【細野豪志氏は、他の議員から好まれていない自分のことを「まるで(映画『スター・ウォーズ』の悪役の)ダース・ベイダーだ…」と言っていたらしいのだが。
mewが言うまでもなく、「スターウォーズ」に出て来る「ダースベイダー」は、悪役ではあるものの、世界中に多くのファンを持つキャラクダーであって。目立ちたがり屋でその場ばっかしのコウモリ男である誰かさんのように嫌われているわけではないわけで。細野氏の発言は、ダースベイダーに失礼だと思う!(**)】
民進党と希望の党が、来週にも新党協議会を発足させることに決まったという。(・・)
前回の記事でも触れたのだが。実は、これまで合流協議がうまく進まなかった大きな要因の一つは、細野豪志氏の存在にあったと言われている。(~_~;)
しかし、昨日になって、細野氏が、自分は新党に参加しないと宣言したとのこと。 (・o・)
まあ、まだ長島昭久氏や前原誠司氏がどうするのか、彼らとうまくやれるのかとか。立民党に移りたい議員への対応をどうするのかなどの問題は残っているものの、細野氏の不参加表明で、合流協議がスムーズに進む可能性が大きくなった。(@@)
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何故、細野氏がそんなに嫌われることになったのか。過去を遡れば、色々と言いたいことがある人がたくさんいると思うのだけど。<mewもね。>
ここ1年内のことだけで言えば・・・。細野氏は、昨年8月に、憲法改正に関する考えが合わないとか言い出して、離党を発表した。(・・)
会見では「安倍政権に対抗するために、まずは裸一貫、1人で立ち上がる。新たに、政権交代可能な政党を立ち上げたい」とかエラそ~に語っていたのだが。間もなく小池氏の側近であった若狭勝氏と国政新党立ち上げの準備を開始。(~_~;)
9月には、小池氏が創設した「希望の党」なる新党に、先に民進党を離党した長島氏や安倍シンパの中山夫妻などの超保守系議員らと共に、結党メンバーとして参加することになった。(-"-)
そして、9月下旬になって、安倍首相が解散総選挙を行なう可能性が大きくなったところ、民進党の前原代表(当時)が小池氏との密談で、同党の候補者を希望の党から出馬させることを決定したのだが。
この時に、小池代表が思想や政策が合わない民進党の議員を排除する意向を表明。さらに細野氏がTVや記者団の前で「三権の長経験者は遠慮していただきたい」と公言して、菅直人氏や野田佳彦氏らの総理経験者を排除する方針を示したのである。 (・o・)
この小池氏や細野氏の発言に、民進党の岡田克也氏らが反発。岡田氏や野田氏らは希望の党に移らず、無所属で出馬して当選。菅氏は枝野幸男氏らと希望の党を結成し、当人の当選も含め、希望の党を上回る55人の当選者を出して、野党第一党になることに成功した。"^_^"
しかも、この後がしょぼいのだ。何と細野氏は、11月に野田氏に会った際に、三権の長排除の発言に関して、「大変失礼な発言をしてしまい申し訳ありませんでした。あの発言は上からの指示でやむを得ず」と謝罪&釈明したとのこと。
野田氏や岡田氏らは、他人のせいにする細野氏の言葉に呆れると共に、ますます同氏への不信感、嫌悪感を増したのである。_(_^_)_
希望の党では、衆院選の惨敗を受けて、小池代表が辞任。後任の玉木雄一代表は、当初から民進党と合流を目指す意向を明らかにしていた。(・・)
急ごしらえした希望の党には、参院議員や地方議員もほとんどおらず。地方組織も資金もほ全くないに等しいからだ。
というのも、前原代表(当時9は衆院選終了後、昨年のうちに民進党の参院議員や地方議員を含め、人、もの、金を全て希望の党に移すつもりでいたのだが。前原代表に不信感を抱いた民進党の議員たちが抵抗を示したため、当初の計画を実行に移せなかったからである。^^;
そこで今年1月になって、2党は合流を前提に統一会派を組むために協議を開始した。
そして、松沢成文氏や中山夫妻らのように民進党とは思想や政策が極端に違う希望の党超保守系議員5名は、合流するのが困難であるため、分党をして、彼らが希望の党を継承するという話がほぼ決まりかけていた。(・・)
で、民進党の議員(特に岡田氏ら)は、当然にして、民進党とは政策が合わないと自ら離党し、希望の結党メンバーになった細野氏や長島氏も、松沢氏らと共に分党メンバーにはいるものだと考えていたようなのだが。<また民進党の議員を騙した前原氏とも一緒にやりたくないので、分党に参加して欲しいと考える人も。>
ところが、細野氏も長島氏も分党には加わらないと言い出したため、「はあ?」という感じになって、協議がストップすることに。<細野氏は分党の話を進めていた時に、インフルエンザにかかって永田町に来ていなかったため、話し合いに参加していなかったとか?(>_<)>
民進党の中で「細野氏らとは一緒にやれない」「立民党との合流を優先したい」という意見が多く出たため、統一会派の結成を断念することになったのである。^^;
<細野氏らは、改憲を推進するために、自民党の安倍首相周辺と水面下で話をしながら、行動しているという話もあるのだが。それを書き始めると、めっちゃ長くなってしまうので、それはまたの機会に。>
しかし、今度は民進党が新党を作って、希望の党の議員がそこに合流する案が浮上。<さすがに、民進党には戻りにくいって人もいうようで。>
民進党の増子幹事長は、前原氏らが合流しにくくならないように、わざわざ「新党は排除の理論はとらない」と明言していたのだけど。それでもやはり、「細野氏とはイヤだ」という声は根強く残っていたようだ。(~_~;)
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過去のコウモリ的言動の積み重ねもあるとは思うのだが。そこまで嫌われてしまうことになった細野氏に関する記事が出ていたので、ここに2つアップしたい。
『「私はまるでダース・ベイダー」…再編の足かせ扱いされる希望の党・細野豪志元環境相の憂鬱
希望の党の細野豪志元環境相が孤立を深めている。
民進党出身者に対する過去の「排除」発言が災いし、党執行部が模索する民進党との合流の足かせになっているからだ。党内からも民進党からも「細野切り」を求める声は絶えず、居場所はどこにも見当たらない。
民進党の岡田克也常任顧問は13日の記者会見で、希望の党との合流構想を牽制(けんせい)した上で、こう強調した。
「希望の党の中できちんと対応されることが『けじめ』だと考えている」
岡田氏が言外に求めているのは「細野切り」にほかならない。岡田氏ら衆院民進党にとって連携の最大の障害が細野氏だからだ。衆院選前、細野氏が民進党の野田佳彦前首相らに対し露骨な「排除」発言をしたことの遺恨はなお根深い。
もっとも、希望の党執行部もこうした忌避感は織り込み済みだ。玉木雄一郎代表は1月26日、民進党との連携に軸足を移すことを狙い、衆院選で訴えた安全保障法制の実質的容認と憲法9条改正への積極姿勢を軌道修正する党見解を発表した。「党創設メンバーの細野氏が到底のめない内容」(玉木氏周辺)を示すことで、「分党」を唱える口実を与えようとしたのだ。
結果、松沢成文参院議員団代表ら党創設メンバーの一部が執行部に分党を提案したものの、細野氏は同調しなかった。党見解の策定作業と並行し、執行部は細野氏に対し離党や党憲法調査会長の辞任も促した。民進党との連携の足かせになっていることを陰に陽に伝えようと試みたわけだが、細野氏には届かなかった。
むしろ、細野氏は各方面から「悪者」扱いされている状況に釈然としない思いを抱いているようだ。
希望の党の小池百合子前代表(東京都知事)の側近によると、野田氏への「排除」発言は小池氏側の指示を受けたもので、細野氏は後日、「野田さんには恩義がある」と涙ながらに悔悟の念を口にしたという。
細野氏は最近、周囲にこんな本音を漏らした。「まるで(映画『スター・ウォーズ』の悪役の)ダース・ベイダーだ…」(奥原慎平)(産経新聞18年2月18日)』
『行き場失う細野元環境相「オレ、嫌われているから…」 民進も希望も「拒否」
民進党と希望の党を軸とする新党設立が現実味を帯びてきたことで、希望の党の細野豪志元環境相ら党創設メンバーが苦悩を深めている。憲法や安全保障に関する見解の相違を理由に民進党を飛び出した細野氏らにとって、同党への「先祖返り」は自己否定ともいえる行動だからだ。民進党側からも「細野切り」を求める声は絶えない。(松本学、奥原慎平)
細野氏は2日夜、日本維新の会の馬場伸幸幹事長、遠藤敬国対委員長、下地幹郎国会議員団政調会長と東京都内の中華料理店で会食し、自嘲気味に語った。
「オレ、嫌われているから…」
実際、民進党内には細野氏を合流の「足かせ」とする向きが多い。細野氏が昨年の衆院選前、民進党の野田佳彦前首相らに対し露骨な「排除」発言をしたからだ。希望の党幹部は、民進党に配慮し「新党への細野氏の参加は拒否する。ケジメをつけさせる」と語る。
こうした雰囲気を感じ取り、細野氏は周辺に「民進党の大塚耕平代表が唱えているのは『帰ってきた民主党』だ。くみするつもりはない」と語り、新党に参加しない意向を示している。
希望の党は今週、民進党との合流に反対する松沢成文参院議員団代表らと「分党」交渉を本格化させる。ただ、細野氏が松沢氏らと行動をともにする気配はない。「松沢新党」が実現しても5人程度の小政党となる見通しで、展望は開けないと踏んでいるためだ。
細野氏と同じ党創設メンバーの長島昭久政調会長、笠浩史衆院議員も置かれている環境は同じで、新党不参加の公算が大きい。長島氏は3月30日の党会合で「分党そのものに反対だ」と唱え、現在の希望の党の枠組みの維持を主張した。
2日の会食は、希望の党創設メンバーとの連携強化を狙う下地氏が設定し、細野、長島、笠各氏に参加を呼びかけた。しかし、長島、笠両氏は姿を見せず、細野氏が党創設メンバーを束ねることができていない状況を印象づけた。
昨年8月に「新たな政権政党をつくる」と宣言して民進党を離れた細野氏の展望は開けていない。
(産経新聞18年4月3日)』
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そして、今日3日。細野豪志氏は、この産経新聞の記事を受ける形で、ついに民進党が作る新党には合流しない意向を、自らのツイッターで発表したのである。(゚Д゚)
『そんな発言はしていない。念のため確認しておく。安保の現実主義と憲法改正を旗印に希望の党を立ち上げた。「排除」という言葉の印象は悪いが、理念政策が合わなければ当然のことだ。この旗を下ろして、「新しい民主党」に入る選択があり得ないのも、私の取ってきた政治行動からすれば、当然のことだ。』
で、それを見て、ちょっとニンマリしてしまったmewなのだった。^m^ <長島氏と前原氏も合流しなくていいよ。で、新民主党も「安倍改憲には反対」の方針をしっかり貫いて欲しい。(・・)>
THANKS