mewは特に、この記事に載っている「各党の得票数と議席数のまとめ」の表と「戦略投票」の話が非常に興味深かった。
本当は、数字を分析してこれに呼応した記事を書こうとトライしていたのだが。時間に余裕がないこともあって、うまく書けず。それは、宿題ということにして、先にB4さんの記事を紹介することにした。^^;
つなみに、B4さん考える選挙戦略の基本となる事項(重要な順)は、下記のようなものなのだが・・・
1.投票率を上げる
2.(3.)自公連立+公明党組織票の弊害を取り除く
3.(2.)野党共闘による一人区の候補者一本化
mewも、この3つは、と~っても大事だと考えている!(・・)
<一番大事だと思うのは、「投票率を上げる」ともつながるのだけど、「国民の政治への関心をいかに上げるか」ってことかな。あと、野党共闘の範囲をどうするかも、難しいところかも。^^;>
台風19号による各地の被害が大きかったことから、年内の衆院解散&総選挙はなくなったのではないかと見られているのだけど。
野党各党、とりわけ立憲民主党には、野党第一党として、野党共闘の軸になれるように、ブレずにしっかりとした指針を築いて欲しい。(**)
* * * * *
ところで、菅原経産大臣が、がけっぷちに追い詰めらつつある。(@@)
昨日の記事でも触れたのだが。週刊文春が、地元有権者へのメロン、いくらなどの金品贈答を行なっていた疑惑を報したのだけど。これは2006年の話だったこともあってか、世間の反応も鈍かった。
しかし、今度は、何と今年10月17日、閣僚になった後に、公設秘書が地元で香典を渡していたとの記事と写真が!(゚Д゚)
また、今年に入って、有権者の葬儀に際して、お供えの花を贈っていたことも判明したという。
<週刊誌上&ネット上に、お通夜の受付で秘書が香典を渡している写真が載っている。・・・先日の元秘書が金品贈答を証言した音声録音は、誰のことかわからないと言ってたのだけど。この人も、誰だかわからないって言うのかな?(・・)>
もしこれが事実なら、まさに公選法違反の行為であるだけに、与党側からも閣僚を辞任すべきではないかという声が出始めている。^^;
菅原氏は、菅官房長官と近く、今回の入閣も菅長官の要望によるものだと言われている。それだけに、もしここで菅原氏が閣僚を辞任することになれば、菅長官が被るダメージもちょっと大きいかも。(++)
ちなみに菅長官は、さすがに「問題ない」とは言わず。「本人が説明すべき」だと、少し突き放したような言い方をしていた。^^;
野党は、今日25日の経済産業委員会で、菅原大臣にこの件を追及する予定なのだが。果たして、菅原大臣は、野党や国民が納得行くような説明ができるんだろうか?(・・)
まずは、週刊文春の新しい記事を・・・。
『有権者に香典や供花 菅原一秀経産相の新たな公選法違反疑惑をスクープ撮
菅原一秀経産相(57)が、選挙区の住民に対しメロンやカニなどを贈っていた「有権者買収疑惑」。「週刊文春」がこの疑惑を報じ、国会で追及を受ける最中、有権者に対し、公職選挙法で禁じられた香典や供花・枕花を贈っていたことがわかった。
10月17日午後6時過ぎ、菅原氏の選挙区である東京都練馬区内にある斎場に姿を見せたのは、公設第一秘書のA氏。A氏はエントランスを進むと、香典袋を取り出し、恭しい様子で受付に手渡した。
斎場関係者が明かす。
「この日、斎場で行われたのは菅原氏の支援者である地元町会の元会長の通夜でした。菅原氏の代理として参列したのが、公設第一秘書のA氏だったのです。香典袋の中には2万円が入っていました」
菅原氏と関係が深い後援会関係者は、「秘書たちは後援会関係者が亡くなると、必ず菅原氏に報告をあげ、金額のお伺いを立てています」と説明する。
神戸学院大学法学部の上脇博之教授が解説する。
「議員の名前が書かれた香典袋を秘書が代理で持参した場合、公職選挙法で定められた『寄附の禁止』に抵触する可能性がある。冠婚葬祭について議員本人が出席することは認められていますが、秘書が議員の代わりに香典を配ることができれば、法律が骨抜きになってしまうからです。罰則規定は50万円以下の罰金。最長5年間の公民権停止となり、当選も無効となります」
菅原事務所は、「週刊文春」の取材に対して、次のように回答。公設秘書が香典を渡したかどうかについては明言しなかった。
「故人は、後援会関係者であり、日ごろからお付き合いのある秘書が通夜に参列しました。菅原は翌日の葬儀に駆け付けその場で弔問し、香典をお渡ししました。香典は菅原個人からの支出です。お供え用の花は送っていません。(過去にも)選挙区内の葬儀に花は出していません」
だが「週刊文春」は、公設秘書が香典を手渡す瞬間の写真を撮影していた。また、菅原事務所が、今回の葬儀に際して、お供えの花を花屋に発注したファックスを入手している。
さらに、今年に入って、有権者の葬儀に際して、お供えの花を贈っていたことも判明。贈られた複数の遺族が、「週刊文春」の取材に対して、菅原氏からの花を受け取ったことを認めた。この公職選挙法違反の時効は成立していない。
菅原大臣が、メロンやカニにとどまらず、有権者に対して、金品を常習的かつ組織的に贈っていたことになり、説明を求める声が高まりそうだ。
10月24日(木)発売の「週刊文春」では、菅原氏が選挙区内の有権者に対し、香典、供花・枕花にとどまらず、胡蝶蘭や「令和りんご」などを贈ってきた新たな「有権者買収」疑惑を証言や文書に基づいて詳報している。また、「 週刊文春デジタル 」では、《完全版》動画を公開中だ。
「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年10月31日号 』
前回の贈答品の件はそうでもなかったのだが。今回の香典の件には、自公与党もかなり問題を感じているようだ。(~_~;)
『菅原経産相、25日に国会で説明へ 公職選挙法違反疑惑
週刊文春が報じた公職選挙法違反疑惑をめぐり、菅原一秀経済産業相が25日に開催予定の衆院経済産業委員会で自ら説明する見通しとなった。自民党の森山裕国会対策委員長が24日夕、立憲民主党の安住淳国対委員長らに対応方針を伝えた。菅原氏も経産省内で記者団に、「あす(25日)の国会で話します」と語った。
自民と野党統一会派の国対委員長会談で、安住氏は「あすの(経産)委員会で明確な回答を出して欲しい。『調査中』ではダメだ。調査中ということになれば、全ての国会の委員会は動かないことになる」と説明を要求。森山氏は、菅原氏が25日の経産委に出席すると表明したうえで、「しっかりと答弁できるように大臣に伝える」と語ったという。
森山氏は会談後、記者団に「政治家は説明責任を果たさなければならない。あすの時点で、質問に答える形で説明責任を果たしていかれるのではないか」と述べた。24日昼ごろ、菅原氏から「色々とご迷惑をかけています」と電話があったことも明かした。
24日発売の週刊文春は、菅原氏の秘書が選挙区内の有権者に香典などを渡したとして、公職選挙法が禁じる寄付行為に当たる可能性を指摘する内容。菅原氏は同日午前の経産省への登庁を見送り、午後の衆院本会議も欠席した。
菅義偉官房長官は記者会見で「政治家として大臣自身において、必要な説明をされるべきだ」と繰り返した。
菅原氏は衆院東京9区選出で当選6回。無派閥で菅氏に近いことでも知られ、9月の内閣改造で、初入閣した。(朝日新聞19年10月24日)』
* * * * *
『菅原氏は24日午前、東京都内のホテルで石油業界との懇談会に出席後、経産省への登庁や東京モーターショーへの出席をとりやめた。午後1時からの衆院本会議も欠席。夕方に経産省に登庁し、記者団に「明日、国会で話します」と話したが、詳しい説明を避けた。
文春が報じた疑惑は、菅原氏の公設秘書が今月17日、選挙区内の東京都練馬区内の斎場で営まれた支援者の通夜の席で、香典2万円を渡したというもの。公選法は政治家が選挙区内の人に金品を贈ることを禁ずる。葬儀の花輪や中元・歳暮、卒業祝いなどがその一例だ。香典は政治家名義で渡すことが禁じられ、本人が葬儀や通夜に出席して渡す場合を除き、罰則もある。(略)
経産相就任後の疑惑が報じられたことで、与党内からは24日、「完全にルール違反」(閣僚経験者)、「早く辞めた方がいい」(自民党幹部)、「もつわけない」(公明党幹部)などと厳しい声が上がった。ある自民党ベテラン議員は「長引かせたらいけない。菅さんが引導を渡さないと」と話した。(朝日新聞19年10月24日)』
『菅原氏は、日米貿易協定承認案が審議入りした24日の衆院本会議を欠席し、疑惑への説明をしていない。自民党幹部は「閣僚を続けるのは難しい」との認識を示した。(略)
自民党執行部の一人は「まずは首相官邸がどう判断するかだ」とし、安倍晋三首相の対応を注視する考えを示した。公明党幹部は「法律違反だったら守り切れない」と批判した。(時事通信19年10月24日)』
ともかく、まずは今日の国会での説明をきいてみたいと思うのだが。<説明がつかないと思ったら、その前に辞表を出しちゃうかな?>同時に、この件をTVのニュース・ワイド・ショーがちゃんと取り上げるのかどうかということにも注目しているmewなのだった。(@@)
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