【全豪テニスOP、日本選手の初日の結果を・・・。男子は、錦織圭のほか、西岡良仁、杉田祐一、内田靖崇、ダニエル太郎が出場。GPに5人も出られること自体、日本の男子テニス界としては大きな進歩なのだけど。何と初日に5人とも1回戦を戦うことになって(それ自体、珍しいかも)。で、各セットで見るとかなり頑張った選手もいるのだけど、ここぞという時にポイントがとれず。5人とも1回戦敗退してしまうという哀しい結果に終わってしまった。(ノ_-。)<錦織の試合については、また後日。>
女子は、第3シードの大坂なおみがしっかりと1回戦を勝ち上がったのだけど。残る3人のうち、日比万葉、土居美咲が1回戦敗退。今日、最後に残った日比野奈緒が1回戦に登場する。ガンバ!o(^-^)o
錦織圭● 5-7、6-7(4)、2-6 〇P・カレノブスタ(スペイン)[15]
西岡良仁● 7-6(3)、1-6、1-6、1-6 〇P・マルチネス(スペイン)
内山靖崇● 3-6、4-6、7-6(3)、3-6 〇U・アンベール(フランス)[29]
杉田祐一● 6-3、1-6,1-4RET 〇B・トミック(オーストラリア)[Q]
ダニエル太郎[LL]● 6-7(1)、6-7(3)、4-6 〇M・クレッシー(アメリカ)
大坂なおみ[3]〇 6-1、6-2 ●A・パブリチェンコワ(ロシア)
土居美咲● 2-6、1-6 〇A・トムヤノビッチ(オーストラリア)
日比万葉[Q]● 6-7(2)、4-6 〇A・シュミエドロワ(スロバキア)[LL]】
<LLはラッキールーザー。予選で負けたけど、出場が決まっていた選手の欠場によって繰り上がり出場した選手。>
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今朝、NHKの報道番組「ニュースウオッチ9」の有馬嘉男キャスター(55)が3月いっぱいで番組を降板するという記事が。
これを見て、「え~~~っ。本当に降板させちゃうの~?」と唖然とさせられた&「これはアブナイ!」と思ったので、今回は急遽、予定を変更して、その件に関する記事を。(**)
昨年10月26日、臨時国会の初日、菅首相が「ニュースウォッチ9」に生出演をした。
その際、有馬キャスターが、当時、大きな問題になっていた日本学術会議の新会員拒否の件に関して、菅首相に(都合の悪い?)質問を何回かぶつけたことろ、首相がムッとした不快そうな表情で「説明できることとできないことってあるんじゃないでしょうか」と強い調子で言って、質問を遮る場面があったのだ。(・o・)
『その翌日、報道局に一本の電話がかかってきた。
「総理、怒っていますよ」「あんなに突っ込むなんて、事前の打ち合わせと違う。どうかと思います」
電話の主は、山田真貴子内閣広報官。お叱りを受けたのは、官邸との「窓口役」と言われる原聖樹政治部長だったという。(週刊現代 20.11.15)』
しかも、このあと(つい先週にも)、有馬キャスターが降板させられるのではないかと案ずる記事が出ており、mewは「まさか、また国谷カスターの時のように、気に食わないキャスターを降板させるのか」と懸念していたのである。(~_~;)
『「NHKのニュースキャスターが、また政権に飛ばされるみたいよ」
そんな話が2020年12月、世間を飛び交った。『週刊文春』の報道がきっかけだ。「また」というところが情けない。話題の主は、NHKの看板ニュース番組「ニュースウォッチ9(ナイン)」の有馬嘉男キャスター。2020年10月の放送で生出演した菅首相に対し、学術会議問題で切り込んだのが原因だとささやかれている。最終的にどうなるかは、まだわからない。(HARBOR BUSINESS Online21年2月2日)』
この件は、昨年11月に『菅官邸、NHKにクレーム電話か~菅への不都合な質問に怒る?+メディア支配に国民が怒るべき』という記事にも書いたのだけど・・。https://mewrun7.exblog.jp/29262831/
NHKにクレームが来たという記事を読んで、16年に「クローズアップ現代」の国谷裕子キャスターが(おそらくは官邸の圧力&NHKの忖度によって)、降板させられた時のことを思い出した人は少なからずいたことだろう。(ーー)
14年7月、当時は官房長官だった菅義偉氏が、主に安保法制の説明をするために「クロ現」に出演。その際、国谷キャスターが集団的自衛権行使の解釈変更に関して、最後まで食い下がって質問を続けていたところ、菅長官が不快に思ったようで・・・。
番組終了後に菅官房長官に同行していた秘書官が「いったいどうなっているんだ」とクレームをつけたほか、数時間後、再び官邸サイドからNHK上層部に「君たちは現場のコントロールもできないのか」と抗議が入ったとのこと。
『数時間後、再び官邸サイドからNHK上層部に「君たちは現場のコントロールもできないのか」と抗議が入ったという。局上層部は『クロ現』制作部署に対して「誰が中心となってこんな番組作りをしたのか」「誰が国谷に『こんな質問をしろ』と指示をしたのか」という"犯人探し"まで行ったというのだ。・・・「放送が終わったあと、国谷さんや番組スタッフは居室(控室)に戻るのですが、この日、国谷さんは居室にもどると人目もはばからずに涙を流したのです」(フライデー 2014年7月25日号より)』
そして、国谷キャスターは、視聴者やメディア関係者から、それ相当の支持や評価を得ていたと思うのだが。結局、16年に番組を降板させられることになったのである。(-_-;)
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安倍ー菅官邸&自民党は、TV各局の番組をチェックして、メディア支配を強めており、直接or有縁的にクレームがつくことが何度もあったと言われている。(-"-)
これは自由&民主主義の根幹である憲法の「報道の自由」を侵す行為なのであるが。安倍ー菅政権は、(中国や北朝鮮を批判しながら)自分たちは独裁支配性の強い国家主義の政権運営を強めて行っていた。
安倍第一次政権(06~7年)の時も、TV局を統括する総務大臣を務めていた菅氏が、NHK(国際)に対して放送命令を出したり、安倍首相が自分と懇意の富士フィルムの古森重会長をNHKの経営委員に選んだりして、NHKへの圧力、支配性を強化していたし。
第二次政権では、高市早苗総務大臣が「行政が何度要請しても、全く改善しない放送局に何の対応もしないとは約束できない」と、民放TVに圧力をかける発言をすることもあった。(-"-)
安倍&自民党政権があれこれ文句をつけたこともあり、国政選挙前の選挙に関する報道の時間も、TVでの党首討論の回数もかつての半分以下に減ってしまったりもした。(ノ_-。)
そして、もし政府与党が「報道の自由」を抑圧するような政権運営を続けるようでは、本当に「日本の民主主義がアブナイ!」のである。(@@)
でもって、mewは有馬氏の降板情報はデマであるようにと願っていたのだが。今朝、何故か2つのスポーツ紙に、有馬降板のニュースが出ていたのである。(-_-;)
『NHK「ニュースウオッチ9」有馬キャスター、3月いっぱいで降板…昨年、菅首相とのやりとり話題に
NHKの報道番組「ニュースウオッチ9」(月~金曜後9・00)の有馬嘉男キャスター(55)が3月いっぱいで番組を降板することが8日、分かった。ロマンスグレーに眼鏡がよく似合う、知的でおしゃれな外見と安心感のある語り口で人気だったが、3月末までの出演で番組を去ることが局内で決定した。
今春の有馬氏の去就が注目を集めていた。昨年10月に菅義偉首相が番組に生出演した際、当時、臨時国会で焦点となっていた日本学術会議問題について直接質問。この時、菅首相が不快そうな表情で答えたこともあって、このやりとりについて、週刊誌が「事前の打ち合わせにない質問をして官邸を怒らせ、今年度で番組降板か」と報道。「官邸の圧力があるのか」と話題となっていた。
そうした中で決まった降板。NHK関係者は「実は降板報道以前に内々では決まっていたことで、官邸の圧力によって降板したわけではない」と語る。別の関係者は「前任の大越健介キャスターは5年、さらにその前の河野憲治キャスターは2年。有馬氏は2017年から4年だった。BS国際報道、ニュースチェック11を含めると有馬氏は7年キャスターを務めており、本人と局側の話し合いで今年度で“任期満了”の形になっていた。菅首相への質問は今回の降板には関係がない」としている。
共演する和久田麻由子アナウンサー(32)は続投。有馬氏の後任には、国際報道に携わっていた元ワシントン支局長の田中正良氏が就くもようだ。
◆有馬 嘉男(ありま・よしお)1965年(昭40)6月25日生まれ、山口県出身の55歳。上智大卒。90年にNHK入局。経済部、国際部を経て、フランクフルト支局長、シンガポール支局長を歴任。帰国後は経済部で金融キャップを務め、日銀やリーマン・ショックを取材。14年から2年間はBS1「国際報道」、16年から1年間「ニュースチェック11」のキャスターを務めた。血液型O。(スポニチアネックス21年2月9日)』
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まあ、それはNHKが「官邸の意向でor官邸を忖度して降板させます」と言うはずもないのだが・・・。
mewが菅官邸やNHK関係者だったら、昨年のクレームと関係なく降板の話が出ていたとしても、「いかにも官邸がらみで」と見られる時期は避けて、もう少し後にすると思うのだけど。こういう風に「あからさま」な感じで降板させると、他局の報道番組のキャスターやスタッフへの牽制球になるのかな~と思ったりもして。<今年は衆院選もあるしね~。(~_~;)>
しつこく書いてしまうのだが。憲法の「表現の自由」やそこから派生した「報道の自由」は、メディアが政治権力を監視して、主権者である国民に情報や意見を提供することが民主主義の根幹となる重要な行為ゆえ、強く保障されているわけで。
もしこれ以上、TV局が官邸や自民党の顔色を見ながら、官邸や与党に不都合な報道、疑問や批判を呈する報道を控えるようになったら、日本の民主主義はどんどん破壊されて行ってしまい、まじでアブナイ国になってしまうおそれがあるのだ。(-_-;)
それゆえ、前回も書いたのだけど。今回のように「政府のメディアへの圧力&キャスターの降板」のような報道が出た場合は、日本のメディアや国民は、もっと真相を追及したり、怒ったりする姿勢を示さないといけないのではないかと思うmewなのである。(@_@。
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