【元・広島東洋カープの、というより野球界のレジェンドである衣笠祥雄氏(71)が他界された。その偉大な功績はもちろん、最後まで病気と戦いながら野球の仕事を続けた気概に敬意を表すると共に、ご冥福をお祈りする。おつかれさまでした。m(__)m】
<CONさま~!十何年ぶりですね~。来てくれて有難う。お返事、ちょっと待ってて下さいね~。m(__)m>
何か毎日、同じようなことを書いていて。書く方も読む方もイヤになっちゃいそうな感じなのだけど。でも、彼らの発想や発言は本当にアブナイと思うので、今回もしつこくグダグダ書くです。_(。。)_
『下村、記者がハメたと「犯罪」扱い。一部撤回も、批判と疑念を表明+福田次官、処分なく退職金丸取りか』の続報を。
前回の記事で、安倍盟友・下村博文氏(元文科大臣)が講演で、テレ朝の女性記者の件に関して「ハメられてる」「ある意味で犯罪だ」と語ったという話を書いたのだが・・・。
この発言に関しては、野党からだけでなく、与党からも批判が出ている様子。(~_~;)
『自民党の森山裕国対委員長は記者会見で「発言には気をつけなければいけない」と厳しく指摘。公明党の山口那津男代表は記者団に「到底理解し難い発言であり、撤回するのは当たり前だ」と語った。
希望の党の玉木雄一郎代表は記者会見で「被害者に寄り添えない人たちが自民党に集まっている。まさに『おじさん政党』を体現している」と皮肉った。(時事通信18年4月24日)』
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しかも、昨日の閣議で、福田財務次官の辞任が正式に認められることになって、麻生財務大臣がそれを受けて、ぶら下がり会見を行なったのだけど・・・。
その際に麻生大臣までが、意見紹介という形をとりながらも、敢えてカメラの前で「ハメられた」という言葉を使ったことには、唖然とさせられた。(・o・)
『セクハラ疑惑の週刊誌報道だけで、セクハラがあったと認定して処分するのはいかがなものか。はめられて訴えられたのではないかなどと、いろいろな意見は世の中にいっぱいある。きちんと本人の人権も考え、本人と向こうの話と双方を伺った上でないとなかなか決められない。(時事通信18年4月24日)』
この発言にも早速、野党から批判の声が上がっている。(-"-)
『24日に開かれた財務省に対する野党のヒアリングで、希望の党の山井和則衆院議員は「根拠なく言ったとしたら、完全な第2のセクハラ、人権侵害だ。即刻、撤回してほしい」と批判。「被害者を加害者扱いしている」「被害者の側に立っていない」との反発も出た。(毎日新聞18年4月24日)』
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また、昨日の記事で下村氏が日本のメディアに関して「日本の国家をつぶすために存在しているのかと思う」と、メディア批判を行なっていたということにも触れたのだけど。
下村氏は、「ある意味、犯罪」という前に、「テレビ局の大半は『安倍降ろし』」「野党とメディアが安倍降ろし」などと、さんざんメディア批判を展開していたことがわかった。(・o・)
下村氏は、メディアの最大の役割は、「政治権力を監視し、問題点を指摘すること」だということを知らないのだろうか?(>_<)
<安倍首相&超保守仲間にとっては、戦前(or某国)のように政府や国家にとって都合のいいことを伝えたり、自分たちの思想や提案を賛美してくれるところはいいメディア、そうでないところは敵扱いなんでしょうね~。特にAとかね。(~_~;)>
安倍首相の周りには、毎日のようにこういう意見を言うお友達がたくさんいるのだ。
それで安倍氏自身も「自分は一部メディアに理不尽な形で攻撃されている」「自分は何も悪くないのに、改憲阻止を狙う野党とメディアが結託して、安倍おろしをしようとしている」とか被害者意識を抱いてしまうのではないかと。それがゆえに、さらに意地になって、政権維持&改憲実現のためなら「何でもあり」と開き直り始めているようにも見える。_(_^_)_
『下村氏「メディアは国家をつぶすためにあるのか」
共産党が音声データを発表した下村博文元文部科学相の講演会での発言要旨は次の通り。
テレビ局の大半は「安倍降ろし」です。それが都合いいんでしょうね。確かにわれわれも謙虚に反省しなければいけないし、説明責任を果たさなければいけないけども、外国のメディアの人から「森友、加計問題って忖度(そんたく)で役人が動いていることであって、大騒ぎする必要があるのか。もっと重要な問題があるでしょ。北朝鮮、中国、米国の問題を国会で全然議論していない。最近は、国会で野党が審議に応じない。ちょっと考えられない」などと言われたが、その通りだと思う。
やはり野党とメディアが安倍降ろしです。国会議事堂前で毎日やってますよ、「安倍辞めろ」と。私は安倍晋三首相に非常に近い立場でもあるが、よく精神的にこたえないで頑張っている。メディアも好意的に取り上げませんから。
しかし、安倍総理でなく石破茂元幹事長が憲法改正できるのか。朝日新聞は石破さんに好意的だ。敵の敵は味方なんです。石破さんが総理になったら、今度は石破つぶしに来るでしょうね。憲法9条については、安倍さんよりもっと過激だから。
日本のメディアは日本国家をつぶすために存在しているのかと、最近、つくづく思う。テレビは見ませんが、なんとなくむしゃくしゃするから。そんなことばっかりでしょ。つまんないことで。
確かに、福田淳一財務事務次官がとんでもない発言をしているかもしれないけど、しかしそんなの隠しとっておいて、テレビ局の人が週刊誌に売るということ自体がはめられていますよね。ある意味犯罪だと思う。(共同・日刊スポーツ18年4月24日)』
この発言にも、与野党から批判が出ている。(`´)
『自民党の竹下亘総務会長は24日の記者会見で「政治家の発言は気をつけないといけない。メディアの一番重要な仕事は権力に対するチェックだ」と指摘。
公明党の山口那津男代表は記者団に「まったく根拠のない発言だ。そうした発言は慎むべきだ」と批判した。希望の党の玉木雄一郎代表も会見で「常軌を逸しているような発言だ」と述べた。(朝日新聞18年4月24日)』
<この下村氏の講演は仲間or支援者向けのものだったのか、下村氏をはじめとする安倍首相の超保守仲間のホンネがかなり出ている感じ。
「森友、加計問題って忖度で役人が動いていることであって、大騒ぎする必要があるのか」という考え方は、まさに安倍首相&仲間たちの主張なのではないかと。また、福田セクハラ発言の問題も、本心では「つまんないことで」と思っているのだろう。^^;
また、彼らは、超保守の申し子である安倍首相の下で憲法改正を実現することこそが、自分たちに課せられた国創り(戦後レジームからの脱却=戦後体制の破壊)の最大の使命であると思い込んでいて。サヨクの野党やメディアが、改憲阻止のために安倍おろしに動いているととらえている。
それで、「安倍総理でなく石破茂元幹事長が憲法改正できるのか」「日本のメディアは日本国家をつぶすために存在しているのか」という言葉が出て来てしまうのだな~と、改めて呆れさせられた&ぞ~っとさせられたです。_(_^_)_>
そして、先述したように、昨日、下村氏も「とんでもない」というセクハラ発言を行なった(とされる?)福田財務次官の辞任が正式に決まったのだが。
これで、もはや公務員として懲戒処分を受けることはなく、計算上は約5300万円の退職金を支給されることになる。(・・)
<本人は、自己都合の中途退職などせず、もっと高額な退職金を得て、よりゴージャスな天下り生活をする予定だったかも知れないけどね。^^;>
で、mewは、昨日、福田氏の場合は、佐川前国税庁長官のように、退職金の支払い保留や減額をすることはできないのかという疑問を呈していたのだが・・・。
麻生財務大臣は、閣議後のぶら下がり会見で、福田氏の場合も佐川氏と同じように、支払いを保留して、調査結果によっては減額すると発表した。(・・)
『【冒頭発言】福田淳一次官からの辞任の申し出について、本日の閣議で承認を得られたので、本日付で辞職させる。セクハラ疑惑での辞職は甚だ遺憾だ。矢野康治官房長に事務次官の事務代理を発令する。早急に事実関係を解明し、結果に応じて福田次官への処分を行いたい。
テレビ朝日にも納得いただけるやり方で話を伺う。今後の調査結果で懲戒処分に相当すると判断された場合は、その処分に相当する金額を退職金から差し引くこと、当面は退職金の支払いを留保することを福田氏に伝え、本人も了解している。(時事通信18年4月24日)』
ただ、『辞職した人への懲戒処分はできない。禁錮刑に当たるような重大なケースを除けば、強制的な返納は法律上できない仕組みとなっている』とのこと。(ANN18年4月24日)』
佐川氏の場合は、文書改ざんに関して大阪地検特捜部の捜査対象になっており、もし訴追されて禁固刑以上の刑事罰を受けることになれば、懲戒免職も含め重大な懲戒処分に相当するとして退職金を減額するか支給しないこともあり得ると思うけど。
福田氏の場合は、現段階では刑事訴追されるおそれもないことから、結局、退職金も丸ごと支給される(or引かれるとしても小額?)可能性が大きいわけで。麻生大臣は、野党や国民の批判の目をそらすために、とりあえず退職金の支払い保留をしてみせて、ごまかそうとしたのではないかという疑念を抱いている。(ーー)
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それに麻生大臣は、裁判になったケースも含め、調査結果が出るのには長く時間がかかることを示唆していたのだが。何か国民が忘れた頃に、こそっと曖昧な調査結果を発表して、退職金を払ってしまうのではないかと疑ったりもして。^^;
辻元清美氏もこんなことを言っていた。
『辻元清美・立憲民主党国会対策委員長(発言録)
(政府が福田淳一財務事務次官の辞任を閣議で承認したことについて)財務省として処分して、被害女性に謝罪をするべきだ。財務省ぐるみで「調査調査」と言って問題を先延ばし、ほとぼりが冷めるまで時間稼ぎをしてるように見える。
(政府は)なんでも「調査(すると言っている)」でしょ。調査がごまかしの手段に使われてる。私たちが国会で問いただしても「調査中です」と何も答えない。だから審議ができない、と言ってるわけです。(朝日新聞18年4月24日)』
もうすぐGW連休にはいるのだけど。どうか国民がこれらの問題を忘れないように、野党もメディアも頑張って、しっかりとアタマとココロに刻み込んでおかなければと思うmewなのだった。
THANKS