば村上氏が小学生の時に親から100万円を渡されて株式
投資を始め、高校生の時には1000万円以上に増やしていたという話を扱っていた。
それが村上氏だけの特殊な話であるなら「まあ、そういう人もいるのか」で済むが、
TVのニュースでは、実際にネット証券で株式投資をしている中高生を紹介していた。
驚いたことに、ネット証券会社の中には、親の承諾があれば18歳以下でも口座を
作って取引を行なえるところがあるのだという。(確かライブドア証券は高校生もOK
だった。http://www.trade-sp.com/)
机の上の棚には、会社四季報が。帰宅して早速PCを立ち上げ、株価を確認する子供。
父親は「株式投資を通じて、社会や経済の仕組みを学んで欲しい」と言うが、思わず
「中高生の間には、もっと学ぶべきことはたくさんあるあるだろ~~~!」とツッコミ
を入れたくなったことは言うまでもない。
子供の頃から、こんな手軽にお金を稼ぐ方法を教えていては、ろくなことはあるまい。
私はこれらを見ていて、マジに日本の将来はアブナイ、と憂いてしまった次第である。
<つづく> THANKS
同じようにやっても稼げないのが現実。
本当にその分野で稼いでいる人達は、通常では考えられない努力をしている。
「手軽に」という謳い文句でその分野に安易に参入する人も悪い。そして実際に体験してみて、気がついたらスッテンテン。
させる方は、それが商売なんだから、あらゆる手を使ってカモの集客に走る。
だから、俺のブログでは、やるなら最低限の下準備(勉強)をしてから始めましょうと何度も書いている。(ブログ名は出さないでね)
パチンコだってそう。
勝ってるのは一部の人間だけ。
その人達の勝つための努力は並大抵のものではない。
負けている人は、安易に空いている台に座ってるでしょ。
だから、パチンコ屋さんは潤うの。
続く
商品が良くても売れないものは売れない。
売るための努力が足りないだけ。
1枚380円のアジの干物、1枚100円のアジの干物。
原材料も大きさも一緒、味付けは100円の方が数段上。
でも、売れているのは380円の方。
380円で売るにはどうやったら売れるのか、毎日深夜まで会議をやってるし、営業に飛び回ってる。
100円の方は、「景気悪いね~、人がいないんだから売れるわけがない」なぁ~んて言っちゃう始末。
380円の方を買う人の感覚は俺には分からんが・・・
モノには適正価格というものがあるし・・・
続く
2、自分達が生活出来れる分だけ利益が出ればいいと考える経営者。
3、モノが売れないのは景気のせいにする経営者。
いろんな考えの人達がいるけど、俺は(2)だね。
本業が落ち着いて時間が取れるので、ちょいと長文になっちゃったね。
ここを見に来る方、もっともっともっとコメントしてちょ。
勉強になるから。
全くその通りですね、もっと人間として生きていくことの意味を勉強して欲しいと思います。
ちなみにホリエモンは、東大卒かもしれないが子供がそのまま精神的に成長しないまま大人になったようですね。っていうかまだ子供のままなのかも・・。そんな輩が増殖しているような気がします。
そうなんですよ。私もそれを言いたいのです。
そもそもホリエモンだって村上氏だって、その方面の能力・素養がある+人の何倍もの研究、努力をしているわけで、簡単に稼いでいるわけではないのですよね。
子供にそういう勘違いをさせたくないのだけど、大人でもそれがわかっていない人がいるみたいなのが困るです。
あじ・・・チョット高い方がいいものかと思っちゃう人がいるんですよね。
100円は粗悪品、500円は高すぎのイメージ? 380円はうまい価格のつけ方なのかも知れないです。
ちなみに私も(2)かな? あと努力不足を知りつつ、(3)みたいなことを言って、ダラダラしたがるとこもあるかもですぅ。^^;
やはり大人が悪いですよね。子供にとって、何が大事か考えていない人が多すぎますもの。
社会のルールとかマナーとかコミュニケーションの仕方とか(ついでに読み書き計算のような基礎学力も)放っておいても自然に身につくと思ったら大間違いなのに。
ちなみにホリエモンは東大中退です。彼は東大に合格&入学することに意義があると考えていたようです。
ホリエモンも最近の困った大人もそうですけど、彼らはたぶん子供の頃から自己実現ができていないのかも知れないですね。
常に何か満たされない気持ちがあるのかも知れないと思うことがあります。ホリエモンは、もう少し賢いかと思ったけど、「う~ん」でしたね。
何事も、地道な努力の積み重ねが基本にある、ということが、最近言われなくなって来た気がします。
棚からボタ餅、一発大逆転的な発送が良しとされる風潮が気になります。
特に、日本は地味な努力をコツコツと積み上げることでここまで来た国であると言っても過言ではないと思います。みずからそれを捨て去るような教育にはアブナさを感じます。
マネーゲームは売り買いする「モノ」がなければ成り立ちません。すべてがマネーゲームになっては世の中が成り立ちません。日本はそういう方向を目指すべきではない、と強く思います。
こちらこそいつもお世話になっております。m(__)m
いつの間にか、まじめな人は「つまらない」と言われ、「地道な努力を重ねて、何になるの?」という感じの世の中になってしまいました。
お金という尺度で物事をはかると、そうなってしまうのかも知れません。
コツコツやっても、たかが知れてる。才能や運があるやつ、うまくやるやつは、あっという間に何倍もの金を手にできる・・・。そんな感じがあるのかも知れません。
でも、そう思う子供や若者が増えたのは、過程や社会全体でそういう教育や風潮を与えてしまったからなのかな~と。
これを変えて行くには、十年単位の時間がかかるでしょうけれど、早く社会全体が姿勢を変えて行かないと、アメリカ型の社会になって行くだけなのではないかと懸念してしまいます。
敢えてそういう話題には触れるべきではなわないのに。
あのときとまた同じで自分達には責任ないと。
だからマスコミは信じられないのです。
結局広告主あってなんぼですから。
逆に言えば、もっと国民やスポンサーがしっかりとマスコミをウォッチして
必要あらば苦言を呈して行くことも大事かも知れませんね。
彼らは視聴率や発行部数が減ったり、広告が減ればやっていけない
のですから。
国民はスポンサー側にも、どんどんアピールして行くといいのかも
知れません。