【大相撲九州場所・・・貴乃花親方の引退騒動で、急に千賀ノ浦部屋に移ることになった小結・貴景勝が優勝。22歳ながら、その冷静な対応力、精神力に拍手。(**)
そして、フィギュアGP6戦めのフランス杯・・・女子は、SP2位だった紀平梨花(16)がフリーで1位になり逆転優勝を果たした。(*^^)v祝 <3Aの調子が悪く単独もやっと立ったという感じだったのだが。コンビを2Aに変え、他のジャンプや要素で確実に得点。臨機応変な対応力があることを示した。>
昨季から4位が続いていたSP1位の三原舞依(19)は、フリーもほぼパーフェクトに近い演技で2位に残り、初の表彰台に。表現力が豊かになって来て、まだまだのびしろがありそうだ。(^^)
今季から米国に本拠地を移した本田真凜(17)は6位。メドベージェワも4位にとどまり、ファイナル進出を逃がすことに。男子の田中刑事はなかなか4回転が決まらず、8位だった。(-_-)
この結果、日本勢では、女子が宮原知子、坂本詩織、紀平梨花、男子が羽生結弦、宇野昌磨がGPファイナルに出場できることになった。o(^-^)o <ただし、羽生は足首を故障しているため、出場するかどうかはビミョ~。男子は(ジュニアに有望な子が何人かいるのだけど)、早く3人めが世界上位レベルに育たないとだわ!(・・)>】
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この週末に気になったニュースをいくつか。
まず、精神科医の香山リカさんが、24日に京都市内で開く予定だった「子育て応援講演会」が中止になった。(・o・)
市役所に「大音量を発する車が来たり、会場で妨害や暴力を振るうことがあったりしたら大変やろ」などと告げる男性が来訪。また「日の丸の服を着て行ってもいいか」などの電話が5件あったため、市が参加者に影響を及ぼす危険性を憂慮して、中止を決めたという。(-"-)
香山リカ氏は「九条の会」の発起人でもある護憲派で、いわゆる超保守派やネトウヨから敵視されてネット上ではかなりの批判を浴びているのだけど。
今回は子育てに関する講演だし。(憲法に関する講演でも、ダメだけどね。)このような脅迫&嫌がらせ行為によって、仕事の講演や言論の場が阻害されることは、大きな問題だと思う。(++)
<これから改憲、護憲などの集会や講演が開かれる機会が多くなるだけに。それらを中止に追い込むために脅迫行為や卑劣な手段を用いるようなヤツラは、絶対に許さないというムードを国民全体で作って行かなければと思う。(・・)>
『<京都>香山リカさんの講演会 妨害示唆で中止に
京都府南丹市は、精神科医で立教大教授の香山リカさんが24日に市内で開く予定だった「子育て応援講演会」を取りやめたことを明らかにした。妨害をほのめかす男性が市役所を訪れたり、同趣旨の電話が数本あったりしたことが理由という。
市によると、市役所に15日ごろ、中年男性が訪れ「大音量を発する車が来たり、会場で妨害や暴力を振るうことがあったりしたら大変やろ」などと告げた。さらに15日以降、「日の丸の服を着て行ってもいいか」などの電話が5件あった。
講演会は市などが主催。会場近くでは親子連れが参加するイベントも開かれることから、府警に相談した上で中止したという。西村良平市長は「子供たちに安心して参加してもらえることを最優先し、苦渋の決断をした」とのコメントを出した。
香山さんは毎日新聞の取材に「なぜ子育て支援の講演会が妨害されるのか分からない。行政が簡単に引き下がった結果、圧力に屈したことになり不本意です」と話している。【飼手勇介】(毎日新聞18年11月23日)』
25日には、立民党の枝野幸男代表が、成蹊大学の学園祭でで講演を行なったのだけど。こちらも当初OKが出ていたメディアの取材が、急に不許可になってしまったという。(゚Д゚)
<昨年、自民党の石破茂氏が講演を行なった時は、報道機関も会場で取材できたのに。(・・)>
成蹊は、安倍首相が小学校から大学まで通ったところなのだが。何で敢えて枝野氏を呼んだのかな~と思ってたら、枝野氏の妻が成蹊大学出身であるとのこと。<ちなみに枝野氏は東北大学出身の弁護士。>
取材が不許可になったのは、成蹊出身の安倍首相に対する自発的な配慮からなのか、それとも大学内外で批判や圧力っぽいものがあったからなのか、真相はわからないが。何かこういうところでも、表現の自由が狭まって来ているのを感じる。_(。。)_
『枝野氏取材、一転不許可に 首相母校の成蹊大講演
立憲民主党の枝野幸男代表が25日に予定している安倍晋三首相の母校、成蹊大の学園祭での講演を巡り、報道機関の取材許可が一転して取り消されたことが分かった。同党関係者が22日、明らかにした。大学側は「警備上の理由と、特定政党に偏った印象にならないようにするためだ」と説明している。
講演は学生団体が主催。立民が報道十数社の取材希望を取りまとめて大学側に申請し、16日にいったん許可が出たが、20日になって全て取り消すと連絡してきたという。昨年の学園祭では自民党の石破茂元幹事長が講演し、報道機関も会場で取材した。立民内では「首相に配慮したのかもしれない」(幹部)との声も出ている。(産経新聞18年11月22日)』
『立憲民主党の枝野幸男代表が25日に講演を予定する成蹊大が、いったんは認めた報道陣による取材を不許可とした。22日までに成蹊大が立憲に不許可の方針を伝え、「学内での調整ミスがあった」と謝罪したという。
立憲や成蹊大広報によると、枝野氏の講演は学園祭の一環として学生団体「政治学研究会」が主催。9月末に同研究会が立憲に依頼し、開催が決まった。大学側は11月16日に取材を許可したが、その後、学長や学園長らからの指摘を受け、20日に許可を取り下げたという。
成蹊大広報は「想定以上の取材申請があり安全上の懸念が生じた」「特定の政治家、政党の宣伝や非難は行わないという学園祭規定に抵触しかねない」と理由を説明した。過去の学園祭でも政治家による講演はあったが、取材を許可したことはなかったという。
成蹊大は安倍晋三首相の出身校。2014年に大学を運営する成蹊学園のインタビューに応じ、学園広報ウェブサイトにも掲載された。大学側は22日、朝日新聞の取材に対し、安倍氏側からの指摘や配慮を否定した。一方、立憲関係者は「(首相と)関係があると見られるのは当然」と指摘。枝野氏は自身のツイッターで「(私の)妻の母校、成蹊大学での講演は25日の日曜日です」とつぶやいた。(河合達郎)(朝日新聞18年11月22日)』
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25日の講演では・・・
『枝野氏は冒頭、「成蹊大は私の頭の上がらない立派な卒業生を出している」と切り出した。首相を意識にした挑発的な発言と受け止められたが、「妻が成蹊大の卒業生だ」と明かすと、会場から笑いが起こった。
枝野氏は「日本を代表する輸出企業が過去最高の利益を出しても国内に行き渡らない」などとアベノミクスを批判し、「介護士と保育士の給与引き上げが最優先の景気対策だ」との持論を展開した。(産経新聞18年11月25日)』
話は変わって・・・。運転が40年を超える茨城県の東海第二原発に関して、原電の副社長が7日、再稼動に反対する周辺自治体に対して「拒否権という言葉は新協定の中にはない」と発言し、反発を買うことに。(@@)
原電の副社長は、24日になって、ようやく発言に関して謝罪の言葉を述べたものの、周辺の自治体や住民からの反対の声が強まりそうだ。(・・) <避難計画もきちんとできていないらしい。(-"-)>
まずは、10月終盤に周辺自治体の一つが再稼動反対の意向を表明したという記事を。
『原子力規制委員会での審査が大詰めを迎えている茨城県の東海第二原発について、茨城・那珂市の海野市長は24日、再稼働反対の意向を示した。再稼働に際して、事前の了解が必要となる周辺自治体の中で、反対を表明したのは初めて。
海野市長「96万人が30キロ圏内には住んでいる、この人たちを一斉に避難させることは到底無理なこと。再稼働には反対する」
那珂市の海野市長は市民団体との会合で、東海第二原発の再稼働反対を明確に表明した。東海第二原発は、半径30キロ圏内に住む人が96万人と国内で最も多いため、時間をかけて検討しても完璧な避難計画の策定は不可能だとしている。
この原発を所有する日本原子力発電は、再稼働に際して、周辺の6つの自治体の事前の了解を取るとした協定を結んでいて、その自治体の中で反対の意思を明確にしたのは那珂市が初めて。(NNN18年10月24日)』
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この他にも、首長や住民が反対意見が出ていたのだが。原子力規制委員会は7日に、運転期間の延長を認可する方針を示すことに。そして、これを受けて原電の和智副社長が「拒否権という言葉は新協定の中にはない」と首長らの声を無視するような発言を行なったのである。(`´)
『問題となったのは、東海第二の運転期間延長が認可された7日、原電の和智信隆副社長が報道陣に語った「拒否権という言葉は新協定の中にはない」という発言。一部の首長は原電と結んだ安全協定の「実質的に事前了解を得る」との規定に基づき、拒否権を得たとの見解を示した。出席者によると、和智副社長の発言に対し、首長側が強く反発。原電に対し、発言の撤回と謝罪を求めたという。
首長らは再稼働の時期もただしたが、原電側は「許認可の内容を安全性向上対策に具体的に反映させている段階だ」などと回答。対策工事の開始時期についても「何も決まっていない」などの答えに終始したという。(東京新聞18年11月10日)』
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原電の副社長はとりあえず謝罪したものの、周辺からの反発はさらに強まりそうだ。(・・)
『「市村に拒否権ない」発言、原電が撤回 東海原発再稼働
日本原子力発電の東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働にあたり、「実質的に事前了解を得る」とした安全協定について、原電と立地・周辺6市村が対立を深めている。「『拒否権』と新協定の中にはどこにもない」と発言し、首長らの反発を招いていた原電の和智信隆副社長が24日、発言を撤回、謝罪した。
和智副社長は同県ひたちなか市内であった会合で、「不用意な発言で不快な思いをさせた」と6市村の首長に謝罪。和智副社長は東海第二原発の運転延長が認められた今月7日、拒否権を否定する見解を述べ、首長らが説明を求めていた。
ただ、24日の会合で「拒否権はあるのか」と首長側から問われた原電は「誠意を持って対応する」と繰り返し、安全協定に基づいて再稼働を拒否できるのか見解を示さなかった。山田修・東海村長は「信頼関係は崩れている。どうやったら地元の理解を得られるのか考えてほしい」と話した。(産経新聞18年11月24日)』
安倍政権になってから、国民の声など無視して、強引に自分たちの考えを通そうと。そして、自分たちの意向に反する者は認めないという傾向が強まっているように思うのだけど。今回の原電副社長の発言もしかりだと思うし。
もっと国民や住民の声に耳を傾けるような国や社会を作るために、改めて安倍政権を早く終わらせる必要があるのではないかと思うmewなのだった。(@@)
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