【今こそまさに「安倍政権を攻め時」のめっちゃ大事な時期なのに・・・。(・・)
昨夕からルータの調子が悪く、自分のブログ+αに急につながらなくなるケースが続発。騙し騙しつなげてみているのだけど。もしブログの更新が途絶えたら、そのためだと思ってください。(スマホでちょこっとぐらい書きたいとこなのけど、慣れてないからな~。_(。。)_)】
ところで、先日、伝えた防衛省のイラク派遣の日報隠しの件が、とんでもないないことになっている。(@@)
先に言えば、mew周辺は、以前から海外派遣の日報は絶対残しているはずだという意見が強かったのだ。というのも、イラクに派遣されたヒゲの隊長(自民・佐藤)も言ってたように、日報は「日々の隊員が命賭けで活動したナマの記録で、後の活動に最も参考になるもの」だからだ。(**)
しかし、昨年2月、稲田防衛大臣は、国会で「イラク日報は確認したが、見つからなかった」と答弁していたので、「え~?」という感じになっていたのだが。
今週にはいって、小野寺防衛大臣が今年3月末になって、1月までに陸自内の2箇所で見つかっていたとの報告を受けたと発表。(-"-)
ただ、そこまででも、「昨年、本当にイラク日報を探したのか」「何故、1月までに日報が見つかったのに、3月まで2ヶ月以上も大臣に報告しなかったのか」という強い疑問や批判が出ていたのである。(-"-)<去年の南ス日報も発見後、すぐに当時の稲田大臣に報告せず。一部の公表見送りの打ち合わせまでしていたからね~。^^;>
それが何と昨日になって、実際のところは、イラクの日報も昨年3月の時点で見つかっていたのに、約1年間、稲田前大臣にも、小野寺現大臣にも黙っていたことがわかったという。(゚Д゚)
<官邸の誰かには報告していたのかしらん?(・・)・・・大臣を飛ばして官邸だけに報告するのも問題だけど、もし官邸にも報告していなかったとしたら、まさに防衛省と自衛隊の自己判断による「暴走的隠蔽行為」&「シビリアンコントロールに服してしない行為」であって、マジでアブナイものだと言えよう。(**)>
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『小野寺防衛相は4日夜、南スーダンPKO部隊の日報問題をめぐる調査をした過程で、陸上自衛隊の研究本部が去年3月27日にイラクの日報を発見したにもかかわらず、当時の稲田大臣らに報告していなかったことを明らかにした。
小野寺防衛相「この点は大きな問題であり、大変遺憾に思っています」
また、小野寺防衛相は調査チームを立ち上げ、「厳正な措置も含めて適切に対応する」と強調した。
一方、立憲民主党の辻元国対委員長は、「シビリアンコントロール(文民統制)が効いていないという事態だと思います」と述べ、「防衛大臣が『知りませんでした』では通用しない」として、追及を強める構え。(TBS18年4月4日)』
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本当は笑い事ではないけど。もはや、笑うしかなかったのが、稲田前大臣のコメントだ。(・・)
2日の時点では、「南スーダンの日報の反省によって、調査が進んで見つかったのだと思う」と、ちょっと自分もイラク日報発見に貢献しているかのような言い方をしていたのに・・・。
4日に、実は昨年3月に見つかっていたものの、当時の稲田大臣には報告していなかったことがわかり、さすがの稲田氏もかなり厳しいコメントを寄せていたという。
『稲田氏は4日、産経新聞の取材に対し「驚きとともに、怒りを禁じ得ない」と述べた。
また、稲田氏は「上がってきた報告を信じて国会で答弁してきたが、一体なにを信じて答弁していいのか。こんなでたらめなことがあってよいのか」と語気を強めた。(産経4.4)
あと怒り笑いをしてしまったのは、防衛省に「何で1年も報告しなかったのか」ときいたら、「イラクの日報のことは、特にきかれなかったから」だって。(>_<)>
今月2日、小野寺大臣が「1月に発見し、3月に報告した」と発表していた時には、防衛省側は「大臣への報告が遅れたのは「見つかった1万枚以上の書類や多量のデータを精査していて時間がかかったからだ」という苦しい弁解をしていたのだが。<別に「見つかった」という事実だけは先に伝えておいて、あとから精査すればいいのにね。(-"-)>
野党議員の中には、国会で森友学園&財務省の書類隠匿・改ざん事件などの問題が大きく扱われていた上、3月の予算審議に影響してはならないことから(防衛予算がまたアップするし)、防衛省はあえて3月末まで公表するのを控えたのではないかという声も出ていて。
3日の国会でも、こんなやりとりがなされていたばかりだった。(・・)
『希望の党・今井雅人議員「予算国会、予算の審議してるときに、このことを持ち出すと嫌だと思って、握っていたんじゃないですか」
山本防衛副大臣「きちっと防衛大臣に報告があげられる、そういう状況に至るまで、一生懸命職務に精励をして、調査をし、その結果、防衛大臣に報告をしたというふうに、私は理解をしております」(NNN18年4月3日)』<この山本副大臣は、確か安倍・稲田っ子。>
で、2ヶ月報告が遅れたというだけでも大問題だとされて、与野党からかなり強く批判が出ていたというのに。これが去年から1年間も黙っていたとなると、ただの批判とか問題ではコトが済まないだろう。(@@)
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これは、まだ1年前に見つかったことがわかる前の記事。
『政府が「存在しない」としてきた陸上自衛隊のイラク派遣部隊の日報が見つかった問題をめぐり、公表までおよそ2か月かかったことについて、防衛省は「精査を重ねていた」と釈明しました。
日報が見つかったことをめぐり、防衛省は今年1月12日に最初に日報を発見し、3月31日に小野寺防衛大臣に報告したと説明しています。これについて野党議員は4日の国会で「来年度予算を審議する予算委員会が開かれている間、組織的に隠ぺいしたのでは」と追及しました。
「1月12日に国会で『ない』と言っていた日報が見つかって、そして大臣に報告行ったのが3月31日。つまり予算委員会の最中、組織的に隠ぺいしていたということではないか。統括官いかがか?」(希望の党 山井和則 議員)
「今回見つかったもの、1万4000ページに及ぶ文書なので、そうしたものについて文書に欠損等がないかというようなことも含めて、精査を重ねたということで、防衛大臣への報告に対して事務方として必要な作業を行って説明に足りうるご報告を申し上げるために、この時点になったという次第」(防衛省 鈴木敦夫 統合幕僚監部統括官)
小野寺大臣への報告について、山井議員はまた、「必要な作業をしていたら、たまたま来年度予算が成立した直後になったということか」と質問し、鈴木統括官は「必要な作業を行うということを考えているので、そのほかのスケジュールについて念頭において作業したものではない」と説明しました。(TBS184月4日)』
そして、1年前に見つかっていたけど、1年間隠していたことがわかったという記事。
『イラク日報 1年隠蔽 17年3月に存在確認
防衛省が国会で「不存在」と説明していた陸上自衛隊のイラク派遣時の日報が見つかった問題で、小野寺五典防衛相は4日、日報が昨年3月27日に陸自研究本部教訓課で見つかっていたと発表した。これまでは「今年1月までに」発見されたとしていた。先月31日に小野寺氏に報告されるまで約1年間にわたって政務三役に日報の存在が隠蔽(いんぺい)されていたことになり、文民統制がとれていないとの批判が強まりそうだ。
小野寺氏は4日、調査チームを設置して詳しい経緯を調べるよう大野敬太郎政務官に指示した。
防衛省によると、昨年2月20日、当時の稲田朋美防衛相が国会でイラク派遣時の日報について「残っていないことを確認している」と答弁。2日後に稲田氏は再探索を指示したという。研究本部(現在は教育訓練研究本部)で海外派遣などの調査研究を行う教訓課も調査の対象になったが、昨年3月10日までに「残っていない」と回答した。
しかし、同15日に「廃棄した」とされていた南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報が陸自でも保管されていたことが報道され、稲田氏が特別防衛監察を指示。教訓課で前回は確認していなかった「教訓業務各種資料」という文書が入った外付けハードディスクを調べたところ、イラクの日報が発見された。
この情報は当時、稲田氏ら政務三役に報告されず、陸自内でとどまっていた。教訓課長は「当時は南スーダンの日報を調べていたので、報告の必要があると認識していなかった」という趣旨の説明をしているという。課長以外に陸自内でどこまで日報の存在が認識されていたかは不明だ。
陸自は昨年11月、南スーダンPKO日報問題を受け、再発防止策の一環として過去の海外派遣の日報を統合幕僚監部に集約するために全国の部隊に改めて日報の調査を指示。教訓課からは今年1月12日に陸上幕僚監部にイラクの日報の保管が報告され、2月27日には統幕にも伝えられたが、小野寺氏への報告は3月31日になってからだった。4日に山崎幸二陸幕長から教訓課で昨年3月に発見していたと報告があったという。
小野寺氏は報道陣に「大変申し訳ない。当時の大臣の指示に対して正確に答えていない。厳正な措置も含め、適切に対応したい」と話した。また、防衛省は発見されたイラク派遣時の日報が当初376日分と説明していたが、再集計の結果、408日分だったと訂正した。【前谷宏】(毎日新聞18年4月4日)』
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『自公両党は4日、幹部が会談し、陸自が日報の存在を把握してから防衛相への報告が大幅に遅れたことについて「シビリアンコントロール(文民統制)の根幹に関わる重要な問題だ」との認識で一致。自民党の二階俊博幹事長は「とんでもないことだ」と防衛省に苦言を呈した。
相次ぐ公文書管理の不手際に与党の危機感は強い。近く自公合同で公文書管理に関するワーキングチームを設置し、再発防止策の検討に着手する。岸田文雄政調会長は記者会見で「スピード感を持って取り組まないといけない」と強調した。
公文書管理法に罰則がないことが、政府の公文書管理のずさんさの背景にあるとの指摘もある。菅義偉官房長官は4日の会見で、罰則の新設に関し、「できることは全て検討する」と述べ、排除しない考えを示した。
一方、立憲民主党など野党6党は同日の国対委員長会談で、既に与野党で合意している11日とは別に衆院予算委員会で日報問題をテーマに集中審議を開くよう与党に求めることで一致。立憲の辻元清美国対委員長は自民党の森山裕国対委員長に電話で伝えた。森山氏は予算委の与野党理事の協議に委ねる意向を示した。
小野寺五典防衛相は4日夜、陸自が昨年3月に日報の存在を確認しながら稲田氏に報告していなかったことを公表。次々に従来の説明と異なる事実が発覚する状況に、辻元氏は記者団に「安倍政権は財務省の情報隠蔽(いんぺい)と公文書改ざん、防衛省の日報隠蔽。この二つでアウトだ。レッドカードだ」と非難。公明党の山口那津男代表もBS11の番組で「国民の代表である国会を欺くことだから、徹底して直さなければならない」と指摘した。
野党からは稲田氏と当時の黒江哲郎防衛事務次官の証人喚問を求める声が出ており、5日の6野党国対委員長会談で協議する見通し。5日の参院外交防衛委のほか、9日の参院決算委、10日で調整中の衆院安全保障委でも日報問題を取り上げ、安倍政権の「隠蔽体質」をあぶり出す方針だ。(時事通信18年4月4日)』
そして、ここで自衛隊の暴走が問題になったことによって、安倍首相&改憲派は、9条改憲の論議がますます進めにくくなるのではないかな~と思うmewなのだった。^m^
THANKS