【ボクシング・ミドル級はWBA王者の村田諒太が、ブランダムラ(伊)を8回TKOで下して、初防衛に成功。(*^^)v祝 村田陣営は早ければ、年末にもミドル級最強のゴロフキンとビッグマッチを行なう計画を立てているようなのだが。昨日の戦い方だと「どうかな~」という感じも。
実は、村田の試合の前に行なわれたフライ級の比嘉大吾とロサレス(ニ)の試合が、(結果はロサレスの9回TKO勝ちだったのだけど)両者ともよく動いて手数も多く迫力のある戦いで。階級が違うとはいえ、村田の試合がちょっとタルく見えてしまったのだ。(あまりワクワクしない感じ?逆に比嘉の試合はすごくよくて、やっぱ改めて復活して欲しいと思った。)
トレーナーからも途中で、手数を増やした方がいいと言われたようなのだが。もしラスベガス進出を目指すなら尚更、もう少し観客に見せる&魅せるボクシングも覚えて行かなければと思うmewなのだった。(@@)】
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ところで、小泉元首相が14日、モリカケ問題や安倍首相の3選について、このように語っていたという。(・・)
『小泉元首相、安倍3選「難しいな」=森友・加計対応をばっさり
小泉純一郎元首相は14日、秋の自民党総裁選で安倍晋三首相が3選する可能性について「まあ、難しいだろうな。信頼がなくなってきてね。何を言っても言い逃れに取られちゃう」と述べ、3選は厳しいとの見方を示した。水戸市内で記者団の質問に答えた。
小泉氏は学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、当時の首相秘書官が「首相案件」と述べたとする文書が愛媛県などで見つかったことに関し「早く本当のこと言えと。記録が残っていたら認めるしかない。記録の方を信用するでしょう、国民は」と指摘した。
学校法人「森友学園」問題で首相が「私や妻が関係していたなら、首相も国会議員も辞める」と国会で発言したことに関しても「あれから端を発している。(首相夫人の昭恵氏が)名誉校長をしているのになんで関係ないと言えるのか。言葉というのは大事だよ」と疑問を呈した。
森友問題で財務省決裁文書改ざん当時の佐川宣寿理財局長を国税庁長官に起用したことについては「適材適所と言ったのに、何で懲戒処分にするんだ。言葉がもう言い逃れなんだよな」と批判した。(時事通信18年4月14日)』
小泉氏が言っていることは、まさに正論だと思うし。一般国民にもわかりやすく、共有できる部分が大きいのではないかと思う。(++)
小泉氏は、mewの中では、安倍首相に次ぐ戦後2番めにワーストな首相なのだけど。^^;
安倍政権批判&脱原発の普及では、頑張っていただきたいものだ。o(^-^)o
<この人の一般市民的な感覚&一般国民にわかりやすい表現を使う能力は本当に見事だと思うし。首相時代も、日々の会見や国会答弁で国民ウケする発言をして、5年以上も注目度、人気を保って来たのはスゴイと思う。とはいえ、政治以外のところで人気を維持しながら、そのウラでどんどんと平和・民主主義や国民生活を壊すような安保軍事政策、新自由主義を進めたことは許せないし。(いまだにそれに気づいていない国民が結構入るのがコワイ。)
また、選挙や支持率が、本当の政治の中身よりも、いかに国民にウケする発言やパフォーマンスができるかで決まるような風潮を作ってしまったことは、実に罪深いと思っている(-"-)>
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どうやら自民党内でも、安倍首相に対しては「あきらめモード」になっている議員が増えている様子。^^;
まだ積極的な「安倍おろし」の動きは見られいないものの、「安倍首相の3選は困難」という雰囲気はどんどん広がっている感じがある。(~_~;)
次期総裁選の候補議員(石破、岸田、野田氏など<河野も?>)はかなりハッキリとものを言うようになっているし。派閥の会長や幹部が「ポスト安倍」をどうするか模索する動も出始めている。(・・)
ふつ~なら、安倍首相&周辺も、もう総裁選出馬自体をあきらめてもよさそうなものなのだけど。 でも、安倍首相としては、憲法改正を実現するために2回めの総裁にチャレンジしたわけで。悲願を達成するためにも、何とか総裁3選をそう簡単にはあきらめられないようで。
早くも地方の議員&党員票集めの活動をスタートしたという。(・o・)
13~14日には、大阪へGO。自民党の大阪府連の議員らと会食などを行なったのだが。そこで、安倍首相がmewの驚くような対応をとったのだ。
安倍首相は、以前は維新の会が提唱する大阪都構想に理解を示していたのであるが。総裁選で自民党の大阪府連の議員や党員の支持を得たいことから、コロッと方針を転換。大阪都構想に反対することを明言したのである。(゚Д゚)
この話をきいて、逆に維新の松井代表(大阪府知事)は不快感を示していたという。(~_~;)
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大阪と言えば、維新の会の牙城で、自民党は野党の立場。維新が提唱している大阪都構想も、自民党は、変な話、以前からずっと民進党や共産党と共に反対をしている。^^;
ところが、実は、3年前の15年5月に大阪都構想の住民投票が行なわれた時には、安倍首相&菅官房長官は、はっきりとは意思を示さなかったものの、どちらかと言えば、維新寄りの立場だったのである。(@@)
安倍・菅コンビは、下野している頃から、橋下徹氏の人気や発信力と維新の票を憲法改正実現に利用したいと考えており、維新の会の国政進出を支援。12年末に安倍氏が首相になってからも、安倍・菅、橋下・松井のペア同士で定期的に会食を重ねて、交流を深めて来た。(・・)
で、大阪都構想に関しても、安倍首相は当時、「二重行政をなくして、住民自治を拡大をしていくという意義はある」と理解を示す話をしていたし。
菅官房長官も「総務副大臣の時から二重行政の問題を取り上げて来た」と述べていた上、自民党府連が他の野党と共に反対運動を行なうやり方を「理解できない」と批判。何だか自民よりも維新をサポートするような感じになっていたのだ。(・o・)
当然にして、自民党議員の多く、とりわけ府連の関係者は、首相官邸のこのような対応に不満を抱くことに。(-"-)
他方、維新の松井府知事は「ありがたい」と涙したという。^^;
『中立を保ってきた菅氏が、民主、共産両党と都構想反対で合同街頭演説を行った自民党大阪府連を「全く理解できない」と批判したことも、維新は追い風と受け止める。松野頼久幹事長は12日の記者会見で「全く同感だ」と菅氏に賛同してみせた。大阪維新幹事長の松井一郎大阪府知事は11日、記者団に涙をにじませながら「ありがたい」と語った。(産経新聞15年5月13日)』
安倍首相は、今でも、維新の会が「ゆ党」or「よ党」として安保法制に賛成してくれたり、改憲実現にも協力的であることを有難く思っているのだが。
残念ながら、改憲のパートナーとして期待していた橋下徹氏は政界を引退。維新も分裂を繰り返し、今では衆院11、参院11の小さな政党になってしまって、数の面ではさほど期待できない。<改憲発議が決まれば、橋下氏を復帰させるという案も出ているらしいけど、本人がOKするかはビミョ~。^^;>
それに、もし自分が総裁選で3選できなければ、改憲発議も困難になってしまうわけで。今は維新がどうのというよりも、まずは自分の総裁選当選を優先しなければならないのが実情だ。
しかも、大阪府連の関係者には、3年前の住民投票の時に「自民党の総裁は、自党より維新の味方をするのか」と強い反感を抱かれているので、今回の訪問を機に、何とか支持を取り戻したいところ。(・・)b
そこで、安倍首相は、見事な手のひら返しを見せたのである。(・o・)<馬でいうと変わり身ってやつだわね。>
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『大阪都構想に否定的 安倍首相 住民投票「しょっちゅうやるものとは違う」
自民党総裁の安倍晋三首相は13日夜、自民党大阪府連の幹部らと大阪市内で会食し、大阪市を廃止して4つの自治体(特別区)を置く「大阪都構想」に否定的な見解を示した。出席した府連幹部が明らかにした。
府連の左藤章会長(衆院議員)や朝倉秀実幹事長(大阪府議)によると、府や大阪市の両議員団の幹事長が、都構想の制度設計を議論する法定協議会の状況を首相に説明。首相は「住民投票はしょっちゅうやるものとは違いますね」などと述べたという。
都構想は、日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)が推進。松井知事と首相は2025年国際博覧会(万博)の大阪誘致などで連携しているが、首相は維新の応援についても否定的に語ったという。(産経新聞18年4月14日)』
『安倍晋三首相は14日、大阪市内で自民党大阪府連が開いた臨時党員大会に出席した。「大阪の場合は維新の旋風が吹き荒れ厳しかったと思う。皆さんがやっぱり自民党しかないと決意して頑張っていただいた」とあいさつ。日本維新の会と競合する自民党府連との結束を強調した。
首相が党の地方組織の大会に参加するのは異例のこと。安倍首相が維新の代表を務める松井一郎・大阪府知事と関係が近いことから府連内に不満の声があり、秋の総裁選を見据えて配慮したものとみられる。
安倍首相は、前日に府連の議員と会食したことに触れ、「(維新が掲げる)大阪都構想の住民投票で考え方が違う、迷惑していると言われた。しっかりと受け止めなければならない。大阪府連が決めたことは自民党の考え方であり、私の考え方でもある」と強調した。(黒石直樹、菅原雄太)(朝日新聞18年4月14日)』
『首相の都構想反対表明、維新の松井代表が不快感
日本維新の会の松井代表(大阪府知事)は13日、安倍首相が大阪都構想に反対する考えを示したことについて、「(自民党大阪府連への)リップサービスが過ぎるかなと思う。前は住民が決めるものだと言っていた。それだけ追いつめられているのかね」と述べ、不快感を示した。(読売新聞18年4月14日)』
『2015年の「都構想」の議論の際には、一定の理解を示していた安倍首相が一転、反対の意見を支持したことに維新の会・松井代表が取材に応じました。
「さまざまな配慮をしながら、党内の支持も取付けなければならない、こういうことだと思いますよ。党総裁としてずれてませんよということのアピールなんじゃないですか」
(日本維新の会・松井一郎代表) (MBS18年4月14日)』
いつも書いていることだが。安倍首相は、いつも自分の都合が優先。都合が悪ければ、すぐに発言を変えてしまうし、問題orジャマになりそうなものは隠したり切ったりしてしまうわけで。
安倍氏のコロコロ変わり身&ご都合主義が見事にあらわれた実例ではないかと思うmewなのだった。(@@)
THANKS