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共テ記述式に公明が見直し提言、自民は複雑モード~萩生田よ、下村など忖度せず、受験生のために決断を


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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】  

【居酒屋談義でのお話・・・「そう言えば、安倍って総裁選でニューオータニを使っていなかったっけ?」<スマホで調べる。>「使ってる。去年の総裁選」「12年もだ」「総裁選って、3週間ぐらい何部屋も借り切って選挙対策をしたり、大広間で出陣式とか打ち上げとかやったり、結構、ホテルに払っているよね~。あれは、形は安倍サイドのお金でしょ」「例の1億7千万円の即位の礼パーティーは税金だろうけど。いずれにせよ、ニューオータニには結構、貢いでるよな」
 「あれ、15年の総裁選はどこだったの?」「15年は~。あ、石破や野田が候補に出るのを潰して、無投票で当選したんじゃん」「そうだった。そういうえげつない手も使って、7年も総裁の座にしがみついてるんだな」_(。。)_】

 mewが気になっていた共通テストの問題に、チョットいい風が吹いて来た。

 mewは、ずっと共通テストの民間業者による国数の記述式の採点に反対していて。英語の民間試験導入が延期になったのに続いて、記述式の出題(民間採点の場合)も延期or中止になるようにと願っていたのだけど・・・。
 公明党のグッド・ジョブもあって、本当に延期になる可能性が出て来たのだ。(**)

 mewは正直なところ、萩生田文科大臣とは政治思想がほぼ全く合わないのだけど。萩生田氏は就任会見の時から、共通テストのやり方にはちょっと疑問を示していた<受験生を実験台にしてはいけないと言ってた>ので、当時の記事にも書いたけど。何とか止めてくれてないかな~と期待していたのだ。

 で、彼は英語の民間試験導入は不公平だってわかってたから、思わず「身の丈」発言をしてしまて。そのお陰で、英語の方は延期になったのだけど。
 おそらく、他の政策はほぼ全てけなすと思うけど。ここだけは、応援しよう。
 メンツと利権がかかっている下村先輩+αの議員や文科省の一部、企業、学者の圧力にめげず、受験生のために、公平、公正な制度を作るべく、頑張れ、萩生田くん! o(^-^)o

<「公正、公平を求め過ぎては困る」なんていう下村の言うことなどきいたら、日本がダメになっちゃうよ!(・・)>

* * * * *

 実は、野党4党が先月14日、記述式の問題について、採点者によってばらつきが出て公平な採点ができないなどとして、導入を中止する法案を、衆議院に提出したのだが。与党に無視されてアウトに。
 それでも、自公与党内にも疑問の声が出ているという話が出ていたので、mewは、党内から何か動きが出ないか期待していた。

 ところが、共通テスト創設&民間業者の積極利用に熱心に取り組んで来た下村博文元文科大臣が、わざわざ日本記者クラブでこんな発言をして、延期を求める与党議員をけん制したのだ。

『下村博文元文科相が29日、都内の日本記者クラブで一連の大学入試問題をテーマに会見した。

 来年度からの大学入学共通テストで英語の民間検定試験が見送りになったことについては「制度設計、民間任せのスキームに問題があった。試験会場も各都道府県の教育委員会が公立学校を会場に提供し、先生も試験官をやってもらえば、やれたと思う」などと主張した。

 やはり中止を求める声が噴出している記述式問題については「民間は何十万人を対象に記述式問題もやっており、実績がある」と答えたが、民間業者が実施する模擬試験のことを指しているとみられる。(日刊スポーツ19年11月30日)』

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 自民党内にも、共通テストの記述式導入に疑問や異論を唱える人は少なからずいるものの、大きな声で言いにくいところがあった。
 
 下村大臣は、安倍首相の盟友であると同時に、元・学習塾を経営していた文科族議員で。安倍首相は、二次政権発足後、すぐに下村氏を文科大臣に任命。下村氏は、日本の教育を変えると意気込んで、15年10月まで約3年かけて、センター試験の廃止&共通テストの創設、民間企業の利用に取り組んで来た。<歴史や公民の学習内容に政府の見解を入れたり、道徳、愛国的な教育を導入するなどの改悪も進めて来たけど。>

 英語の民間試験の導入は、萩生田大臣は「身の丈発言」で批判され、それを機にこの制度の問題が世間に知られたため、やむを得ず延期することになったのだが。<でも、下村氏は上の会見での発言を見ると、納得していないよね。^^;>

 英語の延期に続いて、記述式の出題&民間による採点まで延期したら、下村氏のメンチを潰してしまうことになるのは必至だし。採点を入札受託したベネッセの子会社との、法的な問題が出て、損賠発生の可能性も否定できない。
 また、文科省はテスト内容を変更する場合は、2年前には発表すると言っていたのに。英語の件に続き、記述式も1年ちょっと前の発表になるだけに、記述式の準備をして来た生徒、進学校や予備校の講師などからも苦情が出るおそれもある。(@@)

* * * * *

 しかし、先月20日、国民党の指摘で、ベネッセが「大学入試センター試験記述式採点アドバイザリー業務受託」とうたった資料を配付し、自社の模試を紹介するなど宣伝利用していたことが発覚。萩生田文科大臣も事実を認め、ベネッセに厳重に抗議し、是正をうながすと約束するという事態が起きた。

 TVなどでは、採点を担当する大学生を募集する「さくっとバイト」の広告などが取り上げられ、改めて、記述式に反対する声が大きくなって来た。
 高校生や教育関係者から「記述式延期、中止」を求める集会、署名運動なども続いている。6日も、高校生が文科省前でデモを行なって、延期を訴えていた。(*1)
 
 でも、年内にどうするか決めなければ、21年1月の試験実施には間に合うまい。しかも、もう9日には国会が閉会になってしまうし。議員たちも年末年始は政治活動よりあいさつ回りの方が忙しいので、決めるとしたら、ここ1~2週しかない。(~_~;)

 そこで、グッド・ジョブを果たしたのが、公明党だ。(^^)b
斉藤幹事長らが、わざわざ萩生田文科大臣のところを訪れて、記述式問題の導入を見直すよう求める提言を提出したのだ。<おそらくは、自民党で声をあげられない人の思いも込みで。>

『公明党の斉藤鉄夫幹事長は5日、来年度に予定される大学入学共通テストへの国語と数学の記述式問題の導入を見直すよう求める提言を萩生田光一文部科学相に提出した。斉藤氏によると、萩生田氏は「受験生のことを考えると、年内がリミットだ。重く受け止めたい」と答え、近く最終判断する考えを示した。

 提言は記述式問題について、自己採点と採点結果の不一致により、志望校決定に支障が生じないか▽大量の答案を一定期間でミスなく採点できるか▽採点者に守秘義務を徹底できるか-などの課題を指摘した。
 その上で「こうした課題について、現状は国民の理解が十分に得られているとはいいがたい」として、来年度導入の見直し・延期を検討するよう要請した。

 公明は党文部科学部会にワーキングチーム(WT)を立ち上げ、記述式問題や英語民間試験の導入をめぐり、関係者からヒアリングをしてきた。斉藤氏にはWT座長の浮島智子元文科副大臣らも同行した。<産経新聞19年12月5日)』

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 ここで困ってしまったのが、萩生田大臣と自民党の文科部会だ。(~_~;)

 萩生田大臣は、公明党からの提言をすぐに拒否するわけにも行かない。かと言って、直ちに、公明党の主張を受け入れることもできない。

 自民党の文科部会の議員の多くは、記述式の採点の民間委託には問題があることはわかっている。
<しかも、大学生の雇用や採点基準の決め方、自己採点の難しさなどなど、当初よりも問題が大きく&多くなっているのよね。>
 ただ、ここには下村氏と共に、共通テスト創設、民間企業の導入を進めて来た文科族の議員も少なからずいるので、簡単に延期や中止を提言しづらい人が結構いるのだ。<下村氏は選対委員長だから、嫌われると選挙にも影響しちゃうしね~。^^;>

 そこで、自民党文科部会の申し入れでは、非常に複雑な表現が用いられることになった。

『大学入学共通テストの国語と数学の記述式問題導入をめぐり、自民党文部科学部会は6日、実施が可能か早急な方針表明を求める決議を萩生田光一文科相に提出した。決議は受験生の不安解消を掲げたが、党内に文科相経験者を抱える中で過去の政策判断の否定につながる「延期」と明記できないジレンマもにじむ。

 萩生田氏は決議を提出した高階恵美子部会長らに「しっかりと見極めたい」と答えた。

 この問題で、公明党は5日に導入延期を求める提言を出している。高階氏は記者団に「延期ありきの議論ではない。学生たちを最優先に考えるべきだというのが自民党のスタンスだ」と強調した。ただ、延期の選択肢を「全く除外するものではない」とも述べた。

 自民の苦しい立場は決議にも表れている。記述式問題について「実施時期が迫ってから方針転換すれば、受験生に大きな混乱を招くことになりかねない」と指摘。一方で、必要な事項の総点検と早急な見直しに加え、適正に実施できるか厳正に検討するよう求めた。事実上「延期」を促しているようにも受け取れる。

 ただ、自民党には記述式問題の導入に関わってきた文科相経験者がそろい、正面から延期を迫りづらい背景がある。決議は、国民の不安解消と政策の継続性を両立させる苦心の産物といえ、部会内からも「文科省から何も聞いていない。本当に延期するつもりなのか」(ベテラン)との声が漏れる。(産経新聞19年12月6日)』

『来年度から導入される大学入学共通テストの記述式問題をめぐり、自民党の文部科学部会の議員らが萩生田文部科学相に申し入れを行った。
 申し入れでは「必要な事項を総点検し早急に見直しを行うこと」として、対策を講じる必要性を訴えた。一方で、「実現可能性について政府が厳正に検討を行い早急に方針を表明すること」を求めていて、対策が間に合わない場合には、開始時期を延期することを事実上、容認する内容となっている。

 自民党・高階文科部会長「(Q延期という選択肢は省いたものでは?)全く除外するものではないと思います」(NNN19年12月6日)』

『萩生田氏は、懸念されている記述式の採点について「採点ミスがゼロで実施できるかと言われれば、非常に難しい」と認めた。最初の試験が21年1月に迫っていることについて、「テストの1年前には課題への対応策が決まっていないと(受験生が)不安に感じる」と述べ、「年内に方針を固める」と明言した。(朝日新聞19年12月6日)』

<何か採点にAIを使うという話も出ているけど、それはそれでまた問題が出て来るので、来年には間に合うまい。てか、何でもAIを使えばいいってもんでもないからね!(-"-)>

 ・・・というわけで、どうか萩生田文科大臣が、下村氏らの圧力に負けずに、受験生が公正、公平な入試のため、思い切って記述式導入の延期or中止を決断できるように、是非、多くの国民に後押しして欲しいと思うmewなのである。(@_@。

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大学共通テストは中止を 高校生含む有志が抗議集会

大学教授、高校教師、現役高校生ら有志が6日、東京・文科省前で大学入学共通テストなどの中止を求める抗議集会を開催した。

現場のさまざまな立場の人々がスピーチ。試験の採点で豊富な経験を持つ講師たちからは記述式問題について「どんなに精緻に準備しても別解が出てくるのが現実」「文字の判別ができない答案も多い。上位の採点者は限られ、受け持つ答案が増える」など、50万人規模での実施は不可能と断言した。

ある高校教師は、高校生活の主体的体験を評価対象にする「eポートフォリオ」の個人情報の取り扱いについて危険性を強く指摘。政治家や文科省に対し「責任は後で取るものではなく、目の前の問題を解決するために、今、果たすもの」と受験生に対して責任ある判断を迫った。

これに先立ち、中京大・大内裕和教授が代表を務める「入試改革を考える会」、福井県立大・木村小夜教授ら国語教育に関わる教員・研究者等有志一同、大阪府立大・嘉田勝准教授ら数学研究者有志一同の3者が、国数の記述式問題の導入中止や、現行のセンター試験の継続を求める、計約3500の署名を文科省に提出した。

大内氏らは「共通テストの記述式問題導入は不可能で、最初から破綻している」「英語の民間検定試験活用とともに2つの柱がなくなるのに共通テストをやる正当性がない」「センター試験を積極的にやめる理由はない」「専門家をまじえて、教育、入試改革についての根本的見直しが必要」などと主張。萩生田文科相に対し、受験生のためにすみやかな決断を強く求めた。【久保勇人】 日刊スポーツ12.6
 


by mew-run7 | 2019-12-07 06:25 | 教育問題

「平和で平穏で楽しい生活が一番!」アンチ超保守&安倍・菅・維新の立場から、左右ではなく、mew基準の視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書く。写真は溺愛馬トロットスター


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