【全豪テニス出場のため、豪州にはいった錦織圭、ダニエル太郎が、コロナ禍のため、ホテルの15日頃から、ホテルの部屋に隔離(ある意味で)軟禁されている。(~_~;)
大会側は、世界何十箇所からチャーター機を用意。選手たちはそれで豪州入りするルールになっていたので、錦織はロス、ダニエルはドバイからのチャーター機に搭乗したのだが。彼らの乗った飛行機に、それぞれ陽性者がいたことが判明。陽性者と同乗した72人の選手が、感染拡大防止のため、ホテルの部屋で2週間待機することを要請されたからだ。(゚ロ゚)
2人とも陽性でないにもかかわらず、廊下に出ることさえできず。大会前なのに、2週間、部屋の中で、簡単なトレーニングや素振りぐらいしかできないという。食事もホテルから配られた質素なものらしい。<他の選手は1日に5時間、コートで練習できるため、不公平だとの抗議活動が始まっていると報じられていた。>
錦織は、昨年、全米に出場するためNYに行ったものの、コロナに感染して出場辞退することに。で、今度は全仏前に軟禁されることになり、ついていないな~という感じ。本人は動画で元気な様子&仕方ないと割り切って、まあまあ前向きな姿勢を見せていたのだけど。<ダニエルは、紙袋で配られた粗食を示して、ちょっと不満そうだったかな?(笑)>今2人とも復活をかけている年度のスタートとなるだけに、何とかこの困難をしのいで欲しい。o(^-^)o】
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さて、まずは、20日の新型コロナウィルスの感染者の情報を。
東京の新規感染者が1274人。水曜日で見ると944→1591→1433→1274人とピークを過ぎたような感じがあるのだけど。何と17日の検査数が2690件しかなかったとのこと。<17日以外に検査を受けた人も少し含まれているかも知れないのだけど。むしろスゴイ陽性率かも?(~_~;)>
18日は1万件ぐらいの検査数があったようなので、今日21日(どんと数が増える木曜日)の感染者数が重要になる。(**)
全国の新規感染者は5550人。こちらも水曜日だけで見れば、少~しずつ下落している傾向にあるのだが。こちらも数が増える木金土の数字に注目する必要がある。<8日の緊急事態宣言の効果が出ているかどうか、この数字が大きな参考になる。(・・)>
ただ、昨日も書いたように、感染者が急増してから1~2週間立っていることから、重症者、死者の数がどんどん増えているのが気がかりなところ。重症者は前日より13人増えて1014人、死者も92人出ており、東京をはじめ重症者の多い病院では、通常診療に支障を来たすようになっている。_(。。)_
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そんな中、昨日20日、衆院で代表質問がスタート。(++)
立民党の枝野代表が、コロナの感染拡大に関して、「都合の悪い情報を無視、過小評価することを『正常性バイアス』という。根拠なき楽観論で対応が遅れたと言わざるを得ない」「人災だ」と批判したのだが。
何と菅首相は、しゃーしゃーとした顔で「根拠なき楽観論に立って対応が遅れたとは考えていない」と言いやが・・・もとい、反論の原稿を読み上げており、反省が見えず。(`´)
しかも、何と自民党の二階幹事長がNHKの番組で、「政府にケチつけるな」と脅しやが・・・けん制したというのである。(゚ロ゚)
まあ、首相の立場としては、誤りや過ちは認めにくいところもあるかも知れないのだけど。<菅くんの場合は失敗を認めたら、身内の自民党からも批判を受けたり、「菅おろし」が激しくなったりしそうなので尚更に。^^;>
ともかくしばらく(少なくとも何ヶ月かは?)菅政権は続く以上、早くコロナ感染を収束させるために、(たとえオモテに出さなくても)きちんと過去の対応の検証、反省をして欲しいし。野党の声にも耳を傾けて欲しいところ。
これは本当に国民の命、生活がかかっている問題ゆえ、安倍政権の「不都合な情報にはフタをする」「自分は間違っていないと言い続ける(or思い込む?)」という最悪のやり方だけは踏襲して欲しくない。(**)
『首相「コロナ対応の遅れ全くない」 枝野氏「根拠なき楽観論」指摘に 衆院代表質問
菅義偉首相の施政方針演説など政府4演説に対する各党代表質問が20日、衆院本会議で始まった。首相は新型コロナウイルス感染症への政府の対応について「根拠なき楽観論に立って対応が遅れたとは考えていない」と述べた。立憲民主党の枝野幸男代表への答弁。枝野氏は、首相が「GoToキャンペーン」にこだわって対応が遅れたと指摘し、「都合の悪い情報を無視、過小評価することを『正常性バイアス』という。根拠なき楽観論で対応が遅れたと言わざるを得ない」と質問していた。
枝野氏は現状を「感染爆発と呼ばざるを得ない」とし、1月7日の緊急事態宣言発令について「私たちは昨年12月18日には決断すべきだと提案していた。なぜこんなに後手に回っているのか」と追及した。首相は「専門家のご意見もうかがいながら判断してきた」と繰り返し強調し、対応の遅れを真っ向から否定した。
2020年度第3次補正予算案にGoToトラベルの延長経費1兆円が含まれていることに関し、枝野氏は「ピント外れの極みだ」と批判し、感染症対策に組み替えるべきだと質問。首相は「雇用や事業の支援に加え、予備費を確保している。組み替えなくても拡大防止に十分だ」と組み替えを否定した。「緊急事態宣言に基づき、強力な対策を講じることで何としても感染拡大を食い止める決意だ」とも語った。(毎日新聞21年1月20日)』
『立憲民主党・枝野代表:「今回の感染拡大は、政治によって引き起こされた“人災”と言っても過言ではない。“withコロナ”ではなく“zeroコロナ”を目指す方向へと転換することを提案する。まずは徹底した感染の封じ込めに取り組み、その間は十分な補償と給付で支える。このことで結果的に経済を最も早く立ち直らせることにつながる。これこそが、取るべき基本戦略だと思いますが、いかがでしょうか」
菅総理:「これまでも感染状況等を注視しつつ、専門家のご意見もうかがいながら、対策の判断を行ってきた。ご指摘のように根拠なき楽観論に立ち、それによって対応が遅れてきたとは考えていない」(ANN21年1月20日)』
『第3次補正予算案について、野党側は「コロナ対策を優先すべき」として、組み替え動議を提出する方針です。
立憲民主党・枝野代表:「GoToキャンペーンについて、年度内の追加予算を計上しているのはピント外れの極みであります。少なくともGо Tоキャンペーンの追加予算は削除して、感染症対策に振り替えるべきです」
菅総理:「3次補正予算では、病床の確保、雇用や事業の支援に加え、コロナ予備費を確保しており、『GoToキャンペーン』の予算の組み替えを行わなくても、新型コロナ感染症の拡大防止策に十分な予算を確保している」
菅総理は、組み替えは必要ないとの考えを示しました。(同上)』
しかも、19日放送のNHK「クローズアップ現代」で、自民党の二階幹事長が「政府にケチをつけるな」と発言したことを知り、唖然とさせられた。(@@)
自民党TOPがこのように独裁支配的な政権運営を容認するようでは、日本の民主主義はますます後退してしまうし。与野党で協力してコロナ対策を行うことも難しくなってしまうだろう。(-"-)
『二階幹事長のある発言に批判が殺到している。それは二階幹事長が単独インタビューに応じた19日放送の『クローズアップ現代+』(NHK総合)でのこと。
序盤、インタビュアーを担当した武田真一キャスターがNHKの世論調査で菅義偉首相(72)の不支持率が支持率を上回ったことについて触れると、二階幹事長は、
「これは、みんなやり場がないんですよ。この今の状況を。どこにぶつけていきますか。野党の某政党に『責任はお前の政党にあるよ』と言ってみたってしょうがないじゃないですか」
と、好転しない新型コロナへの“怒り”を国民が政府に転嫁しているという持論を展開。さらに水際対策や緊急事態宣言の発令タイミングなどが「後手後手」と批判を浴びていることについて、武田キャスターが「政府の対策は十分なのか。さらに手を打つことがあるとすれば何が必要か」と質問すると、二階幹事長は語気を強めながらこう答えた。
「それじゃあ、他の政党が何ができますか。他の政治家が何ができますか。今、全力を尽くしてやっているじゃないですか。いちいちそんなケチつけるもんじゃないですよ。与党になっていればいい時ばかりではないんですよ。いかなる時も与党は与党としての責務を果たさなければならない」
政府の新型コロナ対策への批判を“ケチ”と一蹴した二階幹事長の発言にはSNS上で批判が殺到した。
《NHKのクローズアップ現代で、二階幹事長「(政府に対して)いちいちケチをつけるもんじゃない」国民の切実な声を「ケチをつける」と思う人が政治の中心にいるとは。引退してください》
《「国民のために働く」と掲げながら国民の声に対して「ケチをつけるな」と一蹴。これが自由民主党です》
《いちいちケチつけるな、か。何様だ。一生懸命やってれば許されるのか。税金で食ってて王様か。だいたい日本語汚い。親でも上司でも先輩でも町内会長でも腹立つのに政治家にこう言われるとは。民主主義使えば良いんだよね。次の選挙まで忘れちゃいかん》
政府は、国民からの正当な批判を“ケチ”と認識しているところをまず改める必要があるのではないだろうか――。(女性自身21年1月20日)』
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菅首相は派閥に属しておらず、まずは二階幹事長(&二階派)の支持を得ることで、総裁選に勝ったことおあり、二階氏には恩義を感じている部分が大きい。
それもあってか、Go To トラベルがなかなか停止できなかった&政策を延長するための補正予算を1兆300億円もとったのは、全国旅行業協会の会長を務める二階氏に配慮したからだと言われているし。
インフラ建設利権を手にした二階氏が主張する国土強靭化推進のため、1兆3600億円も確保したし。支持率が落ちた今、二階氏の影響力がかなり大きくなっているようにも見える。
コロナの感染拡大が進んでいる中、政局になるのは決して望ましいことではないのだが。
日本国民の命や生活、そして民主主義を守るためには、「菅&二階政権」を一日も早く終わらせるのが望ましいかな~と思いつつあるmewなのだった。(@_@。
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