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明仁天皇、靖国参拝を断る+電凸と政治圧力から、表現の自由を守れ。江川・ここは頑張らないと


<追記・アドバイスをいただいたので、平成天皇→明仁天皇に書き換えました。m(__)m>

 台風が西日本に接近中。自分は大丈夫と思い込まず。どうかムリをしないように、気をつけてください。

頑張ろう、東北&関東!そして、熊本、北海道の震災被害、全国各地で豪雨被害を受けた方々も。
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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】  


【テニスのW&Sオープン(1000)男子・・・13日、予選からの本選出場を果たした77位の西岡良仁が1回戦で49位のトンプソン(豪)オーストラリア)と対戦。7-5, 5-7, 6-4で、2時間23分の激闘を制した。何と2回戦の相手は、2年ぶりにTOP5に復帰した錦織圭だ。(@@)<15日(木)の午前0時以降の予定。>
 試合に勝った瞬間、西岡は、その場に座り込み、しばらく額をコートにつけたまま動けなかった。西岡は15歳の時に、錦織と同じ米IMGアカデミーに入所。錦織を越えるようなプロになることを目指してここまでやって来ただけに、感無量だったのだろう。ツイッターにも「今日どうしても勝って錦織選手と試合がしたかったのでいつも以上に硬くなってましたが、勝てて嬉しいです」と記していた。
 錦織と西岡が対戦するのは初めてのこと。2人ともずっと応援して来たので、mew的には楽しみではあるのだけど。何かコワイような感じもあって、ドキドキしちゃいそうだ。何より、まずは錦織の手首や肘が回復しているように、そして、お互いにとっていい試合ができるようにと願っている。(++)<う~ん、西岡にも健闘して欲しいし。錦織に妙なプレッシャーがかかっちゃうかも知れないけど、やっぱ、先駆者らしいプレーで、しっかり勝って欲しいかな。(・・)>】
 
* * * * *

 最初に、思わず「うん、うん」と頷いてしまったニュースを。

 靖国神社が昨秋、当時の天皇(現上皇)に神社創立150年に合わせた参拝を求めて「行幸請願」を宮内庁に行なったものの、断られていたことがわかった。(・o・)

 靖国神社は明治2年、戊辰戦争をはじめとする国家(=天皇)のために戦い、命を捧げた軍人などを英霊、祭神として祀るために作られた招魂社。(神社側が誰を祀るか決める。イヤでも外してもらえない。)その後、国家神道政策との結びつきがどんどん強くなり、日中戦争、太平洋戦争の時には、「靖国で会おう」という合言葉に見られるように、天皇のために命を捧げることを美化するための施設として利用される部分があった。
 それもあって、日本は戦後、憲法で政教分離規定を設け、国家と宗教の結びつきを禁じることに。
 
 昭和天皇は、戦後も創立100年の時なども含め靖国神社に参拝することがあったのだが、78年に同神社がA級戦犯を合祀したことがわかってからは、参拝を中止。平成の明仁天皇は1度も参拝していない。<たぶん、今上天皇も参拝しないような気がする。(・・)>

『宮内庁、靖国の陛下参拝要請断る 創立150年で昨秋

 靖国神社が昨秋、当時の天皇陛下(現上皇さま)に2019年の神社創立150年に合わせた参拝を求める極めて異例の「行幸請願」を宮内庁に行い、断られていたことが13日、靖国神社や宮内庁への取材で分かった。靖国側は再要請しない方針で、天皇が参拝した創立50年、100年に続く節目での参拝は行われず、不参拝がさらに続く見通しだ。

 天皇の参拝は創立から50年ごとの節目以外でも行われていたが、1975年の昭和天皇が最後。78年のA級戦犯合祀が「不参拝」の契機となったことが側近のメモなどで明らかになっている。(共同通信19年8月13日)』

<尚、昨年、こんな話も出ていた。『2018年(平成30年)6月20日、靖国神社の最上位の責任者である小堀邦夫宮司が神社内の定例会議で「陛下が一生懸命、慰霊の旅をすればするほど靖国神社は遠ざかっていくんだよ」「はっきり言えば、今上陛下は靖国神社をつぶそうとしてるんだよ」など上皇や今上天皇夫妻を批判する発言を行った。その後、宮内庁を訪れ宮司を退任する意向を表明した。』<wikipediaより。>』

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 5日に『ウヨ脅迫と政治圧力で、愛知の大イベントの展示会が中止に+萩生田発言への批判広がる』という記事をアップしたのだが。
 
 今月3日、「あいちトリエンナーレ2019」で行なわれていた「表現の不自由・その後」なる展示会が、(慰安婦を思わせる少女像などが展示されていたことから)多数の抗議や脅迫の電話、メールなどを受けて、中止せざるを得ないことに。この展示会の芸術監督を務める津田大介氏は、中止を発表する会見を行なった際に、「電話で文化潰す悪しき事例作ってしまった」と嘆いていたという。(-_-;)

<愛知県警は7日、FAXで「ガソリン携行缶持って館へおじゃますんで」といった脅迫状を送った59歳会社員の男性を威力業務妨害容疑で逮捕したが。他にも悪質な脅迫じみた電話やメールが相次いだ上、対応した一般の職員の名がネットで公開されるなどしたため、職員が疲弊してしまったとのこと。
 さらに、名古屋の河村市長が中止を要求。菅官房長官も政府の補助金交付について検討すると発言するなど、政治家からの圧力も、中止の判断に影響したのではないかとされる。(ーー)>

 ところが、このあとも、津田氏をはじめ多くの人が懸念していたように、電話で文化を潰す悪しき事例が続いてしまった。
 津田氏は18日に兵庫県の神戸市で、シンポジウムに参加することが決まっていたのだが。。こちらにも多数の抗議のメールや電話があたっため、同市の外郭団体など主催側は9日に、このシンポジウムを中止すると発表したのである。(・o・)

* * * * *

『津田大介氏招くシンポ、中止を発表 主催者側

 「表現の自由」を問う企画展が脅迫により中止された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(愛知県で開催中)の芸術監督・津田大介さんを招き、神戸市内で18日に開催予定だったシンポジウムについて、同市の外郭団体など主催側は9日、中止すると発表した。津田さんの登壇に関し、市などに8日までに抗議や問い合わせの電話が約100件寄せられていた。「現在の状況では本来の趣旨に沿って開催できないため」などとしている。

 「あいち-」は1日に開幕。中止に追い込まれた企画展「表現の不自由展・その後」は、従軍慰安婦を象徴した少女像など、国内の他展で撤去や公開中止となった作品を集めて展示。「ガソリン携行缶を持っておじゃまする」と書かれたファクスが届くなどの脅迫を受け、開幕3日で中止となった。

 神戸のシンポは、神戸市兵庫、長田区を舞台に9~11月に開かれる現代美術の祭典「アート・プロジェクトKOBE2019 TRANS(トランス)-」の関連行事で、市とトランスの実行委員会が主催。登壇者3人に、トランスのアートディレクターらに加え、津田さんが含まれていた。

 7日に自民党の上畠寛弘神戸市議らがツイッターなどで、津田さんの登壇に「断固反対」と表明。上畠市議らは実行委の事務局を務める市の外郭団体「神戸市民文化振興財団」の幹部に面会を求め、8日に登壇者の見直しなどを直接要請していた。

 主催側の関係者は「『津田氏がトランスの監督』など事実誤認の抗議も多い。このまま開催しても、良い結果にならない」としている。(上杉順子)(神戸新聞NEXT19年8月9日)』

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 このニュースを受けて、ジャーナリストの江川紹子さんが「神戸市に再考を促す~「電凸」で「言論・表現の自由」をやせ細らせないために」という記事を挙げていたのだが。<全文を*1に>

 その一部をここにアップする。

『またまた残念なニュースが飛び込んできた。

 企画展「表現の不自由・その後」の中止が論議を呼んでいる「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督を務める津田大介氏を招いて神戸市内で開かれる予定のシンポジウムについて、同市やその外郭団体など主催者は中止を決めた。

 神戸新聞によれば、津田氏の登壇について、抗議や問い合わせの電話が8日までに約100件寄せられ、「現在の状況では本来の趣旨に沿って開催できないため」などとしている。

神戸新聞によれば、津田氏の登壇について、抗議や問い合わせの電話が8日までに約100件寄せられ、「現在の状況では本来の趣旨に沿って開催できないため」などとしている。

 またもや、「電凸」に「言論・表現の自由」が屈し、表現の場が失われた形である。(中略)
 
☆ 状況の変化には柔軟な対応が必要

 市は、中止の理由を「現在の状況では本来の趣旨に沿って開催できないため」としている。確かに、企画当初とは状況は異なっているだろうが、同時代の様々な状況を映し出すのも現代アートであり芸術祭ではないか。状況の変化には、柔軟に対応すべきだったろう。

 あいちトリエンナーレのような脅迫も来るのではないか、会場で騒ぐ人もいて混乱するのではないか、といった心配を主催者がするのは理解できる。しかし、安全やさまざまな妨害に関しては、警察や危機管理の専門家と相談して対策を考え、開催方法に何らかの変更を加えるとしても、シンポそのものは行ってほしかった。

 そのために、多少手間や費用はかかるかもしれない。だが、それは言論・表現の自由を守るためのコストだ。

☆ ここはがんばらないと

 こんな風に、抗議電話によって催しが潰れることが続けば、気に入らない言論・表現活動は潰してしまおうとする人たちは勢いづき、次のターゲットを探すだろう。そのうえ、一部の政治家が、これに悪のりし、威勢のいい言説を吐いたり、行政などに圧力をかけたりして、彼らを増長させる。

 このままでは、現代美術はもちろんのこと、演劇や映画、オペラ、講演会など、様々な言論・表現活動にかかわる催しを企画している自治体や団体が、自分たちが次なるターゲットになることを恐れ、あれこれと忖度を働かせ、物議をかもしそうな人や表現はあらかじめ排除しておこう、という空気が広がっていくのではないか。そうして、日本の言論・表現の自由がやせ細っていくことを懸念する。

 そうならないために、ここは頑張らなくてはいけない。

 神戸市には、再考を促したい。』

 「ここはがんばらないと」の部分は、声に出して読んで欲しいぐらいだ。TVで毎日、朗読して欲しいぐらいかも。
<昨日書いたN国党代表のマツコ攻撃も「一部の政治家が、これに悪のりし、威勢のいい言説を吐いたり」に近いものがあるよね。(`´)>

 こんなことが続くようでは、マジで日本がアブナくなってしまうわけで。大事な民主主義、その基盤となる表現の自由を守るために、ホント「ここはがんばらないと」と思うmewなのだった。(@@)

   THANKS


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神戸市に再考を促す~「電凸」で「言論・表現の自由」をやせ細らせないために
江川紹子 | ジャーナリスト
8/9(金) 17:10  江川紹子のあれやこれや



 またまた残念なニュースが飛び込んできた。

 企画展「表現の不自由・その後」の中止が論議を呼んでいる「あいちトリエンナーレ2019」の芸術監督を務める津田大介氏を招いて神戸市内で開かれる予定のシンポジウムについて、同市やその外郭団体など主催者は中止を決めた。

 神戸新聞によれば、津田氏の登壇について、抗議や問い合わせの電話が8日までに約100件寄せられ、「現在の状況では本来の趣旨に沿って開催できないため」などとしている。

 またもや、「電凸」に「言論・表現の自由」が屈し、表現の場が失われた形である。

3氏の対話で語られるはずだったこと
 このシンポは、9~11月に同市兵庫区、長田区で開かれる現代美術の祭典「アート・プロジェクトKOBE2019 TRANS-」の関連行事で、市とイベントの実行委員会の共催。津田氏のほかに、TRANSのディレクターを務めるインディペンデント・キュレーターの林寿美氏、来年リニューアルオープン予定の京都市美術館の新館長に就任した建築家の青木淳氏が登壇予定だった。

誤解に基づく抗議も多かった
 市のホームページによれば、3人の対話で「いま思うことは何なのか、目の前にある壁はどんなものなのか。そして3人の眼差しは、どこへ向かっているのか」などが語られるはずだった。

 市や実行委員会事務局に対する抗議電話には、津田氏が神戸の美術祭の監督も務めるような、誤解に基づいたものも少なくなかった、という。抗議電話に加え、自民党市議が津田氏の参加について「断固反対」を公言し、市の外郭団体に登壇者の見直しを要請したりもしていた。

 報道されている限りでは、あいちトリエンナーレの時のようなタチの悪い脅迫は来ていないのだろう。愛知県警が迅速に脅迫の主を突き止め、逮捕したことで、次なる犯罪を防いだのだとしたら、それは結構なことだ。

発言の場だけでなく、知る権利も損なわれた
 結構でないのは、催しを中止し、言論・表現の場を喪失させてしまった市や実行委員会の対応だ。

 津田氏ら3人の発言の機会を失わせただけでない。「対話」の中で、津田氏から、記者会見などでは明らかになっていない、今回の顛末を聞き出す、という絶好の機会を喪失させたのは、なんとももったいないことである。

 人は、失敗から学ぶ。あいちトリエンナーレの失敗から、神戸の人たちが考えたり教訓を得たりすることも多かったのではないか。司会者や他の登壇者からの”突っ込み”だけでなく、事前に津田氏に対する質問をネットなどで受けつけ、参加者が聞きたいことに答えてもらえば、より意義深い催しになったはずだ。もちろん、林氏や青木氏の考えを聞きたい人たちもいるだろう。

 神戸市などの判断は、津田氏らから発言の場を奪っただけでなく、その話を聞きたい人の「知る権利」も損なってしまったことになる。

状況の変化には柔軟な対応が必要
 市は、中止の理由を「現在の状況では本来の趣旨に沿って開催できないため」としている。確かに、企画当初とは状況は異なっているだろうが、同時代の様々な状況を映し出すのも現代アートであり芸術祭ではないか。状況の変化には、柔軟に対応すべきだったろう。

 あいちトリエンナーレのような脅迫も来るのではないか、会場で騒ぐ人もいて混乱するのではないか、といった心配を主催者がするのは理解できる。しかし、安全やさまざまな妨害に関しては、警察や危機管理の専門家と相談して対策を考え、開催方法に何らかの変更を加えるとしても、シンポそのものは行ってほしかった。

 そのために、多少手間や費用はかかるかもしれない。だが、それは言論・表現の自由を守るためのコストだ。

ここはがんばらないと
 こんな風に、抗議電話によって催しが潰れることが続けば、気に入らない言論・表現活動は潰してしまおうとする人たちは勢いづき、次のターゲットを探すだろう。そのうえ、一部の政治家が、これに悪のりし、威勢のいい言説を吐いたり、行政などに圧力をかけたりして、彼らを増長させる。

 このままでは、現代美術はもちろんのこと、演劇や映画、オペラ、講演会など、様々な言論・表現活動にかかわる催しを企画している自治体や団体が、自分たちが次なるターゲットになることを恐れ、あれこれと忖度を働かせ、物議をかもしそうな人や表現はあらかじめ排除しておこう、という空気が広がっていくのではないか。そうして、日本の言論・表現の自由がやせ細っていくことを懸念する。

 そうならないために、ここは頑張らなくてはいけない。

 神戸市には、再考を促したい。

江川紹子
ジャーナリストhttps://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20190809-00137758/

by mew-run7 | 2019-08-14 05:21 | (再び)安倍政権について

「平和で平穏で楽しい生活が一番!」アンチ超保守&安倍・菅・維新の立場から、左右ではなく、mew基準の視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書く。写真は溺愛馬トロットスター


by mew-run7