「格差反対はねたみ」by小泉 & 田原総一朗氏に脅迫? &社民党よ、何故?!
2006年 02月 03日
思っています。m(__)m 今日は怒りの時事ネタで・・・。>
☆小泉首相、「格差社会は悪くない」「成功ねたむ風潮は慎んでいかないと」?!
小泉純一郎首相は1日午後の参院予算委員会で、構造改革に伴う経済格差拡大への批判
が強まっていることに関し、「わたしは格差が出ることは悪いこととは思っていない」と
答弁した。その上で「ようやく今、光が見えてきた」と景気回復の成果を強調する一方、
「光が見え出すと影のことを言う(人がいる)。影に対し、どうやって手当てをしていく
かが大事だ」と述べ、経済的弱者にも配慮する姿勢を示した。自民党の市川一朗氏が
「改革一本やりでいいのか」とただしたのに対し、答えた。
一方、社民党の福島瑞穂氏は「貧困層が増えているという認識はあるか」と、社会構造
の現状認識をただしたのに対し、首相は「ますます増えているとの認識はない。どの時代
でも成功した人と成功しない人がいる」と述べた。
さらに、首相は「貧困層をなくす対策と同時に、成功をねたむ風潮や能力のある人を
引っ張る風潮は厳に慎んでいかないと、社会の発展はない」と答えた。
(時事通信) - 2月1日21時1分更新
共同通信が26、27日に実施した全国緊急電話世論調査によると、市場原理導入や
規制緩和など小泉内閣が推し進めてきた構造改革について「見直すべきだ」との声が
50・6%と過半数を占めた。また「勝ち組」「負け組」に象徴される経済的格差につい
て75・0%が「広がっている」と回答、「格差社会」の進行が浮き彫りになった。
近いうちに書くが、日本の格差社会は本当に広がっている。この21世紀の飽食の時代
に餓死をする者、医療費を払えず病死する者がいる。しかも、給食費や文具代などの就学
費が払えず援助を受けている児童が東京、大阪では4人に1人いるという。
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小泉首相はそのような事実を知っていて「格差が出るのは悪いことと思っていない」と
言っているのだろうか?
しかも「成功をねたむ風潮や能力のある人をねたむ風潮は厳に慎んでいかないと」って
どこからそういう発想が出て来るわけ? <マジに理解に苦しむ~。
何、何? 郵政民営化に反対した抵抗勢力は、全て既得権にこだわっている人だって
決め付けてたけど。今度は、日本の過度な新自由主義政策(構造改革等)に反対する人は、
「成功者や能力のある人をねたんで反対している」とでも思っているのだろうか?
誰かさんと違って、マジメに日本の国や社会全体のことを考えている人ほど、貧困層の
増加を懸念しているんだってば。それは成功する人はどんどんすればいいし、光を当てても
構わない。でも、成功できなかった人、様々な事情により生活に困窮している影の人のこと
こそ国が考えなければ、文明国ではないでしょう。それにもし格差社会が進めば、社会全体
が荒廃して来て、市民の平穏な生活も阻害されたり、却って成功者の脚だって引っ張ること
にもなり得ることぐらいわからないのかな~・・・って、わかるはずもないよな~。理解
不能と非常識がウリなんだしね。
<それとも成功者や能力のある人って、もしかして自分のこと? 今、あなたの足を引っ
張ろうとする人が増えているのは、あなたが類まれに理解不能&無能な首相だからよ!>
今までもしょ~もないと思った首相は何人もいたけど、こんなに国や国民全体のことを
考えてくれない首相はいただだろうか、と思ってしまう。
あ~、早く9月になって欲しい。早く自国の首相のわけのわからない発言を見聞する
ことのない日が訪れて欲しい。だがあと8ヶ月もある・・・。(-_-;) とても待ち切れ
そうにない私であった。
☆ 田原総一朗氏に脅迫か? 身辺警護がついている模様
テレビ朝日系の人気番組「朝まで生テレビ」や「サンデープロジェクト」の司会で知ら
れるジャーナリストの田原総一朗氏(71)が、何者かに脅され、警視庁の私服警官が
身辺警護していることが2日、分かった。田原氏本人は夕刊フジの取材に「ノーコメント」
とだけ回答。田原氏周辺では、ライブドア問題に絡む発言が原因ではないか-など憶測を
呼んでいる。
フリージャーナリストの山岡俊介氏が先日、ネット上の自身の情報サイトで、脅迫に
言及している。
〈田原氏はエイチ・エス証券副社長だった野口英昭氏の死について、暴力団関係者による
他殺説もあり得ると述べただけでなく、関西系広域暴力団武闘派の名前を挙げるか、そう
と特定できる発言をしたとされる。これに対し、激怒した同じ関西系広域暴力団とも親しい
某右翼団体の構成員が直接、田原氏を訪問して抗議の意思を表明した模様だ。この右翼団体
は武闘派として知られ、過去に襲撃事件も起こしている〉 <夕刊フジ2日抜粋>
<山岡氏のサイトはこちら。他の記事(ライブドア関係含む)も結構、面白い。
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2006/01/post_2422.html>
田原氏は先週の「朝ナマ」で、「週刊文春に書かれているのによれば」と引用するような
形で、野口氏の死亡やライブドア事件に暴力団が関与しているという疑いがあると話して
いた。彼は、TV以外にも講演会や公開トークなどを行なっているようなので、そのような
場で、さらに具体的な話をした可能性もある。
ふと92年に、暴力団の民事介入をテーマにした映画「ミンボーの女」を製作&公開した
伊丹十三監督が、自宅前で3人組の男に襲われ、刃物で顔などを切りつけられた事件を思い
出した。(後に広域暴力団の組員5人が逮捕される。)
以前にも書いたが、表現(言論)の自由は、基本的人権の中で最も重要なものなので
ある。それゆえ、それを国家権力や暴力で封じる行為は決して許容してはならないものだ
と強く思う。
マスコミ(特にTV媒体や一般新聞)は、ライブドア事件の闇の部分には触れにくい状態
にあるようで、表面をなでるだけで終わってしまっている。何だか妙な論調になっている
ところも少なくない。
近時、森田実氏のサイトで「日本の情報をコントロールし、日本の政治を動かす政治権力
の一種の親衛隊が組織されているという情報がある。「親衛隊」の構成は、官庁、巨大広告
企業、各種報道機関、大企業、大銀行、研究機関のメンバーと各種専門家などの約100名で、
ボスは現政権の某中心幹部なのだという。 http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/
マスコミ操作によって、国民をコントロールしたり欺たりするような国には、ろくな未来
は待っていないだろう。その分、私たち国民はより注意深くウォッチして、真実を見極める
ように努めて行かなければならないと思った次第である。
☆ 社民党、自衛隊違憲論を党宣言に採択
社民党は2日の常任幹事会で、党名変更後初の綱領的文書となる「社会民主党宣言」
の最終案に、自衛隊について「現状、明らかに違憲状態にある」と明記することを決めた。
94年の村山内閣当時、「憲法の枠内」と転換した基本姿勢を変更したものだが、福島
党首は2日の記者会見で「自衛隊の現状が自衛のための最小限度を大きく踏み越えている。
(違憲としていた94年以前への)先祖返りではない」と語った。
宣言案では「明らかに違憲状態にある自衛隊は縮小を図り、国境警備・災害救助・国際
協力などの任務別組織に改編・解消して非武装の日本を目指す」としている。
04年6月に福島氏が自衛隊を「違憲と言わざるを得ない」と記者会見で語るなど、
執行部は自衛隊の活動範囲の拡大などを理由に「違憲状態」と発言しており、今回初めて
党の政策に明文化した格好だ。
福島氏は2日の会見で、「周辺事態法の成立、有事法制の整備、海上自衛隊のインド洋
派遣、イラク多国籍軍への参加など、自衛隊の『状態』について憲法の枠内というわけには
いかない」と述べ、自衛隊の存在ではなく、現状を「違憲」と判断していると説明した。
<朝日新聞2日 抜粋>
共産党の志位和夫委員長は同日の記者会見で「私たちは自衛隊そのものに対して違憲の
存在だとずっと言ってきた。前向きの変化だ」と評価した。<共同通信2日 抜粋>
う~ん。言いたいことはわかる。そもそも自衛隊は、本当はどう見ても違憲の存在だ。
(小泉首相も前原代表も「条文をそのまま読んだら、違憲だととらえられてしまう。だか
ら憲法改正が必要だ」と言っていた。)
まあ、でもここは百歩譲って「国には自衛権があるので、専守防衛に徹し、必要最小
限度の範囲なら」ということで、社会党は94年に村山首相の下で自社さ政権を組んだ
際に、自衛隊を憲法の枠内の存在として認めたのだった。
9条と自衛隊に関してもいつか書きたいのだが(現在、勉強中)、現実的に考えて、
今さら解体できないであろうことを思うと、その存在を認めた上で、いかに憲法や法律
や国会&国民でコントロールして行くか、そこに視点を移して具体策を講じて行くのが
賢明なのではないかと思う部分が強い。
できれば、社民党も共産党もその方向で、主張や活動を繰り広げて欲しかった。
確かに、上述のような自衛隊の活動は、社会党が認めた憲法の枠内での存在&活動を
大きく逸脱していて「違憲状態だ」と言いたい気持ちはわかる。だが、ここで自衛隊
違憲論を持ち出すと、一般国民からは「また社共は現実的な政策を考えていない」と
思われ、敬遠されてしまう。折角、前回の衆院選でも「護憲勢力」への期待からわずか
ながらも議席数を増やしていたのに。次の参院選でも「憲法改正反対」の国民の受け皿
となることが期待されているのに。何故、ここであえて「違憲」とか「非武装」とか
いう言葉を持ち出すのか疑問を覚えてしまうところがある。
次の参院&衆院選は、日本の将来にとって本当に大事な選挙なのに。野党で協力体制
を敷くぐらいの意気込みで自民党の憲法改正草案による改正を阻止すべきなのに。民主
党も困った状態が続いている上に、社共もこういう方向に進むようでは、結局、自民党
を利することになってしまうのではと案じてしまったニュースであった。
もう、何だかな~を通り越して・・・何か本当に私がイヤだと思う方向に政治や社会が
進んでしまって行くのが、哀しくツラい今日この頃である。
THANKS
小さな政府には反対。これ以上大企業に儲けさしてどうするのって感じです。
ヨーッロッパ型がいいのかどうかは分かりませんが、確か日本型?^^もあったような・・
グローバルとか何とかいいながら「終身雇用」もぶち壊し、今流行の「原理主義」と名付けられるアメリカ型資本主義。
小泉、竹中、奥田にくっついていけば・・まさにmew さんの言う
「日本がアブナイ!」です。
どんな手を使ってでも、「儲かればいい!!」ですからねえ~^^
格差社会に疑問を呈す人は、成功者をねたんでいるという発想には
あきれました。
自分がそういう人間だから、そういう発想になってしまうのでしょうか?
こちらこそ、これからもよろしくお願いします。
「ねたみ」発言・・・ネットでは時事通信の記事しか載っていなかったように
思います。こういう発言ほど、メディアももっと取り上げて、国民に知ら
しめた方がいいと思いますのに。
こんなに様々な問題が出ているのに、いまだに支持率が40~50%あるのが信じられません。
>小さな政府には反対。
>これ以上大企業に儲けさしてどうするのって感じです
同感です。昨日も某自動車会社が過去最高益というニュースが出ていま
したが、その影で時々利用していた飲食店が二軒も閉店していたのを
知りました。ちゃんとマジメにやっていたところなのに・・・。
日本は、日本型でいいと思うのですよね~。
歴史も文化も国民性も、日本独特なものがありますし。
(強いてどこかの国に近いとすれば、歴史が古い&「大陸の端っこの小さな島国」という意味で、イギリスかな~と思いますが。)
ともかくアメリカとは歴史も土地柄も国民性もま~ったく違うのですから。
そういうものを全て導入しようというのは、間違いだと思うです。
どうせならヨーロッパの国に占領されれば、よかったかも~~~。
私は彼は、自分がやっていることはわかっていないと思います。
「小さな政府」の意味だって、よくわかっていませんでしたから。
ただ、彼は郵政民営化を実現したかった&アメリカ大統領と仲良くする
のはカッコいいと思っていただけなのではないかと、さえ思いたくなって
しまうのでした。 いずれにせよ、情けないです。
トラックバックを付けるのはあんまりいいマナーではないと
思います。
私のブログへのトラックバックは削除させていただきました。
なお、自衛隊に関する勉強はさっさとやった方がいいですよ。
お願いしたいのは、憲法学者の神学ではなく、現在の運用を
知ることです。
いかに現自衛隊が現憲法、国会、官僚組織にコントロールされて
いるかよく分かります。
mew-run7さんのお望み通りになっているのです。
阪神淡路大震災の時に、なぜ自衛隊の出動が遅れたか、とか、
事例も多いですから、いくらでも勉強できます。
最近の小泉首相は、社会的な問題や政治的な問題を「心の問題」として安易に片付けてしまう傾向が強いように思われます。彼に限ったことではなく、こういった風潮が強まっていることには危惧を感じますね。
通常、時事ネタの時は一つの投稿で2~3のテーマを扱っています。
TBに関して、考えが合わなかったようでしたら、ご容赦ください。
阪神大震災の時には、現実的な危機意識を抱いてのシステムが整備
されていなかったこと、地域や国が実際の被害状況を把握するのが
遅かったのも、問題だったようの思います。
また憲法は、国の基本法ですから。異論があったとしても、憲法の概念
を守ろうとするのが、国家の務めではないかと思います。
関連記事の載っているブログを読ませて頂いて、TBさせて頂くように
しています。ただ、全く考え方の違う方とも、TBをし合ったりしている
こともあります。色々な見解を知るのもいい勉強になると思うからです。
社民党自身の意図は、私なりに承知しているつもりなのですが。
ただ、メディアは「違憲」「非武装」をクローズアップする形で伝えて
しまうので、真意が伝わず誤解される危険性があるように思ったのです。
他の党も、そういうところで揚げ足をとって「非現実的な政党」と批判する
ことも考えられます。社共政党に対するアレルギーがなくなるつつあった
だけに、少し残念に思った次第です。
はじめまして。小泉首相の論理になっていない答弁や発言に対して、
何故、国民がもっと怒らないのか・・・残念でなりません。
もし自分の政策を主張するとしても、「心の問題」とか「理解不能」では
なく、何故そうした方がよいのかをきちんと国民に説明、納得させる必要が
あると思います。何となく雰囲気だけで、問題のある政策を押し通して行く
こと、それを放置する社会に疑問を抱いています。
社民党の非武装問題はあちこちのブログでも語られてますが
違憲合憲論より重要なのは「そもそも実現できないと分かってる案」を
アリバイ的に扱ってるという社民党の党としてのありようだと思います。
少なくとも選挙で選ばれた国民の代表として責任を重んじるならば
「どうにかこうにかやって、そのうえ運がよければ実現するかもしれない」
という程度の案を採択していく必要があるのでは、などと思います。
きいた話では、社民党は旧・社会党以来の支持者から、綱領を作る際に
社民党なりの姿勢をきちんとして欲しいという要望が強く出されていた
ようで、旧・社会党色の濃い感じの宣言をするに至ったそうです。
旧・社会党の支持者から見れば、あまりに現実的な路線は、党の存在意義
を失わせるようなものに見えるのかも知れません。
このままでは、民主党左派と変わりがない、という批判もあったようです。
まだイデオロギーの時代は終わっていないのかな~と思った次第です。
私も9条改正には反対の立場ですが、社民党の「自衛隊違憲論」への復古は困ったものだと感じました。社民党およびその支持者はには“純粋”奈人が多いんだな、と思うのですが、何事も度を過ぎれば...。
これからボチボチ拝見させてもらいます。
ただそれを「党宣言」に入れるのがいいかどうかは別ですが・・
私の心の中はいつまでも「非武装・中立」です。
思えば、「社民党解体か?」とまで言われたほどの危機を迎え、
民主党に移る議員もいた中で、頑張って政党を守って来た議員や
スタッフ、支持者の集まりですから。
それなりに強い信念や思いがあるのだとは思いますけれど。
<綱領は政党の目指す方向性や理想を記すものですし。>
ただ、やはり次の選挙のことを考えると、得策ではなかったように思います。
長文&拙文では読みづらいとものも多いのですが、ボチボチお読み頂ければ嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。
私は年齢不詳ですが(笑)、たぶん、世代を問わず、戦争はよくないと
思っている人たちにとって「非武装中立」は理想の形ではないかと思うです。
ただ、まずはもっとヒドイ方向に行かないように、9条改悪を阻止したいと。
ともかく社民党の考えが誤解されないことを願うばかりです。
「自衛隊は必要。しかし憲法とは相容れない。したがって憲法を変えよう」という三段論法で、コロッと改憲されてしまわないように、護憲勢力はがんばらなければなりませんね。
社・共は正攻法でやることのようですね。
憲法改正への動きが進む中、次の参院選は特に重要なので(参院で
与党が過半数をとるのを絶対阻止したいので)、自民党の憲法改正案
反対の政党はできるだけ協力体制をとって欲しかったのですが。
それぞれの政党の考え方もあるのでしょうし、難しいのでしょうかね~。
何とか皆さんで声をあげて、9条の改悪を阻止したいですね!
格差があり過ぎる社会も、意欲くぉ喪失する人が増えてしまうかも知れません。
何事もほどほどがいいのではないかと思うです。
私には、一般論としては
「格差が出るのは悪いことと思っていない」も
「成功をねたむ風潮や能力のある人をねたむ風潮は厳に慎んでいかないと」も
それほど批判すべき言葉に思えません。
商売の上手な人がお金を儲けて、そこで働く人がたくさん給料をもらって買い物ができるのと、商売の下手な人が会社をつぶして、そこで働いていた人が路頭に迷うのとは当然の格差でしょう。
路頭に迷った人をバックアップする仕組みは、「互助の精神」からも社会に求められることですが。
「成功をねたむ風潮」は「みんなで貧乏になろう」という社会主義に通じますし、「能力のある人をねたむ風潮」は「絶対平等主義」の学校でのいじめに繋がっています。
それにしても「勝ち組」「負け組」って、誰がいつからどんな文脈で言い始めたんでしょうか?
「刺客」と一緒でマスコミ起源?
マスコミがこれに触れないのは、朝鮮総連や解放同盟同様に「怖い」からでしょうか。
>マスコミ操作によって、国民をコントロールしたり欺たりする
最近でのいい例は「韓流」ですね。
社民党の方針変更、というより傍目からはやっぱり先祖返りですが、自民党と勢力を分割した“55年体制”の夢よもう一度、なんでしょうね。
「平和な永世中立国スイス」が理想の国と言われてきた、軍事について考えるのが悪とされた時代ならともかく、国民がいろんなことを知った今の時代では、現実を無視したある意味教条主義的な姿勢では、戦後左翼主義にノスタルジーを感じる人々の支持は得られるでしょうが、それ以外の人々からは見放されるだけのような…。
格差社会については、もう少ししたら改めて書きたいと思っているのですが
私も、もちろん資本&自由主義社会では、格差はどうしたって生じるもの
だと思っています。(社会、共産主義でも、生じていたと思います。)
ただ国の政策によって、格差の程度は調整できますし、種々の事情や
要因で下層になってしまった人たちへの対応も調整することができる
わけですよね。
その中で、私は日本が、あえて格差を拡大させるような政策をとったり、
弱者切捨てになるような対応をすることに疑問を抱いているのです。
また、私は格差社会を問題視している人は、別に成功者を「ねたんで」
色々言っているわけではないと思うのですよね。
何でそんなとらえ方をするのか、私には「理解できません」。
マスコミについては、何だかふがいないような感じを受けています。
これはアメリカなんかもそうですけど、最近のメディアは、自己保身に
走っていて、真実を伝えようとかいう気概があまりないように思えます。
私個人は、社民党の言いたいことがわからないわけではないのですけど。
ただ、メディアの伝え方を見ても、何か非現実的な政党だと誤解されて
しまうような感じがして、残念です。若い人には理解しにくいでしょうし。
年配の人には、昔の社共アレルギーが復活しないといいな~と思っています。
よく「努力しない人」と「努力できない人」は違う、という見解を目にしますが。
確かに、「努力しない人」に対して、過保護にするのはどうかと思う部分は
あります。
ただ、そう言っていても世の中よくはならないので、「努力しない人」が
「努力する気になる」ような方法も国や地域で考えて行く必要があるようにも
思います。
正直、私だって、そんなにマジに努力して生きていないですし~。
はっきりきって生活保護がある以上、働かなくても生きていけるし、何も問題ないと思います。上を見るからそうなるだけです。これがねたみでしょう。昔なら食うものがあるだけで、裕福だったんです。
格差の原因はほとんどの場合が能力が足りないか努力の不足です。今頑張っていても、学生時代勉強を怠けていれば、それだけ給料が少なくなって当然です。そうでなければ誰も勉強しないでしょう。
格差がなくなれば頑張っている人のやる気を減らすだけです。自分より怠けている人、もしくは学歴の低い人と、同じ給料であれば努力が意味を成さないことになります。これが足を引っ張るということです。
国が格差を調整といいますが、それはつまり頑張っている人の給料を、みんなに分けろということです。頑張っている人から見たらねたみでしょうし、あなたが甘えているだけです。
はっきりいって所得税で、金持ちから税金を大量に奪ってる今の日本の制度は、法の下の平等に反すると思います。平等であればもっと格差はあるべきなのに、所得税のせいでそうはなっていないのです。
これだけ甘やかされた日本で、格差だどうのこうの言う人は社会に甘えているだけだと思います。
格差社会で、最も憂うべきは子供たちのことです。
たまたま貧困な家庭に生まれた場合、現状ではろくに
医療も受けられません。公的な医療機関が近くになくて
困っている人も少なくありません。
教育もしかりです。公教育をもっと充実させないと、
いくら頑張って勉強したくても、進学が難しくなります。
国立大学の授業料が高額になってしまったことも、問題
でしょう。
そういう公的な医療や教育を整備するためにも、
所得の再分配が必要になると思います。
そうでなければ、貧富の差による階級化が進んで
しまい、実質的な平等な社会が維持できません。
競争も限定的な階級の中で行なわれることになり、結果
的には、競争力も低下して、自由主義経済もレベル
ダウンすることになるおそれもあります。