4日、米韓が過去最大の共同軍事演習を開始した。北朝鮮は「朝鮮半島の平和と安定を破壊して核戦争の危機を高める容認できない犯罪的な妄動」であるなどとして反発を強めている。(-_-;)
同じ4日には、日本の航空自衛隊も米軍の最新鋭のステルス戦闘機F35などと、戦闘機同士の戦闘訓練を実施したとのこと。
もはや完全に戦闘準備体制にはいっている。 (・o・)
そんな中、「敵基地攻撃」もOKにしようと考えている安倍内閣が、そのためのミサイルの導入を決めたとの報道が。(@@)
安倍首相は、「専守防衛」の概念もねじ曲げて、日本を実質的に「先制攻撃」できる国、「戦争を仕掛けられる」国に変えてしまおうとしているのである。<しかも、憲法改正のステップを踏まずして、「集団的自衛権の行使」の時と同様、憲法の解釈を勝手に変えることで、実質的な9条の改憲を行なおうとしているのだ。^^;>
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20年ぐらい前なら確実に、10年ぐらい前でももうチョットは、野党の議員や国民、メディアがこの安倍内閣のアブナイ動きに反発や警戒を示す言動をしたと思うのだが。
保守系議員が増えている野党は、一部を除いてスル~の状態。メディアも淡々とそれなりに事実を報道するだけだし。国民も北朝鮮に対する不安が大きいこともあってか(&具体的な軍事関係の報道には関心がない、知らない)、こちらもほとんど問題を感じていない様子。
それどころか、安倍内閣の支持率が、11月にはいってから不支持率を上回るようになっている
とのことで。<モリカケ問題の説明は十分でない、疑惑が残っていると思う人が7~8割いるのに。>
これじゃあ、安倍首相は、今後も好き勝手なことをやっても大丈夫だと思うだろうし。北朝鮮の脅威を煽っておけば、国民はさしたる抵抗はせず、黙って自分たちのやることに従うと思ってしまうことだろう。_(。。)_
ただ、先日も書いたように、北朝鮮の漁船が次々と東北から北海道の日本海沿岸部に漂着。しかも、北海道の無人島(灯台その他の設備や住居はあり)に漂着した人々が、同島にある建物に勝手にはいり込んで、ソーラーパネル、電化製品や日常用品を盗んでいたという報道も出ていたりして、ますます日本の国民の不安が増大しそうな感じもある。(~_~;)
以前から書いているように、もし北朝鮮が攻撃されたり、金体制がクーデターなどで崩壊したりするなどの有事があれば、北朝鮮から10万人以上の難民が押し寄せることが想定されている。(@@)
しかも、その中には、一般国民だけでなく、日本に反感を持つスパイや兵士なども混在しているおそれがあるし。また一般国民が、食料や衣類などを求めて家屋や店舗にはいり込んだり、色々なトラブルを起こしたりするおそれがある。(-_-)
麻生副総理もアブナイ語り口で警告しているように、政府はもちろん、自衛隊も海保もそのことはわかっているはずなのだけど。
この1ヶ月、漁船(&謎の船?)の漂着への対応だけでオタオタしているようでは、「マジで先が思いやられるな~」とぼやいているmewなのだった。(~_~;)
『米韓合同演習に北非難“核戦争危機高める"
北朝鮮が先週、新型の大陸間弾道ミサイルを発射し、緊張が高まる中、アメリカ軍と韓国軍は4日から、戦闘機などによる定例の合同演習を始めた。過去最大の規模で行われる演習に、北朝鮮は反発を強めている。
韓国軍によると、演習にはアメリカ軍の最新鋭のステルス戦闘機F22やF35など、航空機約230機が参加し、8日まで行われる。
演習の規模は過去最大で、B1戦略爆撃機も参加するほか、弾道ミサイルの移動式発射台を攻撃する訓練も予定。米韓の圧倒的な軍事力を誇示することで、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮をけん制する狙いがある。
一方、北朝鮮は演習の開始前から連日、反発する声明などを出していて、4日付の朝鮮労働党の機関紙、労働新聞は論説で演習について、「朝鮮半島の平和と安定を破壊して核戦争の危機を高める容認できない犯罪的な妄動」と非難している。(NNN17年12月4日)』
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『日米が共同軍事訓練 北への圧力強める狙い
航空自衛隊は4日、アメリカ軍の最新鋭のステルス戦闘機と共同訓練を行った。
防衛省によると、航空自衛隊のF2戦闘機など戦闘機4機は4日、沖縄県の嘉手納基地に配備されているアメリカ軍の最新鋭ステルス戦闘機「F35」2機を含む戦闘機4機と、日本海および沖縄周辺の空域で戦闘機同士の戦闘訓練を実施した。
防衛省幹部によると、米韓両軍の合同演習に合わせて日米の共同訓練を実施することで、北朝鮮に対する圧力をさらに強める狙いがある。(NNN17年12月4日)』
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国連事務次長が、今日5日から北朝鮮を訪問するようなのだが。米国と北朝鮮が戦争をする危険性が大きくなりつつあるとの感触が強まっているからだと思われる。
『国連事務次長、異例の訪朝へ 5日から4日間
【AFP=時事】(更新)北朝鮮の核・弾道ミサイル開発を巡る緊張が高まる中、国連(UN)のジェフリー・フェルトマン(Jeffrey Feltman)政務担当事務次長が今週、北朝鮮を訪問し、同国の当局者と協議を行うことが分かった。国連報道官が4日、明らかにした。
国連のステファン・デュジャリック(Stephane Dujarric)報道官によると、フェルトマン事務次長は5日から8日まで北朝鮮を訪問し、「双方の利益と懸念に関する問題」について同国側と協議する。また、同地域滞在中に中国も訪問する予定という。
金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長との会談が行われるかは不明。デュジャリック報道官は、フェルトマン事務次長の訪朝は9月の国連総会で北朝鮮側が提案したものだとしている。【翻訳編集】 AFPBB News(時事通信17年12月4日)』
そんな中、安倍内閣は、敵基地攻撃ができるミサイル購入の方針を決めたという。(@@)
『「敵基地攻撃能力も」ミサイル購入方針
(前略)日本政府が、敵基地攻撃も可能なミサイルを、初めて保有する方針を固め、購入に必要な経費を、2018年度予算案に計上することが、FNNの取材で明らかとなった。
将来的に保有する方針のミサイルの中で注目されるのは、航空機から地上の目標へ発射される、空対地ミサイル「JASSM-ER」。
このミサイルの最大射程は、およそ1,000kmで、これは新潟から北朝鮮本土まで届く距離。
フジテレビ・能勢伸之解説委員は「こういう長距離の巡航ミサイルを検討するということ自体、本当に北朝鮮をにらんでとしか言いようがない」と話した。
JASSM-ERが導入されると、たとえば敵のレーダーが届かない日本海中部から、敵の基地への直接攻撃も可能となる。
日本政府はこれまで、相手から攻撃を受けたときに、最小限度の防衛力を行使することができるという、専守防衛との兼ね合いで、敵基地攻撃能力の保有は控えてきた。
しかし、小野寺政調会長代理(当時)は2017年3月、「(2発目、3発目を)撃ってくる策源地に対して、反撃をして、そこを無力化することが、ミサイル防衛では大変重要なことではないか」と述べていた。
北朝鮮による複数のミサイル同時発射への対処として、敵基地攻撃能力の保有が必要との考えが浮上。現状では、日本の「F-15」戦闘機などには搭載できず、機体の補強やシステムの改修などが必要だが、反撃能力の保有となれば、憲法違反との野党からの批判や、中国の反発も予想され、今後、論議を呼ぶとみられる。(FNN17年12月4日)』
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ただ、北朝鮮から漂着する漁船+αが急増している上、日本の建物内のものを持ち出していた(盗んでいた?)船が見つかったなどのニュースが出ると、日本の国民の不安がどんどん大きくなりそうだ。(~_~;)
『【報ステ】続々と木造船が漂着 松前小島で窃盗被害
北朝鮮の木造船が北海道沖で見つかって1週間が経ち、4日も警察や海上保安庁による立ち入り検査が行われた。これまでの調べで、木造船の乗組員らが無人島の松前小島に上陸したことがわかっていて、この島の漁業施設からテレビなどの家電製品やバイクなどが盗まれていたことがわかった。
警察関係者は「食べ物もない彼らが、なぜ、家電やバイクを盗んだのか。物々交換なのか、本国で売るためなのか調べないといけない」と話す。船内にはまきストーブがあり、乗組員は「暖は取れているので寒くない」と話しているという。さらに「日本の港には行きたくない。帰りたい」と話している。
木造船は続々と漂着していて、4日も新潟県、青森県、秋田県、山形県で計7件あり、山形県鶴岡市では3人の遺体が見つかっている。(ANN17年12月4日)』
でも、これも最初にも書いたように、mewは、このような問題を避けるためにも、北朝鮮との戦闘をすべきではないと思うわけで。
まともな野党やメディアは、北朝鮮の船の漂着に関する報道をする際に、もし戦闘は起きたら難民の問題が発生するおそれがあることも、きちんと国民に伝えて欲しいと思う。(**)
また、日本の国民もこのままぼ~っと見ているだけだと、近い将来、日本が戦争に巻き込まれるかも知れないと。しかも、安倍首相のことだから、何かこじつけの大義名分を作って、積極的に参戦するかも知れないということを、そろそろ認識して、反発や警戒を示すべきのではないかと思う
mewなのだった。(@@)
THANKS