【今日は、ボクシングWBC世界戦で、バンタム級の村田、フライ級の比嘉と2つの防衛戦が行なわれるので、め~っちゃ楽しみにしていたのだけど。
な、なんと比嘉が0.9kg超過して前日計量をパスできず。王座を剥奪されることに。(゚Д゚) 日本人選手としてで初めてのことゆえ、ボクシング界、ファンは(mewも)大きな衝撃を与えることになってしまった。(-"-) <当日計量をパスしたので、試合はやる。>
比嘉は、ここまでもギリギリの減量をやっていて、階級変更も検討されていたのだけど。フライ級ではバツグンの強さ(15戦連続KO中)で、米国進出もかかっていたこともあってか、今回もかなりムリをしてトライしたものの、最後は絞り切って「汗一つ出ない」状態となり、ギブアップすることになったという。(何か最近までTVとかも出てたし。不安だったのよね~。>
本人の思いや諸事情はわかるけど。昨年、比嘉がタイトルをとった試合で相手が体重超過をしていた時には、具志堅会長は怒っていたのを覚えているし。つい先月には、山中慎介の相手が2.4kgの体重超過で王者剥奪されるケースがあって(しかも山中が敗北、引退することになって)、日本のボクシング・ファンみんなが怒り、嘆いたばかりだっただけに、今回の問題は、本人や具志堅ジムにとってはもちろん、日本のボクシング界にとっても、本当に痛いことであって。
どうか2度とこのようなことが怒らないように、選手、関係者全員で反省&努力して欲しいと願っている。(・・)<比嘉はまだ22歳だし。才能がある選手&沖縄の新たな星なので、もし許されるなら、階級変更をした上で、復帰するチャンスを与えて欲しい。m(__)m>
村田は、余計なことは気にせず、自分のことに集中して、ガンバ!o(^-^)o】
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ところで、今月5日、アニメ映画の制作に力を尽くして来た高畑勲監督(82)が他界した。ご冥福をお祈りしたい。
mewは、高畑氏らが若い頃から携わって来たハイジやフランダースの犬などのアニメに親しんで来たのであるが・・・。
高畑氏は子供の頃、岡山で空襲を体験したことから、反戦への思いが強くて。野坂昭如氏が書いた「火垂るの墓」を原作にして、88年にアニメ映画を制作(監督、脚本)。戦争の悲惨さを世に伝えるために、今でも繰り返しTVで放映されている。
もし機会があったら、高畑氏のインタビュー、平和への思いなども載せたいと思うのだけど。
日本テレビは13日、高畑氏を偲び、コナンを放映予定だった枠を「火垂るの墓」の放映に変更していたのだが。いい判断だったと思う。(++)
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政界では、昨日、今年1月26日に他界した自民党の野中広務氏のお別れの会が行なわれた。(**)
アレコレと政治的な動きをする人ではあるものの、本当に平和と弱者を守る気持ちが強いという意味では、尊敬に値する大事な政治家だったし。ご意見番として、もっと長生きして欲しい政治家だった。(・・)
そして、昨日のお別れの会にも、野中氏を偲んで、各党、各界から3千人以上も集まったという。
<政敵だと言われた小沢一郎氏も出席していた。瀬戸内寂聴さんも。>
『野中広務さん死去「平和の番人」しのぶ お別れの会に3000人
官房長官や自民党幹事長を歴任し、1月26日に92歳で死去した元衆院議員、野中広務氏のお別れの会が14日、京都市内のホテルで営まれた=写真・小出洋平撮影。安倍晋三首相は追悼の辞を述べ、「戦争を知る最後の世代で、平和の番人たる先生の発する言葉は心の奥にまで響くすごみがあった」としのんだ。
実行委員長を務めた自民党の二階俊博幹事長は「徹底的に弱者に寄り添う政治を目指した」と悼んだ。
お別れの会には、大島理森衆院議長、森喜朗元首相、自由党の小沢一郎共同代表、中国の程永華駐日大使ら約3000人が参列した。【竹内望】(毎日新聞18年4月15日)』
<安倍っちの心の奥に「平和の番人」の言葉がちゃんと響いていたとは思えないけどね。(-"-)
安倍っちは「正義を貫き、不正を憎み、弱き者に寄り添った。先生が守り、引き継いでくださった素晴らしい日本を守り抜く」とも述べていたそうだが。そういう日本を作って、守るためには、まずキミが首相をやめないと!(`´)>
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『弱者に寄り添う人柄しのぶ 故野中広務さんお別れの会
自民党幹事長、官房長官などを歴任し、1月に92歳で死去した野中広務さんのお別れの会が14日、京都市下京区のホテルで営まれた。政財界や宗教界など幅広い分野から約3千人が参列し、政局を動かした辣腕(らつわん)と弱者に寄り添った人柄をしのんだ。
実行委員長の二階俊博自民党幹事長は式辞で「われわれの道しるべとなった先生を失ったことは、国家の大きな損失」と悼んだ。安倍晋三首相は野中さんが府議時代に京都府政を革新から保守系へと転換させた経過に触れ、「正義を貫き、不正を憎み、弱き者に寄り添った。先生が守り、引き継いでくださった素晴らしい日本を守り抜く」と語った。
遺族を代表して長女の河合多恵子さんがあいさつし、「息を引き取った顔は少しほほ笑み、穏やかだった」と臨終を振り返った。「平和な国を築く理想を掲げ、長く孤独な道を歩いてきたお父さん、本当にお疲れさま」と静かに語ると、ハンカチで涙を拭う人もいた。最後に伊吹文明元衆院議長が「野中先生に賜(たまわ)った温かい気持ちを、残されたご遺族に注いでください」と参列者に謝辞を述べた。
「政敵」だった小沢一郎自由党共同代表や、森喜朗元首相ら与野党の政治家が多数参列した。1994年の松本サリン事件で容疑者扱いされ、当時国家公安委員長だった野中さんから直接謝罪を受けた河野義行さん、野中さんが沖縄振興に尽力した縁で交流のあった稲嶺恵一元沖縄県知事、中国の程永華駐日大使も遺影に手を合わせた。
作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんは参列後、「いざという時にちゃんとした言葉をいただける頼りになる人だった。とっても寂しいです」と話した。
野中さんは旧園部町議、同町長、府議などを経て、83年の衆院補選で初当選。2003年に政界を引退した。お別れの会は自民党や全国土地改良事業団体連合会、野中家などが主催した。15日には地元の南丹市でお別れの会がある。(京都新聞18年4月14日)』
何とフジTVまでもが、野中氏のお別れ会の様子を報じた上、「自民ハト派よ どこへ行く...」というタイトルで、自民党のバランスを懸念するような伝え方をしたことには、ちょっと驚いた。^^;
でも、このことは、今後の日本にとって、本当に大事なことだと思うのだ。(**)
『自民ハト派よ どこへ行く...
14日の「プライムフォーカス」。自民党ハト派の重鎮で、1月に死去した野中広務元官房長官のお別れの会が、京都市内で開かれた。野中氏のお別れの会に参列した政治家たちの思いと、秋に予定される自民党総裁選など、今後の政界について、政治部・高田圭太デスクが読み解く。
参列者の口から次々と聞こえてきたのは、野中氏のような人が今の政界にいないことへの寂しさだった。
野中氏といえば、平和や弱者への思いやりといったハト派的一面と、過激な言葉を駆使し、変節もいとわず突き進む剛腕に象徴される。
自由党の小沢代表は、「政治家らしい政治家だよ。最後の戦争に参加した生き残り。本当の意味での平和というか」と述べた。
古賀 誠自民党元幹事長は、「日本の政界最大のリベラル派。本当に大事な政治家だったね」と述べた。
ただ、今、野中氏のような自民党ハト派の政治家は、岐路に立っている。
かつての自民党は、憲法改正や安全保障強化に前向きなタカ派的勢力と、安保よりも経済重視のハト派的な勢力のバランスで、政権を運営してきた。
しかし近年、小泉政権、今の安倍政権などタカ派カラーの政権が続く中で、自民党は今後、安倍政権的な保守政治を続けていくのか、野中氏的なハト派が復権するのかが注目される。
また、安倍流のトップダウン政治に対し、野中氏のような調整型の政治を志向する勢力が結集できるか。
そのために、野中氏に代わって剛腕を振るう政治家がいるのかも含め、秋の自民党総裁選で問われることになるとみられる。(FNN18年4月14日)』
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自民党が、1955年から2009年まで(わずか1年を除き)50年間以上もの長きにわたり、ずっと政権与党として日本の政治を担うことができた最大の理由は、自民党の中にタカ派からハト派まで、新自由主義から社会主義に近いリベラル派まで様々な議員が存在していて、どちらか一方偏りそうになると、党内でバランスをとろうとする動きが出たことにある。
それゆえ、国民の多くは、自民党に政権を運営していれば、そこそこに平和も民主主義も人権も、生活や仕事も守ることができると安心して任せていられるところがあったのだ。(・・)
自民党は09年~12年まで民主党に政権をとられ、12年末に安倍首相の下で政権を奪還したのであるが。下野したことが妙な影響を及ぼしたのか、その後は、安倍一強、政高党低と呼ばれる官邸主導の政治が行なわれることに。(-"-)
安倍内閣には思想が同じ仲間たちが集められ、首相らの思想や政策と異なる自民党の議員たちは党内ではほとんど意見が言えず(言っても無視され?)、自民党は自らバランスを修正できない、そして自浄作用もない、偏向した政権与党になってしまったように思われる。(ーー)
で、どうかこれ以上日本がアブナイ国にならないためにも、自民党がアブナイ政党にならないためにも、ハト派やリベラル志向の議員にももっと頑張ってもらって、みんなで安倍政権の問題点をよ~くチェックして、改めてより幅広い国民の期待に応えられるような政党に作り直して欲しいと願っているmewなのだった。(@@) <政権を目指す政党は全てそうあって欲しいと思う。>
THANKS