何か今日は、以前に書いた記事の続報を含め、書きたいニュースがたくさんある。いくつ書けるかな?(@_@。<やっぱ、続報優先かな?>
まずは、11日にアップした『内閣参与の「さざ波」発言や豊田のIOC等の分析から、国会の答弁不能の菅内閣の姿勢が見える』の続報から。
昨日24日、菅首相が内閣官房参与に登用していた経済学者の高橋洋一氏(65)が、自ら退職したことが官邸から発表された。(・・)
高橋氏は財務官僚時代、竹中平蔵氏の下で郵政民営化など新自由主義的な政策を推進した人。その後、橋下徹氏が大阪維新のブレーンに採用し、大阪市の特別顧問を務めている。
竹中信奉者の菅首相は、昨年9月から経済政策のブレーンとして、もともと懇意だったらしい高橋氏を内閣参与に起用していた。(-_-)
<08年に「霞が関埋蔵金」が存在すると主張。その後、09年3月に「豊島園 庭の湯」の脱衣所のロッカーから現金や腕時計など約30万円を盗んだ容疑で書類送検されたことがあったのだが。当時は、誰かの陰謀かというウワサが飛んでいたりもした。(~_~;)>
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高橋氏は、これまでもツイッターや動画その他で、結構、好き勝手なことを言ってたのだが。
今月9日、日本のコロナ感染状況を他国と比較したグラフを載せて、「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」とツイートしたことが反感を買うことに。「高橋洋一内閣官房参与の更迭を求めます」というハッシュタグがトレンド入りしたほどだった。(-"-)
さらに今月21日、今度は日本のコロナ対策の行動制限の程度を他国と比較したグラフを載せて「日本の緊急事態宣言といっても、欧米から見れば、戒厳令でもなく『屁みたいな』ものでないのかな」とツイートし、さらなる批判、反発を受けることに。
自らツイったー上で謝罪し、ツイートを訂正。官邸に辞職を申し出たという。(++)
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『菅義偉首相(72)はワクチンの大規模接種会場を視察後、報道陣に「本人から『大変申し訳ない、訂正したい』とお詫(わ)びがあった。その中で『これ以上、迷惑をかけることはできない』ということで、辞任された。大変反省をしておられた」と説明した。
立憲民主党の枝野幸男代表(56)は24日の党会合で「辞めて済む話ではない。とんでもない人にアドバイザーになってもらっていた菅首相の見識が問われる」と批判した。(スポーツ報知21年5月24日)』
高橋氏のツイートの表現には、日本国民を小バカにしている感じがあって、政府のメンバーとして許容されるものではないと思うし。こんな見方の人をアドバイザーにしていたら、菅首相も国民の感覚、考えがわからなくなると思うので、今回の退職は当然だと考える。(・・)
ただ、7割がた考え方は合わないものの、学者としてTVなどで話すのをきくと、かなり見識がある(勉強している)し、頭もいい感じ。(自分の頭のよさに溺れてるのかも?^^;)
高橋氏の「さざ波」論も「屁」論は、海外の人(IOCや他国の政府など)が、日本の状況を見て「たいしたことない」と思ってるのかもな~ということを想像し得るという面では、参考になるかも知れない。<この辺りはまた機会があったら書きたい。>
話は変わって・・・。18日の『赤木ファイルに公務機密?+二階が河井への1.5億円に関与していないと発言。安倍へのけん制か』の二階発言の方の続報を。
19年の参院選で、河井案里氏が自民党の候補として広島選挙区に立候補して当選した。<案里氏は、安倍首相(当時)と懇意の衆院議員・河井克行氏の妻。安倍首相は選挙前に7度も河井氏と面会。自分の秘書数人を選挙支援に送っていたという。>
しかし、選挙後間もなく、克行氏が主になって県の主張や議員などに現金を配って、買収行為をやっていたことが発覚。また、自民党が、選挙前に活動資金として、他の候補者の10倍に当たる1億5千万円を河井夫妻が関わる支部に送金していたことも判明した。(・o・)
果たして、自民党の誰が1億5千万円もの金額を送ることを決めたのか。また、この資金は何に使われたのか。買収行為にも使われてたのか。
自民党の広島県連が説明を要求。一般国民も是非、知りたいところなのだが・・・。
当初、二階幹事長は「自分は関与していない」と発言。林幹事長代理が、選対委員長だった安倍盟友の甘利明氏の関与を示唆したのだが、甘利氏も「1ミリも関与していない」と否定したことから、「じゃあ、一体、誰が?」という疑問が飛び交うことになった。(~_~;)
<おまけに18日の会見で、二階氏のコバンザメ的側近の林幹事長代理が「色々、幹事長が発言しているんだから、根掘り葉掘りね、あまり党の内部のことまで、踏み込まないでもらいたい」として二階氏への記者の質問を遮ったため、反感を買っていた。(-"-)>
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そんな中、昨日になって二階幹事長が急に、自分と総裁に責任があると言い出したという。
『「組織の責任は総裁と幹事長」 二階氏、1.5億円投入で
自民党の二階俊博幹事長は24日の記者会見で、2019年参院選広島選挙区の買収事件で有罪が確定し、当選無効となった河井案里氏陣営に対する1億5千万円の党資金投入を巡り「党全体を統括しているのは総裁と幹事長だ。組織上の責任はわれわれにある」と述べた。
会見に同席した二階氏側近の林幹雄幹事長代理は、選挙前の党の情勢調査に基づき、資金を支出する重点選挙区を決めていると説明。「個別の誰に(資金提供する)ということではない。ただ、党務全般の責任、最終責任は幹事長が負っている」と語った。
二階氏は17日の会見で「私は関係していない」と明言していた。(共同通信21年5月24日)』
ここで大切なのは、二階幹事長が自分だけではなく、「総裁と幹事長に責任がある」として、当時の安倍首相にも責任があると発言したことだ。(++)
この辺りのことも、また追々書きたいのだが。二階氏は菅首相に最も近い支持者として、党内で勢力をふるっているのだが。近時、支持率の低下によって「菅、二階おろし」の動きが見えて来ている。(~_~;)
しかも、最近は、安倍前首相がオモテにしゃしゃり出るようになって、アレコレ発言して影響力を及ぼそうとしていて。それこそ、「安倍再々登板」の声まで出始めているほど。
また、安倍氏が属していた党内最大派閥の細田派の議員、安倍氏とタッグを組んでいる麻生副総理&麻生派の議員の言動が盛んになっていることから、二階幹事長は、何とか安倍氏&周辺の動きを抑えたいのではないかと思われ・・・。
今回の発言は、その先制パンチ(ジャブぐらい?)なのではないかと察する。(@@)
『二階発言の狙いは、疑惑再燃で安倍氏の再々登板の動きを牽制することにあるとみられている。二階派議員が語る。
「安倍さんは森友、加計学園問題に続いて、桜を見る会問題では国会で100回以上ウソの答弁をするなど、多くの負の遺産を残して退陣した。今さら再々登板なんて時計の針を戻すようなことはできない。安倍出馬となれば党内に大きなハレーションが起きる」(NEWSポストセブン・21年5月25日)』
そして、20日にアップした『愛知リコール偽造署名事件で元維新の団体幹部が逮捕ー会長の高須、先導した河村市長の責任は?』の続報を・・・。
愛知県では、高須クリニックの高須克哉院長と河村たかし名古屋市長が先頭に立って呼びかける形で、大村知事の解職請求(リコール)のための署名集めが行なわれていて。高須氏が会長を務める団体(「お辞め下さい大村秀章愛知県知事 愛知100万人リコールの会」が、40万票以上の票を集め、県の選挙管理委員会に名簿を提出をした。
しかし、その名簿の署名の8割がたは、本人の署名ではなく、団体が雇ったアルバイトが、関係のない名簿から名前を写したものであった上、押印も同じ人が多数の母印を押していたことが判明。
団体の事務局長だった田中孝博氏(元・維新)とその妻や次男、団体幹部の渡辺美智代氏の4人を地方自治法違反(署名偽造)の疑いで逮捕された。(・o・)
また、この偽の署名集めには1500万円の費用がかかっていたとのこと。この出所がどこなのかも、まだわからないままだ。(-_-)
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この署名偽造事件に関して、高須氏は「自分は全く知らなかった。関与していない」と言っていたのだが。
高須氏の秘書が、署名の押印(母印押し)を手伝っていたことが発覚することに。<高須氏は「知らなかった」と怒り、すぐに解雇したとか。>
また、田中事務局長が「高須氏は佐賀(署名偽造バイト)のことを知っている」と話していたという報道も出ている。^^;
『新たに判明したのは運動を主導した高須院長の女性秘書の存在です。女性秘書は田中容疑者ら数人と名古屋市内の公共施設で署名簿へ不正に指印していた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。
リコール運動を主導・高須克弥院長:「『そういう悪いことをしていたのか?』って言ったら、『その通りです』って言って、『馬鹿ものー』って言って『クビだー』って言って」「(Q.(最終的に)解雇は?)解雇ですか?解雇はしていません」「(Q.(不正に関して)高須院長は指示をされていた?)全くしていません、全くです。丸投げですから、事務局長に。僕が最終責任者だけど、もう腕を振るってくれということで全部、丸投げですんで。責任は僕が取ります」(ANN21年5月20日)』
『関係者によると、佐賀市での署名偽造を巡っては、田中容疑者の依頼で名古屋市の広告関連会社が下請け会社を通じアルバイトを雇い、20年10月下旬に行われた。田中容疑者はこの頃、周囲に「佐賀でのことは高須さんに伝えている」と説明していたという。
田中容疑者のこの発言について、高須氏は取材に「全くのうそ。そういうことは全く相談されていません」と否定。署名収集活動に関しては田中容疑者に初めから全部任せていたとし、「僕にお伺いを立てたら参謀で雇っている意味がない。明確なうそです」と話した。(略)
高須氏に言及する田中容疑者の発言を聞いた関係者は「高須さんの名前を出すことで(佐賀での署名偽造は)大丈夫と安心させたかったのか」と話した。(毎日新聞21年5月21日)』
ただ、愛知県警は昨日、『運動を率いた美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長の名古屋市内の関係会社を地方自治法違反(署名偽造)の疑いで家宅捜索した』とのこと。
高須氏は大変な病気と闘っている身なので、その点に関しては元気にガンバって欲しいと思っているのだけど。ただこれは民主主義を冒涜する悪質な犯罪であるだけに、河村市長も含めて、果たして全く署名偽造のことを知らなかった&関与していなかったのか。責任はとらなくていいのか・・・正直なところ、疑念を抱いているmewなのである。(@_@。
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