最初に、一つ、とても心配になった(&腹も立った)ニュースを。
今度は、東京でも、学校の校庭に米軍の備品(パラシュート)が落下するという事故が起きた。
10日午後、羽村市の市立中学校のテニスコートに、近くにある米軍横田基地(オスプレイが5機到着したばかりのところね)に所属する米兵が、降下訓練中に切り離したパラシュートが落下したのである。(゚Д゚)
降下訓練中にトラブルが発生したため切り離したパラシュートが、風に流されて基地の外に落下したとのこと。米兵は予備のパラシュートで無事に基地に着陸したという。
中学生らにも負傷はなかったが。3mほどの長さのものゆえ、もしぶつかっていれば、ケガをする危険性もあった。(-"-)
米軍はとりあえず謝罪したものの、12日には既に同種の訓練を始めているという。(*1)
<横田基地の米軍機は昨年7月と12月にも、飛行後の点検で輸送機の部品がなくなっており、落下した可能性があるらしい。^^;>
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このブログでは10年以上前から、自民党のタカ派政権が、日米軍の一体化の計画を実行しているので、早くこの流れを阻止しないと「日本がアブナイ」と、ず~っと訴えていたのだけど。
残念ながら、12年から始まった安倍二次政権にはいってから、進行が加速。
安倍内閣は、政府の憲法解釈を変えて、集団的自衛権の行使を容認した上で安保法制を整備した上、自衛隊制服組の地位を強化し、米軍と共に(米軍の手足として)戦争できる体制を次々と構築しているわけで・・・。
もしこのまま安倍政権や自民党のタカ派政権が続いた場合、これまでのように沖縄だけでなく、東京をはじめ全国各地で(しかも、住宅街などでも)、米軍や自衛隊がらみの様々な事故が起きる危険性がある。(ーー゛)
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『東京・羽村の中学校に米軍パラシュート=訓練中落下、けが人なし―防衛省
東京都羽村市の市立羽村第三中学校に10日午後、米軍横田基地(同市など)所属の輸送機からの降下訓練中に切り離されたパラシュートが落下した。
けが人はいなかった。在日米軍から防衛省に謝罪の連絡があり、同省は再発防止を申し入れた。
防衛省によると、米軍は9~13日の予定で、C130輸送機からのパラシュート降下訓練を横田基地上空で行っていた。在日米軍から同省に入った連絡によると、10日午後4時半~40分ごろ、訓練中にトラブルが発生したため切り離したパラシュートが、風に流されて基地外に落下した。降下中だった米兵は予備のパラシュートで基地に下りたという。
同校は横田基地から約500メートルの位置にある。市によると、同校から午後4時50分ごろ、「英語の表記がある3メートルほどで縦長の、パラシュートと思われる物が落ちている」と連絡があった。
当時、テニス部の生徒6人とコーチがコートで練習をしており、生徒の1人がボールを拾おうとしたところ、隣のコートにパラシュート状の物があることに気付いたという。
横田基地には5日、今夏に正式配備予定の米空軍のCV22オスプレイ5機が到着。抗議行動が行われるなど、周辺住民の不安が高まっていた。(時事通信18年4月10日)』
何と読売新聞が、安倍首相を窮地に追い込むような記事を載せていた。
15年4月2日に愛媛県の職員らと共に首相官邸で柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会した人物が、柳瀬氏との面会について「間違いない」と証言。柳瀬氏から「首相案件」との言葉があったことも認めたというのだ。(゚Д゚)
『学校法人「加計(かけ)学園」の愛媛県今治市での獣医学部新設を巡り、県や市の職員らが2015年4月に柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会したとする記録文書に関連し、出席者の一人が読売新聞の取材に、柳瀬氏との面会について「間違いない」と証言し、柳瀬氏から「首相案件」との言葉があったことも認めた。
柳瀬氏は10日に「記憶の限りでは会っていない」とするコメントを出している。
この出席者によると、15年4月2日に首相官邸で行われた面会には、県と今治市の職員、加計学園の職員らが参加。県職員が作成した記録文書の通り、柳瀬氏から「首相案件」との発言があったとし、「どういう意図でその言葉を使ったかは推し量りかねるが、(獣医学部新設に)前向きだと受け止めた」と語った。柳瀬氏が面会を認めていないことについては、「述べる立場にはない」と話すにとどめた。(読売新聞18年4月12日)』
また、TBSからは、こんな報道も出ていた。
『加計学園の獣医学部開設をめぐり、地元・愛媛県庁の職員が当時の柳瀬総理秘書官と面会したとされる問題について、2015年3月までに官邸側から文科省側に「官邸に愛媛県などが陳情に来るらしい」と連絡があったことが、文科省関係者の話で新たに分かりました。
「確認しようということで指示を出しました」(林 芳正 文科相)(TBS18年4月12日)』
<上のリンク記事にアップした雑誌の記事に載ってたことが本当なら、下村文科大臣(当時)も面会していた場に顔を出していたみたいだし。(・・)>
あとNNNが、「農水省に愛媛県職員の備忘録と同じ文書があった」と報じていた。(・o・)(詳しいことはまだわからず。)
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ちなみに、その柳瀬元首相秘書官(現経産省審議官)は、12日、安倍首相の訪米用の勉強会のため2回も官邸を訪れたという。(・o・)
『学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、疑惑の渦中にある柳瀬唯夫元首相秘書官(現・経済産業審議官)が12日、2回にわたって首相官邸を訪れた。
週明けからの米国訪問に向けた安倍晋三首相との勉強会出席が目的だが、官邸詰めの記者団から、矢継ぎ早の質問を浴びた。
午前の勉強会を終えた後、柳瀬氏は記者団を振り切るように官邸のエントランスを足早に歩きながら、「(首相とは)日米の話」と説明。記者団から「国会招致の話は出たか」と問われると、「しないよ」と言葉少なに語った。
午後の勉強会の後は「米国の話」とだけ回答。「加計の話は」「本当に記憶がないのか」などの質問には答えず、車で官邸を後にした。勉強会には各省の幹部が出席した。(時事通信18年4月12日)』
柳瀬元秘書官は、昨年の国会でも面会についてきかれ、7回も「会った記憶がない」と連発。今回も10日に「記憶の限りでは、お会したことはありません」と文書でコメントを出したばかりだ。(**)
しかし、この「記憶」という言葉を交えた(ごまかしっぽい?)表現には、自民党議員からも疑問の声が出ている。(++)
『自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長(36)は11日、都内で新経済連盟(新経連)主催のトークセッションに出席し、政府に次々と新たな問題が噴出する現状について「昨日(10日)の二階幹事長の言葉に尽きる。今起こっていることには『うんざり』の一言」と述べた。(中略)
進次郎氏は、愛媛県の中村時広知事の会見を振り返り「(文書が)『あった』ということを、『あった』と言わずに表現していた」。柳瀬氏の「記憶の限りでは愛媛県や今治市の方とお会いしたことがない」という言葉については「『記憶の限りで』と注釈をつけるなら、『会っていない』とは断言できるはずない。考えられない」と批判した。(日刊スポーツ18年4月11日)』
自民党の石破茂氏もこのように述べている。
『愛媛県が出した文書をめぐり、当時の(首相)秘書官が「会ったことはない」と言い切ればいいが、「記憶の限りでは会ったことがない」と。総理の答弁は「秘書官を信頼している」と。「会っていない」「首相案件と言ってない」とさえ言っていただければ、色んな思いは氷解する。それだけの話だ。(朝日新聞18年4月12日)』
また自らも橋本龍太郎政権の頃に首相秘書官を務めたことのある江田憲治氏は、TVで『「秘書官が市課長や課長補佐に会えば異例だ。会っても、会ってなくても覚えている」と指摘した』という。(読売新聞18年4月12日)』
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野党側は柳瀬元首相秘書官らの証人喚問を要求。自民党は週明けの16日に回答すると応じたという。(・・)
『自民「16日に回答」=野党の柳瀬氏喚問要求に―加計問題
自民党の森山裕、立憲民主党の辻元清美両国対委員長は12日午前、国会内で会談した。
辻元氏は、学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、「首相案件」と発言したとされる元首相秘書官の柳瀬唯夫経済産業審議官らの証人喚問と、衆院予算委員会集中審議の月内開催を要求。森山氏は16日に回答すると応じた。
辻元氏は、内閣府で国家戦略特区を担当していた藤原豊経産省貿易経済協力局審議官も喚問の対象に挙げた。また、学校法人「森友学園」の国有地格安売却に関し、安倍晋三首相夫人の昭恵氏や、財務省の迫田英典元理財局長らの喚問も求めた。(時事通信18年4月12日)』
自民党幹部は、証人喚問について首相官邸と相談して、柳瀬元秘書官が(佐川氏のように?)うまくしらばっくれられるようなら、OKするつもりなのだろうか?(佐川氏のように「訴追のおそれ」が使えないけど。得意の「記憶にない」を連発しちゃうとか。^^;>
自民党の議員も、自分たちの立場や政党のこと、そして何よりも日本国政のことを考えたら、そろそろ官邸にへ~こらするのをやめて、安倍政権に見切りをつけた方がいいと思うmewなのだった。(@@)
THANKS