昨日、7月21日、参院選の投開票が行なわれた。(・・)
まず、心配していた投票率だが。案の定、50%を割ってしまったようだ。戦後2番目の低さだという。(ノ_-。)
『時事通信の調べによると、参院選の投票率は48.11%程度になると推定される。国政選挙(補選を除く)の投票率が5割を切るのは戦後2回目で、1995年参院選の44.52%に次ぐ低さとなる。一方、公示翌日から20日までの間に期日前投票を済ませた有権者は、参院選では過去最多の1706万2771人に上った。
投票率低下で国民の政治離れが浮き彫りになった。今年は統一地方選と参院選が重なる12年に1度の「亥(い)年選挙」で、選挙疲れが低投票率につながった可能性もある。(時事通信19年7月21日)』
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で、まだ全ての結果が出たわけではないのだが・・・。
投票率が低かった割には、野党、特にれいわが健闘。与党は公明が予定通り。改選66議席だった自民は、60議席には届かず(最高で58かな)。まあ、13年は出来過ぎだったし。16年は56議席だったので、勝ち負けなしの引き分けと言っていいのかも知れない。^^;
mew的には、自民党が60議席行かなかったので、ちょっとホッ。"^_^"
また、32あった定員1の選挙区では、野党統一候補が当選したのは10で、前回と同じ11には届かなかったのが、残念なのであるが・・・。
でも、安倍首相の超側近の磯崎陽輔氏が、大分の選挙区で野党統一候補に負けたので、うふっという感じに。(~n~)
<磯崎氏は、もちろん日本会議、創生日本に所属。12~16年に首相補佐官(国家安全保障会議など担当)を務めて、集団的自衛権の憲法解釈変更や安保法制に貢献した。
安保法制に関して「考えなければいけないのは我が国を守るために必要な措置かどうかで、法的安定性は関係ない」とトンデモ問題発言を行なって、大批判を浴びたことがある。(-"-)>
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今回の参院選の目玉となっていたれいわ新選組は、比例で2人、当選確実が出ている。(**)
特定枠に重度障害のある2人の候補(船後泰彦氏、木村英子氏)を入れているので、3人めになっている山本太郎氏は当選できず。その点はチョット残念なところなのだが。
山本太郎氏も、れいわの選挙を盛り上げた支持者も、と~っても嬉しそうだったし。おそらくこの選挙活動で大きな手ごたえを掴んだからか、今後への意欲があふれている感じが伝わって来た。(++)
<2%の得票をして政党要件を満たしたかは、まだわからず。・・・れいわについては、また追々、取り上げて行きたい。>
社民党が2%得票の政党要件を満たしたかどうかも、まだわからない。<途中経過の数字を見る限り、かなりビミョ~かも。^^;>
【追記・れいわは200万票超えで、得票率4.5%。社民は100万票超えで得票率2.1%。(あぶな~。^^;)2党とも、政党要件を満たした。(^^)】
さて、このブログで取り上げた注目選挙区では・・・
まず、新潟県で野党統一候補の打越さく良氏(521,717票)が、「忖度発言」をした自民党現職の塚田一郎・元国交副大臣(479,050票)で、思った以上に差をつけて勝利。"^_^"
<塚田氏は、元・麻生太郎氏の秘書。忖度された安倍首相も麻生副総理も複数回、小泉進次郎氏も現地入りして懸命に応援していたんだけどね~。^^;>
そして、陸上イージスの配備&防衛省のずさんな資料や対応(居眠り)が問題になった秋田県も、
野党統一候補の寺田静氏(242,286票)現職の中泉松司氏(221,219票)に勝った。"^_^"
<秋田は菅官房長官の地元。こちらも安倍首相や菅長官が複数回、進次郎氏なども現地入りして応援したけど、接戦の末、アウトに。^^;>
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また、2人区の広島では、自民党岸田派の現職・溝手顕正氏(5期・元防災担当相)がいるところに、菅長官が強引に2人めの河合案里氏を擁立し、仁義なき戦いを展開。岸田派の陣営から「無謀だ。官邸や党のいじめだ」という恨み節が出ていたのであるが・・・。
<河合氏の夫は、安倍&菅氏の側近・党総裁外交特別補佐の河井克行氏。ただ県連が険悪なムードになったため、安倍首相が広島に応援にはいった際に、岸田派のご機嫌をとらんとして、「令和の時代は岸田さんではないか」などと禅譲をほのめかして、おべんちゃらを使ってたりして。(~_~;)>
で、自民の2人が足を引っ張り合っている間に、こちらも野党のほぼ統一候補の森本真治氏(329,792票)がトップ当選を果たすことに。
しかも、何と2議席めは、菅長官が強引に擁立した河合案里氏(295,871票)がとることに。5期当選の溝手氏(270,183票)が落選することになったため、今後、ポスト安倍として名が挙がる菅氏と.岸田氏の関係に支障を来たしそうだ。(ーー)
『河井氏は当選を確実にした後、支援者を前に、「自民党が2議席とって初めて勝利だと言い続けてきたので、万歳は控える。尊敬する溝手先生のような国会議員になりたい」と語った。
過去2回の参院選で自民候補は、2位の倍以上の得票で圧勝。独占の可能性があるとみた党本部が県連の反発を押し切って河井氏を追加公認していた。河井氏の夫は安倍晋三首相に近い党総裁外交特別補佐の河井克行氏(衆院広島3区)。県連の支援が得られないなか、党本部や安倍首相の事務所スタッフらが広島入りして企業や団体を回り、無党派層への浸透を図った。
一方、国家公安委員長や防災担当相を歴任していた溝手氏の陣営関係者は、「なんとしても2位に」と地方議員や支援団体など組織の引き締めを図ったが、及ばなかった。溝手氏は支援者に「2人出すのは、やはりばかげた話。今後、自民党として考えなくてはいけない」と述べた。(朝日新聞19年7月22日)』
そして、1人区を話を見てみると・・・。
沖縄で、辺野古移設に反対する野党統一候補の高良鉄美氏(298,831票)が、自民候補の安里繁信氏(234,928票)にしっかりと勝ったのは、県民の意思を示すためにも大事なことだったと思うし。
滋賀の選挙区で、野党統一候補の嘉田由紀子元県知事(291,072票)が、自民党現職の二之湯武史氏(277,165票)に勝ったのも大きかったと思う。(・・)
あと宮城では、最初のうちずっと自民党現職の愛知治郎氏(464,662票)がリードしていたのに、最後で立憲の石垣のり子氏(473,534票)がひっくり返して勝てて、めっちゃ嬉しかった。<相手にはかなりのダメージだったかも。>
また、愛媛で、元民主党の衆院議員だった永江孝子氏(335,425票)が、自民候補のらくさぶろう氏(248,616票)に圧勝したのには驚いた。(・o・)
永江氏の地道な活動も実ったのかも知れないが。愛媛では、加計学園の獣医学部の問題もあって、愛媛県知事が安倍内閣に不信感を示していたので、それが県民の投票にも影響したかも知れない。(~_~;)
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立憲民主党には20議席以上(無所属を含め25ぐらい)はとって欲しかったのだが。最近の支持率低下&投票率の低さもあってか、そこまで行きそうにないようで残念。(-_-)
また個人的には、mew地元の東京(定数6)で、自民党の丸山珠代氏が100万票超えの圧勝をしたことに、ア然。(・o・)<相変わらず洗脳されたような能面っぽい顔してるし~。^^;>
それに続く公明党の山口代表、共産党の吉良よし子氏(この人は強い)、立憲の塩村あやか氏の当選は、事前の予測通りだったのだが。
最後の2人はかなりの接戦で、終盤までなかなか当確が出ず。立憲の山岸一生氏が健闘していたので、何とか2人めも当選して欲しいと応援していたのだけど。最後になって、自民党2人めの武見敬三氏が当選し、がっかり。(>_<)
さらには、よりによって、今回は維新から出馬した音喜多峻氏が当選確実が出て、軽いめまいがしてしまった。(@@)
<音喜多氏は元都議で、韓国人学校への土地貸与問題を取り上げ、舛添知事おろしに活躍。その後、小池百合子氏にくっついて、都民ファースト結成に寄与するも離党。「あたらしい党」を作って、今年4月に北区の区長選に出馬するも落選。で、ただの人になったと思ったら、早速、今度は維新と手を結んで、東京選挙区から出馬。コロコロ身代わりの早いやつなのだ。(-"-)>
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全体の雰囲気を見ると、これまでの国政選挙に比べれば、安倍自民党支持の流れが止まって来たように思えるのだけど・・・。
、ただ、野党がたくさんある上、れいわ以外は魅力、アピール力に欠けるため、得票するパワーがまだ足りない感じが。
野党各党は次の衆院選までに、国会あメディアなどでいかに国民にアピールするか、どのような形で選挙活動を行なうかよ~く考えて、行動に移して欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
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