【テニスのパリバOP、今大会絶好調の大坂なおみ(44位)が、準決勝で何と世界1位のハレプに6-3、6-0のストレートで勝って、決勝進出を決めた。<女子で世界1位に勝ったのは、伊達公子が96年にセレシュ、グラフに勝って以来だって。(゚Д゚)>
決勝の相手は、Vウィリアムズに勝った19位のカサトキナ(ロシア)。20歳同氏の若手対決になるのだが。相手も好調の格上なので、楽勝できるとは言えない。ただ、もしなおみちゃんが、これまで通り、精神力と集中力をキープして、強気でミスの少ないテニスを実行することができれば(新しいコーチや練習メニューの効果が大きい)、錦織くんより先に準クラシックの大会で優勝できるかもです。ガンバ。o(^-^)o <準決勝は某ネット配信しか中継せず。決勝はどうなるんだろう?男子の中継権がちょっとムダになってしまったNHK(BS)が無理やり買うかな~?(・・)>
そして平昌パラでは、Nスキー立位10キロで新田佳浩(37)が、2010年バンクーバー大会以来、2大会ぶりの金メダルを獲得。3日前のスプリント・クラシカルの銀メダルに続き、2つめのメダルをとった。(*^^)v祝】
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この件は、TVのニュースでもあまり取り上げられておらず。国民の関心もまだ薄いようなのだけど。
政府が中学の個別の授業のチェックを行なう(=政府が学校教育に深く介入する)というのは、本当にアブナイことだということを、もっと多くの国民に認識して欲しいと思う。(-_-;)
<たとえば、憲法改正の動きもあることから、中高の中には、憲法に関する授業を行なう計画を立てている学校もあるようなのだが。もし平和・リベラル志向の(改憲に反対、慎重っぽい)講師を招いた高校には文科省がチェックを入れるとなれば、呼べる講師や授業内容は限定されてしまう(実質的に国に抑制されちゃう)ことになるわけで。まさに立憲主義、民主主義の根幹を崩すアブナイ行為なのである。(-"-)>
それゆえ、野党6党もこの件に関して、すぐに文科省を呼んで、ヒアリングを行なったという。(・・)
『文部科学省が名古屋市教委に対し、前川喜平・前事務次官が市立中学校で講師を務めた授業の内容や録音データの提出を求めた問題で、野党は16日、安倍政権の「体質」と関連付けて批判を強めた。
「教育現場に国家権力が介入してはならないのは基本中の基本だ」「政治家の関与はあったのか」
野党6党が16日に国会内に文科省職員を呼んで行った合同ヒアリングでは、批判が相次いだ。職員は調査の理由について「天下り問題などで国家公務員法違反に問われて停職相当とされた方(前川氏)が義務教育の中学校で教壇に立ったため」と語った。「初等中等教育局長までの判断で(市教委に)質問し、その後政務三役(大臣、副大臣、政務官)に報告した」と説明した。(以下、有料。毎日新聞18年3月16日)』
で、このヒアリングの中で、文科省の職員が「電話で照会があったので、中学に問い合わせを行なった」という説明をしていたのだけど。<どこかのニュースで見た。>
どうも、電話で照会をした(→中学への問い合わせを促した?)のは、自民党の文教族の議員だったらしい。<安倍シンパの超保守文教族のSくんorYくんかしらん?^^;>
『<前川氏授業>自民議員が照会 文教族、文科省は影響否定
文部科学省が名古屋市教育委員会に、前川喜平・前事務次官が市立中学で講師を務めた授業の内容の報告や録音データの提供を求めた問題を巡り、自民党文科部会に所属する衆院議員が文科省に授業の経緯を照会していたことが政府関係者への取材で判明した。文科省はその後に市教委に問い合わせており、議員の照会が影響を与えた可能性があるが、文科省幹部は「問い合わせたのは省としての判断だ」と説明している。【伊澤拓也、山衛守剛】
前川氏は2月16日、市立八王子中で総合学習の授業として講演。不登校の経験などに触れ、「自ら学ぶ力、考える力を身につけてほしい」と呼びかけた。
関係者によると、議員は2月中旬から下旬に複数回、文科省初等中等教育局に電話し、授業の内容や経緯について説明を求めた。同局は照会について、林芳正文科相ら政務三役に報告しなかったという。
市教委によると、文科省は今月1日、15項目の質問を列挙したメールを送信。天下りあっせん問題による引責辞任や「出会い系バーの利用」に言及して前川氏を招いた経緯や理由などを尋ね、録音データの提供を求めた。5日夕の返信を受け、6日朝には校長の認識など11項目の追加質問を送り、7日正午までの回答を要請した。市教委は16日、双方のメール計4本などA4判22ページを公開した。
文科省は16日の野党合同ヒアリングで、授業の様子を翌日報じた地元の中日新聞の記事が問い合わせのきっかけだったと説明。同時期に外部から照会もあったことは認めたものの、照会が誰からだったかについては「差し控える」と明らかにしなかった。「政治家の介入はあったのか」との質問には「確認する」と答えるにとどめ、「あくまでも私たちの判断」と繰り返した。
省内には「メールの質問事項は、官僚の文章には思えない」との声がある。職員の一人は「照会は執拗(しつよう)で対応に苦慮したと聞いている」と話した。(毎日新聞18年3月18日)』
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『永田町では現在、調査の実施に政治家からの要請があったのではないかと言われている。野党関係者はこう話す。
「こんな調査を文科省がわざわざやるとは思えない。外部から問い合わせがあったはずだが、電話があっても、『市教委に直接聞いて下さい』と言えばいいだけの話。となると、政治家か官邸の関与があった可能性もある」
同日に行われた野党合同ヒアリングでは、同省の職員が経緯を説明し、「(文科省内で)調査を決めた」と語った。一方、事前に政治家からの問い合わせがあったかをたずねられると、「確認します」「(コメントを)差し控えさせていただきます」と、回答を避けた。今後、政治家の関与の有無が焦点になりそうだ。(AERAdot.18年3月16日・『前川前事務次官への圧力問題 文科省をはねつけた市教委の神対応に称賛の声』より)』
ただ、この文科省の異様な問い合わせメールに、市教委が返した反論メールに「神対応」だと「称賛の声」が出ているという。^^;
『一方、別の意味で話題になっているのが市教委が同省に返信した“反論メール”の中身だ。最近では、役人が政権の意向を“忖度”し、国会や国民に対しては不誠実な対応ばかりが目につくが、市教委は同省に毅然とした態度で反論していた。
そのメールの中身を紹介しよう。
市教委に最初にメールが届いたのは3月1日18時。同省から「事実関係をご教示頂きたく」という文言とともに、15もの質問項目が並んでいた。そこには、交通費や謝金の額、動員の有無、講演録や録音データの提供要請などが記され、5日18時までに回答するよう要求していた。
また、前川氏については「国家公務員の天下り問題で辞職」「いわゆる出会い系バーの店を利用し、そこで知り合った女性と食事をしたり、時に金銭を供与したりしていた」などと説明。「こうした背景がある同氏について、(中略)どのような判断で依頼されたのか」と、質問した。
監督官庁からのメールでここまで強い調子の文言が並ぶと、市教委の役人がひるんでもおかしくない。ところが、そうはならなかった。
天下り問題については「文科省ひいては国家公務員全体の問題であると認識」、出会い系バーには「バー云々については、良心的な目的であったことが報道されてい」ると反論。謝礼は交通費込みで5万円と通常の金額であったことを伝え、録音データの提供は「ご提供は差し控えさせていただきます」と拒否した。動員についても、学校内外の参加者人数を報告したうえで、「一切ありません」と回答した。
また、「事前又は事後に保護者から意見や反応等はなかったのか」との質問には、「事前、事後とも、ポジティブな反応ばかり」と、バッサリ斬り捨てた。
反省の色をみせなかったことに腹が立ったのか、同省は6日朝8時、再び市教委に質問のメールを送りつけた。今度は締切を翌日の7日正午に設定し、「必要に応じてこれ以外にも改めて質問をさせて頂く可能性」や「書面にて又は直接ご確認をさせて頂く可能性があります」と、“脅し”とも思える文言を並べた。
だが、このメールも不発に終わる。同省は、2回目の質問でも、前川氏が天下り問題で「省全体の責任者」となり「本人自らの非違行為を理由として停職相当」の処分を受けたことを説明し、「校長はこの事実をご認識されていたのでしょうか」と詰問したが、市教委は「辞任されたこと以上のことは知りません」と、またもやゼロ回答。保護者や生徒の感想についても「ネガティブな反応はまったくなかったのか」と重ねて質問を浴びせてきたが、市教委は「まったくございません」と、2回目のカウンターパンチを浴びせた。
監督官庁からの嫌がらせとしか思えない調査に、市教委が役人の矜持でキチンと反論したことに「教育の独立を守った」(別の野党関係者)と称賛の声も出ている。官邸ばかりを見て仕事をしている現在の霞が関官僚にとっては、信じられない反応だったに違いない。(AERA dot.編集部・西岡千史)』
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もし安倍政権が続いた場合、これからますます教育への介入が強まる可能性があるのだけど。どうか各自治体の教育委員会、各学校は、もし政府から問い合わせがあった場合、これぐらい毅然とした対応して欲しいと思うmewなのだった。(@@)
THANKS