キーボードの不調が続く今日この頃。 (ノ_-。) <設定が変わっちゃったっぽい。そのうち直す。>
今回は加計学園の問題に関するニュースを・・・。
今週7日、参院文教科学、内閣両委員会で加計学園の問題に関する連合審査が行なわれた。(・・)
野党側は、加計学園が獣医学部の新設に当たり「既存の大学では対応困難」などとする政府の4条件を満たしているかただしたのだが。政府側は、条件をクリアしたとする具体的な根拠を示せず。4条件に関する議論さえ、まともに行なわれていなかったという。 (・o・)
『文科省の担当者は会議の席で、委員らに何度も「この場は四条件を審査する場ではない」「四条件と切り離して審議してほしい」と伝えたという。(東京12.08)』
また、以前にも少し触れたのだが。加計学園の獣医学部新設を認可した審議会の委員は、文科省から早く認可を決めるように、圧力をかけられたと言っている。
『「延ばし延ばしにしていると(学園側から)訴えられたら勝てない」と告げたという。この委員は「絶対に認可しろという圧力を感じた部分もあった」(東京12.08)』
というわけで、今回は加計学園の獣医学部新設認可に関する4条件クリアと訴訟圧力に関する問題についての報道記事と東京新聞の特集記事を!(**)
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『政府、4条件クリア、根拠示さず=加計獣医学部新設で-参院連合審査
参院文教科学、内閣両委員会は7日、学校法人「加計学園」の国家戦略特区による獣医学部新設に関する連合審査を行った。野党は、学部新設に当たり「既存の大学では対応困難」などとする政府の4条件を満たしているかただした。特区担当の梶山弘志地方創生担当相は「特区諮問会議で4項目それぞれの適合を含めて異論なく了承された」と述べるにとどめ、条件をクリアしたとする具体的な根拠を示さなかった。
共産党の田村智子氏は加計学園の構想が「既存大学で対応困難」と判断した理由をただした。林芳正文部科学相は「カリキュラムの抜本的見直しや教員の大幅な入れ替えが必要になり、既存の組織で対応することは一般的に困難だろうと解釈した」と述べるにとどめた。(時事通信17年12月7日)
『加計・獣医学部 新設4条件巡り野党が追及
加計学園の獣医学部新設の認可について、民進党の杉尾議員は、閣議決定されていた新設の4条件について、大学設置審議会でなぜ議論しなかったのか追及した。
追及に対して林文部科学相は、4条件を満たしているかどうかは、国家戦略特区に認定する段階で審査するものとの認識を改めて示した。
民進党・杉尾議員「4条件は、議論できないのかという複数の委員からの発言に対して、文科省の担当者が、ここは4条件を議論する場ではないと繰り返し説明した。最初から4条件が議論の対象になっていたら、この中身では絶対に通らない。こういうふうに、委員全体が思っていた」
林文科相「国家戦略特別区域計画に認定されたことを受けて、設置認可申請がなされているということでございます。設置審では基準等に適合しているかのようについて、審査をしておると」
また、杉尾議員は審議会で設置不可という結論が出た場合、加計学園側から委員に対して、訴訟を起こす可能性について言及があったと指摘した上で、「そのような環境で公正な審査が出来るのか」とただした。
これに対し、文科省側はどの大学の審査でも設置不可とした場合、「不利益を与えることになるので提訴される可能性を視野に置きながら審査した」と説明し、問題ないとの認識を示した。12/7(木) 15:54配信 日テレNEWS24
『加計設置審委員 認可「忸怩たる思い」
学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部の設置認可を巡り、文部科学省の大学設置・学校法人審議会の審査に関わった複数の委員が七日、本紙の取材に応じた。このうち一人は「認可された加計学園の計画でも国家戦略特区認定の条件を満たしているとは思わない」と語り、「忸怩(じくじ)たる思いだ」と苦渋の決断だったと明かした。 (井上圭子、中沢誠)
「今思えば反対意見を言えばよかったという反省はある」。委員は、七カ月に及んだ設置審の審査を苦々しい思いで振り返った。
委員を束ねる主査から「訴訟になった場合、こういう是正意見の付け方では勝てない」と告げられたのは、認可の是非の最終判断を下す十一月五日だったという。「委員の三分の一ぐらいは圧力と感じていたのではないか。自分も少し感じた。自分一人が反対しても否決されるものでもないし、抑えてしまった」と話す。
委員は、加計側が提出した当初計画について「学生数が膨大。実習時間が絶対的に足りない。獣医学の専門家が作ったとは思えない内容だった」と明かす。
政府は、特区認定に際し、「新たな分野の需要が明らか」「既存の大学・学部では対応困難」など四条件を設けた。政府は加計学園の計画を「四条件を満たしている」と主張している。
しかし、委員は「四条件とは程遠い内容。通常ならある程度練った案を申請してくるのに、(文科省は)加計学園のひどい未成熟な計画を設置審に丸投げしてきた」と証言する。特に委員が問題視したのは「既存の獣医師養成ではない構想が具体化」という条件だ。「病原微生物を扱うはずだったのが、どんどんハードルが下がって骨抜きになっていた。新しくも何でもない構想になった」と振り返る。
文科省の担当者は会議の席で、委員らに何度も「この場は四条件を審査する場ではない」「四条件と切り離して審議してほしい」と伝えたという。「私たち委員だって四条件で審査したら認可できるわけがないという認識だった」と語る。
設置審は認可答申に至るまで加計側に何度か計画改善を求めたが、委員は「認可できる状況に達するために何が足りないかを、設置審が加計側に手取り足取り教えてやったようなものだ。三回も改善を求めたのがその証拠だ」と説明する。
「特区選定の会議のメンバーに獣医学の専門家が誰一人いない中で特区が決まった」。委員は、政府内で進められた特区選定の妥当性にも疑義を示す。委員は「設置審にかかったことで認可に向かう道筋はできていた」と認可ありきの流れだったと証言する。
最後に委員はこう訴えた。「開学したあと、加計学園がどう運営していくのか、これからもチェックしていかなければならない」(東京新聞17年12月8日朝刊)』
『「加計審査で圧力」証言 座長に訴訟リスクあると言われた
学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部の設置認可を巡り、審査した文部科学省の大学設置・学校法人審議会(設置審)の複数の委員が七日、本紙の取材に「主査の委員(設置審の座長)から訴訟リスクがあると告げられ、圧力を感じた」と証言した。国家戦略特区認定の四条件を満たしていないとの考えも明らかにし、一人は「設置審にかかったことで認可への道筋は付いていた」とも述べた。 (井上圭子、中沢誠、清水祐樹)
本紙は主査に大学を通じて取材を申し込んだが、回答を得られなかった。文科省は「個別の委員の発言は明かせない」としている。「認可ありき」をうかがわせる証言が明るみに出たことで、認可判断の妥当性が揺らいでいる。
加計学園の獣医学部は、四月から設置審で認可の是非を審査。八月に判断保留となり、十一月に設置を「可」とする答申をした。
審査に関わった委員の一人によると、十一月五日の最終判断の会議で、主査が「もういろんな建物が建っている段階で(答申を)延ばし延ばしにしていると(学園側から)訴えられたら勝てない」と告げたという。この委員は「絶対に認可しろという圧力を感じた部分もあった」と打ち明けた。
訴訟リスク発言について、別の委員も「委員の三分の一ぐらいは圧力と感じていた」との見解を述べた。
答申後に文科省が公表した審査経過では、設置審は五月、学園の当初計画に対し、抜本的に改善しなければ新設を認めないとする「警告」まで出していた。特区認定の四条件の一つである獣医師の需要にも疑問を示していた。複数の委員によると、文科省側から会議の場で「この場は四条件を満たすかどうかを議論する場ではない」と繰り返し伝えられたという。
委員の一人は「四条件を審査したら成立するわけがないと委員全員が分かっていたのではないか」との見方を示し、「通常ならある程度練った案を申請するのに、(文科省は)加計学園のひどい未成熟な計画を丸投げしてきた」と打ち明けた。
この日の参院の文教科学、内閣両委員会の連合審査でも、民進党の杉尾秀哉氏が同様の委員証言を紹介し、認可判断に疑義を示した。林芳正文科相は「委員の発言は差し控える」と明言を避けた。
文科省は年度内に設置審の議事要旨を公表する予定。年明けの通常国会で、学部設置認可の判断が改めて議論になりそうだ。
<大学設置・学校法人審議会> 文部科学相の諮問機関。既存大学への新学部設置や新大学開校の際に合否の審査を担う。大学教授らがカリキュラムの妥当性、教員の質や人数、建物や研究設備が基準を満たしているかなどを審査。学部によって29の専門委員会のいずれかが審査に当たる。各専門委には10人前後の研究者が所属し、本年度の獣医学専門委は14人。教育内容などに不十分な点があれば、判定を「保留」とし改善を求める。答申を受けた文科相が認可を最終決定するが、判断が覆る例はほとんどない。(東京新聞17年12月7日朝刊)』
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8日で特別国会が実質的に閉会してしまった&最近、忖度メディアがあまりモリカケ問題を伝えなくなってしまったのだけど。国民の間では、まだまだモリカケに対する疑念は晴れていない様子。
ここで与党や一部のウヨやメディアにしつこいと言われて後ろに引いてしまっては、安倍官邸の思うツボゆえ、年末年始もめげずにアチコチでモリカケ問題を扱い続けて欲しいなと(ここでもやるし~)と思うmewなのだった。(@@)
THANKS