民進党の前原代表が、早くもよれよれ、ぶれぶれ状態になっている。(@@)
前原代表は、自分のグループの秘蔵っ子・山尾志桜里氏を幹事長に抜擢しようと考えたのだけど。党内からは、まだ衆院2期の経験しかない山尾氏を党TOPの幹事長に起用することに、疑問や批判の声が続出。
それでも前原氏は、この人事を強行突破しようとしていたらしいのだが。人事を発表する前日に(党の内外どちらからのリークかはわからないが)、山尾氏が男性弁護士とW不倫しているという情報(文春砲)が流れたことから、結局、前原氏は山尾氏を何の役職にもつけなかった。(~_~;)
山尾氏は6日に会見を行ない、「男性弁護士は、国会対策などのブレーンであり、男女関係にはない」「(一緒に宿泊したとされた)ホテルもひとりで泊まった」と説明。しかし、民進党や前原代表に迷惑をかけたとして、離党の意思を表明した。(-"-) <尚、山尾氏は、この会見では原稿を読み上げただけで、記者の質問には答えなかった。>
前原代表や党執行部は、ともかく一日も早く、この嵐の船出&党の混乱から抜け出したかったのだろう。どうやら山尾氏を引き止めなかった人はほとんどいなかったようで(むしろ党内には「議員辞職せよ」の声まで出てたりして)、「本人の意思を尊重したい」として離党届を受理した。^^;
<どうも山尾氏の選挙区(愛知7区)には、他の公認候補を立てずに空けておくという話が出ている様子。ってことは、執行部の方から、「とりあえず混乱がおさまるまで、少し党を離れて待っていてくれ」と提案したのかも。^^;>
ただ、山尾氏が離党に関しては、世間や党内外でも様々な意見が飛び交っているようだ。(・・)
<ちなみに、mewは、2人が仮に男女関係になくても、国会議員(公人)であることを考えると、相手の家やホテルで朝方まで2人きりでお仕事(?)するのは軽率だったかな~と考えている。(`´)
ただ、果たして山尾氏が離党する必要があったのか、疑問に思う部分が大きい。本人が男女関係を認めていないなら尚更だろう。(++)(大先輩の細川豪志氏だって離党してないし。最近だと自民党の今井恵理子氏も離党しないみたいだし。^^;)
もし本人にその気があるなら、きちんと説明する場を設けて、国民や党の理解を得た上で、是非、民進党にカムバックして、その優れた発信力、攻撃能力を発揮して欲しいと思う。(本当に強い人・強い女性になるには、攻撃力と同じぐらい防御力も身につけておかないとね。(++)>
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案の定、この山尾氏の不倫スキャンダルは、TVのワイド・ショーの餌食にされており、前原民進党は、さらにつらく痛~い船出を味わっているのだが・・・。
今度は、民進党の中から「山尾氏への対応に不満だ」とかで、数人が離党の準備を進めているという話が出て来た。(・o・) <同期&前後の若手は、山尾氏への対応を冷たく感じたようだが。山尾氏への対応が離党のメインの要因ではないだろう。^^;>
離党候補の顔ぶれを見てみると、元・細野Gを中心に保守系若手議員がゴチャゴチャ言い始めてるようだ。(・・)
そもそも細野Gの議員の多くは、いずれ細野氏が作った新党に移るのは目に見えていたし。<細野氏は自分が先頭に立って集団離党したと思われるのはイヤなので、先にひとりで出る形をとった(&前原氏に投票する議員を残して行った)のだから。
前原氏が代表になった場合は、思い切って保守化路線の方にぐ~んと舵を切ることを期待していた若手が少なからずいたと思うのだが。前原氏が党内融和を目指して、やたらにリベラル派に配慮した人事や発言をするのを見て、ガ~ッカリさせられた人が結構いるかもな~と思ったりもする。(@@)
このような動きに対して、何と前原代表は、離党者の選挙区には刺客を立てる意向であることを表明。代表選の最中は、細野新党とも連携、選挙協力を行なうかのような発言をしていたのであるが。<枝野氏は、ちゃんと刺客を立てると言ってたんけどね。>
前原氏の姿勢は、どんどんぶれているように見える。<まあ、もともと「言うだけ番長」だからね~。(~_~;)>
『民進党の前原代表は山梨県笛吹市で記者会見し「離党をほのめかしている人がいるのは認識している。党の方向性を変えたいなら、党の中で発言してもらいたいし、私と直接、話をしたいということなら、喜んで話をしたい」と述べました。
そのうえで、前原氏は「『考え方が違うから離党する』というのであれば、目指す社会像の実現のために対立候補を立てるのが党の正統性を維持していくために大事だ。国民に選択肢を示す意味でも、その姿勢はしっかりと貫きたい」と述べ、党の方針と考え方が異なるとして離党した場合には、選挙区で対立候補の擁立を検討する考えを示しました。(NHK17年9月9日)』
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山尾氏離党の話から集団離党の件まで、関連記事を・・・。
『不倫疑惑で山尾氏離党 執行部が“議員辞職だ"と大騒ぎの愚
既婚男性との「ダブル不倫」疑惑を週刊文春に報じられた民進党の山尾志桜里衆院議員(43)が、7日離党届を提出した。会見で疑惑について、「男女の関係はありません」と否定したものの、「誤解を生じさせる行動でさまざまな方々に迷惑をかけた」「臨時国会の場に混乱を持ち込むことは党にさらなる迷惑をかける」として、離党を決めたという。
それにしても、である。7日の民進党の迷走はひどかった。
まず午前、前原代表が報道陣に囲まれると、「本人から話を聞きたい」と発言。その最中に、党内からは「離党」どころか「議員辞職」を求める声が上がる。午後になると、執行部の一部が山尾氏に議員辞職を促したという一報まで流れた。夕方になって、大島幹事長に対応が一任され、夜、山尾氏と大島幹事長が会い、離党届提出となったのだった。
不倫は問題だとしても個人的なことであり、政治資金疑惑などとは違う。所属議員の不倫報道が続いた自民党は、毎度「出処進退は議員自身が決めること」としてきた。その結果、“ゲス不倫”の宮崎謙介前衆院議員こそ同僚議員の妻に促されたらしく議員辞職したが、“重婚ストーカー不倫”の中川俊直衆院議員は離党、“略奪不倫”の今井絵理子参院議員に至っては離党すらしていない。
それなのに民進党は、党役員でもない一議員の個人的な問題に党が前面に出てきて、「議員辞職だ」とワーワー言って騒ぎを大きくしているのだからどうしようもない。
■溺れる人を蹴飛ばす“悪しき文化”
政治ジャーナリストの角谷浩一氏もこう言う。
「山尾さんが幹事長に就任していたら党として一大事ですけど、未然に防いだわけですから、ここまで大騒ぎする話じゃないでしょう。突き放して、『議員の出処進退は本人が決めること』とすればいいのに、どうして全体で抱えようとするのか。兵隊が勝手なことを言い出し、溺れる人を蹴飛ばすのは民進党の悪しき“文化”です。幹事長人事でもそうでしたが、選挙で選ばれた代表が決めたことでも、『俺は気に入らない』と文句を言う。組織政党としてお粗末です」
今月15日までに山尾氏が議員辞職したら、来月22日の補選になる。「自民党は補選が増えるのを避けるため、『ハゲーー!』の豊田真由子議員を辞職させないのに、後先考えずに辞職を叫ぶ民進党ってホント、おめでたいですね」(自民党中堅議員)という皮肉も。
やっぱり、もう解党しかないか。(日刊ゲンダイ17年9月8日)』
『民進の5人、来週にも離党 細野・若狭氏と連携か
民進党の衆院議員5人が来週にも離党する方向で調整していることが8日、わかった。複数の同党関係者によると、このうち3人は8月に離党した細野豪志元環境相が率いていた「自誓会」のメンバー。細野氏とともに年内の新党結成を視野に入れ、小池百合子都知事に近い若狭勝衆院議員率いる「日本ファーストの会」との連携などを模索するとみられる。
自誓会メンバーは、笠浩史(52)=神奈川9区、当選5回▽後藤祐一(48)=同16区、3回▽鈴木義弘(54)=比例北関東、2回=の3氏。残りの2人は、岸本周平(61)=和歌山1区、3回▽福島伸享(47)=比例北関東、2回=の各氏。
5人は、1日の民進党代表選で白票を投じたとみられており、前原誠司代表の下でも党勢回復は困難と判断したもようだ。
岸本氏は5日、和歌山市内で開かれた連合和歌山の会合で「(民進党は)解党による出直しが行われなければ離党する」と明言していた。
別の議員の一人は産経新聞の取材に対し、離党を検討していることは認めたものの「意向はまだ固めていない」と語った。
民進党は、今年4月に長島昭久元防衛副大臣が離党届を提出し、除籍処分となったほか、7月の東京都議選で惨敗してから細野氏ら4人が相次いで離党届を提出した。
細野氏は離党を受理されたが、他の3人は除籍処分となった。(産経新聞17年9月9日)』
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『民進、離党議員に「刺客」 前原代表、厳正対処へ軌道修正
民進党の前原誠司代表が、同党を離党して公認候補が不在となった衆院選挙区に対抗馬を擁立する方針を党所属議員に伝えていたことが9日、分かった。前原氏は離党者らとの将来的な連携も視野に「刺客」擁立に慎重だったが、新たに5人の衆院議員が離党する方向となり「離党ドミノ」を避ける狙いがある。
党関係者によると、民進党議員が1日の代表選後に離党者の扱いを問い合わせたところ、前原氏は「離党者の選挙区には女性を中心とした対抗馬を徹底的に立てる」と答えたという。
前原氏は9日、山梨県笛吹市で記者団に「離党者のところにもあまねく候補者を立てる。そうでないと党員らに顔向けできない」と語った。離党を検討中の議員と個別に協議しているとも述べた。
不倫疑惑で離党した山尾志桜里衆院議員については「目指すべき社会像は一致している」として刺客擁立を見送る意向を示した。
前原氏は代表選で、刺客擁立について「総合的に勘案すべきだ」と慎重だった。
しかし党内では、8月に離党した細野豪志元環境相が率いた「自誓会」の笠浩史(52)=神奈川9区、後藤祐一(48)=同16区、鈴木義弘(54)=比例北関東=の3氏と、岸本周平(61)=和歌山1区、福島伸享(47)=比例北関東=両氏の衆院議員計5人が近く離党する方向で調整している。
前原氏は甘い態度では離党ドミノが止まらないと判断し、厳しく対処する方針へ軌道修正した。(産経新聞17年9月10日)』
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それにしても、当初は、もし枝野氏が代表になった場合は、保守系議員が集団離党すると言われていたのに・・・。
まさか前原氏が代表になっても、保守系の議員に集団離党されてしまうことになるとはね~。(・o・)
ただ、ホンネを言えば、自己保身ばかり考えている身勝手な保守系議員は、どんどん民進党から出て行って欲しいと思うし。喜んで、見送ってあげるよ~と言いたいmewなのだった。(^^)/~~~
THANKS