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安倍、秋の国会に憲法改正案の提出を目指すと明言。9条改正を子どもの涙の話で進めるのは誤り



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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】  

今日8月15日は終戦記念日だ。もう戦争が終わってから73年になる。(**)

 今回で戦没者追悼式での今上天皇のおことばをきけるのは最後になると思うと、本当に寂しい限りなのだが。どのようなおことばを述べるのか、とても興味深く、楽しみでもある。<最後に強いメッセージとして、憲法とか平和主義などの言葉を用いるかな~とか。(・・)>

 まあ、安倍首相はまさかこの場で、憲法9条の改正をとは言わないだろうけど・・・。
 ただ、地元・山口では憲法改正、とりわけ9条改正に並々ならぬ意欲を示していたようで。自民党に改正案をまとめさせて、秋の臨時国会に提出したいとまで言いやが・・・もとい、言っていたという。(・o・)

『安倍晋三首相、臨時国会に自民党改憲案提出を明言

 安倍晋三首相(自民党総裁)は12日、山口県下関市内で開かれた長州「正論」懇話会の設立5周年記念会で講演し、自衛隊の憲法9条明記を盛り込んだ憲法改正案について「自民党として次の国会で提出できるよう取りまとめを加速する」と述べ、秋に予定される臨時国会への提出を明言した。

 首相は、憲法改正は自民党の立党以来の党是であることなどに触れ、9月の党総裁選では「誰が総裁になろうとも、その責任を果たしていかねばならない」と強調した。また、総裁選が「党員の間でしっかりと議論を深め、一致団結して前に進むきっかけとなることを期待する」と述べた。(産経新聞18年8月12日)』

『そのうえで「憲法改正は立党以来の党是だ。誰が総裁になろうとも責任を果たしていかなければならない。改正には極めて高いハードルを乗り越える必要がある。政治は結果だ」と指摘。9月の自民党総裁選で、憲法9条第1項(戦争放棄)と第2項(戦力不保持)を維持しつつ自衛隊の存在を明記する改憲案を訴え、党員に支持を広げる意向を示した。

 首相はまた、昨年の衆院選で自民党の公約に掲げた幼児教育や高等教育の無償化について「(人づくりは)国家百年の計。憲法の中にしっかりと書き込んでいくべきだ」と述べた。(毎日新聞18年8月12日)』

* * * * *

 安倍首相は、今年5月、(仲間たちと勝手に作った)憲法改正の4項目の素案を提示した。

1・9条の1,2項目を維持して、3項に自衛隊を明記する(これは後で詳しく)

2・73条の2を新設して、緊急事態条項を設ける(災害だけでなく、戦時体制も考慮。内閣が作る政令によって、私権制限も可能になる)

3・47条を改正し、参院議員を各都道府県から少なくとも1人、選出できるようにする(合区解消のため。一票の平等の例外を設ける。参院議員を釣るため)

4・26条に国が教育環境を整備する努力義務を規定。89条も改め私学助成の合憲性を明確にする。(安倍氏&超保守仲間は高等教育の無償化には反対で、民主党が決めた高校無償化もやめてしまったのだが。維新が教育無償化を要望しているので、設けることにした。)

 安倍首相は、党内外の保守派の支持を得るためにも、9条改正を実現したいと訴えている。(**)

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 安倍首相が9条改正に際して、最近よく使うのは、自衛隊員の子どもが「」という話だ。この話をすれば、保守派や一般国民の理解、共感が呼べると思っているらしい。。(>_<)

 安倍首相は今回、地元・山口で長州「正論」懇話会に出席して講演を行なったのだが。(「正論」は超保守系の雑誌の名。)ここでも、その話を持ち出していた。


『首相「秋国会に改憲案」 日朝首脳会談へ意欲 長州「正論」懇話会

 安倍晋三首相(自民党総裁)は、9条に自衛隊を明記するなどの憲法改正に関し、秋に予定される臨時国会に自民党案の提出を目指す意向を初めて表明した。連続3選を目指す9月の総裁選を通じて自民党内の憲法改正の作業をさらに加速させたい狙いがある。同時に、総裁選出馬を表明した石破茂元幹事長が9条改正を争点から避けたことを牽制(けんせい)した形だ。

 首相は12日、山口県下関市内で開かれた長州「正論」懇話会の設立5周年記念講演会で講演した。

 憲法改正については「いつまでも議論だけを続けるわけにはいかない。これまでの活発な党内議論の上に自民党としての憲法改正案を次の国会に提出できるよう、取りまとめを加速すべきだ」と述べた。

 さらに「昨年の衆院選の公約実現を目指すことは自民党としての責任でもある。誰が総裁になろうとも、その責任を果たしていかなければならない」と訴えた。「政治は結果である。どのように幅広い同意を得て憲法改正を実現するか、総裁選で党員の間で議論を深め、一致団結して前に進むきっかけとなることを期待する」とも語った。

 自民党は、自衛隊、緊急事態、参院選「合区」解消、教育の充実の4項目の改憲案を作成している。

 首相は「自衛隊を合憲」とする憲法学者が2割にとどまる現状などに触れ「こんな状況に終止符を打つ。全ての自衛官が誇りを持って任務を全うできる環境を整えることは今を生きる私たち政治家の責任だ」と語り、9条への自衛隊明記に重ねて強い意欲を示した。

 北朝鮮による日本人拉致問題には「いまだ解決できないことは痛恨の極みだ。安倍政権で必ず解決するという強い決意で臨んでいる」と改めて言明した。「最後は私自身が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と直接向き合い、わが国が主体的に解決しなければならない」とも語った。

 さらに「今こそ『戦後日本外交の総決算』を成し遂げるときだ」と訴え、「最大の課題の一つ」と位置づける日露平和条約の締結を目指す考えに言及した。(産経新聞18年8月12日)】

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 「正論」の講演では、このような話をしていたという。

『「毎年、防衛大学校の卒業式に出席し、服務宣誓を受けますが、最高指揮官、内閣総理大臣として、真新しい制服に袖を通したばかりの自衛官たちから『事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に努め、もって国民の負託に応える』との重い宣誓を受けます。そうです。まさに彼らは国民を守るために、その命を懸けるんです」

 「しかし、近年でも『自衛隊を合憲』と言い切る憲法学者はわずか2割で、違憲論争が存在しています。その結果、多くの教科書に自衛隊の合憲性に議論があるとの記述があり、自衛官の子供たちも、その教科書で勉強しなければなりません。ある自衛官は息子さんから『お父さん、憲法違反なの?』と尋ねられたそうです。そのとき息子さんは、目に涙を浮かべていたと言います」

 「皆さん、このままでいいんでしょうか。こんな状況に終止符を打つ。全ての自衛官が誇りを持って任務を全うできる環境を整えることは、今を生きる私たち政治家の責任であります。憲法の中にわが国の独立と平和を守ること、そして自衛隊をしっかりと明記することで、私はその責任を果たしていく決意であります」

<長州「正論」懇話会設立5周年記念 安倍首相講演(5)「自民党としての憲法改正案を次の国会に提出できるよう、取りまとめを加速すべき」・・・産経新聞18年8月13日より> 
 
* * * * *

 mewは以前から書いているように、絶対的な護憲論者ではなく、憲法改正を容認している立場だ。<憲法自体が自ら改正することを容認しているし、主権者である国民が本当に望み、国民の利益になるようなものなら改正してもいいと思う。>
 また、9条に絶対に手をつけてはいけないとも思っていない。<自国の領土の専守防衛に限定して、武力組織を持つことを認めてもいい。集団的自衛権、海外での武力行使は国際協力でもダメ。>

 ただ、自衛隊が憲法9条に反しているのか、合憲なのか違憲なのかは、憲法の解釈の問題ゆえ、法的に考えなければならないことだし。
 9条の改正案は、「自衛隊が誇りを持てないから」とか「自衛隊員の子どもが悲しむから」という主観で決めるべきことではないだろう。(**)

<自衛隊のはじまりは、1950年、朝鮮戦争が勃発した時に、GHQの指令で総理府の機関として「警察予備隊」なるものを組織したことにあるのだが。(その後「保安庁」ができて「保安隊」になる。)何故、ここで「自衛隊」とか軍隊らしい名にしなかったかと言えば、日本も米国も最初から日本国内に軍隊のような武力組織を作ることは新憲法の9条に違反するとわかっていたからだ。それで、これはあくまでも「警察」の役割を果たすものだということにして、武力を備えた組織を拡大。国民にきちんと知らせず、民意を問わずに、あとから覆せないように既成事実化する感じで造ってしまったわけで。違憲と言われてもやむを得ないのである。(-"-)
 尚、この当時の政権を握っていたのは麻生太郎副総理の祖父・吉田茂氏(自由党・1948年~54年)だ。<翌年、自由党が民主党と合併して、自由民主党ができたのね。(・・)>

* * * * *

 憲法改正に関しては、これから何度も書く機会があるとは思うが。

 安倍首相は来年の参院選で2/3の議席を確保する自信がないので、この秋の臨時国会か来年の通常国会に国会発議をすることをマジで考えていると思われ・・・。主権者たる国民は、それにしっかり備えておく必要がある。(**)

 それゆえ、どうか終戦記念日に、多くの国民が、憲法のあり方、9条や平和主義に関して、少しでもいいから考えてくれるといいな~と願っているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2018-08-15 00:53 | (再び)安倍政権について | Comments(0)

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