【JRA福島記念は、オルフェっ仔のバイオスパーク(牡5)with池添が優勝。バイオスパークは重賞初制覇。そして、池添騎手は、何と史上6人目となるJRA全10場の重賞制覇を飾った。(*^^)v祝 ・・・正直、池添のことをうまいって思ったことはないけど。でも、何か馬のジャマをしない乗り方ができるようになっているかも。(ある意味で騎手にとって最も重要なこと。)全場制覇は立派だと思う。(^^)
武豊さまは51歳にして2年連続23回目となる年間100勝を達成。そしてルメール(41)は、JRA6215戦目で通算1300勝を達成。これは武豊騎手の7022戦を上回る史上最少騎乗回数での達成だという。<ユタカの最小とか最年少記録を破る騎手が出て来るとは。(-_-;)>
でも、今開催、一番の驚きは、4年8ヶ月にわたって障害重賞13連勝中だったオジュウチョウサン(牡9)が、14日の京都ジャンプSで3着と敗れたこと。(・o・)<タガノエスプレッソwith平沢が重賞初V。(*^^)v祝)石神騎手によれば、最後の障害で脚を引っ掛けるなどしたのが敗因らしいが。最重量で頑張っているので、脚に影響が出ないように。うまく調整できて、無事に中山GJに出られるようにと祈っている。(-人ー)】
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昨日、ついに全国の新型コロナウィルスの感染者が、初めて2000人を超えてしまった。(ノ_-。)
昨日の記事の最後に、政府の新型コロナウィルス対策への不安について書いたのだが。。(-"-)
Go Toキャンペーンが始まった時には、かなりの人が懸念を示していたし。10月末ぐらいから、第三波と思われる感染者増加の兆しが見え始めていて。11月の初めには、主に医師たちが、「第三波が来ている」「急激な感染拡大を防ぐために、Go To の規制も含めて、早めに対応することが必要だ」と言い始めていたのだが。政府は、感染拡大防止には動かなかった。
11月に発表された世論調査では、政府の対応を評価する人の方が多かったのである。(~_~;)
『菅政権の新型コロナウイルス対策については、「評価する」は34%、「評価しない」が27%、「どちらとも言えない」が39%だった。安倍政権の新型コロナ対策は、9月8日の前々回調査では「評価する」が29%で、「評価しない」47%を大きく下回っていた。「どちらとも言えない」は24%だった。(毎日11.7)』
『新型コロナウイルス感染拡大への政府の対応について、「評価する」は50%と今年2月以降で初めて5割に達しました。一方、政府が観光振興策「GoToトラベルキャンペーン」を実施していることについては、「妥当だと思う」が42%、「妥当だとは思わない」が49%と評価が割れています。(JNN11.9)』
『新型コロナウイルスをめぐる政府のこれまでの対応について聞いたところ、「大いに評価する」が5%、「ある程度評価する」が55%、「あまり評価しない」が29%、「まったく評価しない」が5%でした。(NHK11.9)
菅内閣は、できるだけ経済対策を優先したいと考えているだけに、この調査結果を見れば、「今のままの対策を続けても大丈夫」だと思ってしまうことだろう。(ーー)
第一波の緊急事態宣言での混乱を受けて、野党はもちろん、与党の中にも自営業者への休業補償に関して、コロナ特措法の改正や、特別な法律や施策で対応した方がいいという声が出ていたのだが。安倍ー菅政権は動かなかった。(-_-;)
何分にも菅首相の政策理念は「自助、共助、公助」。「自分でできることは基本的には自分でやる、自分ができなくなったら家族とかあるいは地域で協力してもらう、それできなかったら必ず国が守ってくれる。」
まずは、自己責任なのである!(**)
菅首相は13日の時点で新規感染者の急増を認識していたが。コロナ対策の見直しをしない意向を示していた。加藤官房長官も同様である。
『菅義偉首相は13日、国内の新型コロナウイルスの感染状況について「新規陽性者数の増加傾向が顕著になってきている」との認識を示した。
国民に感染対策の徹底を呼び掛ける一方、緊急事態宣言の再発令や「Go To」キャンペーンの見直しに関しては「専門家も現時点でそのような状況にはないとの認識を示している」と述べ、慎重な考えを示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。(略)
国民に対しては「基本的な感染防止対策に努めていただきたい」と協力を求めた。(時事通信20年11月13日)』
『加藤勝信官房長官は記者会見で、都道府県をまたいだ移動に触れ、「自粛を一律に要請する必要があるとは考えていない」と強調。その上で「各自治体と緊密に連携を取り、めりはりの効いた感染拡大防止対策を通じて、感染防止と社会経済活動の両立を図っていきたい」と述べた。(同上)』
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極め付けは、西村経済再生大臣の「(GoTo を利用するかは、国民のみなさんの判断だと思います」という言葉だ。「ともかく国民の自己責任なんだからな!」と言っているのである。(@@)
『西村経済再生相(発言録) 「Go To キャンペーン」についてでありますが、現時点で(新型コロナウイルスの感染者数が急増している)北海道をはじめ、どこかの地域を除外することは考えておりません。地域経済にとっては大きなプラスであり、感染防止策を徹底してもらいながら、両立を図っていくことが大事です。
(「Go To トラベル」を利用して北海道旅行をするかは)国民のみなさんの判断だと思います。現実には感染が広がり、宿泊施設の稼働率も少し下がってきていると聞いています。
もちろん、感染の数が爆発的に増えてくれば、「Go To トラベル」のみならず、全体として経済活動の制約をしていかないと、感染拡大を防げない。そういうことももちろん想定しなきゃいけないわけですが。(記者会見で)(
専門家は、この時点で、もう感染者の数は爆発的に増え始めている、医療体制逼迫してる地域が出始めていると警告していたのだが。<政府に取り込まれた分科会の尾身会長も、懸命に警戒するようにアピールしていたのだが。>
国民やメディアからの批判もさして強まらなかったこともあってか、政府は、動こうとしなかった。(-_-;)
16日になっても、菅首相の方針は変わらなかった。かなり状況が悪化しているにもかかわらず、「Go To キャンペーンは、事業者と利用者がそれぞれ感染対策に気をつけて」と、自助、自己責任ファーストの構えを崩していない。
『新型コロナウイルスの感染拡大が続いているが、感染対策をしっかり講じることを大前提に、旅行や飲食を含めた社会経済活動と両立させて経済を回復させていく。このことが現在の基本的な考え方だ。
「Go To トラベル」で旅行を支援し、のべ4千万人以上の方々にご利用いただき、感染が判明した方は148名。観光関連には全国で約900万人の方々が従事しており、それぞれの地域を守り、我が国が観光立国として生きていくために感染対策などと両立しながら、何とか現状を乗り越える必要がある。
「Go To キャンペーン」は、事業者と利用者がそれぞれ感染対策に気をつけて、うまく活用いただけるように運用していきたい。(観光戦略実行推進会議でのあいさつで)(朝日新聞20年11月16日)』
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そんな中、北海道の感染者が連日200人を超えることになり、医療体制が危機に陥るようになった。
北海道の鈴木知事は、第一波の時に早く緊急体制をとって評価されたのであるが。この半年で、道内の経済、とりわけ飲食、観光業が大きな痛手を被ったこともあり、今回は苦しい状況に追い込まれている。
『鈴木 直道 北海道知事:「本日(11月17日)から11月27日までの集中対策期間において、札幌市においてステージ4相当の対策を行うことといたします。感染リスク回避できない場合には、不要不急の外出及び札幌市外の不要不急の往来を控えていただく」』(UHB20年11月18日)』
ただ、鈴木氏は、もともと菅首相が東京都の職員から、夕張市長、北海道知事にスカウトした人だし。国の方針に配慮したのか、Go To規制や全体の移動制限はせず。道民の判断に委ねることに。
しかも、驚いたことに、鈴木氏は「旅行が不要不急かは個人の感覚だ」とまで言ったのである。^^;
『感染リスクが回避できない場面の例として、人との距離が取れなかったり長時間の会合。さらに5人以上で2時間を超える飲食の場面などを挙げましたが、感染リスクが回避できるかどうかは、北海道民がそれぞれ判断することになります。(同上)』
『「GoToトラベル」については「感染リスクを回避できない場合、旅行は控えてほしい」と述べる一方、「旅行が不要不急かは個人の感覚。ホテルなどは感染防止策を講じている」などとして除外は必要ないとの考えを示した。(毎日新聞20年11月17日)』
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「コロナとインフルは同列」論者の人が、インフルでも何千人も死ぬのだから、コロナで死ぬ人が少し増えたからと言って、緊急事態宣言などすべきでないと言っている。
菅内閣の中には、本当は危険だと認識している人も少なからずいるかも知れないのだけど、できる限り拡大防止策よりも経済政策を進めて行こうとしているのが見え見えだし。もし国民やメディアが強く批判せず、世論調査で評価を行なう限りは、多少の犠牲が増えても、国民の自己責任に任せて、国としてはこれと言った拡大防止策はとらずに、経済対策に力を入れるのかもな~と嘆いているmewなのだった。_(。。)_
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